カテゴリー | 工学、電気電子、光応用 |
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代表研究者 | 永瀬 雅夫 |
関連する研究者 |
大野 恭秀
安澤 幹人
安井 武史
北田 貴弘
南 康夫
長宗 秀明
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研究概要 | 次世代の電子材料(ポストシリコン)として期待されている炭素ナノ材料であるグラフェンを用いたデバイスの実現を目指して研究を進めている。徳島大学の独自技術である大面積高品質単結晶グラフェン作製技術を基盤として各種デバイスの開発を行っている。最高到達温度2000℃、昇温レート10℃/sという超高温超高速赤外線加熱炉(スーパーRTA)を用いることで高品質グラフェンを10mm角のSiC基板上に作製している。我々のグラフェンを用いると、例えばタンパク質等を検出するバイオセンサでは高感度、且つ、安定性に優れたセンサが実現可能である。NO2等の環境物質を検出するガスセンサにおいてはガス種選択性があり、且つ、高感度なセンサが実現できる。また、未踏電波領域であるテラヘルツ帯の発光・検出デバイス実現の可能性もある。これらの目標に向けてグラフェン溶液ゲート電界効果トランジスタ(FET)技術やテラヘルツ波計測技術といった徳島大学として優位性のある技術を集積化して新機能デバイスの創成を目指す。 ■ 研究終了後の成果(見込み) 新原理IoTセンサ群(高感度バイオ<タンパク質・DNA>センサ、高感度ガスセンサ)テラヘルツ発光・受光デバイス、トンネル接合デバイス
研究クラスターNo.1702003 |
研究者の役割分担 | 永瀬 雅夫 (研究の統括) 大野 恭秀 (デバイス作製・評価) 安澤 幹人 (修飾分子材料開発) 安井 武史 (テラヘルツ光発光素子開発) 北田 貴弘、南康夫 (テラヘルツ光測定) 長宗 秀明(プローブ用生体分子材料開発) |
研究期間 | 2017年4月1日〜2020年3月31日 |
産業界へのメッセージ | 超高温超高速赤外線加熱炉(スーパーRTA)を用いて作製した大面積単結晶グラフェンを利用した各種先端デバイス開発。新原理IoTセンサ群や未踏領域発行・受光デバイスの創出が目標。 |