トップ注目研究歯周病の原因菌であるフゾバクテリウムが口腔がんの進展を促進する
カテゴリー 医学、歯学
代表研究者 工藤 保誠
関連する研究者    藤原 奈津美    石丸 直澄    尾崎 和美    湯本 浩通    吉田 賀弥
Wenhua Shao, 毛利 安宏, 木曽田 暁(徳島大学大学院 医歯薬学研究部 口腔生命科学分野)
吉田 佳世(徳島大学大学院 医歯薬学研究部 口腔保健支援学分野)
内容

徳島大学研究成果

【研究概要】

 徳島大学大学院医歯薬学研究部のShao Wenhua 大学院生、木曽田 暁 大学院生、毛利 安宏 講師、工藤 保誠 教授(口腔生命科学分野)、藤原 奈津美 助教、吉田 佳世 大学院生、尾崎 和美 教授(口腔保健支援学分野)、吉田 賀弥 准教授(口腔保健教育学分野)、湯本 浩通 教授(歯周歯内治療学分野)、石丸 直澄 教授(口腔分子病態学分野)の研究グループは、口腔内に存在する歯周病原因菌であるフゾバクテリウム・ヌクレアタム(Fusobacterium nucleatum)が口腔がんの進行に関与することを明らかにしました。
 口腔がんは、舌や歯肉などの粘膜に発生するがんで、超高齢社会を迎えた我が国ではその発生率が増加しています。口腔がんは侵襲性が高く、再発やリンパ節転移を起こしやすいのが特徴で、審美的な問題や会話や食事などの機能的な問題を抱えています。 F. nucleatumは口腔に存在する細菌で、歯周病の原因となる細菌の1つです。近年では、大腸がんや食道がんでF. nucleatumが検出され、悪性度や死亡率に関わることが報告されています。口腔がん組織中にも多量のF. nucleatumが検出されることは知られていましたが、その詳細や口腔がんに対する影響は明らかにされていませんでした。

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▼徳島大学研究成果(2021年7月27日発表)
https://www.tokushima-u.ac.jp/docs/29983.html

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