カテゴリー | 工学、理学、光応用、化学 |
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代表研究者 | 今田 泰嗣 |
関連する研究者 |
河村 保彦
手塚 美彦
荒川 幸弘
八木下 史敏
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研究概要 | 近年、化石エネルギーの枯渇問題や地球温暖化などの環境問題を受けて、持続可能な低炭素社会への転換が求められている。新たなエネルギー源の1つとして無尽蔵に存在する太陽光を利用した太陽電池が期待され、シリコン系を始めとする無機系太陽電池が主に実用化されている。最近では、製造コストの低さやフレキシブル性に富む有機系太陽電池が注目され、実用化・普及に向けて盛んに研究が行われている。しかしながら、有機系太陽電池はエネルギー変換効率の低さが問題であり、変換効率の向上が課題となっている。 一方、新たな分子デザインに基づくパイ電子系化合物群の創製は、化学変換手法の開発や新たな機能性解明という基礎化学的な観点だけでなく、有機ELディスプレイや有機トランジスタ、有機系太陽電池などの有機エレクトロニクス材料への応用や次世代を担う新たな機能性有機分子材料の開発の観点からも重要である。 本研究クラスターは、有機合成技術による新規パイ電子系化合物の合成手法の開発及び基礎物性評価という基礎研究分野とデバイス作製及び機能評価という実用化を視野に入れた応用研究分野から構成される。特に実用的な有機系太陽電池(有機薄膜太陽電池・色素増感太陽電池)の開発を目的とした研究を共同的に推進する。
▼研究クラスターNo.1704097 |
研究者の役割分担 | 今田 泰嗣:研究の統括と立案 河村 保彦:研究の立案 手塚 美彦:研究の立案と推進,デバイス作製,物性評価 八木下 史敏:有機合成,機器分析,解析 荒川 幸弘:有機合成,高分子合成 |
研究期間 | 2017年4月1日〜2020年3月31日 |