カテゴリー | 医学、臨床、歯学 |
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代表研究者 | 中村 信元 |
関連する研究者 | 日野出 大輔 福井 誠 藤猪 英樹 村上 圭史 天眞 寛文 |
研究概要 | がんの発症や化学療法における口腔内細菌叢の役割は十分には明らかになっていない。我々はFusobacterium nucleatumが発熱性好中球減少症の発症に寄与することを見いだした。本研究では、Fusobacterium nucleatumに着目し、化学療法や造血幹細胞移植時の全身性感染症やGVHDなどの炎症惹起、血管内皮障害、がん微小環境等に対する影響の実態を明らかにするとともに、Fusobacteriumを定量する簡便な測定系の開発を目指す。特に、患者からの口腔内細菌や唾液の採取によるFusobacteriumの各種病態との関連の検討や、がん微小環境におけるFusobacteriumの各種細胞に対する影響のin vitro での検討、ELISA 法による抗Fusobacterium nucleatum抗体の測定系の構築、ハイブリドーマの作成による抗Fusobacterium nucleatum特異抗体の精製と迅速半定量法の樹立を目指す。本研究によりFusobacteriumの化学療法時のヒトへの影響の全貌解明と、より効果的な支持療法、効率的な化学療法の開発に繋げる。
▼徳島大学研究クラスターNo.1904011
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研究期間 | 2019年4月1日〜2022年3月31日 |