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蒋 景彩
徳島大学
2024年11月15日更新
- 職名
- 教授
- 電話
- 088-656-7346
- 電子メール
- jiang@ce.tokushima-u.ac.jp
- 学歴
- 1983/7: 河海大学 (中国南京市) 応用地質系 卒業
1983/7: 河海大学(中国南京市) 岩土工程系(建設工学科に相当) 卒業
1986/6: 河海大学 (中国南京市) 大学院工学研究科 岩土工程系 修士課程修了
1986/6: 河海大学(中国南京市)大学院 岩土工程系 修士課程修了
1996/3: 徳島大学大学院 工学研究科 生産開発工学専攻 博士課程単位修得退学
1997/3: 徳島大学大学院工学研究科 博士課程 修了 - 学位
- 博士(工学) (徳島大学) (1997年3月)
- 職歴・経歴
- 1986/8: (中国)南京水利科学研究院 技師
1996/4: 徳島大学 助手,工学部建設工学科
2007/4: 徳島大学助教 (大学院ソシオテクノサイエンス研究部)
2008/4: 徳島大学准教授(大学院ソシオテクノサイエンス研究部)
2008/9: 徳島大学 大学院先端技術科学教育部博士後期課程担当 D○合
2016/4: 徳島大学准教授(大学院理工学研究部)
2017/4: 徳島大学准教授(環境防災研究センター,理工学部理工学科併任)
2021/4: 徳島大学准教授(環境防災研究センター副センター長併任)
2021/7: 徳島大学教授(環境防災研究センター)
2021/7: 徳島大学教授(大学院創成科学研究科理工学専攻併任,理工学部理工学科併任)
- 専門分野・研究分野
- 地盤工学 (Geotechnical Engineering)
2024年11月15日更新
- 専門分野・研究分野
- 地盤工学 (Geotechnical Engineering)
- 担当経験のある授業科目
- グローバルコミュニケーションB (大学院)
プレゼンテーション技法(D) (大学院)
プロジェクト演習 (学部)
プロジェクト総合演習 (学部)
リスクコミュニケーション (大学院)
危機管理学 (大学院)
国際先端技術科学特論A (大学院)
国際先端技術科学特論B (大学院)
土質力学2及び演習 (学部)
地盤工学 (学部)
地盤環境設計特論 (大学院)
基礎解析演習 (学部)
斜面減災工学特論 (大学院)
理工学概論 (共通教育)
社会基盤実験実習 (学部)
社会基盤設計演習 (学部)
科学技術論E (大学院)
自然災害のリスクマネジメント (学部)
行政・企業防災・危機管理実務演習 (大学院)
防災・危機管理実習 (大学院)
防災危機管理実習 (大学院) - 指導経験
- 32人 (学士), 11人 (修士), 3人 (博士)
2024年11月15日更新
- 専門分野・研究分野
- 地盤工学 (Geotechnical Engineering)
- 研究テーマ
- 地盤災害・地盤防災に関する研究, 巨大地震による広域地盤変動に関する研究, 風水害・地震災害等に関する調査研究, 中国淮河の流域治水及び遊水地利用に関する調査研究, 要配慮者利用施設の土砂災害時の対応 (地震 (earthquake), 豪雨, 地盤防災, 風水害減災, 災害調査, 流域治水) (地盤防災
風水害減災
巨大地震による広域地盤変動等の研究を行っている.各種災害に関する調査研究や中国淮河の流域治水及び遊水地利用に関する調査研究などにも取り組んでいる.)
- 著書
- 丸井 英明, 蒋 景彩, 他 :
地震地すべり-地震地すべりプロジェクト特別委員会の総括編-,
社団法人日本地すべり学会, 東京, 2012年2月.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.3313/jls.49.150
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.3313/jls.49.150
(DOI: 10.3313/jls.49.150) 蒋 景彩 :
斜面の安定・変形解析入門-基礎から実例まで-,第3章 斜面およびすべり面の土の強度,土質定数の決め方,3.1.3 逆解析による方法,
社団法人 地盤工学会, 東京, 2006年8月. N. Yagi, Takuo Yamagami and Jing-Cai Jiang :
Slope Stability Engineering (Proceedings of the International Symposium on Slope Stability Engineering),
A.A.Balkema Publishers, Nov. 1999. - 論文
- Tsunataka Furuya and Jing-Cai Jiang :
Estimation of slip surfaces using the results of groundwater logging in fracture zone landslides,
Engineering Geology for a Habitable Earth: IAEG XIV Congress 2023 Proceedings, Volume 2: Geohazard Mechanisms, Risk Assessment and Control, Monitoring and Early Warning, Sep. 2023., Vol.Vol.2, 101-106, 2023.- (キーワード)
- fracture zone landslides / failure surface, / groundwater / salt logging / magnetic susceptibility
令和2年7月豪雨による熊本県芦北町の浸水被害と学校及び保育施設の事業継続,
土木学会論文集F6(安全問題), Vol.78, No.2, I_165-I_176, 2023年.- (要約)
- 令和2年7月豪雨では芦北町を流れる佐敷川等が氾濫し,町中心部で1500世帯を超える住戸被害が発生した.この水害で佐敷川沿いに立地する小,中学校や保育施設では0.1∼1.6m浸水し,休校・休園を余儀なくされた.水害直後の2020年7月中旬から2021年3月に計3回,浸水痕跡調査とRTK-GNSS測量を実施し,計43地点で浸水深と標高の調査を実施した.また,2021年12月に教育委員会及び保育所を訪問し,事業継続方法と課題についてインタビューした.主要な河川である佐敷川と湯浦川の両流域を対象に平面2次元洪水氾濫シミュレーションを実施し,浸水過程を分析した.これらの結果をもとに浸水エリアに立地する学校・保育所の事業継続の課題と対策について考察した.
- (キーワード)
- 事業継続 / 洪水災害 / 令和2年7月豪雨 / 学校 / 保育所
- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 118019
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.2208/jscejsp.78.2_I_165
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390857977632343936
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.2208/jscejsp.78.2_I_165
(徳島大学機関リポジトリ: 118019, DOI: 10.2208/jscejsp.78.2_I_165, CiNii: 1390857977632343936) 湯浅 恭史, 宮地 武彦, 蒋 景彩, 上月 康則 :
令和4年台風15号による断水時の透析医療機関等の対応と今後の課題,
土木学会論文集(2023-), Vol.79, No.24, 23-24015, 2023年.- (要約)
- 人工透析治療は,水・電気といったライフラインに大きく依存した治療方法であり,定期的にかつ継続 的に実施する必要がある.そのため災害時にライフラインの途絶があった場合には大きな影響を受けるこ ととなり,それは透析患者の生命の危険につながることとなる.ライフライン事業者はもとより医療機関 でもバックアップ等の災害対策が取られているが,災害時には行政やライフライン事業者との連絡調整な ど様々な対応が必要となる. そこで本研究では,災害による断水時の対応を透析医療機関等が迅速に対応するための教訓を抽出し, 今後の事前対策に活かすことを目的に,令和 4 年台風 15 号での静岡県静岡市清水区での断水による透析医 療機関や水道事業者等に対してインタビュー調査を実施し,実際の対応と影響について明らかにし,これ らから災害時の課題を抽出した.また,今後取り組むべき事前対策等について考察を行った.
- (キーワード)
- 透析治療 / 医療機関 / 事業継続 / 台風 / 断水
- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 119088
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.2208/jscejj.23-24015
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390579830889870208
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.2208/jscejj.23-24015
(徳島大学機関リポジトリ: 119088, DOI: 10.2208/jscejj.23-24015, CiNii: 1390579830889870208) 金井 純子, 中野 晋, 蒋 景彩, 徳永 雅彦, 廣瀬 幸佑 :
令和 2 年 7 月豪雨による芦北町の高齢者施設における避難行動調査,
自然災害科学, Vol.41, No.S, 37-43, 2022年.- (要約)
- 令和2年7月豪雨により佐敷川の近くに立地する高齢者施設 C は浸水被害を受けた.高齢者施設 C を対象に,被害状況や避難行動に関するインタビュー調査と氾濫解析を実施した.避難行動と浸水の過程からみて,より安全な避難のタイミングを逃していた.主な理由として,想定外の出来事であったこと,情報が活用されなかったこと,マンパワーが足りなかったこと,浸水の速度が速かったことなどが考えられる.この教訓として,情報を活用した行動計画,夜間の緊急参集体制,複数のパターンによる避難訓練,などが挙げられる.また,高齢者の安全な生活のためには避難確保計画と事業継続計画(BCP)の両方が求められる.一方,広域避難に関する行政上の課題も明らかになった.この課題を解決するためには,自治体や福祉団体による計画策定支援が必要で,介護保険制度の規制緩和,行政手続きの簡略化が望まれる.
- (キーワード)
- 高齢者施設 / 避難計画 / 令和 2 年 7 月豪雨
- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 118046
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1050014016718780928
(徳島大学機関リポジトリ: 118046, CiNii: 1050014016718780928) 中野 晋, 蒋 景彩, 上月 康則 :
逢初川上流部での地形改変と土石流発生との関連性,
河川技術論文集, Vol.28, 397-402, 2022年.- (要約)
- 令和3年7月に熱海市の逢初川源頭部で大規模盛土が崩壊し,深刻な土石流災害が発生した.逢初川源頭部付近で複数行われた地形改変に注目し,これらの地形改変が流出過程に及ぼした影響について数値解析により検討した.地形改変前と後の地形データを用いて令和3年7月豪雨時の雨水流出過程を計算し,逢初川源頭部付近の断面通過水量の比較を行った.その結果,尾根部を削って谷を埋めるなどの宅地造成に伴う地形改変の結果,北側を流れる鳴沢川流域から多量の雨水が逢初川側に流入し,盛土末端部では地形改変前の4倍に達する表流水が通過した可能性があることが明らかとなった.
- (キーワード)
- 土石流災害 / 逢初川 / 地形改変 / 流出過程
- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 117155
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1050012081168320128
(徳島大学機関リポジトリ: 117155, CiNii: 1050012081168320128) 金井 純子, 中野 晋, 蒋 景彩, 徳永 雅彦, 廣瀬 幸佑 :
令和2年7月豪雨による湯浦川の内水氾濫と芦北町の高齢者施設における避難行動,
河川技術論文集, Vol.28, 361-366, 2022年.- (要約)
- 湯浦川の近くに立地する高齢者施設を対象に,被害状況や避難行動等についてインタビュー調査を行った.また,湯浦川の河口付近の氾濫進展状況を数値解析し,施設周辺の浸水過程を再現した.施設職員の証言内容と浸水過程,発表された防災情報を照合することで避難行動の特徴を検証した.職員が少ない夜間の災害対応において,多数の高齢者を少ない職員で避難誘導するには限界があるため,夜間を想定した避難計画や訓練が重要であることを確認した.さらに,感潮域に位置する高齢者施設においては,避難情報や防災気象情報に加え潮位情報を活用することで夜間帯の行動を回避できる可能性が示唆された.
- (キーワード)
- 避難計画 / 内水氾濫 / 高齢者福祉施設 / 2020年7月豪雨
- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 117156
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1050856506098447360
(徳島大学機関リポジトリ: 117156, CiNii: 1050856506098447360) 湯浅 恭史, 石田 勇貴, 中野 晋, 蒋 景彩 :
平成30 年7 月豪雨被災事例からみる水道施設における浸水被害時の初動対応と事業継続についての考察,
土木学会論文集F6(安全問題), Vol.76, No.2, I_219-I_227, 2021年.- (要約)
- 平成30年7月豪雨では河川氾濫などにより,水道施設に深刻な浸水被害や土砂災害が発生し,周辺地域が長期に断水するケースがあった.水道事業は被災地域の生活に必要なライフラインであることから,給水車などで応急給水を行うが,本格的な水道施設の復旧は地域の復旧に欠かせないものである.また,地域の企業や医療機関などの復旧や事業継続にも不可欠であることから,水道施設の浸水リスク等への事業継続対応は,早期の復旧・復興を考える上で大きな課題となる.本研究では,豪雨災害で浸水被害等のあった水道施設に対し,初動対応から復旧再開までの対応についてヒアリング調査等を実施し,水道施設の被害からの速やかな水道供給と復旧を実現する上で,事業継続の観点から必要な対応や要素について検討を行った.初動対応時から復旧再開に至るまでの目標復旧時間を明確にした上で,複数の事業継続戦略を用いた対応が必要となる.そのために取り組むべき対応や考え方について提言する.
- (キーワード)
- 水道施設 / 洪水被害 / 事業継続 / 平成30年7月豪雨 / 初動対応
- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 117091
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.2208/jscejsp.76.2_I_219
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.2208/jscejsp.76.2_I_219
(徳島大学機関リポジトリ: 117091, DOI: 10.2208/jscejsp.76.2_I_219) Ang Liu, Wenli Lin and Jing-Cai Jiang :
Investigation of the Long-Term Strength Properties of a Discontinuity by Shear Relaxation Tests,
Rock Mechanics and Rock Engineering, Vol.53, No.2, 831-840, 2020.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1007/s00603-019-01945-y
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-85071503344
(DOI: 10.1007/s00603-019-01945-y, Elsevier: Scopus) Ang Liu, Wenli Lin and Jing-Cai Jiang :
Laboratory and constitutive analysis of relaxation tests for time-dependent properties of discontinuities,
Construction and Building Materials, Vol.227, No.12, 1-10, 2019.- (キーワード)
- stress relaxation / discontinuities / asperity crushing/breakage / viscous deformation
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1016/j.conbuildmat.2019.116688
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-85070599097
(DOI: 10.1016/j.conbuildmat.2019.116688, Elsevier: Scopus) Z. G. Qian, A. J. Li, W. C. Chen, A. V. Lyamin and Jing-Cai Jiang :
An artificial neural network approach to inhomogeneous soil slope stability predictions based on limit analysis methods,
Soils and Foundations, Vol.59, No.2, 556-569, 2019.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1016/j.sandf.2018.10.008
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-85062232813
(DOI: 10.1016/j.sandf.2018.10.008, Elsevier: Scopus) An-Jui Li, Zhiguang Qian, Jing-Cai Jiang and Wang C. :
Seismic Slope Stability Evaluation Considering Rock Mass Disturbance Varying in the Slope,
KSCE Journal of Civil Engineering, Vol.23, No.3, 1043-1054, 2019.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1007/s12205-019-0963-8
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-85060127213
(DOI: 10.1007/s12205-019-0963-8, Elsevier: Scopus) Ang Liu, Guanghui Tian, Wenli Lin and Jing-Cai Jiang :
Shear Relaxation Characteristics of Rock Joints under Stepwise Loadings,
Comptes Rendus - Mecanique, Vol.346, No.12, 1179-1191, 2018.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1016/j.crme.2018.09.001
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-85056001720
(DOI: 10.1016/j.crme.2018.09.001, Elsevier: Scopus) Nian Ting-Kai, Jing-Cai Jiang, Wang Fa-Wu, Yang Qing and Luan Mao-Tain :
Seismic stability analysis of slope reinforced with a row of piles,
Soil Dynamics and Earthquake Engineering, Vol.84, 83-93, 2016.- (キーワード)
- Seismic stability / Slope reinforced with piles / Yield acceleration / Stabilizing force / Limit analysis
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1016/j.soildyn.2016.01.023
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.1016/j.soildyn.2016.01.023
(DOI: 10.1016/j.soildyn.2016.01.023) 李 傑龍, 蒋 景彩, 中野 晋 :
南海トラフ巨大地震による四国太平洋沿岸の地盤沈下予測,
21世紀の南海地震と防災, Vol.10, 49-56, 2016年. 大西 一賢, 蒋 景彩 :
進行性破壊を考慮した新しい斜面安定解析法,
日本地すべり学会誌, Vol.52, No.2, 113-122, 2015年.- (要約)
- 極限平衡法の枠組み内で進行性破壊を考慮した新しい斜面安定解析法を開発した.スライス底面ごとに局所安全率を定義し,未知量の増加による不静定問題を,1つの新奇なアイディアを導入して静定化している.荷重を増分的に載荷しつつ最終荷重に至るまで繰り返し計算を進める荷重増分法を適用し,得られた局所安全率の大きさによって進行性破壊の様相をうまく表現することに成功している.なお,本手法によればピーク強度から残留強度への低下現象である軟化現象も考慮できる.本手法を仮想斜面とダム盛土の崩壊事例に適用し,有限要素法の解析結果との比較・検討を行った.いずれの事例も本提案法による破壊域の進展が有限要素法のそれらとほぼ一致した.
- (キーワード)
- 斜面安定解析 / 進行性破壊 / 極限平衡法 / 局所安全率 / 全体安全率
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.3313/jls.52.113
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390282680177150720
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.3313/jls.52.113
(DOI: 10.3313/jls.52.113, CiNii: 1390282680177150720) Ang Liu, Mingrong Shen and Jing-Cai Jiang :
Investigation of the shear stress relaxation characteristics of a structural plane using the isostress cyclic loading method,
Geotechnical Testing Journal, Vol.38, No.2, 219-228, 2015.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1520/GTJ20140049
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.1520/GTJ20140049
(DOI: 10.1520/GTJ20140049) Tsunataka Furuya and Jing-Cai Jiang :
Determination of slip surfaces in fracture zone landslides using oriented borehole core samples,
International Journal of GEOMATE, Vol.8, No.1, 1151-1158, 2015.- (キーワード)
- Oriented Core Sample / Slip Surface / Digital Imaging / Equotip / Magnetic susceptibility / CIELAB
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.21660/2015.15.4280
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1521980705019704576
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-84930251292
(DOI: 10.21660/2015.15.4280, CiNii: 1521980705019704576, Elsevier: Scopus) Jing-Cai Jiang and Tsunataka Furuya :
A Simple Seismic Analysis of Embankment Slopes Stabilized with a Sheet Pile,
Construction Engineering (CE), Vol.Volume 2, 21-24, 2014. 劉 昴, 沈 明栄, 蒋 景彩, 張 清照 :
応力緩和試験結果に基づく岩石亀裂の長期強度決定法,
岩土力学, Vol.33, No.9, 1916-1921, 2014年.- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-84907245557
(Elsevier: Scopus) Kai Zhang, Qing Yang and Jing-Cai Jiang :
Numerical simulation of 2D crack growth with frictional contact in brittle materials,
International Journal of GEOMATE, Vol.3, No.1&2, 339-342, 2012.- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1521699230935346048
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-84905692054
(CiNii: 1521699230935346048, Elsevier: Scopus) Biao Zhou, Xiongyao Xie, Yeong Bin Yang and Jing-Cai Jiang :
A Novel Vibration-based Structure Health Monitoring Approach for the Shallow Buried Tunnel,
Computer Modeling in Engineering & Sciences, Vol.86, No.4, 321-348, 2012.- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-84869811739
(Elsevier: Scopus) 蒋 景彩 :
2008年5月12日四川大地震災害に関する復旧・復興状況の現地調査報告,
21世紀の南海地震と防災, Vol.6, 59-66, 2011年. Tingkai Nian, Jing-Cai Jiang, Shaoshi Wan and Maotian Luan :
Strength reduction FE analysis of the stability of bank slopes subjected to transient unsaturated seepage,
Electronic Journal of Geotechnical Engineering, Vol.16, No.Bundle A, 165-177, 2011.- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-79251517057
(Elsevier: Scopus) 蒋 景彩, 神田 幸正, 中野 晋 :
法先近傍に矢板壁を打設した盛土斜面の地震時安定性評価法,
第13回日本地震工学シンポジウム発表論文集(CD-ROM), 3449-3454, 2010年. 蒋 景彩, 山上 拓男, 山部 哲 :
進行性破壊を考慮した補強土斜面の安定性評価,
第55回地盤工学シンポジウム平成22年度論文集, 1-6, 2010年. 年 廷凱, 万 少石, 蒋 景彩, 栾 茂田 :
強度低減弾塑性有限要素法に基づく水位急降下時の斜面安定解析,
岩土力学, Vol.31, No.7, 2264-2270, 2010年. 万 少石, 年 廷凱, 蒋 景彩, 栾 茂田 :
強度低減弾塑性有限要素法による斜面安定解析諸問題に関する考察,
岩土力学, Vol.31, No.7, 2283-2289, 2010年. 大西 一賢, 蒋 景彩 :
地震力を考慮した斜面の進行性破壊解析に関する研究,
21世紀の南海地震と防災, Vol.Vol.4, 87-90, 2009年. 蒋 景彩, 山上 拓男, Bao Viet Nguyen :
地震時盛土斜面の不安定性評価手法による事例検討,
土木学会地震工学論文集, Vol.30, 149-155, 2009年.- (キーワード)
- 盛土斜面 / 安定性 (stability) / 地震 (earthquake) / 永久変位 / ニューマーク法
2004年新潟県中越地震被災地への広域斜面崩壊予測法の適用,
21世紀の南海地震と防災, Vol.3, 81-88, 2008年. Jing-Cai Jiang, Takuo Yamagami and Yokino Kazuyoshi :
Identification of DEM Parameters for Rockfall Simulation Analysis,
Chinese Journal of Rock Mechanics and Engineering, Vol.27, No.12, 2418-2430, 2008.- (要約)
- Distinct element method (DEM) provides a powerful analytical tool for modeling rockfall behavior (i.e. trajectories, velocities and energies of falling rocks). Better DEM prediction of the motion of the falling rock requires realistic input parameter values used for the analysis. A methodology is developed in which the DEM parameters are determined from back analysis of a rockfall trajectory observed in field rockfall experiments or traced by site investigation of natural rockfall events on a slope. A number of techniques and strategies are proposed to ensure the efficiency and robustness of the solution procedure. The presented method, though in an indirect manner, can evaluate the DEM parameters taking into account the effects of slope deformation and/or impacts between the falling rock and vegetation on the slope. A number of laboratory rockfall experiments on small model slopes were carried out to verify the proposed method. Case studies on well-documented rockfall disaster records are also presented to show the good performance of the method.
- (キーワード)
- rockfall / distinct element method / back analysis / DEM parameters / rockfall trajectory
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-58149238086
(Elsevier: Scopus) 年 廷凱, 栾 茂田, 鄭 徳風, 蒋 景彩 :
間隙水圧の影響を考慮した抑止杭の簡易解析法,
Rock and Soil Mechanics, Vol.29, No.4, 263-268, 2008年.- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-43749099814
(Elsevier: Scopus) Jing-Cai Jiang and Takuo Yamagami :
A new back analysis of strength parameters from single slips,
Computers and Geotechnics, Vol.35, No.2, 286-291, 2008.- (キーワード)
- failures / slopes / back analysis / strength parameters / limit equilibrium / critical slip surface / theoretical analysis / SLOPES / CHARTS
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1016/j.compgeo.2007.09.004
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.1016/j.compgeo.2007.09.004
(DOI: 10.1016/j.compgeo.2007.09.004) 蒋 景彩, 山上 拓男, 杉本 章人 :
平面すべり破壊を想定した地震時広域岩盤斜面の不安定性評価,
21世紀の南海地震と防災, Vol.2, 123-130, 2007年. 年 廷凱, 栾 茂田, 楊 慶, 蒋 景彩 :
抑止杭を有する斜面の強度低減弾塑性有限要素法による安定性解析,
Rock and Soil Mechanics, Vol.28, No.Supplement issue, 558-562, 2007年.- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-38049151445
(Elsevier: Scopus) 蒋 景彩, 山上 拓男 :
GISとNEWMARK法に基づく地震時広域斜面の不安定性評価,
21世紀の南海地震と防災, Vol.1, 109-118, 2006年. Jing-Cai Jiang and Takuo Yamagami :
Charts for estimating strength parameters from slips in homogeneous slopes,
Computers and Geotechnics, Vol.33, No.6-7, 294-304, 2006.- (キーワード)
- failed slopes / back analysis / strength parameters / limit equilibrium / critical slip surface / graphic methods / BACK-ANALYSIS / STABILITY
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- ● Publication site (DOI): 10.1016/j.compgeo.2006.07.005
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(DOI: 10.1016/j.compgeo.2006.07.005) 蒋 景彩, 山上 拓男, 神田 幸正 :
すべり面の最大深さを用いた強度定数の推定法,
日本地すべり学会誌, Vol.42, No.1, 8-16, 2005年.- (要約)
- まず間隙水圧分布が与えられた均質斜面において,極限平衡法の安全率算定理論による臨界すべり面の位置はその斜面の粘着力c'と内部摩擦角tanφ'との比(c'/tanφ')にのみ依存することを示した.この事実は,すべり面の最大深さと対応するのは,慣行法が示唆する粘着力ではなく,c'/tanφ'の値であることを意味する. 次いで地山強度の新奇な逆算法を構築すべく,斜面を二つのタイプにモデル化した後,二つの無次元パラメータを導入して,これらパラメータと斜面勾配および間隙水圧係数の関係を規定する表を作成した.この図表と安全率算定式を活用すれば,すべり面の最大深さに基づいてすべり面に沿う強度定数(c',φ')を唯一かつ簡便に逆算することができる. 構築した逆算法を幾つかの事例に適用したところ,精度的に十分満足できる解が得られた.ただし,ここでは斜面形状を理想化しているため,複雑な形状の斜面の場合,解の精度が幾分低下することは否めない.従って,この方法は何よりも簡便で迅速に強度定数を逆算できる点にその意義を見出すべきである.
- (キーワード)
- 逆解析 / 破壊斜面 / 強度定数 / 極限平衡法 / 臨界すべり面 / 計算図表
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- ● Publication site (DOI): 10.3313/jls.42.8
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- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1520009408884170368
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(DOI: 10.3313/jls.42.8, CiNii: 1520009408884170368) Bao Viet NGUYEN, Jing-Cai Jiang and Takuo Yamagami :
Modified Newmark analysis of seismic permanent displacements of slopes,
Journal of the Japan Landslide Society, Vol.41, No.5, 12-20, 2005.- (要約)
- Newmark sliding block models are commonly used for seismic stability analyses of slopes. However, estimation of permanent displacements in conventional Newmark methods is based on a distinct and fixed slip surface which is usually located using a pseudostatic limit equilibrium analysis. By combining a finite element seismic analysis and dynamic programming, this paper first shows that critical slip surfaces within a slope greatly change their shapes and locations over a wide area with time during an earthquake. Then, a modified Newmark analysis is presented in order to consider the effect of variable critical slip surfaces on estimated seismic displacements of slopes. Results of analyses for a hypothetical slope and an actual slope failure caused by an earthquake indicate that the neglect of variation of critical slip surfaces during an earthquake may result in an improper sliding mass and as a result incorrect estimation of permanent displacements. It is also shown that permanent displacement may occur along a relatively wide slip band rather than a distinct slip surface.
- (キーワード)
- slope stability / earthquake / permanent displacement / FEM / dynamic programming / critical slip surface
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.3313/jls.41.5_458
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- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390282680177421696
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(DOI: 10.3313/jls.41.5_458, CiNii: 1390282680177421696) 神田 幸正, 山上 拓男, 蒋 景彩, グエン バオ ヴェト :
二列の壁を有する斜面の安定性評価法に関する提案,
日本地すべり学会誌, Vol.41, No.5, 37-45, 2005年.- (要約)
- 二列の壁(例えば矢板壁)を有する斜面の極限平衡法に基づく安定性評価法が提案されている.提案法の基本概念は二列の壁によって仕切られた上流,中間及び下流土塊中に異なる三つのすべり面が存在し得ると仮定するところにある.そして通常の極限平衡法では与えられたすべり面に対する安全率が算定されるのに対し,提案法では安定性を確保するための目標安全率が指定され,逆に壁に作用する力が評価される.壁で仕切られた三つの領域中にそれぞれすべり面を仮定すると,既存の極限平衡法から,目標安全率に対応した壁に作用する力を算定することができる.本稿ではビショップ(Bishop)法を応用して,壁にとって最も危険な状態とそれに対応する一組の臨界すべり面を探索する手法が構築されている.最後に,適用事例から提案法の有効性が確認されている.
- (キーワード)
- 抑止壁 / 相互作用力 / 斜面安定 / 極限平衡法 / 臨界すべり面
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.3313/jls.41.5_483
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- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1520009407413112064
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(DOI: 10.3313/jls.41.5_483, CiNii: 1520009407413112064) Jing-Cai Jiang and Takuo Yamagami :
Three-dimensional slope stability analysis using an extended Spencer method,
Soils and Foundations, Vol.44, No.4, 127-135, 2004.- (要約)
- A search procedure is presented to locate 3D critical slip surfaces by combining dynamic programming with a column method extended from the Spencer safety factor equation for 2D analysis. The procedure was applied to typical 3D problems (conical heaps) in order to make a meaningful comparison with variational approaches. Both minimum safety factors and their associated slip surfaces predicted using the two analyses agreed well for all cases investigated. As variational analysis is a rigorous limit equilibrium method without priori statical assumptions, this good agreement adds confidence to the simplifying assumptions of intercolumn forces for the 3D Spencer method. The comparative study presented in this paper strongly supports a recommendation of the use of a statically rigorous limit equilibrium approach satisfying both force and moment equilibrium for a realistic 3D analysis of the slope stability.
- (キーワード)
- 3D analysis / critical slip surface / limit equilibrium / minimum safety factor / slope stability / variational approach
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.3208/sandf.44.4_127
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390001204610431872
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(DOI: 10.3208/sandf.44.4_127, CiNii: 1390001204610431872, Elsevier: Scopus) 神田 幸正, 山上 拓男, 蒋 景彩 :
壁を有する斜面の安定性評価法に関する一提案,
日本地すべり学会誌, Vol.40, No.3, 1-7, 2003年.- (要約)
- 矢板などの壁状構造物が打設された斜面の極限平衡法による安定解析法が提案されている.提案法の中心概念は,壁を境にその上·下流側すべり土塊中には互いに異なるすべり面が現れると考えることである.そして,通常の安定解析とは違って,安全率の目標値を設計者が指定し,この安全率を保証するためには壁は如何なる規模と強度のものでなければならないか,といった発想をとる.本文ではビショップ(Bishop)法に基づいて,壁が負担すべき力の評価法と臨界すべり面の探索法が展開されている.壁自体の設計法については一切論じていない. 提案法を幾つかの問題に適用した結果,この方法は極めて合理的に解を与えることが判明した.
- (キーワード)
- 斜面安定解析 / 極限平衡法 / 壁 / 目標安全率 / 臨界すべり面
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.3313/jls.40.3_175
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- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390282680177988608
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.3313/jls.40.3_175
(DOI: 10.3313/jls.40.3_175, CiNii: 1390282680177988608) Jing-Cai Jiang, Kazuyoshi Yokino and Takuo Yamagami :
Identification of DEM parameters for rockfall simulation analysis,
Chinese Journal of Rock Mechanics and Engineering, Vol.27, No.12, 2418-2430, 2003.- (要約)
- Distinct element method (DEM) provides a powerful analytical tool for modeling rockfall behavior (i.e. trajectories, velocities and energies of falling rocks). Better DEM prediction of the motion of the falling rock requires realistic input parameter values used for the analysis. A methodology is developed in which the DEM parameters are determined from back analysis of a rockfall trajectory observed in field rockfall experiments or traced by site investigation of natural rockfall events on a slope. A number of techniques and strategies are proposed to ensure the efficiency and robustness of the solution procedure. The presented method, though in an indirect manner, can evaluate the DEM parameters taking into account the effects of slope deformation and/or impacts between the falling rock and vegetation on the slope. A number of laboratory rockfall experiments on small model slopes were carried out to verify the proposed method. Case studies on well-documented rockfall disaster records are also presented to show the good performance of the method.
- (キーワード)
- Rockfall / Distinct element method / Back analysis / DEM parameters / Rockfall trajectory
Three-dimensional slope stability analysis based on a nonlinear failure envelope,
Chinese Journal of Rock Mechanics and Engineering, Vol.22, No.6, 1017-1023, 2003.- (要約)
- The failure envelopes for many rock and soil types are significantly nonlinear. Effects of nonlinearity of strength envelopes on 3D slope stability analysis are investigated. A power relation for the nonlinear envelope is employed to derive the 3D factor of safety equations of an extended Spencer method which satisfies both force equilibrium and moment equilibrium. Then, a search procedure is presented based on dynamic programming to determine the 3D critical slip surface for a general slope. Linear and nonlinear strength envelopes used for slope stability computations are obtained by fitting curves to the 103 strength data of consolidated-undrained (CU) triaxial compression tests for compacted Israeli clay. Results of a typical 3D problem show that a linear approximation of the nonlinear strength envelope may lead to a significant overestimation of calculated safety factors.
- (キーワード)
- 3D slope stability analysis / critical slip surface / nonlinear strength envelope / Mohr failure criterion / limit equilibrium method
The effect of strength envelope nonlinearity on slope stability computations,
Canadian Geotechnical Journal, Vol.40, No.2, 308-325, 2003.- (要約)
- Engineering analysis of slope stability includes three separate but interrelated phases: a) experimental strength measurement, b) determination of a strength envelope that best fits the experimental results, and c) formal limiting equilibrium analysis using the resulting strength envelopes. Studying the interrelations between these phases leads to an integrated approach to slope stability analysis. The present work uses a single experimental data base which is fitted with both linear (Mohr-Coulomb) and nonlinear failure envelopes and investigates the effect of different forms of the failure criterion on slope stability computations for both 2D and 3D problems. It has been indicated that calculated minimum safety factors could be significantly overestimated by the linear approximation of a nonlinear strength envelope. The effect of neglecting strength envelope nonlinearity is more pronounced under 3D conditions than their 2-D simplification. As a result, use of nonlinear failure criterions in slope stability analyses is recommended to account for the stress-dependent nature of shear strength of soils.
- (キーワード)
- nonlinear strength envelope / Mohr-Coulomb failure criterion / limit equilibrium / critical slip surface / minimum factor of safety / three-dimensional stability analysis / SOILS
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1139/t02-111
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- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1572824501584088064
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.1139/t02-111
(DOI: 10.1139/t02-111, CiNii: 1572824501584088064) Khan Ahmed Younus, Takuo Yamagami and Jing-Cai Jiang :
Stability evaluation of Rajshahi city protection embankment at Khojapur area, Rajshahi, Bangladesh,
Technical Journal of River Research Institute, Vol.9, No.1, 57-64, 2002. Ahmed Younus Khan, Jing-Cai Jiang and Takuo Yamagami :
Progressive failure analysis of slopes using non-vertical slices,
Landslides, Vol.39, No.2 (150), 13-21, 2002.- (要約)
- A limit equilibrium method for progressive failure analysis of slopes is proposed based on a technique of non-vertical slices . The local factors of safety are calculated by defining variable factor of safety instead of conventional single value factor of safety along a shear surface. Reasonable simplifying assumptions about the inter-slice forces and the line of thrust are made to render the problem statically determinate. Strain softening, though in an approximate manner, is considered in the solution procedure. The analysis of a field case history indicates that the proposed method realistically represent the behaviour of progressive failure of an actual slope. Another case study revealed that in certain conditions a reasonable solution can be obtained using non -vertical slice approach, but the vertical slice analysis does not work well in obtaining reliable results . The proposed method, which can also handle vertical slice division, enables the user to choose more appropriate results either from vertical or from non-vertical slice analyses.
- (キーワード)
- slope stability / progressive failure / local factor of safety / limit equilibrium / non-vertical slice
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.3313/jls1964.39.2_203
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390282679522628480
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.3313/jls1964.39.2_203
(DOI: 10.3313/jls1964.39.2_203, CiNii: 1390282679522628480) 西田 憲司, 山上 拓男, 蒋 景彩 :
三次元有限要素浸透流解析に基づく排水ボーリング効果の定量的評価法,
地すべり, Vol.37, No.3, 1-9, 2000年.- (要約)
- An evaluation method is presented for the effectiveness of horizontal/semi-horizontal drains to reduce ground-water pressures in soil slopes. A system of horizontal/semi-horizontal drains is commonly used to enhance the stability of slopes in which ground-water is the main cause of instability ; this is the usual case for almost all landslide slopes in Japan. Despite its quite frequent use, no design guidelines have been established. In this paper ground-water behavior is solved by the 3D-finite element saturated-unsaturated seepage analysis. One dimensional linear finite elements are incorporated into the 3D-finite element ground-water system to simulate the influence of the drains. An experiment was conducted on a model sandy ground in a metal tank in which perforated drainage pipes were installed. The observed results were compared with the numerical ones, and good agreements were obtained, indicating the usefulness of the proposed method.
- (キーワード)
- 有限要素法 / 模型実験 / 浸透 / 地すべり / 排水ボーリング
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.3313/jls1964.37.3_1
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390282679522053248
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.3313/jls1964.37.3_1
(DOI: 10.3313/jls1964.37.3_1, CiNii: 1390282679522053248) 神田 幸正, 美和 秀邦, 岡田 雅寿, 山上 拓男, 蒋 景彩 :
地震時広域斜面崩壊予測システムの開発について,
地すべりと斜面崩壊に関するシンポジウム発表論文集, 161-166, 2000年. 能野 一美, 山上 拓男, 蒋 景彩 :
斜面の変形を考慮した落石挙動の数値シミュレーションに関する研究,
地すべりと斜面崩壊に関するシンポジウム発表論文集, 145-150, 2000年. Takuo Yamagami, Jing-Cai Jiang and Katsutoshi Ueno :
A Limit Equilibrium Stability Analysis of Slopes with Stabilizing Piles,
SLOPE STABILITY 2000, ASCE Geotechnical Special Publication, No.101, 343-354, 2000.- (要約)
- This paper presents a design method for slopes with a row of piles to enhance slope stability or to prevent slope failure. The basic idea of the method is to allow that two different slip surfaces can be assumed in upslope and downslope earth masses of the row of piles. Contrary to the conventional limit equilibrium procedure where a factor of safety is calculated for a given slip surface, in the present method forces acting on the stabilizing piles are estimated based on a given slip surface whose factor of safety is prescribed to ensure the slope stability. By assuming a slip surface in upper and lower earth masses respectively, the forces acting on the piles can be calculated from an existing limit equilibrium method with a prescribed value of the factor of safety. The Bishop method is employed, and a repeated trial proce-dure is used to find the most dangerous situation for the piles and the corresponding two critical slip surfaces in the upside and downside of the pile row. It may be understood that if the stabilizing piles are still sound under the most dangerous situation, then the slope will have, at least, the prescribed (target) factor of safety.
三次元斜面安定解析における主すべり方向の決定,
第44回地盤工学シンポジウム平成11年度発表論文集, 193-200, 1999年. 山上 拓男, 滝 昌和, 蒋 景彩 :
極限平衡法に基づく進行性破壊を考慮した斜面安定解析,
土と基礎, Vol.47, No.5, 9-12, 1999年. 山上 拓男, 蒋 景彩, 植田 康宏, 馮 鉄群, 黒川 尚義, 江崎 雅章 :
臨界すべり面の時刻歴変化を考慮した地震時永久変位の評価法,
地震時の斜面の不安定化メカニズムと設計法に関するシンポジウム発表論文集, 145-154, 1999年. Takuo Yamagami and Jing-Cai Jiang :
A Search for the Critical Slip Surface in Three-Dimensional Slope Stability Analysis,
Soils and Foundations, Vol.37, No.3, 1-16, 1997.- (要約)
- 極限平衡法の枠組み内にある三次元安全率算定式は数多く提案されている.しかしこれらに基づく臨界すべり面の探索となると殆ど手が付けられていない.理由は任意形状の三次元試行すべり面の生成方法に無限の可能性が有るからである.この難題を解決すべく,本論文では主すべり方向に動的計画法を,また主すべりと直交方向に乱数発生法を導入することで,効率よく三次元臨界すべり面を探索する手が世界に先駆けて開発されている.
三次元臨界すべり面探索について,
地盤破壊の三次元的評価に関するシンポジウム発表論文集, 185-192, 1995年. - MISC
- 土山 祐司, 中野 晋, 蒋 景彩, 圓谷 政貴 :
ANNを用いた六角川流域浸水予測システムの構築,
令和5年度自然災害フォーラム論文集, 59-66, 2023年.- (キーワード)
- 六角川 / 浸水予測 / ニューラルネットワーク (neural network)
- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 118820
(徳島大学機関リポジトリ: 118820) 蒋 景彩, 中野 晋, 金井 純子, 樫本 誠一 :
久留米市田主丸町竹野地区の土石流被害と土砂災害警戒区域の課題,
令和5年度自然災害フォーラム論文集, 43-48, 2023年.- (キーワード)
- 土石流災害 / 久留米市 / 土砂災害警戒区域
- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 118819
(徳島大学機関リポジトリ: 118819) 高野 栄之, 小川 亮, 湯浅 恭史, 桃田 幸弘, 蒋 景彩 :
徳島県における南海トラフ大地震発生後の歯科医院浸水被害等の予測,
人と地域共創センター紀要, Vol.32, 1-6, 2023年.- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 118157
(徳島大学機関リポジトリ: 118157) 蒋 景彩, 上月 康則, 中野 晋, 樫本 誠一 :
令和4 年台風第15 号による静岡県の被害調査 -土砂災害と山地中小河川の被害-,
令和4年自然災害フォーラム論文集, 15-23, 2022年. 池田 篤史, 湯浅 恭史, 蒋 景彩 :
小松島市和田島町における地震津波避難対策マップの作成,
21世紀の南海地震と防災, Vol.16, 189-194, 2022年. 蒋 景彩, 中野 晋, 湯浅 恭史 :
淮河遊水地群の運用による2020年7月梅雨期の大洪水調節,
令和3年自然災害フォーラム論文集, 67-72, 2022年. 蒋 景彩, 中野 晋, 上月 康則, 古谷 綱崇 :
熱海伊豆山地区の土石流被害の実態と避難情報発令,
令和3年自然災害フォーラム論文集, 89-94, 2022年.- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 117046
(徳島大学機関リポジトリ: 117046) 中野 晋, 蒋 景彩, 上月 康則 :
熱海市土石流災害に関する雨水流出過程からの考察, --- 分水嶺付近で行われる土地改変の危険性 ---,
令和3年自然災害フォーラム論文集, 81-88, 2022年.- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 117043
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1050010776401657856
(徳島大学機関リポジトリ: 117043, CiNii: 1050010776401657856) 圓谷 政貴, 中野 晋, 蒋 景彩, 土山 祐司 :
令和3年8月豪雨による六角川周辺での浸水被害調査,
令和3年自然災害フォーラム論文集, 73-80, 2022年.- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 117044
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1050010776428220800
(徳島大学機関リポジトリ: 117044, CiNii: 1050010776428220800) 蒋 景彩, 中野 晋, 湯浅 恭史, 徐 春萌 :
淮河洪水貯水区への放流時の浸水解析と住民の生命財産保全,
令和2年自然災害フォーラム論文集, 29-34, 2020年. 圓谷 政貴, 中野 晋, 蒋 景彩, 長谷川 真之 :
令和元年8月豪雨による六角川周辺での浸水被害状況,
令和2年自然災害フォーラム論文集, 9-14, 2020年. 中野 晋, 蒋 景彩, 小川 宏樹, 金井 純子, 徳永 雅彦, 廣瀬 幸佑, 圓谷 政貴, 長谷川 真之 :
令和2年7月豪雨による球磨川流域の氾濫被害,
令和2年自然災害フォーラム論文集, 1-8, 2020年. 蒋 景彩, 中野 晋 :
地震・豪雨によるため池の被災事例から見た防災減災上の課題,
21世紀の南海地震と防災, Vol.14, 37-42, 2019年. 中野 晋, 金井 純子, 田村 隆雄, 小川 宏樹, 蒋 景彩, 村田 明広, 三上 卓, 圓谷 政貴 :
令和元年台風19号による千曲川と越辺川の氾濫被害(速報),
令和元年自然災害フォーラム論文集, 61-66, 2019年. 中野 晋, 金井 純子, 蒋 景彩, 徳永 雅彦, 加藤 駿平 :
平成30年豪雨による三原市本郷町の浸水被害調査,
令和元年自然災害フォーラム論文集, 29-34, 2019年. 鈴江 和好, 中野 晋, 蒋 景彩, 井上 惣介, 根来 慎太郎 :
九州北部豪雨における建設業の応急対応に関するヒアリング調査,
平成30年自然災害フォーラム論文集, 29-36, 2018年. 田中 勇気, 湯浅 恭史, 蒋 景彩, 中野 晋 :
平成28年熊本地震における自治体の災害対応の課題についての考察,
21世紀の南海地震と防災, Vol.12, 79-86, 2018年.- (キーワード)
- 自治体 / BCP / 災害対応 / 2016年熊本地震
2016年熊本地震における益城町での地盤と住宅被害の関係,
21世紀の南海地震と防災, Vol.12, 43-48, 2018年.- (キーワード)
- 2016年熊本地震 / 住宅被害 / 地盤
2016年熊本地震による益城町の地盤災害,
平成29年度地盤と防災・環境に関するシンポジウム講演概要・技術論文集, 54-59, 2017年. 蒋 景彩, 李 傑龍, 中野 晋 :
過去の南海地震による四国太平洋沿岸地盤変動再現の試み,
平成28年度地盤と防災・環境に関するシンポジウム講演概要・技術論文集, 56-61, 2016年. 三神 厚, 中野 晋, 蒋 景彩 :
長野県神城断層地震の地震動特性と家屋被害,
21世紀の南海地震と防災, Vol.9, 51-64, 2015年. 蒋 景彩 :
地震時盛土斜面の不安定性評価にまつわる諸問題:-安定解析理論;破壊斜面の逆算;鉛直地震動の影響,など-,
らんどすらいど(日本地すべり学会関西支部), 24-86, 2013年.- (キーワード)
- 地震 (earthquake) / 盛土斜面 / 安定解析 / 永久変位 / 逆算
鉛直地震動が地震時主働土圧に及ぼす影響について,
第33回地震工学研究発表会(CD-ROM), 2013年.- (キーワード)
- 地震 (earthquake) / 鉛直地震動 / 主働土圧 / 擁壁
中国三峡ダム貯水池地区で発生した大規模湛水地すべりの現地調査,
平成25年自然災害フォーラム論文集, 11-16, 2013年. 西山 賢一, 蒋 景彩, 岡田 憲治 :
2011年台風12号・15号豪雨により徳島県で発生した斜面崩壊,
平成24年自然災害フォーラム論文集, 75-82, 2012年. 蒋 景彩, 中野 晋, 高井 一嘉 :
赤松由岐線斜面崩壊の復旧対策工に関する検討, --- 2010年7月堀船水害事例より ---,
平成23年自然災害フォーラム論文集, 21-26, 2011年. 蒋 景彩, 王 功輝 :
2008年5月12日四川大地震災害の調査報告―斜面崩壊・地すべり・ダム被害を中心として―,
第4回地盤と環境に関するシンポジウム講演概要・技術論文集, 11-21, 2009年.
- 総説・解説
- 大西 一賢, 蒋 景彩 :
「進行性破壊を考慮した新しい斜面安定解析法」への討論に対する回答,
日本地すべり学会誌, Vol.53, No.4, 29-35, 2016年7月. Jing-Cai Jiang and Takuo Yamagami :
Discussion of "A new method for estimating the shear strength parameters at the critical slip surface" by T.F. Fathani and H. Nakamura, Vol. 42, No. 2 (166), Jul. 2005, pp. 57-66[ Reply],
Journal of the Japan Landslide Society, Vol.44, No.4, 50-52, Nov. 2007.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.3313/jls.44.254
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390001205201282688
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.3313/jls.44.254
(DOI: 10.3313/jls.44.254, CiNii: 1390001205201282688) 蒋 景彩, 三神 厚, 岡部 健士, 中野 晋, 藤田 真人 :
2007年能登半島地震災害調査―建物被害・道路法面崩壊を中心に―,
南海地震研究 第3巻, Vol.3, 25-34, 2007年3月. 蒋 景彩, 山上 拓男 :
極限平衡法に基づく三次元斜面安定解析:簡便法vs厳密法,
地すべり, Vol.42, No.2, 27-33, 2005年7月.- (要約)
- 本総説は極限平衡法に基づく三次元斜面安定解析法について,種々の観点から検討と考察を加えたものである.先ず,既往の解析法を厳密法と簡便法;すべり方向を予め既知とする理論と規定しない理論に分類しつつ概観している.次いで,コラム分割法の計算精度を考察し,さらに三次元安全率と二次元安全率の位置付けについて議論している.そして最後に,我が国で地すべり解析にしばしば用いられている土研のHovland法を取り上げ,その問題点を指摘している. 以上の結果,釣合条件が満たされていないHovland法などの簡便法は,三次元効果を無視する程に低い安全率を与えるため,より実態に即した解を得ようとして多大な労力を費やす三次元解析の意義を損ねる解法となっていることが知られた. 本文を通して筆者らは,三次元解析に際しては,その目的がより正確に斜面の安定性を評価することであるから,精度上問題の少ない厳密コラム分割法を採用すべきことを強く主張するものである.
- (キーワード)
- 極限平衡法 / 三次元安定解析 / 厳密コラム分割法 / すべり方向 / 三次元効果 / Hovland法
Discussion of "generalized method for three-dimensional slope stability analysis" by Ching-Chuan Huang, Cheng-Chen Tsai, and Yu-Hong Chen,
Journal of Geotechnical and Geoenvironmental Engineering, Vol.130, No.2, 227-228, Feb. 2004.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1061/(ASCE)1090-0241(2004)130:2(227)
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1570291224100224128
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-85001560456
(DOI: 10.1061/(ASCE)1090-0241(2004)130:2(227), CiNii: 1570291224100224128, Elsevier: Scopus) 西田 憲司, 山上 拓男, 蒋 景彩 :
地すべり解析における有限要素法の利用(第5回) FEMによる地すべり解析の基礎理論,
地すべり, Vol.40, No.4, 86-89, 2003年11月. - 講演・発表
- Tsunataka Furuya and Jing-Cai Jiang :
Estimation of slip surfaces using the results of groundwater logging in fracture zone landslides,
253-261, Sep. 2023.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1007/978-981-99-9061-0_19
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-85203604389
(DOI: 10.1007/978-981-99-9061-0_19, Elsevier: Scopus) J. L. Li, Jing-Cai Jiang and Susumu Nakano :
Estimation of co-seismic displacements induced by the past Nankai earthquakes,
Proc. JAEE Inter. Symp. on Earthquake Engineering, (2-28)1-10, Nov. 2015. Tsunataka Furuya and Jing-Cai Jiang :
Observation, measurement and analysis of oriented borehole core for locating slip surfaces in fracture zone landslides in Shikoku, Japan,
CD-ROM Proceedings of the Fourth International Conference on Geotechnique, Construction Materials and Environment, Vol.1, 217-224, Nov. 2014. Junko Kanai, Susumu Nakano and Jing-Cai Jiang :
DAMAGE AND EMERGENCY RESPONSE OF COMMERCIAL ESTABLISHMENTS DURING THE AWAJI ISLAND EARTHQUAKE,
5th Asia Conference on Earthquake Engineering, 89, Oct. 2014. Kazumasa Onishi and Jing-Cai Jiang :
A new stability analysis method of slopes considering progressive failure,
Proceedings of the 14th International Conference of the International Association for Computer Methods and Recent Advances in Geomechanics, Vol.1, 181-186, Kyoto, Sep. 2014. Ang Liu, Mingrong Shen and Jing-Cai Jiang :
Experimental study on relaxation properties of discontinuity,
5th KGS -JGS Geotechnical Engineering Workshop, 81-86, Oct. 2013.- (キーワード)
- rock mechanics / structural surface / stress relaxation / Burgers model
A comparison of predicted and observed slope failures due to the 2004 Niigata-Ken Chuetsu Earthquake,
Proceedings of the International Symposium on Earthquake-Induced Landslides, 791-797, Nov. 2012. Kai Zhang, Jing-Cai Jiang and Qing Yang :
Numerical simulation of 2D crack growth with frictional contact in brittle materials,
Proceedings of the First International Conference on Geotechnique, Construction Materials and Environment, Vol.Vol.1, 187-190, Tsu, Nov. 2011. Kai Zhang, Qing YAng and Jing-Cai Jiang :
Experimental and numerical research on crack propagation in rock under uniaxial compression,
Proceedings of the 12th ISRM International Congress on Rock Mechanics, 396-399, Beijing, Oct. 2011. Jing-Cai Jiang, Takuo Yamagami and Qing Yang :
Seismic instability assessment of rock slopes in a large area based on planar sliding mode,
Proceedings of the 12th ISRM International Congress on Rock Mechanics, 711-716, Beijing, Oct. 2011. Tsunataka Furuya and Jing-Cai Jiang :
Strength parameters back analyzed from a failed cut slope,
Proceedings of the 4th Sino-Japan Symposium on Geotechnical Engineering, 162-167, Apr. 2010. Kazumasa Onishi, Jing-Cai Jiang, Takuo Yamagami and Satoru Yamabe :
Progressive failure analysis and design of nail-reinforced slopes,
Proceedings of the 4th Sino-Japan Symposium on Geotechnical Engineering, 325-330, Apr. 2010. Jing-Cai Jiang :
Three-dimensional slope stability and back analysis of slope failures,
Proceedings of International Symposium on Environmental Science and Technology, 41-48, Feb. 2010. Jing-Cai Jiang and Susumu Nakano :
Post-earthquake investigation on large-scale highway embankment failures during the recent strong earthquakes in Japan,
Proceedings of International Conference on Earthquake Engineering -- the 1st Anniversary of Wenchuan Earthquake --,, 662-665, May 2009.- (キーワード)
- 地震 / 道路盛土 / 破壊
Strength parameters from back analysis of slips in two-layer slopes,
Proceedings of the 10th International Symposium on Landslides and Engineered Slopes, 747-753, Xi'an, Jun. 2008.- (要約)
- For a two-layer slope with a known geometry, unit weight and pore water pressure distribution, the position of critical slip surface from a limit equilibrium stability analysis will remain unique for a given set of (Ramda1= c1/tanPhi1, Ramda2= c2/tanPhi2, and Ramda3 =c1 /c2) values regardless of the magnitude of individual strength parameters (c1, Phi1, c2, and Phi2) of two soil layers. This theoretical relationship between c and tanPhi and the critical slip surface is used to develop a back analysis method by which the shear strengths of soils can be estimated from a known position of the failure surface observed in the field two-layer slope. In this method, an objective function is first defined to describe the difference between the actual failure surface and theoretical critical slip surface, and then a nonlinear programming technique is used to minimize the difference (i.e. the objective function) so as to determine an optimal solution of (Ramda1, Ramda2, Ramda3) that corresponds to the failure surface. When the magnitude of (Ramda1, Ramda2, Ramda3 ) are obtained, a unique set of (c1, Phi1, c2, Phi2) values can easily be computed by considering the fact that the factor of safety is equal to unity. Results back-calculated from a failure surface involved in a two-layer slope are presented to demonstrate the effectiveness of the proposed back analysis method.
- (キーワード)
- Slope / Failure / Strength parameters / Back analysis / Two layer soils / Limit equilibrium
Simplified design method for reinforced slopes considering progressive failure,
Proceedings of the 5th International Symposium on Earth Reinforcement, 551-557, Fukuoka, Nov. 2007.- (要約)
- A limit equilibrium-based design method for reinforced slopes considering progressive failure is developed. A local safety factor is first defined at the base of each slice so as to describe local failure along a slip surface. An incremental approach is constructed to solve the equations and an empirical interslice force function is introduced to enhance the efficiency and robustness of the solution procedure. Then, a new design scheme for reinforced slopes is proposed. In this scheme, an optimization technique is contrived to determine tensile resistances of reinforcement elements that will be required to provide an adequate factor of safety of reinforced zones. The proposed procedure can be used to determine reasonable layout of reinforcements and required tensile strength of reinforcing material. Finally, results obtained for an example are presented and discussed to provide a guideline for practical design of reinforced slopes using the proposed method.
Failure patterns of the ground surrounding rigid piles in sand subjected to lateral soil movements,
Proceedings of the 3rd Sino-Japan Geotechnical Symposium, 213-222, Chongqing, Nov. 2007.- (要約)
- Laboratory model tests in sand were conducted to investigate three-dimensional failure patterns of the ground surrounding a single rigid pile and piles in a row subjected to lateral soil movements (passive piles). An apparatus for the tests was designed and manufactured in which an automatic loading system under displacement control was incorporated. To help observe and identify the slip surfaces, thin layers (5mm) of colored and uncolored Toyoura sand were alternately laid up to prepare a uniform model ground with an almost same soil density for all the tests. By cutting the model ground after the tests, the geometry of the failure surfaces developed in sand was observed and measured both in longitudinal/cross sections and in horizontal sections using manual measurement techniques and a simple image processing analysis. Experimental results are reported to show three-dimensional failure patterns of the sand ground around single piles and piles in a row subjected to lateral soil movements.
- (キーワード)
- Failure / Rigid piles / Lateral soil movements / Model tests / Ultimate lateral load / Three dimensions
Conventional and modified design methods for landslide stabilizing piles: a comparison of results,
Proceedings of the 10th Australia New Zealand Conference on Geomechanics, 103-110, Brisbane, Oct. 2007.- (要約)
- A limit equilibrium-based procedure for design of landslide stabilizing piles is often used in practice in Japan. It usually involves three main steps: i) determining the strength parameters from back analysis of a known failure surface; ii) evaluating the lateral resistance which should be provided by piles to increase the factor of safety to the desired value; and iii) selecting the type/number of piles and the most suitable location of these piles within the slope. Each one of the above elements has been studied individually in the literature. However, the interrelations between these elements have not been sufficiently emphasized. This paper is presented to examine the interrelation between the first two steps (i.e. steps i) and ii)), describing defects of the conventional design procedure used in Japan, restating a modified approach to overcome some of these defects, and more importantly, performing a numerical comparison of the results obtained using these two different procedures. Comparisons are made for a typical landslide slope. The findings are summarized to support a recommendation of the use of the modified method for a reliable design of pile-reinforced slopes.
- (キーワード)
- Slope / Stability / Stabilizing piles / Factor of safety / Strength parameters / Back analysis / Limit equilibrium method
Anchor forces needed to increase slope stability: A comparison of conventional and modified procedures,
Proceedings of An International Conference on Geotechnical Engineering (GEO-SINGAPORE 2006), 103-110, Singapore, Dec. 2006.- (要約)
- Limit equilibrium-based design of anchors for stabilizing landslide slopes includes three main steps: determination of strength parameters from the back analysis of a known failure surface, evaluation of anchor forces needed to increase the factor of safety to the desired value, and selection of the type/number of anchors and the most suitable location/orientation of these anchors within the slope. Each one of the above elements has been studied individually. However, the interrelations among these elements have not been sufficiently emphasized. The consideration of these interrelations may provide an integrated solution for the design of landslide stabilizing anchors. This paper is presented to investigate the interrelations between the first two steps; describing deficiencies of the conventional method used in practice in Japan, representing a modified approach to overcome these deficiencies, and more importantly, conducting a numerical comparison of the results predicted using these two different procedures. Comparisons are made for two landslide slopes: one with a slip circle and the other with a noncircular failure surface. The findings are obtained to support a recommendation of the use of the modified procedure for a reliable design of landslide slopes stabilized with anchors.
- (キーワード)
- anchors / anchor forces / slope failure / stability analysis / strength parameters / back analysis / factor of safety / limit equilibrium method
Regional seismic slope instability assessment using newmark's method and geographical information system,
Proceedings of the 4th Asian Joint Symposium on Geo-Environmental Engineering, 247-252, Dalian, Nov. 2006.- (要約)
- A GIS-based approach for regional assessment of seismic landslide displacements is developed. In the proposed approach, a rigorous Newmark's analysis extended to a circular failure surface is integrated with a GIS to predict seismically induced slope deformation on the basis of rotation. For utilizing more precise digital elevation model (DEM) with small size grid cells, a new technique is developed to generate slope models and to extract the most critical slope section for each cell involved in a DEM coverage. This allows a more reliable assessment of earthquake-triggered landslide hazards on a regional scale. Possible inaccuracies and potential problems associated with assuming an infinite slope model in existing GIS-based methods can be eliminated by using the proposed approach.
- (キーワード)
- Earthquake-induced Landslides / Newmark's Displacement Analysis / Geographic Information Systems (GIS) / Digital Elevation Model (DEM) / Slope Instability / Circular Failure Surface
Three-dimensional limit equilibrium slope stability analysis procedures,
Proceedings of the 2nd World Forum of Chinese Scholars in Geotechnical Engineering, 51-57, Nanjing, Aug. 2005.- (要約)
- Existing three-dimensional (3D) limit equilibrium slope stability analysis procedures based on the method of columns are comprehensively reviewed, and studies which have been conducted to evaluate the computational accuracy of these 3D methods are summarized and investigated. It may be concluded that 1) the 3D factor of safety will be greater than the two-dimensional (2D) value for a suitable comparison because the end effects tend to increase stability; 2) simplified procedures in which only a part or none of the static equilibrium conditions is satisfied are not suitable for 3D slope stability computations as they involve many assumptions that are virtually difficult to justify. Indeed, these methods may predict an unreasonably low factor of safety leading to underestimate of end effects and thus spoil the significance of a 3D analysis. The use of a rigorous method of columns that satisfies both force and moment equilibrium is therefore recommended so as to perform a realistic evaluation of the stability of slopes.
Seismic displacements of slopes based on variable critical slip surfaces,
Proceedings of the 15th Southeast Asian Geotechnical Conference, Vol.1, 923-928, Bangkok, Nov. 2004.- (要約)
- Newmark sliding block procedure commonly used for seismic slope stability analyses involves three steps: definition of yield acceleration, determination of earthquake-induced acceleration and computation of permanent deformations. The original Newmark model, however, defines yield acceleration and the associated critical slip surface by a pseudo-static analysis and neglects the dynamic response of a potential sliding mass. Some sudies have been performed to consider that response but determination of yield acceleration is not improved. In this paper, a modified Newmark analysis is presented in which both the yield acceleration (and the associated slip surface along which permanent displacement is estimated) and the time-history of earthquake-induced acceleration are determined based on finite element (FE) dynamic response analyses. Effect of variable critical slip surfaces during an earthquake on predicted permanent displacements is also considered. Results of analyses for a heterogeneous slope subjected to earthquakes indicate that the neglect of effects of variable critical slip surfaces may result in a non-conservative evaluation of the seismic stability of slopes.
A limit equilibrium stability analysis of slopes with two stabilizing walls,
Proceedings of the 3rd International Conference on Landslides, Slope Stability and The Safety of Infra-Structures, 301-308, Singapore, Jul. 2002.- (要約)
- A limit equilibrium stability analysis of slopes reinforced with two stabilizing walls (e.g. sheet pile walls) is presented. The basic idea of the proposed method is to allow that three different slip surfaces can be assumed in upslope, midslope and downslope earth masses separated by the two walls. Contrary to the conventional limit equilibrium procedure where a factor of safety is calculated for a given slip surface, in the proposed method forces acting on the stabilizing walls are estimated by specifying a target factor of safety to ensure the stability of the slope. By assuming a slip surface in each of the three earth masses respectively, the forces acting on the walls can be calculated from an existing limit equilibrium method for the prescribed value of the factor of safety. In this paper, the Bishop method is employed, and a repeated trial procedure is used to find the most dangerous state for the walls and the corresponding set of three critical slip surfaces. An illustrative example is presented to demonstrate the effectiveness of the proposed method.
LEM-based progressive failure analysis and its application to nail-reinforced slopes,
Proceedings of the 3rd International Conference on Landslides, Slope Stability and The Safety of Infra-Structures, 83-96, Singapore, Jul. 2002.- (要約)
- Iterative and incremental procedures are presented for the stability analysis of slopes considering progressive failure, based on the limit equilibrium concept. A local factor of safety is defined at the base of each slice to represent the progressive, local failure along a slip surface. For nail reinforced slopes an optimization approach is contrived to determine tensile resistances of reinforcement elements at an inception of failure of reinforced zones. This approach can be used for practical design of reinforced slopes to produce a reasonable arrangement of reinforcements and to determine required available tensile strengths of reinforcing materials. Finally, the method is applied to an example to demonstrate its effectiveness, and the results obtained are discussed to provide guidelines for practical design of reinforced slopes using the method.
Back analysis of strength parameters from slope failure with a weak layer,
Proceedings of the 3rd International Conference on Landslides, Slope Stability and The Safety of Infra-Structures, 275-282, Singapore, Jul. 2002.- (要約)
- The slip surface within a failed slope often involves a pre-existing interface or a weak layer. In such a case, back analysis is extremely difficult to obtain Mohr-Coulomb shear strength parameters required for remedial work design because the soil along the slip surface is clearly heterogeneous. An artificial neural network model is developed in this paper to back calculate strength parameters along the slip surface controlled by a weak layer. Two essential conditions that take full advantage of the information provided by a failed slope are used to produce reasonable training data sets for neural network training and testing. The neural network model was first applied to determine strength parameters associated with the hypothetical slope failure along a weak layer. Some laboratory failure tests on small scale model slopes were also carried out to verify the performance of the proposed method.
An identification of DEM parameters for rockfall analysis,
Proceedings of the 14th Southeast Asian Geotechnical Conference, Vol.1, 953-958, Hong Kong, Dec. 2001.- (要約)
- Use of Distinct Element Method (DEM) provides a powerful tool for dealing with rockfall problems, although it involves a great difficulty of how to determine input parameters (Kn, ηn, Ks and ηs) required for the analysis. A methodology is presented in which four DEM parameters are identified from back analysis of rockfall trajectories observed in field rockfall tests or traced by site investigation of natural rockfall occurrences on a slope. The proposed method, though in an indirect manner, can evaluate the parameters taking into account the effects of slope deformation and/or collision between falling rock and vegetation on the slope. A number of laboratory rockfall tests on small model slopes were carried out to verify the proposed approach. As a result, it is concluded that the four parameters (Kn, ηn, Ks and ηs) can be reasonably determined from back analysis of the trajectories of falling rocks.
Stability analysis of reinforced slopes considering progressive failure,
Proceedings of the International Symposium on Earth Reinforcement, Vol.1, 749-754, Fukuoka, Nov. 2001.- (要約)
- A new procedure is presented for the stability analysis of reinforced slopes considering progressive failure based on the limit equilibrium concept. A local factor of safety is defined at the base of each slice to represent the progressive, local failure along a slip surface. An optimization approach is contrived to determine tensile resistances of reinforcement elements at an inception of failure of reinforced zones. This approach can be used for practical design of reinforced slopes to produce reasonable arrangement of reinforcements and to determine required available tensile strengths of reinforcing materials. Finally, the method is applied to a simple example to demonstrate its effectiveness, and the results obtained are discussed to provide guidelines for practical design of reinforced slopes using the method.
Search for 2-D and 3-D Critical Slip Surfaces based on a Nonlinear Strength Envelope,
CD-ROM Proceedings of the International Conference on Geotechnical & Geological Engineering (GeoEng2000), Melbourne, Nov. 2000.- (要約)
- Effects of nonlinearly of strength envelopes on stability analysis of 2-D and 3-D slopes are investigated. The nonlinear envelope is expressed as a power law with two unspecified parameters. Combining the non-linear strength law with Janbu's method and a minimization process based on dynamic programming makes it possible to determine the minimum factor of safety and critical slip surface for 2-D slopes. The factor of safety equation of a 3-D simplified Janbu method is derived in terms of the same nonlinear strength envelope. In the 3-D case the search procedure is based on dynamic programming and random number generation. Results of some example problems show that a linear approximation of the nonlinear strength envelope leads, under certain conditions, to a significant overestimation of safety factors for both 2-D and 3-D slopes.
Evaluation of Seismic Permanent Displacements Based on Variable Critical Slip Surfaces,
CD-ROM Proceedings of International Conference on Geotechnical & Geological Engineering (GeoEng2000), Melbourne, Nov. 2000.- (要約)
- The conventional Newmark model is widely used for the estimation of permanent deformations of slopes during earthquakes. However, the calculation procedure for permanent displacements in the Newmark model is based on a distinct and fixed slip surface. In other words, the Newmark model neglects the effects of variable critical slip surfaces during an earthquake on evaluation of permanent displacements. By combining a finite element seismic analysis and dynamic programming, this paper first indicates that the critical slip surfaces and associated minimum factors of safety of a slope during an earthquake vary with time over a wide range. Then, a modified Newmark procedure which considers the effects of variable critical slip surfaces is presented to evaluate seismic displacements of slopes. Its application to a homogeneous slope subjected to two different types of motions shows that the neglect of variation of critical slip surfaces may result in an incorrect estimation of permanent displacement of slopes during an earthquake.
Back Analysis for Determination of Sedimentation and Consolidation Properties,
Proceedings of the International Symposium on Coastal Geotechnical Engineering in Practice, Vol.1, 217-222, Yokohama, Sep. 2000.- (要約)
- A back analysis method is presented to determine the sedimentation and consolidation properties (i.e. void ratio e - effective stress σ' relationship and void ratio e - permeability k relationship) of very soft soils which are required for solving joint sedimentation and consolidation equations. The back analysis is based on measured layer thickness or surface settlement-time response of the clay-water system from a simple settling test in a small scale tube. The parameters obtained from back analysis are used to predict settlement of centrifuge model grounds consisting of marine clay. The good agreement between the results predicted from the back analysis and centrifuge models indicates that the proposed method can provide a useful tool to identify the e-σ' and e-k relationships and to simulate the behavior of very soft soils in actual reclaimed ground with dredged materials.
Back Analysis of Unsaturated Strength Parameters from a Noncircular Slope Failure,
Proceedings of the 8th International Symposium on Landslides, Vol.2, 789-794, Cardiff, Jun. 2000.- (要約)
- An analytic method is presented to determine unsaturated shear strength from back calcula-tions of a noncircular slope failure. This method is based on two essential conditions that take full advantage of the information provided by a failed surface in a unsaturated slope. The Fredlund failure criterion, with three parameters (c', φ', φb), is first incorporated with the Janbu method for formulation. Then, a back calculation procedure for determining three unsaturated strength parameters is described by combining the above two conditions with the Janbu factor of safety equation. The procedure is applied to a hypothetical slope failure and the results show that a unique and reliable solution of (c', φ', φb) can be back calculated quickly.
Three-Dimensional Back Analysis of Unsaturated Soil Strength Parameters,
Proceedings of the Asian Conference on Unsaturated Soils, 789-794, Singapore, May 2000.- (要約)
- A three-dimensional (3-D) analysis method is proposed to back-calculate unsaturated soil shear strength from a slope failure. The Fredlund strength criterion, with three parameters (c', φ', φb), is incorporated with a 3-D simplified Janbu method for formulation of the factor of safety. The 3-D back analysis procedure for determination of the three strength parameters is described by combining the 3-D Janbu factor of safety equation with two essential conditions that take full advantage of the information of a failure surface in a unsaturated slope. Application of the procedure to a hypothetical 3-D slope failure indicates that a unique and reliable solution of (c', φ', φb) can be obtained. Finally, a comparison of 2-D and 3-D back analyses is made to show the importance of performing a 3-D analysis in back calculating the unsaturated shear strength.
A Promising Approach for Progressive Failure Analysis of Reinforced Slopes,
Proceedings of the International Symposium on Slope Stability Engineering (IS-Shikoku'99), Vol.2, 1043-1048, Matsuyama, Nov. 1999.- (要約)
- An attempt is made to develop a design procedure for the stability of reinforced slopes considering progressive failure based on the limit equilibrium concept. A local factor of safety is defined at the base of each slice to represent the progressive, local failure along a slip surface. The reinforcement force is essentially unknown, but it is assumed to be known and is prescribed for purposes of the analysis. In this sense the method discussed here is unfinished. A simple application example however has shown that it is feasible to establish a stability analysis method for reinforced slopes taking into account progressive failure within the framework of the limit equilibrium approach.
Numerical Evaluation of the Effects of Drainage Pipes,
Proceedings of the International Symposium on Slope Stability Engineering (IS-Shikoku'99), Vol.1, 545-550, Matsuyama, Nov. 1999.- (要約)
- An evaluation method is presented for the effectiveness of horizontal/semi-horizontal drains to reduce ground-water pressures in soil slopes. A system of horizontal/semi-horizontal drains is commonly used to enhance the stability of slopes in which ground-water is the main cause of instability, this is the usual case for almost all landslide slopes in Japan. Despite its quite frequent use, no design guidelines have been established. In this paper ground-water behavior is solved by the 3D-finite element saturated-unsaturated seepage analysis. One dimensional linear finite elements are incorporated into the 3D-finite element ground-water system to simulate the influence of the drains. An experiment was conducted on a model sandy ground in a metal tank in which perforated drainage pipes were installed. The observed results were compared with the numerical ones, and good agreements were obtained, indicating the usefulness of the proposed method.
A FE Analysis of Anisotropic Soil Slopes and Back Analysis for its Parameters,
Proceedings of the International Symposium on Slope Stability Engineering (IS-Shikoku'99), Vol.1, 317-322, Matsuyama, Nov. 1999.- (要約)
- A finite element analysis has been implemented by employing an elasto-plastic model for anisotropic soils proposed by Nova (1986). Owing to the complexities of the anisotropy, the number of model parameters increases in comparison with that of isotropic soils. Also, these parameters are quite difficult to be determined by laboratory tests, because it is hardly possible to acquire the specimens of high quality for representing the anisotropy of geotechnical materials. At present, there are few acceptable methods proposed for the determination of the parameters of anisotropic models. In the present paper, an attempt has been made for the determination of the model parameters by combining FEA with an optimization method. The proposed procedure is illustrated through a cutting in an orthotropic slope. The results indicated that the present procedure is applicable for transversely isotropic soils.
A Back Analysis of MC-DP Model Parameters Based on FEM and NLSSQP Method,
Proceedings of the International Symposium on Slope Stability Engineering (IS-Shikoku'99), Vol.1, 311-316, Matsuyama, Nov. 1999.- (要約)
- This paper presents a possible method to back analyze the parameters of MC-DP model by incorporating FEM into a minimization method NLSSQP. The NLSSQP method is capable of solving Nonlinear Least Squares problems with constrained conditions by means of Sequential Quadric Programming method. The model parameters are estimated by minimizing a norm of the difference between observed and calculated values at specified observation points. Although only MC-DP model is investigated in this paper, there is no necessity to prescribe the constitutive model; any model can be used as a subroutine program. The proposed method is applied to an excavation performed in a homogeneous and isotropic slope. The results indicate that the proposed method can provide convergent and accurate solutions.
Back Analysis of Unsaturated Shear Strength from a Circular Slope Failure,
Proceedings of the International Symposium on Slope Stability Engineering (IS-Shikoku'99), Vol.1, 305-310, Matsuyama, Nov. 1999.- (要約)
- A back analysis method is described to determine three unsaturated strength parameters (c', φ', φb) in Fredlund's failure criterion. This method is based on two essential conditions which take full advantage of the information provided by a slope failure in a unsaturated zone. A back calculation procedure is constructed by combining these two conditions with the Bishop factor of safety equation with Fredlund's failure criterion. Application of the proposed method to a hypothetical slope failure illustrates that a unique and reliable solution of (c', φ', φb) can be back calculated quickly. The back analysis method proposed has the potential to determine the magnitude of (c', φ', φb) from an actual slope failure as long as the suction distribution along the slip surface at failure is known.
Progressive Failure Analysis Based on a Method of Non-Vertical Slices,
Proceedings of the International Symposium on Slope Stability Engineering (IS-Shikoku'99), Vol.1, 299-304, Matsuyama, Nov. 1999.- (要約)
- An approach of progressive failure analysis of slope stability is proposed based on a method of non-vertical slices within the limit equilibrium framework. Variable factor of safety is defined along a shear surface and the local safety factors are calculated. Simplifying assumptions about the inter-slice forces and their points of action made this method determinate. Force and moment equilibrium equations are derived from the equilibrium conditions and the Mohr-Coulomb failure envelope. The softening behaviors of the soil materials are also included in the method. To evaluate the ultimate stability of a slope an overall factor of safety is intro-duced. The method is presented with two case studies.
Progressive Failure Analysis of Slopes Based on a LEM,
Proceedings of the International Symposium on Slope Stability Engineering (IS-Shikoku'99), Vol.1, 293-298, Matsuyama, Nov. 1999.- (要約)
- A new method for progressive failure analysis of slopes is presented, based on the variable local factors of safety in the limit equilibrium approach. A local factor of safety is defined at the base of each slice, and used to account for the progressive, local failure along a slip surface. It is also used to approximately simulate the softening behavior of soil. The introduction of local factors of safety results in an increase of the number of unknowns. In order to render the problem determinate, simplifying assumptions are simultaneously made of the interslice forces and the line of thrust which are separately used in the Morgenstern-Price method and the Janbu method. Two different techniques called AILC and AGLC are devised to deal with the local factors of safety in the failure zones. The results of case studies show that the proposed approach can simulate the actual behavior of progressive failure.
Slope Stability Engineering,
Editor, Proceedings of the International Symposium on Slope Stability Engineering (IS-Shikoku'99), Matsuyama, Nov. 1999. Takuo Yamagami, Jing-Cai Jiang and Tie-Qun Feng :
A Limit Equilibrium Stability Analysis of Slopes with a Stabilizing Wall,
Proceedings of the 2nd International Conference on Landslides, Slope Stability & The Safety of Infra- Structures, 277-284, Singapore, Jul. 1999.- (要約)
- A limit equilibrium method is proposed to evaluate the stability of slopes with an installed wall (e.g. a sheet pile wall). The central idea of this method is that a separate slip surface can be assumed in each of the upslope and downslope soil masses of the wall. A target value of the factor of safety for each of the slip surfaces is then prescribed by the designer, contrary to the conventional stability analysis procedure where the factor of safety is generally unknown in advance. In the present approach, the primary unknowns are interactive forces between the wall and soil masses under the prescribed target factors of safety. A wall designed so as to sustain the interactive forces certainly ensures the target factors of safety for the wall-installed slope. The Bishop method is employed for formulation, and then a repeated trial procedure is used to search for a pair of slip surfaces which provide the wall with the most dangerous situation. Here we call the pair of slip surfaces the critical slip surfaces. Some illustrative examples indicate that the proposed method can reasonably evaluate the stability of slopes with a wall.
A Stability Analysis Method for Cut Slopes in Clays,
Proceedings of the 13th Southeast Asian Geotechnical Conference, 675-680, Taipei, Nov. 1998.- (要約)
- 掘削粘性土斜面はたとえ初期に飽和状態にある場合でも,掘削に伴う膨張過程で地表面より空気を吸い込み,少なくとも地表面近傍では不飽和状態となる.加えて,掘削による応力開放のため地山は不可避的に強度劣化を招く.本研究は筆者らが開発したこれら二つの本質的側面を取り込んだ有限要素解析コンピュータソフトの適用事例を紹介したものである.
A Coupled Finite Element Analysis for Cut Slopes Considering Swelling and Softening Effects,
Proceedings of the Special Sino-Japanese Forum on Performance and Evaluation of Soil Slopes under Earthquakes and Rainstorms, 166-172, Dalian, Jun. 1998.- (要約)
- 有限要素法による掘削粘性土斜面の挙動解析法を提案している.要諦は斜面地山の膨張に伴う不飽和化と強度劣化を共に取り込んだ点にある.初期に飽和状態に有る地盤であっても,掘削に伴う膨張過程で地表面より空気を吸い込み不飽和化する.既往のいずれの解法もこの事実を看過しているが,筆者らはこれが結果的に無視できない誤差を生む原因となっている事実を明らかにした.こうして膨張に伴う不飽和化と強度劣化を共に取り込んだ新しい解法を構築した.
Variable Critical Slip Surfaces in a Slope during an Earthquake,
Proceedings of the Special Sino-Japanese Forum on Performance and Evaluation of Soil Slopes under Earthquakes and Rainstorms, 88-95, Dalian, Jun. 1998.- (要約)
- 地震による斜面の永久変位量の新しい評価法を提案したものである.一般に地震時斜面の永久変位はNewmark法で求められる.この方法は予め特定された最危険と思しき一つのすべり面に終始注目し,これに沿う地震時の変位を計算するのであるが,このやり方には致命的欠点の有ることが知られた.すなわち臨界すべり面は地震の間絶えずその位置を大きく変えているのである.こうした点を踏まえて新しい解法を展開したのが本論文のあらましである.
Progressive Failure Analysis of Slopes Based on LEM,
Proceedings of the Special Sino-Japanese Forum on Performance and Evaluation of Soil Slopes under Earthquakes and Rainstorms, 35-48, Dalian, Jun. 1998.- (要約)
- 斜面の進行性破壊を考慮する二つの新しい方法が提案されている.すなわち``瞬時載荷状態の解析法(AILC)''と``漸増載荷状態の解析法(AGLC)''である.いずれの解法も極限平衡法の枠組み内でスライス底面ごとの局所安全率が定義されており,この値に基づいて局所的破壊域の発生とその進展が表現される.AGLCがより実態に則した解法である.しかし状況に応じてAILCもまた不可欠な解法であることが事例解析を通して強調されている.
A Back Analysis Method for Unsaturated Soil Strength Parameters,
Proceedings of the 2nd Pan-American Symposium on Landslides & 2nd Brazilian Conference on Slope Stability, Vol.1, 511-519, Rio de Janeiro, Nov. 1997.- (要約)
- Fredlundらの不飽和せん断強度式に現れる三つの強度パラメータを逆解析する方法論を展開したものである.不飽和土より成る斜面中に何らかの手段で二つの破壊面が与えられることを前提に,飽和土に対する山上·植田法を拡張応用することで,三つの強度パラメータが一挙に逆解析できる新しい方法を開発した.ここに二つの破壊面の生成法としては原位置における載荷版を介した破壊実験を想定している.
Back Calculation of Strength Parameters for Landslide Control Works Using Neural Networks,
Proceedings of the 9th International Conference on Computer Methods and Advances in Geomechanics, Vol.1, 651-656, Wuhan(China), Nov. 1997.- (要約)
- 非均質地山中の破壊斜面や地すべりの強度定数逆解析法を提案したものである.筆者達は過去に同じ問題に対し,非線型計画法の適用を検討しているが,ここでは新たにニューラルネットワークの援用を試みた.その結果,学習データの作成方法にまだまだ改良と工夫を要する面無しとはしないが,非線型計画法で経験された程の解の多面性は現れておらず,今後に大きい可能性を秘めている事が判明した.
Determination of the sliding direction in three-dimensional slope stability analysis,
Proceedings of the 2nd International Conference on Soft Soil Engineering, Vol.1, 567-572, Nanjing, May 1996.- (要約)
- 任意形状の三次元臨界すべり面探索法に基づき,複雑な幾何学的形状を示す地山の主すべり方向を見つけ出す方法論を展開している.三次元極限平衡法の如何なる安全率算定式も,予め主すべり方向が既知となっていなければ適用する事は出来ない.ところが地山の形状が複雑で錯綜しているとき,事前に主すべり方向を知ることは不可能である.むしろこれは解析の結果として明らかになるべき情報であろう.こうして動的計画法を活用した巧妙な手法が導き出されている.
A Generalized Method for Determining the Critical Slip Surface in Three-Dimensional Slope Stability Analysis,
Proceedings of the 7th International Symposium on Landslides, Vol.2, 1433-1438, Trondheim, Jan. 1996.- (要約)
- 極限平衡法の枠組み内にある三次元安全率算定式は過去25年ばかりの間数多く提案されてきた.ところがこうした三次元安全率算定式に基づいて安全率最小のすべり面つまり臨界すべり面を探索する方法となると殆ど手が付けられていないのが現状である.本研究は動的計画法と乱数発生法を結合し,実用的演算時間内で効率よく三次元臨界すべり面を探索する手法を世界に先駆けて提案したものである.
令和5年7月豪雨による久留米市内の浸水被害と学校園の災害対応,
土木学会四国支部技術研究発表会講演概要集, Vol.30, 2024年6月. 金井 純子, 中野 晋, 蒋 景彩 :
令和5年7月豪雨で被災した高齢者施設における法人間連携の事例,
第29 回日本災害医学会学術集会抄録集, 508, 2024年2月.- (要約)
- 令和元年東日本台風,令和2年7月豪雨など,計画規模レベルと同等,それ以上の大雨で中核病院が浸水被害に遭遇する事例が頻発している.病院の浸水被害事例を通して,洪水浸水想定区域にある病院が実施すべき事前対策について検討する.2009年から2021年に計8施設で実施したインタビュー調査から,浸水被害状況,事前対策(地盤の嵩上げ,止水板の設置等)の実施状況,被災後の医療継続状況について整理した.特に事前対策が行われていた3 病院については周辺の洪水氾濫解析を実施し,浸水の進展状況と病院の災害対応について考察する.止水板の設置,重要設備廻りの浸水防災対策などの実施は浸水深が小さい場合は減災効果を発揮し,早期の医療継続に役立ったが,病院周辺部で2∼4mを超えるような浸水が発生するような状況下ではMRI,CT,EVなど,病院にとって重要で高価な設備の損傷が発生した.その中で2.8mの浸水があった病院では医療機能の大半を2階以上に配置していたため,MRI とEVは損傷したものの浸水解消2 日後に外来診療を再開させた.想定浸水深が3mを超える場合には重要設備や医療機能を2 階以上に配置するような対策が必要である.
- (キーワード)
- 浸水被害 / 高齢者施設 / 法人間連携
洪水浸水想定区域に立地する病院の事前対策と医療継続に関する事例分析,
第29 回日本災害医学会学術集会抄録集, 499, 2024年2月.- (要約)
- 令和元年東日本台風,令和2年7月豪雨など,計画規模レベルと同等,それ以上の大雨で中核病院が浸水被害に遭遇する事例が頻発している.病院の浸水被害事例を通して,洪水浸水想定区域にある病院が実施すべき事前対策について検討する.2009年から2021年に計8施設で実施したインタビュー調査から,浸水被害状況,事前対策(地盤の嵩上げ,止水板の設置等)の実施状況,被災後の医療継続状況について整理した.特に事前対策が行われていた3 病院については周辺の洪水氾濫解析を実施し,浸水の進展状況と病院の災害対応について考察する.止水板の設置,重要設備廻りの浸水防災対策などの実施は浸水深が小さい場合は減災効果を発揮し,早期の医療継続に役立ったが,病院周辺部で2∼4mを超えるような浸水が発生するような状況下ではMRI,CT,EVなど,病院にとって重要で高価な設備の損傷が発生した.その中で2.8mの浸水があった病院では医療機能の大半を2階以上に配置していたため,MRI とEVは損傷したものの浸水解消2 日後に外来診療を再開させた.想定浸水深が3mを超える場合には重要設備や医療機能を2 階以上に配置するような対策が必要である.
- (キーワード)
- 浸水被害 / 病院 / 防災対策
過去の事例から学ぶ事前浸水防止対策,
第29 回日本災害医学会学術集会抄録集, 391, 2024年2月.- (要約)
- 【背景】全国の主な病院の多くが河川氾濫による洪水浸水想定区域内に立地しており,近年相次ぐ豪雨の被災地では,浸水被害を受けた病院の事例が多くなってきている.また洪水浸水想定は計画規模と最大規模に対して行われているが,実際の洪水浸水深は必ずして想定通りになっていない.そのため事前対策として病院建物内への浸水を防止する止水板を設置したものの,止水板を超えて浸水するケースが目立つ.【目的】過去の事前浸水対策の失敗事例から,洪水ハザードマップに示されていない実際の降雨規模に応じて浸水深を的確に想定することの重要性を指摘した.【方法】近年の豪雨によって設置された止水板を超えて浸水被害を受けた病院等の事例をいくつか調査・収集し,その対応から見えてきた問題点や課題について整理してみた.【結果】洪水ハザードマップに示されている想定浸水深の幅が大きく,実際の洪水浸水深は必ずして計画規模と最大規模の通りになっていないため,事前対策の前提となる的確な浸水想定は重要である.そのため,本発表では洪水ハザードマップに示されていない実際の降雨規模に応じて浸水深を事前に予測する一つの方法を提案した.
- (キーワード)
- 浸水被害 / 病院 / 防災対策
令和4年台風15号による断水時の透析医療機関等の対応と今後の課題,
土木学会安全問題討論会'23, 2023年12月.- (キーワード)
- 透析治療 / 医療機関 / 事業継続 / 台風 / 断水
山間部温泉観光地における豪雨時災害リスクの再考,
第42回日本自然災害学会学術講演会講演概要集, 131-132, 2023年9月. 蒋 景彩, 中野 晋, 白山 敦子, 樫本 誠一 :
令和5年奥能登地震による地盤・土木構造物の被害,
地震工学研究発表会講演論文集, Vol.43, 204-209, 2023年9月.- (要約)
- W
- (キーワード)
- 2023年奥能登地震 / 被害調査 / 地盤 / 土木構造物
令和5年奥能登地震, --- 地場産業と寺社の被害 ---,
地震工学研究発表会講演論文集, Vol.43, 184_1-184_6, 2023年9月.- (要約)
- 2023年5月5日に発生した奥能登地震の被害調査を実施した.特に,奥能登地方を代表する地場産業や寺社の被害に注目した.距離減衰式にて珠洲市周辺の最大加速度や計測震度の距離減衰特性を整理した.距離減衰式による推定値は観測値より大きめの値を与えるものの概ね妥当であることを確認した.地場製造業での調査では老朽化した建屋,窯,土壁など耐震性の低い構造物が損傷した.寺社の被害調査からは重心が高い鳥居や鐘楼堂などが強い揺れのために倒壊した.鳥居,鐘楼堂などはいずれも土台との接合部で断裂し,倒壊に至ったことがわかった.
- (キーワード)
- 2023年奥能登地震 / 被害調査 / 地場産業 (local industry) / 寺院 / 神社
- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 118688
(徳島大学機関リポジトリ: 118688) 蒋 景彩, 中野 晋 :
地震動を考慮した地震時盛土斜面の滑り変位評価,
日本地震工学会大会-2022概要集, 65-70, 2022年12月. 中野 晋, 蒋 景彩, 圓谷 政貴, 土山 祐司 :
令和元年と令和3年の六角川流域における内水被害調査,
日本自然災害学会学術講演会講演概要集, Vol.41, 103-104, 2022年9月.- (要約)
- 六角川流域では令和元年8月下旬と令和3年8月中旬に線状降水帯の形成に伴う集中豪雨により,武雄市,大町町などで広範囲に浸水被害が発生した.2回の水害に対する現地調査と洪水氾濫解析を実施した.
- (キーワード)
- 六角川 / 内水氾濫 / 令和元年8月豪雨 / 令和3年8月豪雨
近年の建設残土崩壊事例から盛土規制法についての考察,
第41回日本自然災害学会学術講演会講演概要集, 141-142, 2022年9月.- (キーワード)
- 平成30年7月豪雨 / ため池 / 決壊 / 斜面崩壊 / 土石流
令和2年7月豪雨における保育所の災害対応,
土木学会四国支部第28回技術研究発表会, 2022年5月. 湯浅 恭史, 石田 勇貴, 中野 晋, 蒋 景彩 :
平成30 年7 月豪雨被災事例からみる水道施設における浸水被害時の初動対応と事業継続についての考察,
安全問題討論会'20資料集, 241-249, 2020年11月.- (要約)
- 平成30年7月豪雨では河川氾濫などにより,水道施設に深刻な浸水被害や土砂災害が発生し,周辺地域が長期に断水するケースがあった.水道事業は被災地域の生活に必要なライフラインであることから,給水車などで応急給水を行うが,本格的な水道施設の復旧は地域の復旧に欠かせないものである.また,地域の企業や医療機関などの復旧や事業継続にも不可欠であることから,水道施設の浸水リスク等への事業継続対応は,早期の復旧・復興を考える上で大きな課題となる.本研究では,豪雨災害で浸水被害等のあった水道施設に対し,初動対応から復旧再開までの対応についてヒアリング調査等を実施し,水道施設の被害からの速やかな水道供給と復旧を実現する上で,事業継続の観点から必要な対応や要素について検討を行った.初動対応時から復旧再開に至るまでの目標復旧時間を明確にした上で,複数の事業継続戦略を用いた対応が必要となる.そのために取り組むべき対応や考え方について提言する.
- (キーワード)
- 水道施設 / 洪水被害 / 事業継続 / 平成30年7月豪雨 / 初動対応
平成30年7月豪雨によるため池上流の盛土崩壊に関する検討,
地盤工学会四国支部技術研究発表会講演概要集, 45-46, 2020年11月. 湯浅 恭史, 石田 勇貴, 中野 晋, 蒋 景彩 :
平成30 年7 月豪雨の被災事例からみる水道施設の事業継続,
土木学会四国支部第26回技術研究発表会, 2020年5月. 圓谷 政貴, 中野 晋, 蒋 景彩 :
上田電鉄千曲川橋梁付近の河岸浸食に及ぼす河道内植生の影響,
土木学会四国支部第26回技術研究発表会, 2020年5月. 蒋 景彩, 中野 晋 :
平成30年7月豪雨による福山市勝負迫池の決壊被害について,
第38回日本自然災害学会学術講演会講演概要集, 41-42, 2019年9月.- (キーワード)
- 平成30年7月豪雨 / ため池 / 決壊 / 斜面崩壊 / 土石流
スタジアム防災 プロジェクト の取り組み― J リーグ観戦者対象の 地震・津波防災意識啓発,
令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会, CS12-70, 2019年9月. 徐 春萌, 中野 晋, 蒋 景彩 :
中国淮河流域蒙洼遊水地における洪水放流被害と浸水数値解析,
土木学会四国支部第25回技術研究発表会, 2019年5月. 権 容大, 馬場 俊孝, 蒋 景彩 :
永正地震津波の解明を目的とした海部灘海底 地すべり調査,
平成30年度土木学会四国支部第29回技術研究発表会, 2018年5月. 蒋 景彩, 中野 晋 :
2016年熊本地震による益城町の地盤災害の特徴,
日本地震工学会・大会2017発表論文集(CD-ROM), 1-6, 2017年11月. 中野 晋, 蒋 景彩, 上原 廣紀, 泉谷 衣那 :
2016年台風第10号による岩手県久慈市内の浸水被害,
第36回日本自然災害学会学術講演会講演概要集, 139-140, 2017年9月.- (キーワード)
- 2016年台風第10号 / 久慈川 / 洪水 / 災害調査
南海トラフ地震による高知県沿岸地盤上下変動の再現,
公益社団法人 土木学会 第36回地震工学研究発表会(CD-ROM), 2016年10月. 奥山 陽平, 蒋 景彩 :
小型振動台を用いたニューマーク法の検証実験と考察,
地盤工学会四国支部平成26年度技術研究発表会講演概要集, 61-62, 2014年11月. 蒋 景彩 :
平成25年12月19日決壊した山ノ神池(淡路市佐野地区)の現地調査報告,
徳島大学防災フォーラム:最近の豪雨災害を振り返る, 2014年1月. 佐藤 征弥, 西山 賢一, 蒋 景彩, 大戸井 義美, 石田 啓祐 :
国指定天然記念物「阿波の土柱」の保全に向けて ー 土柱の歴史・変遷,植生管理について ー,
第130回徳島生物学会, 2013年12月.- (要約)
- 「阿波の土柱」は,阿波市の阿讃山脈南麓の丘陵斜面の崩壊地が,雨水による侵食により搭状やひだ状となった侵食地形である.明治期後半に新聞紙上で紹介されて以来,名勝として知られるようになり,昭和9年(1934)に国の天然記念物に指定された.しかし,年月が経つ間に侵食による土柱の衰微や植生の繁茂といった景観の悪化が顕著になり,平成16年(2004)には台風で柱の一部が大きく崩落するなど景観維持のための対策が必要になってきた.また,観光においても大正期には一日に二千人を数えた来訪者は大きく減っている.このような状況から,阿波市は平成23年(2011)に「阿波の土柱」の価値を保全するための保存管理計画を策定することを目的として,文化庁や徳島県の協力の下,学識経験者らを委員とする『国指定天然記念物「阿波の土柱」緊急調査指導委員会』を組織した.委員会で2年にわたり調査や検討が重ねられ,今年3月に調査報告書がまとめられた.演者は委員の一人として関わったので,その内容について紹介する. 【土柱の発見と形成時期】 「阿波の土柱」は平安時代に阿波守であった菅原清公が歌に詠んだとする説があるが,これは様々な理由から明確に否定される.遡れる最も古い記録は,明治35年(1902)12月27日の徳島毎日新聞に掲載された西林村五明の尋常小学校長柏木直平が寄稿した記事である.大正9年(1920)に徳島師範学校の教諭尾崎一雄が『地学雑誌』に「阿波の土柱」として紹介し,全国に知られるようになった. 観察される侵食のスピードと発見時期とを併せて考えると,「阿波の土柱」を形成した斜面崩壊の発生時期は,江戸後期から明治前半のことと考えられる. 【植生管理】 植被は雨水による土柱の侵食を抑える作用を持つ一方で,樹木の根はクラックの形成を助長する.また,岩肌に生えるマツは,景観に良いアクセントを与える一方で,高い樹木やツタ類の繁茂は,土柱を覆い隠したり,根の周囲にフミン酸が蓄積して土壌を黒化させたりと景観に悪影響を与える.よって景観や侵食に悪影響を与えないもの除いて植物は除去することが望ましい. 【今後の土柱】 「阿波の土柱」である波濤ヶ嶽は,侵食過程からみれば既に壮年期に入った土柱である.近隣には橘嶽,筵嶽,不老嶽,燈籠嶽と呼ばれる侵食がそれほど進んでいない土柱があり,これらを併せて土柱の侵食過程の理解を深めることができるような活用を図っていく必要がある. 阿波市教育委員会編「国指定天然記念物「阿波の土柱」緊急調査報告書—国庫補助金事業による天然記念物緊急調査—」阿波市・阿波市教育委員会(2013)
2013年4月13日淡路島地震における地盤被害,
日本地震工学会第10回年次大会梗概集, 2013年11月. 蒋 景彩 :
生穂新島の造成と液状化被害,
2013年淡路島地震調査報告会, 2013年9月. 蒋 景彩 :
洲本市と淡路市での地盤被害,
2013年淡路島地震調査速報会, 2013年4月. 蒋 景彩, 中野 晋 :
集中豪雨による崩壊斜面の強度定数逆解析,
232-233, 2012年8月. 蒋 景彩 :
新潟・福島豪雨災害:土砂災害,
平成23年豪雨災害調査中間報告会, 2011年9月. 中井 陽介, 蒋 景彩, 神田 幸正 :
法先近傍に矢板壁を有する盛土構造物の地震時安定性評価法に関する提案(第二報),
地盤工学会四国支部平成22年度技術研究発表会講演概要集, 41-42, 2010年10月. 大本 達郎, 蒋 景彩 :
斜面安定解析における新しい三次元Janbu法の提案,
地盤工学会四国支部平成22年度技術研究発表会講演概要集, 39-40, 2010年10月. 蒋 景彩, 中野 晋 :
豪雨災害前後における山間部住民の防災意識変化―徳島県那賀町上那賀地区を対象としてー,
地盤工学会四国支部平成22年度技術研究発表会講演概要集, 33-34, 2010年10月. 仁志 祐太, 八木 聡一郎, 関 麻夏, 植村 晃, 蒋 景彩, 中野 晋 :
山間地域の防災対策の実態, --- 那賀町上那賀地区を対象として ---,
日本自然災害学会学術講演会講演概要集, Vol.29, 19-20, 2010年9月.- (要約)
- 平成16年台風10号,平成20年台風9号で大きな豪雨災害が発生した徳島県那賀町上那賀地区を対象として,ヒアリング調査を通して防災対策の現状,災害後の防災意識変化などを調べた.
- (キーワード)
- 平成16年台風10号 / 豪雨災害 / 徳島県那賀町 / 防災対策 / 中山間地
三次元すべり面理論に基づく破壊斜面の強度定数逆算,
土木学会第65回(平成22年度)年次学術講演会講演概要集(CD-ROM), 15-16, 2010年9月. 古谷 綱崇, 蒋 景彩 :
結晶片岩地すべりのすべり面粘土の定性的評価と定量的評価,
地盤工学会四国支部平成21年度技術研究発表会, 41-42, 2009年11月. 中井 陽介, 蒋 景彩, 神田 幸正 :
法先近傍に矢板壁を有する盛土構造物の地震時安定性評価法に関する提案,
地盤工学会四国支部平成21年度技術研究発表会, 105-106, 2009年11月. 大本 達郎, 蒋 景彩 :
極限平衡法に基づく新しい三次元斜面安定解析法に関する研究,
地盤工学会四国支部平成21年度技術研究発表会, 45-46, 2009年11月. 大西 一賢, 蒋 景彩 :
逐次施工過程を考慮した斜面の進行性破壊解析に関する研究,
地盤工学会四国支部平成21年度技術研究発表会, 47-48, 2009年11月. 蒋 景彩, 山上 拓男 :
1978年宮城県沖地震による谷埋盛土崩壊斜面の安定解析,
地盤工学会四国支部平成21年度技術研究発表会, 39-40, 2009年11月. 蒋 景彩, 山上 拓男, 冨山 善史 :
2004年新潟県中越地震被災地への広域斜面崩壊予測法の適用,
第48回日本地すべり学会研究発表会地震地すべり特別セッション, 191-196, 2009年8月. 蒋 景彩 :
土砂災害・橋梁被害(岩手・宮城内陸地震調査報告会),
2009年7月. 蒋 景彩, 山上 拓男, Nguyen Bao Viet :
地震時盛土斜面の不安定性評価手法による事例検討,
第30回土木学会地震工学研究発表会論文集(CD-ROM), 2009年5月. 蒋 景彩 :
2008年四川大地震災害現地調査報告―斜面崩壊・地すべり被害を中心として―,
社団法人地盤工学会四国支部平成20年度技術研究発表会講演概要集, 53-54, 2008年9月.- (キーワード)
- 地震 (earthquake) / 斜面崩壊 (landslide) / 地すべり
落石運動解析に要するDEMパラメータの推定法に関する一考察,
社団法人地盤工学会四国支部平成20年度技術研究発表会講演概要集, 53-54, 2008年9月.- (キーワード)
- 落石 / DEMパラメータ / 逆解析
地震時広域岩盤斜面の不安定性評価-平面すべりを想定した場合-,
第47回日本地すべり学会研究発表会発表講演集, 244-249, 2008年8月.- (キーワード)
- 地震 / 広域斜面崩壊 / 平面すべり
線形・非線形強度式が斜面安定解析に及ぼす影響について,
平成20年度土木学会四国支部第14回技術研究発表会, 155-156, 2008年5月. 竹田 竜樹, 蒋 景彩, 山上 拓男 :
次元すべり面理論に基づくアンカーの負担すべき抑止力評価,
社団法人地盤工学会四国支部平成19年度技術研究発表会講演概要集, 39-40, 2007年10月.- (キーワード)
- アンカー力 / 目標安全率 / 三次元すべり面
水平・鉛直地震動を考慮した斜面安定解析に関する考察,
社団法人地盤工学会四国支部平成19年度技術研究発表会講演概要集, 41-43, 2007年10月.- (キーワード)
- 鉛直地震動 / 震度法 / Newmark法
落石運動解析に要する不連続変形法のパラメータ同定法に関する研究,
社団法人地盤工学会四国支部平成19年度技術研究発表会講演概要集, 37-38, 2007年10月.- (キーワード)
- 落石運動 / 不連続変形法 / 逆解析
平面すべりを想定した地震時広域岩盤斜面崩壊予測法,
社団法人地盤工学会四国支部平成19年度技術研究発表会講演概要集, 53-54, 2007年10月.- (キーワード)
- 地震 / 広域岩盤斜面崩壊 / GISとNewmark法
自然地山せん断強度定数の逆解析法に関する一提案(第3報),
社団法人地盤工学会四国支部平成19年度技術研究発表会講演概要集, 55-56, 2007年10月.- (キーワード)
- 強度定数逆解析法 / 孔内水平載荷試験 / 有限要素法
永久変位に基づく地震時広域斜面の不安定性評価,
第42回地盤工学研究発表会平成19年度発表講演集, 1839-1840, 2007年7月.- (キーワード)
- 地震 / 永久変位 / 広域斜面崩壊
GISとNewmark法に基づく地震時広域斜面崩壊予測法に関する研究(第4報),
社団法人地盤工学会四国支部平成18年度技術研究発表会講演概要集, 35-36, 2006年11月.- (要約)
- 近年,より精度の高い地震時斜面崩壊ハザードマップの作成を狙いとして,GISとNewmark法を結び付けた地震による広域斜面不安定性評価に関する研究が盛んに行われている.しかし,現有のこの種の予測法は,いずれも長大斜面の理論に基づくものである.即ち,対象領域の数値標高データ(DEM)をGISに取り込み,DEMの各セルの最大傾斜角度を持って斜面を長大斜面モデル化し,領域の表層地質を考慮しつつ各セルの永久変位を見積もっている.しかし,長大斜面モデルに基づくと,算出される永久変位はセルの傾斜角度に強く依存することになる.即ち,対象領域DEMのセルサイズによって,各セル内の傾斜角度が変わるので,見積もった永久変位の分布もDEMのセルサイズに依存するという不自然な結果になる.また,最近日本全国においても整備されつつあるセルサイズの小さい高精度DEM(例えば10mDEM)においては,各セルの斜面を長大斜面と仮定すること自体が不適切になる.著者らは,セルサイズの小さい高精度DEMに対応するため,新しい斜面モデル化技術を開発してきた.本報は,航空レーザー測量より得られた精度の高いDEMを用いて著者らの提案法の検証を行った結果を述べるものである.その結果,従来の長大斜面モデルにかかわる問題点がほとんど解消され,永久変位に基づくより精度の高い地震時広域斜面崩壊予測が可能になることがわかった.
- (キーワード)
- 地震 / 広域斜面崩壊 / GISとNewmark法
落石運動解析に要する不連続変形法のパラメータ感度解析に関する一考察,
社団法人地盤工学会四国支部平成18年度技術研究発表会講演概要集, 47-48, 2006年11月.- (要約)
- 落石数値解析手法の一つとして,不連続変形法(DDA)が用意されているが,解析上重要な入力パラメータの設定法が確立されていない.本研究の最終的な目的は,落石解析に要するDDA運動パラメータの同定法を確立することである.その第一歩として本研究では,個々のパラメータが落石挙動の解析結果に与える影響を評価するために感度解析を実施し,その結果をもとに,逆解析の対象となるパラメータを特定した結果を報告する.
- (キーワード)
- 落石運動 / 不連続変形法 / 感度解析
三次元すべり面理論に基づく新しい強度定数逆解析法,
社団法人地盤工学会四国支部平成18年度技術研究発表会講演概要集, 45-46, 2006年11月.- (要約)
- 地すべり対策工の設計上必要となる強度定数(粘着力c',内部摩擦角φ')は一般に逆解析によって決定される.これまでの研究では,c',φ'の逆解析を二次元問題として扱うことが多かった.しかし,実際の斜面破壊は三次元的な現象であり,より現実的な地山挙動を考慮しようとすれば三次元解析が必要不可欠である.強度定数の三次元逆算法はすでに提案されているが1),本研究ではそうした従来の提案法とはまったく異なった観点から1つの新奇な三次元手法を展開する.そのためにまず,土の単位体積重量と間隙水圧の分布が与えられた任意の均質斜面において,極限平衡法のある特定の三次元斜面安定解析理論に基づき探索された臨界すべり面の位置がその斜面の強度定数(c'とφ')ではなく,それらの比(つまりc'/tanφ'=λcφ)にユニークに対応することを明らかにする.次いでこの事実に基づき地山強度定数の合理的な三次元逆解析法を構築し,仮想問題および実際の地すべり地に適用して本提案法の精度検証を行う.
- (キーワード)
- 逆解析 / 強度定数 / 三次元すべり面
落石解析に要するDEMパラメータ同定法の非均質斜面への適用事例,
社団法人地盤工学会四国支部平成18年度技術研究発表会講演概要集, 21-22, 2006年11月.- (要約)
- 著者らは,落石防護工の設計に資することを狙いとして,落石の落下速度・跳躍量・落下位置等を推定する一手法を提案している.提案法の骨子は,落石落下運動の表現にDEM(個別要素法)を応用することを前提として,それに要するパラメータを逆解析的に決定することである.この方法は,間接的とは言え落石が地山に衝突する際の地山の変形や立木と落石の衝突の影響などを反映したパラメータの値を与える.当初,提案法はDEMパラメータに関して均質場を対象としていた.つまり,落石落下開始地点から最終到達地点までただ一組のパラメータで落下運動が表現できる状況のみを取り扱っていた.ところが,自然斜面は植生状況や地質・土質の相違により,落石の落下経路に沿って非均質となっている状況が大半を占めている.したがって,提案法を実務で活用するためにはそうした自然斜面の非均質性を十分考慮できることが不可欠と言わねばならない.そのため,提案法は斜面がDEMパラメータに関して非均質な場へも適用できるように発展させている.本報では,その手順と適用例を紹介し提案法の有用性を示す.適用例としては,規模が大きく綿密な事後調査がなされている実際の落石災害事例を採り上げている.
- (キーワード)
- 落石解析 / DEM(個別要素法) / 逆解析
自然地山せん断強度定数の逆解析法に関する一提案(第2報),
社団法人地盤工学会四国支部平成18年度技術研究発表会講演概要集, 23-24, 2006年11月.- (要約)
- 本研究の目的は,ボーリング孔内水平載荷試験で計測される荷重-変位関係を基に,地山せん断強度を逆解析的に求める方法を構築することである.具体的には,先ず地盤調査等の目的で自然斜面に設けられるボーリング孔内において,鉛直孔壁の載荷部に水平荷重を段階的に加え,載荷部に設けた数点の観測点の水平変位を計測する.そして計測変位と有限要素法による計算変位の誤差二乗和を最小とするMohr-Coulomb強度定数c', φ'を求める.前報は,この最適値問題を効率的に解くために遺伝的アルゴリズムを適用し,仮想問題による提案法の妥当性を検証した.本稿では,さらに模型地盤を介しての精度の検証を行うべく,本提案法を孔内水平載荷試験の小規模室内模型実験に適用し,求められた強度定数の逆算値を三軸圧縮試験による実験値および荒井・辻 により推定された(c', φ')値と比較検討した.以下に得られた結果について報告する.
- (キーワード)
- 強度定数逆解析法 / 孔内水平載荷試験 / 有限要素法
多層破壊斜面の強度定数逆解析法,
第41回地盤工学研究発表会平成18年度発表講演集, 2233-2234, 2006年7月.- (キーワード)
- 逆解析 / 強度定数 / 多層破壊斜面
DEMによる落石数値シミュレーションに関する一考察,
平成18年度土木学会四国支部第12回技術研究発表会, 246-247, 2006年5月.- (要約)
- 筆者らは,かねてより個別要素法(DEM)を用いた落石運動のシミュレーションに関する研究に取り組んできた.そして,ある任意の斜面に対して,落石の大きさおよびその落下経路が与えられれば,落石数値シミュレーションに要するDEMパラメータを効率よく同定できる方法を確立している.そこで,本研究では''我々が提案している同定法により求められたDEMパラメータ値,すなわち,ある一つの石をターゲットとして同定されたパラメータが,落石の大きさや重量が異なる石に対してどこまで対応できるのか?''について検討を行った.
GISとNewmark法に基づく地震時広域斜面崩壊予測法に関する研究(第三報),
平成18年度土木学会四国支部第12回技術研究発表会講演概要集, 244-245, 2006年5月.- (要約)
- 本研究は,GISとNewmark法に基づく地震時広域斜面崩壊予測法を提案するものである.前報までは予測システムの構築に重点を置いていたため,国土地理院発行の50mメッシュ数値地図を地形(標高)データとして利用すると共に,対象地域の土質定数を一律に仮定し,提案法の検証を行ってきた.本稿では,STRIPE法を採用することにより等高線図から任意間隔の数値標高データ(DEM)を作成し,対象地域の地質区分などに応じてそれぞれの区分に土質定数を与える方法を考案した.その一適用例として,南海地震を想定した場合の理想化・単純化された状態下の徳島市眉山周辺における永久変位量の分布予測結果を示す.
自然地山せん断強度定数の逆解析法に関する一提案,
社団法人地盤工学会四国支部平成17年度技術研究発表会講演概要集, 35-36, 2005年11月.- (要約)
- 本研究の目的は,ボーリング孔内水平載荷試験の観測データを基に,地山せん断強度を逆解析的に求める方法を構築することである.具体的には,先ず地盤調査等の目的で自然斜面に設けられるボーリング孔内において,鉛直孔壁の載荷部に水平荷重を段階的に加え,載荷部における数点の観測点の変位を計測する.そして計測変位と有限要素法による計算変位の誤差二乗和を最小とするMohr-Coulomb強度定数c',φ'を求める.なお,最適値問題を解くために遺伝的アルゴリズムおよび制約条件付き非線形逐次二次計画法(NLSSQP法)を用いている.ここでは,提案法の概要を述べると共に,モデル地盤へ適用した結果を報告する.
- (キーワード)
- 孔内水平載荷試験 / 有限要素法 / 遺伝的アルゴリズム
均質破壊斜面における強度定数の逆算図表,
第40回地盤工学研究発表会平成17年度発表講演集, 2453-2454, 2005年7月.- (キーワード)
- 逆解析 / 強度定数 / 計算図表
地すべり抑止杭周辺地盤の破壊形態に関する実験的研究,
社団法人地盤工学会四国支部平成15年度技術研究発表会講演概要集, 67-68, 2003年11月. 植村 繁生, 山上 拓男, 蒋 景彩, 神田 幸正 :
非線形計画法に基づく非均質な地すべり地山の強度定数逆解析法,
社団法人地盤工学会四国支部平成15年度技術研究発表会講演概要集, 53-54, 2003年11月. 赤坂 幸洋, 山上 拓男, 蒋 景彩 :
GISとNewmark法に基づく地震時広域斜面崩壊予測法に関する研究(第二報),
社団法人地盤工学会四国支部平成15年度技術研究発表会講演概要集, 29-30, 2003年11月. 蒋 景彩, 山上 拓男 :
三次元斜面安定解析, --- 簡便法と厳密法の比較 ---,
第38回地盤工学研究発表会平成15年度発表講演集, 2227-2228, 2003年7月.- (キーワード)
- 三次元安定解析 / 臨界すべり面 / 極限平衡法
強度式の非線形性が三次元斜面安定解析に及ぼす影響について,
社団法人地盤工学会四国支部平成14年度技術研究発表会講演概要集, 67-68, 2002年11月. 神田 幸正, 山上 拓男, 蒋 景彩, 柴田 誠司 :
壁を有する斜面の安定解析法に関する提案(第3報),
社団法人地盤工学会四国支部平成14年度技術研究発表会講演概要集, 65-66, 2002年11月.- (キーワード)
- 極限平衡法 / 斜面安定解析 / 抑止壁
アンカーの負担すべき抑止力評価法について, --- 合理的手法と慣用設計法の比較 ---,
社団法人地盤工学会四国支部平成14年度技術研究発表会講演概要集, 43-44, 2002年11月. 藤山 修, 山上 拓男, 蒋 景彩 :
GISとNEWMARK法に基づく地震時広域斜面崩壊予測について,
社団法人地盤工学会四国支部平成14年度技術研究発表会講演概要集, 11-12, 2002年11月. 神田 幸正, 山上 拓男, 蒋 景彩, 洲本 幸太 :
壁を有する斜面の安定解析法に関する提案,
第37回地盤工学研究発表会平成14年度発表講演集, 2239-2240, 2002年7月. 蒋 景彩, 山上 拓男 :
三次元Spencer法に基づく臨界すべり面探索について,
第37回地盤工学研究発表会平成14年度発表講演集, 2211-2212, 2002年7月. 林 夏樹, 山上 拓男, 蒋 景彩 :
締固め土のせん断強度異方性に関する実験的研究(第二報),
社団法人地盤工学会四国支部平成13年度技術研究発表会講演概要集, 65-66, 2001年11月. 根無 孝之, 山上 拓男, 蒋 景彩 :
ボーリング孔を利用した地山強度の逆解析法に関する研究(第2報),
社団法人地盤工学会四国支部平成13年度技術研究発表会講演概要集, 53-54, 2001年11月. 能野 一美, 山上 拓男, 蒋 景彩 :
落石挙動の数値シミュレーションに関する研究,
第36回地盤工学研究発表会平成13年度発表講演集, 2509-2510, 2001年6月. 蒋 景彩, 山上 拓男, 金子 功 :
弱層を有する斜面の強度定数逆解析について,
第36回地盤工学研究発表会平成13年度発表講演集, 2461-2462, 2001年6月. 山部 哲, 山上 拓男, 蒋 景彩 :
進行性破壊を考慮した補強土斜面の安定解析法(第二報),
第36回地盤工学研究発表会平成13年度発表講演集, 2457-2458, 2001年6月. 秋永 康彦, 山上 拓男, 蒋 景彩 :
臨界すべり面の時刻歴変化を考慮した地震時永久変位の評価法,
第36回地盤工学研究発表会平成13年度発表講演集, 2307-2308, 2001年6月. 岡田 雅寿, 神田 幸正, 山上 拓男, 蒋 景彩 :
地震時広域斜面崩壊予測システムの開発とその適用事例,
第36回地盤工学研究発表会平成13年度発表講演集, 2283-2284, 2001年6月. 能野 一美, 山上 拓男, 蒋 景彩 :
落石挙動の数値シミュレーションに関する研究,
社団法人地盤工学会四国支部平成12年度技術研究発表会講演概要集, 59-60, 2000年9月. 根無 孝之, 馮 鉄群, 山上 拓男, 蒋 景彩 :
切土斜面におけるMC-DPモデルパラメータの逆解析,
社団法人地盤工学会四国支部平成12年度技術研究発表会講演概要集, 43-44, 2000年9月. 蒋 景彩, 山上 拓男, Baker R. :
非線形強度式を用いた三次元臨界すべり面の探索,
第35回地盤工学研究発表会平成12年度発表講演集, 2313-2314, 2000年6月. 蒋 景彩, 山上 拓男 :
非線形強度式を用いた二·三次元臨界すべり面探索,
平成11年度技術研究発表会発表論文集,社団法人地盤工学会四国支部, 37-38, 1999年9月. 蒋 景彩, 山上 拓男, 佐々木 守 :
三次元簡易Janbu法に基づく不飽和強度定数の逆算法,
第34回地盤工学研究発表会平成11年度発表講演集, 2127-2128, 1999年7月. 佐々木 守, 蒋 景彩, 山上 拓男 :
三次元簡易Janbu法による不飽和強度定数の逆解析法,
平成10年度技術研究発表会講演概要集,社団法人地盤工学会四国支部, 47-48, 1998年11月. 西田 憲司, 山上 拓男, 蒋 景彩 :
数値解析による排水ボーリング効果の定量的評価法,
日本地下水学会1999年秋期講演会講演要旨集, 1998年10月. 蒋 景彩, 山上 拓男 :
簡易Janbu法による不飽和強度定数の逆算法,
土木学会第53回年次学術講演会講演概要集, 482-483, 1998年10月.- (キーワード)
- 地すべり / 極限平衡法 / 不飽和土 / 強度定数 / 逆解析 / 臨界すべり面 / 非円形すべり面
不飽和強度定数の新しい逆算法,
第33回地盤工学研究発表会平成10年度発表講演集, 1713-1714, 1998年7月. 佐々木 守, 山上 拓男, 蒋 景彩 :
三次元簡易Janbu法による不飽和強度定数の逆解析法,
平成10年度土木学会四国支部第4回技術研究発表会講演概要集, 214-215, 1998年5月. 山上 拓男, 蒋 景彩 :
分割法による地盤の三次元支持力計算法,
平成9年度技術研究発表会講演概要集,社団法人地盤工学会四国支部, 7-8, 1997年11月. 山上 拓男, 蒋 景彩 :
三次元斜面安定解析における主すべり方向の決定,
第31回土質工学研究発表会平成8年度発表講演集, 2011-2012, 1996年7月. 山上 拓男, 蒋 景彩 :
三次元斜面安定解析における主すべり方向の決定,
平成7年度技術·研究発表会発表論文集,社団法人地盤工学会四国支部, 9-10, 1995年11月. 山上 拓男, 蒋 景彩 :
DPによる三次元最小安全率とその他の方法で得られた安全率の比較,
第30回土質工学研究発表会平成7年度発表講演集, 1797-1798, 1995年7月. 山上 拓男, 蒋 景彩 :
三次元臨界すべり面探索について, --- 非均質場への適用 ---,
土木学会第49回年次学術講演会講演概要集, 866-867, 1994年9月. 山上 拓男, 蒋 景彩 :
三次元臨界すべり面探索について,
第29回土質工学研究発表会平成6年度発表講演集, 1831-1832, 1994年6月.
- 研究会・報告書
- Jing-Cai Jiang :
Past, present and future of slope disaster reduction in Japan,
中国上海同済大学 土木工程学院 地下建築与工程系, Jun. 2009. 蒋 景彩 :
2004年新潟県中越地震被災地への広域斜面崩壊予測法の適用,
日本地すべり学会地震地すべりプロジェクト第2分科会第2回委員会, 2009年6月. 蒋 景彩, 山上 拓男 :
均質破壊斜面における強度定数の逆算図表,
土木学会四国支部,社団法人地盤工学会四国支部 平成16年度学術講演会テキスト, 29-41, 2005年3月.- (要約)
- 本研究はまず間隙水圧分布が与えられた均質斜面において,極限平衡法の安全率算定理論による臨界すべり面の位置はその斜面の粘着力と内部摩擦角の正接との比にのみ依存することを示した.次いで斜面を二つのタイプにモデル化した後,すべり面の最大深さを介して二つの無次元パラメータを導入し,これらパラメータと斜面勾配および間隙水圧係数の関係を規定する図表を作成した.斜面勾配,間隙水圧係数,土の体積重量およびすべり面の最大深さが与えられれば,この図表によりすべり面に沿う一組の強度定数(c, φ)を唯一かつ合理的に推定(逆算)することができる.作成した逆算図表を幾つかの事例に適用したところ,精度的に十分満足できる解が得られた.
非均質な地すべり地山強度の逆解析法とその平成16年台風10号被災地への一適用事例,
土木学会四国支部,社団法人地盤工学会四国支部 平成16年度学術講演会テキスト, 21-28, 2005年3月. 蒋 景彩, 中野 晋, 上野 勝利, 岡部 健士 :
平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震による地盤災害の現地調査報告,
平成20(2008)年岩手・宮城内陸地震被害に関する緊急調査研究報告書, 2009年8月. 蒋 景彩, 山上 拓男 :
堤体法先近傍に矢板壁を有する河川堤防の地震時安定性評価法に関する提案,
平成20年度河川整備基金助成事業報告書, 1-22, 2009年6月. 蒋 景彩, 神田 幸正, 能野 一美 :
平成18年度NEXCO西日本四国支社管内耐震性評価手法検討業務報告書,3.斜面の耐震性評価に関する検討 3.5.1 Newmark法にからの知見,
平成18年度NEXCO西日本四国支社管内耐震性評価手法検討業務報告書, 2007年3月. 蒋 景彩, 馮 鉄群 :
2.2(3) FEMによるアンカー工解析のメリット,
地すべり解析における有限要素法の利用に関する研究委員会報告書, 77-79, 2006年3月. 蒋 景彩, 馮 鉄群, 若井 明彦 :
2.1(3) FEMによる杭工解析のメリットと留意点,
地すべり解析における有限要素法の利用に関する研究委員会報告書, 53-56, 2006年3月. 蒋 景彩, 神田 幸正, 能野 一美 :
平成17年度四国支社管内耐震性評価手法検討業務報告書,3.斜面の耐震性評価に関する検討3.7解析的方法による検討,
平成17年度四国支社管内耐震性評価手法検討業務報告書, 3-126-3-150, 2006年3月.- (要約)
- ニューマーク(Newmark)法とGISに基づく地震時広域斜面崩壊予測法を開発し,高知自動車道南国IC西の領石地区で選定したモデル斜面を対象として次回の南海地震を想定した場合の(自然)斜面危険度予測を試みた.ここでは,地震時斜面安定解析法の現況を概観すると共に,開発した地震時広域斜面崩壊予測法の概要を紹介し,領石地区切土法面の背後にある自然斜面に適用した結果を報告する. 地震時広域斜面崩壊危険度を評価する解析的方法は,斜面安定性を定量評価することによって崩壊発生危険箇所を予測しようとするものであり,震度法に基づく方法とNewmark法(残留変位)に基づく方法に大別できる.前者は対象地域の地盤特性を考慮しているが,地震動特性を的確に反映することができない.後者は地形・地質・土質条件のみならず,襲来が予想される地震動特性も的確に取り込むことによって,地震時斜面崩壊危険箇所を精度よく特定することが期待される. 解析的手法は対象領域の地質・地形の詳細な情報や斜面物質の強度定数等を明らかにしてはじめてその威力を発揮するものである.しかし現実問題として地質の複雑さや地盤の不均質性などに起因して,広い領域に渡っての詳細な地質・地形データおよび地盤物性値を十分な精度で取得することが大変困難である.したがって広い範囲内の斜面危険度評価を行うにあたっては,こうした実際上の制約を十分認識し,用いられる現地データの質と量を留意しながら解析的手法による予測結果を利用すべきである.
斜面の耐震性評価に関する検討:過去の地震による被害事例の整理(1995年兵庫県南部地震),
平成16年度JH四国支社管内耐震性評価手法検討業務報告書, 2005年3月. 蒋 景彩, 山上 拓男 :
平成16年台風10号による土砂災害の概要と一被災地への地すべり地山強度逆解析法の適用,
平成16年台風災害に関する学術調査 徳島大学教育研究プロジェクト推進費調査成果報告書, 15-22, 2005年3月. 蒋 景彩, 山上 拓男 :
5.4 上那賀町白石市宇のフロン谷土石流,
社団法人地盤工学会四国地域豪雨災害緊急調査団報告書, 2005年.
- 特許
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
- 作品
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
- 補助金・競争的資金
- 徳島県小松島沖亀磯を対象とした臨海地盤の崩壊現象の解明と誘発津波の予測 (研究課題/領域番号: 23K23010 )
地盤下空洞の発生・発達のメカニズムと道路面への影響に関する研究 (研究課題/領域番号: 11450182 )
研究者番号(10284308)による検索
- その他
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
2024年11月15日更新
- 専門分野・研究分野
- 地盤工学 (Geotechnical Engineering)
- 所属学会・所属協会
- 社団法人 日本地すべり学会
社団法人 地盤工学会
社団法人 土木學會
国際地盤工学会
土木学会 地盤工学会四国支部 - 委員歴・役員歴
- 社団法人 日本地すべり学会 (日本地すべり学会第41回研究発表会幹事会副幹事長 [2001年11月〜2002年8月], 地すべり解析における有限要素法の利用に関する研究委員会 [2002年4月〜2005年3月])
社団法人 地盤工学会 (平成16年度JH四国耐震性評価手法検討委員会委員 [2004年10月〜2005年3月])
社団法人 地盤工学会 (支部幹事 [2009年4月〜2011年4月])
土木学会 (地盤工学委員会委員 [2008年5月〜2010年5月]) (公社)地盤工学会四国支部 (評議員 [2022年4月〜2023年4月])
社団法人 土木學會 (論文賞選考委員 [2021年4月〜2023年4月]) - 受賞
- 2011年3月, グローバル大学院工学教育賞 (徳島大学大学院先端技術科学教育部国際連携教育開発センター)
- 活動
- 社団法人 地盤工学会 (斜面安定工学に関する国際会議実行委員 [1998年4月〜1999年11月], 平成16年四国地域豪雨災害緊急調査団 団員, NEXCO西日本四国支社 耐震性評価手法検討委員会 委員)
社団法人 日本地すべり学会 (日本地すべり学会第41回研究発表会幹事会副幹事長)
社団法人 日本地すべり学会 (地すべり解析における有限要素法の利用に関する研究委員会委員)
社団法人 日本地すべり学会 (地すべり学会誌編集委員会(査読委員))
財団法人 道路保全技術センター (道路防災ドクター [2009年4月〜2010年12月])
国土交通省四国地方整備局 (道路防災有識者 [2009年4月〜2011年3月])
国土交通省四国地方整備局道路部 (道路防災有識者 [2022年5月〜2023年3月])
国土交通省四国地方整備局徳島河川国道事務所 (斜面対策技術検討委員会委員 [2022年12月〜2023年3月])
2024年11月10日更新
2024年11月9日更新
Jグローバル
- Jグローバル最終確認日
- 2024/11/9 01:22
- 氏名(漢字)
- 蒋 景彩
- 氏名(フリガナ)
- ジャン ジンサイ
- 氏名(英字)
- JIANG Jing-cai
- 所属機関
- 徳島大学 助手
リサーチマップ
- researchmap最終確認日
- 2024/11/10 01:37
- 氏名(漢字)
- 蒋 景彩
- 氏名(フリガナ)
- ジャン ジンサイ
- 氏名(英字)
- JIANG Jing-cai
- プロフィール
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- 登録日時
- 2005/12/20 00:00
- 更新日時
- 2022/9/27 08:53
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- 没年月日
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- 所属ID
- 0344005001
- 所属
- 徳島大学
- 部署
- 工学部 建設工学科 社会基盤工学講座
- 職名
- 助手
- 学位
- 博士(工学)
- 学位授与機関
- 徳島大学
- URL
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- 科研費研究者番号
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- その他の所属名
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- その他の所属 部署
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- その他の所属 職名
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- 最近のエントリー
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- Read会員ID
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- 経歴
- 受賞
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- Misc
- 論文
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- 講演・口頭発表等
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- 書籍等出版物
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- 研究キーワード
- 研究分野
- 所属学協会
- 担当経験のある科目
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- その他
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- Works
- 特許
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- 学歴
- 委員歴
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- 社会貢献活動
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2024年11月9日更新
- 研究者番号
- 10284308
- 所属(現在)
- 2024/4/1 : 徳島大学, 環境防災研究センター, 教授
- 所属(過去の研究課題
情報に基づく)*注記 - 2022/4/1 – 2024/4/1 : 徳島大学, 環境防災研究センター, 教授
1999/4/1 – 2001/4/1 : 徳島大学, 工学部, 助手
- 審査区分/研究分野
-
研究代表者以外
工学 / 土木工学 / 地盤工学
小区分25030:防災工学関連
- キーワード
-
研究代表者以外
舗装 / 空洞 / CBR / 模型実験 / 締固め / 水浸破壊 / 支持力 / (遠心)模型実験 / pavement / under-road cavity / CBR test / cenrifuge model test / compaction / erosion due to water permeation / 非地震性津波 / 地盤崩壊現象 / 海底微地形調査 / 数値解析 / 亀磯
研究課題
研究成果
共同研究者