研究者を探す
齊藤 貴弘
愛媛大学
2024年11月14日更新
- 職名
- 教授
- 電話
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
- 電子メール
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
- 学歴
- 1993/04/01-1995/03 東京都立大学大学院
1995/04-2000/03 東京都立大学大学院 - 学位
- 修士(史学) 東京都立大学
- 職歴・経歴
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
- 専門分野・研究分野
- 人文・社会 / ヨーロッパ史、アメリカ史
2024年11月14日更新
- 専門分野・研究分野
- 人文・社会 / ヨーロッパ史、アメリカ史
- 担当経験のある授業科目
- 西洋史基礎演習Ⅰ
西洋史専門演習Ⅰ
歴史を考える
西洋史特講Ⅰ
ヨーロッパ歴史文化論研究
人間文化研究指導1
西洋史
世界史
西洋史概論Ⅰ
ヨーロッパ歴史文化論研究演習
人間文化研究指導2
研究フィールド実践 - 指導経験
- 2024,第1クォーター,法文学部,西洋史基礎演習Ⅰ
2024,第1クォーター,法文学部,西洋史専門演習Ⅰ
2024,第2クォーター,法文学部,西洋史基礎演習Ⅰ
2024,第2クォーター,法文学部,西洋史専門演習Ⅰ
2024,第3クォーター,共通教育,歴史を考える
2024,第3クォーター,法文学部,西洋史専門演習Ⅰ
2024,第3クォーター,法文学部,西洋史特講Ⅰ
2024,第4クォーター,共通教育,歴史を考える
2024,第4クォーター,法文学部,西洋史専門演習Ⅰ
2024,第4クォーター,法文学部,西洋史特講Ⅰ
2024,前期,人文社会科学研究科(修士課程),ヨーロッパ歴史文化論研究
2024,前期,人文社会科学研究科(修士課程),人間文化研究指導1
2024,前期,法文学部,西洋史
2024,前期,法文学部,世界史
2024,前期,法文学部,西洋史概論Ⅰ
2024,後期,人文社会科学研究科(修士課程),ヨーロッパ歴史文化論研究演習
2024,後期,人文社会科学研究科(修士課程),人間文化研究指導2
2024,通年,人文社会科学研究科(修士課程),研究フィールド実践
2024年11月14日更新
- 専門分野・研究分野
- 人文・社会 / ヨーロッパ史、アメリカ史
- 研究テーマ
- 古代地中海世界
多神教
ヒエラとホシア
聖域
神人同形思想
追放
修辞
西洋古典学
- 著書
- はじめて学ぶ西洋古代史 長谷川岳男(編著 第4章「古代ギリシアの宗教―神々と人間のコミュニケーション」 ミネルヴァ書房 2022/10 ISBN: 9784623094332
図説 古代ギリシアの暮らし (ふくろうの本/世界の歴史) 髙畠純夫齋藤貴弘竹内一博 河出書房新社 2018/11/21 ISBN: 4309762751
モノとヒトの新史料学 : 古代地中海世界と前近代メディア 豊田 浩志津本 英利小島 浩之八木 健治齋藤 貴弘大清水 裕坂田 道生江添 誠堀 賀貴味岡 収坂井 聰向井 朋生藤井 慈子四十九院 仁子奥山 広規 勉誠出版 2016/03 ISBN: 9784585221487
西洋古典学の明日へ : 逸身喜一郎教授退職記念論文集 大芝 芳弘小池 登 「ドラコンの意思殺人法における永久追放について」 知泉書館 2010 ISBN: 9784862850805
神は細部に宿り給う : 上智大学西洋古代史の20年 豊田 浩志 「弁論におけるレトリック解釈の可能性」 南窓社 2008 ISBN: 9784816503702
歴史家の散歩道 (プロムナード) 上智大学文学部史学科 「碑文とイメージから読み解く古代アテナイ人の宗教と政治—ヘファイストスとアテナ女神の祝祭の意図を手掛かりに」 Sophia University Press上智大学出版, ぎょうせい (発売) 2008 ISBN: 9784324083925
ヨーロッパの成立と発展 : 文献解説 松本 宣郎前沢 伸行河原 温 第一部第1章6節「ヘレニズム世界」、7節「文化と宗教」 南窓社 2007 ISBN: 9784816503528 - 論文
- 「古代ギリシアの雨具について」 齋藤貴弘 2023/07/14 日本西洋古典学会HP Q&Aコーナー (MISC)その他記事
「買うか借りるか・電子か紙か ―地方大学の立場から―」 齋藤貴弘 2023/05 『東洋大学人間科学総合研究所 公開シンポジウム報告集―西洋古代史研究における 史資料の安定的利用をめざして』 (MISC)その他記事
「イストモス「巡礼」――ソクラテス唯一の外遊――」 齋藤貴弘 2022/12 『へんろ』 465(2022年12月1日) (MISC)総説・解説(商業誌)
ペルシア戦争がアテナイに与えた『聖俗』観への影響―神々と人間の地平 齋藤貴弘 2022/03 パルテノン彫刻研究 ―オリエント美術を背景とする再解釈の構築―(平成30年度~令和3年度 科学研究費補助金 基盤研究(A) 研究成果報告書) 49-61 研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
「聖なる武具」ヒエラ・ホプラ ―古典期アテナイにおける「聖-俗」の変容を巡って ― 齋藤貴弘 2022/03 『多文化社会研究』(愛媛大学法文学部人文社会学科「記憶とアイデンティティ形成」研究プロジェクト」) 9, 28-42 研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
[書評] 栗原麻子著『互酬性と古代民主制―アテナイ民衆法廷における「友愛」と「敵意」』 齋藤貴弘 2021/07 『地中海学研究』 44, 83-91 (MISC)書評,文献紹介等
[書評] 栗原麻子著『互酬性と古代民主制―アテナイ民衆法廷における「友愛」と「敵意」』 齋藤貴弘 2021/07 地中海学研究 44 (MISC)書評,文献紹介等
古代ギリシアの聖俗空間をめぐる一考察 ―「聖なる杜」alsos について ― 齋藤貴弘 2021/03 『多文化社会研究』(愛媛大学法文学部人文社会学科「記憶とアイデンティティ形成研究プロジェクト」) 8, 10-23
遠隔授業実態調査アンケートから見えたもの、見えてくるもの 齋藤貴弘 2021/02 『かいほう』(古代世界研究会) 147, 6-8 (MISC)総説・解説(その他)
「松山=ポリス」私(試)論と「お接待」 齋藤貴弘 2020/05 地中海学会月報 430
【覚え書】 「北のアテネ」エジンバラで出会ったもう一つの「パルテノン・フリーズ」 齋藤貴弘 2020/03 『多文化社会研究』(愛媛大学法文学部人文社会学科「記憶とアイデンティティ形成研究プロジェクト」) 7
〈書評〉「郊外」(上野愼也「郊外―古典期のアテーナイ」(浦野聡編『古代地中海の聖域と社会』勉誠出版, 2017, 49-105)に寄せて―古代ギリシアの「聖-俗」空間についての覚え書 齋藤貴弘 2020/02 『愛媛大学法文学部論集〈人文学編〉』 48 (MISC)書評,文献紹介等
世界の巡礼編 古代ギリシアの「巡礼」 : エレウシスの秘儀入信を中心に 齋藤 貴弘 2018/03 四国遍路と世界の巡礼 = The shikoku henro and pilgrimages of the world 3 (MISC)速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)
書評 髙畠純夫著『ペロポネソス戦争』 齋藤 貴弘 2017/05 白山史学 53
「治癒神アスクレピオスのアテナイ勧請をめぐる諸問題― 「テレマコス記念碑」(SEG.25.226)を中心に―」 齊藤 貴弘 2017/03 『資料学の方法を探る』〔愛媛大学「資料学』研究会〕 16 (MISC)速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)
古代ギリシアの「巡礼」 齋藤貴弘 2017/01 地中海学会月報 396 (MISC)その他記事
読書案内 古代ギリシアの多神教世界 (世界史の研究(246)) 齋藤 貴弘 2016/02 歴史と地理 691
聖オリーヴ「モリア」moriaの起源について (坂野良吉先生退職記念号) 齋藤 貴弘 2013/11 上智史学 58, 73-98
ヨーロッパ 古代 ギリシア (20102年の歴史学界--回顧と展望) 齊藤 貴弘 2013/05 史學雑誌 122/ 5 (MISC)書評,文献紹介等
澤田典子著, 『アテネ民主政-命をかけた八人の政治家-』(講談社選書メチエ), 講談社, 二〇一〇・四刊, 四六, 二七八頁, 一七〇〇円 齊藤 貴弘 2011/01/20 史學雜誌 120/ 1
馬場恵二著, 『癒しの民間信仰-ギリシアの古代と現代-』, 東洋書林, 二〇〇六・八刊, 四六, 五九五頁, 六〇〇〇円 齋藤 貴弘 2009/01/20 史學雜誌 118/ 1
アルギヌサイ海戦将軍弾劾裁判と市民団 : 死者の報復とカタルシス 齋藤 貴弘 2006/11/30 上智史學 51, 135-156
古典期アテナイにおける処刑と罪人の遺体処理--バラトロンへの罪人投棄について 齋藤 貴弘 2006/06 古代文化 58/ 1, 56-70
「レトリックと時代背景―喜劇・弁論における身分に関する揶揄・中傷を題材に―」 齋藤貴弘 2006 基盤研究(B)14310226研究代表者 逸身喜一郎『古典古代史の近年の動向に対応したギリシャ・ローマ思想史ならびに文学史の書きかえ』 73-82 研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
合同部会 (2005年度歴史学研究大会報告批判) 齋藤 貴弘足立 広明森山 央朗 2005/12 歴史学研究 809
ジョン・D・マイケルソン著/箕浦恵了訳, 『古典期アテナイ民衆の宗教』(叢書ウニベルシタス 792), 法政大学出版局, 二〇〇四・四刊, A5, 二一〇頁, 二六〇〇円 齋藤 貴弘 2004/11/20 史學雜誌 113/ 11
<論文>ペロポネソス戦争期アテナイの庶子と市民団 : 「キュノサルゲスのノトイ」再考 齋藤 貴弘 2001 西洋史學 203, 24-41
前421/0年のヘファイスティア祭に関する決議とアテナイ市民団 齋藤 貴弘 1999/03/23 西洋古典學研究 47, 32-40
紀元前五世紀後半のアテナイにおける宗教と民衆 : アスクレピオス祭儀の導入を中心に 齋藤 貴弘 1997/12/20 史學雜誌 106/ 12, 2101-2125 - MISC
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
- 総説・解説
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
- 講演・発表
- 「アテナイ民主政のシンボルとしてのテセウス―その展開と限界―」 科研基盤研究(A)「パルテノン彫刻研究-神殿装飾と祭祀における同族神話の構築」(代表:長田年弘)第1回研究例会 2023/06/18 口頭発表(一般)
Female, citizenship and "hiera kai hosia" from a perspective of outside/beyond polis Workshop Citizenship and participation in classical Athens 2022/11/27 シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
「買うか借りるか・電子か紙か―地方大学の立場から」 シンポジウム 「西洋古代史研究における史資料の安定的利用をめざして」(主催: 東洋大学 人間科学総合研究所 2022年度 研究チーム) 2022/10/22 シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
(discussant) Comment for Sangduk Lee, Asklepios as the god of Reconcileation between Athens and Epidauros? The 12th Korea-China-Japan Symposium on Ancient European History: War, Peace and Hegemony in Antiquity. 22-23. Oct. 2021, Zoom online (Seoul, Korea) 2021/10/22 シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)
(discussant) Comment for Sangduk Lee, Asklepios as the god of Reconciliation between Athens and Epidauros? The 12th Korea-China-Japan Symposium on Ancient European History: War, Peace and Hegemony in Antiquity. 22-23. Oct. 2021, Zoom online (Seoul, Korea) 2021/10/22 シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)
史料としての法廷弁論 古代ギリシア文化研究所 第2回 西洋古代史インターユニ・ワークショップ(2021年8月7日Zoomオンライン) 2021/08/07 口頭発表(招待・特別)
古典期の弁論:研究史の展開―本邦を中心に― 古代史研究会特別研究集会「古代ギリシア史研究の現在地 —古典期・ヘレニズム期・帝政期の対話」(Zoom,オンライン) 2021/07/24 口頭発表(招待・特別)
How were religious topics used as “proofs” with the speaker’s character in inheritance cases? Online International Conference on Character Portrayal on Attic Forensic Speeches 2021/03/29 口頭発表(一般)
「親密さ」の虚像——イサイオス第1 番の事例から 第19 回古代史研究会大会(オンライン) 2021/03/27
「宗教的言説と説得性 ―イサイオス相続関連弁論を中⼼に―」(小シンポジウムⅠ「古典期アテーナイにおける討議的⺠主政とレトリック⽂化 ―場(トポス)と話題(トポス)―」) 第69回日本西洋史学会大会(於 静岡大学) 2019/05/19 シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
宗教的言説と説得性―相続関連弁論を中心に 古代ギリシア文化研究所2018年度研究会 2018/11/24 口頭発表(一般)
アスクレピオスのアテナイ勧請とテレマコス記念碑―概観と近年の研究動向 第1回パルテノン科研研究会(6月17日早稲田大学戸山キャンパス) 「パルテノン彫刻研究-オリエント美術を背景とする再解釈の構築」(科研費基盤研究(A)代表 長田年弘) 2018/06/17 口頭発表(一般)
「古代ギリシアの「巡礼」ーエレウシスの秘儀入信を中心に」 愛媛大学法文学部付属 四国遍路・世界の巡礼研究センター研究集会 2017/10/29 口頭発表(一般)
ドラコン殺人法における殺人犯の「保護」規定について 中国四国歴史学地理学協会2016年度大会 2016/06/26 口頭発表(一般)
ギリシア・アテナイ(アテネ)―その発展と西洋からの受容・歴史的景観ー 「世界の都市と地域(3)」(平成27年度愛媛大学公開講座) 2015/07/18 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
古代ギリシア―「多神教」世界における宗教と政治― 愛媛大学人文学会公開講演会 2015/05/16 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
『テセウスと「土地生え抜き」―ストア・ポイキレーのマラトン合戦図を手掛かりに』 古代ギリシアにおける祭祀と場の形成に関する研究 (2014年度第1回研究例会 「パルテノン神殿の造営目的に関する美術史的研究―オリエント美術の受容と再創造の検証」文部科学省科学研究費) 2014/08/11 口頭発表(招待・特別)
Between Death and Exile – Polis, Individual, and the Body The 10th China-Korea-Japan Symposium on Ancient European History 2013/12/19
- 研究会・報告書
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
- 特許
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
- 作品
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
- 補助金・競争的資金
- 科学研究費助成事業 基盤研究(A) パルテノン彫刻研究-オリエント美術を背景とする再解釈の構築 基盤研究(A) 2018/04-2022/03 2018年度は、右記の6種類の事業を実施した。①6月17日研究例会において、アテナイ、アクロポリス奉納物について、および、また古代ギリシア青銅鋳造の技法について研究発表と討議を行った。②9月3-7日に、J. Barringer教授(エジンバラ大学)を招聘し、古代ギリシア聖域奉納物の研究発表と討議を行った。他科研と共同して、古代地中海文明に関する日欧コロキアムに参加した。③9月9日から16日まで、ロドス島およびアテネにおいて現地調査。研究代表、分担者、協力者の9名参加。ロドス島アクロポリス、リンドス、カメイロス、イアリッソス遺跡を調査。アテネにおいて、アクロポリス遺跡、国立考古博物館における調査を実施。イタリア考古学研究所において、古代儀礼に関するコンファレンスに参加した。アクロポリス博物館において、Vasileia Manidaki博士(アテネ工科大学・アクロポリス修復保存局)によるガイダンスを実施。④C. M. Keesling教授(ジョージタウン大学)を招聘し、11月14日に京都大学において、11月17日に早稲田大学において、古代ギリシア、ローマ宗教における奉納記念物と碑文に関する研究会を開催した。⑤12月9日に、筑波大学芸術系において、「パルテノン・フリーズを制作者の視点から検討する」研究例会を実施した。分担者大原央聡、中村るいによる研究発表と石膏室における討議を行った。⑥2019年3月18日、千葉商科大学において、他科研と共同して、Antigoni Zournatzi 博士(National Hellenic Research Foundation, Athens)およびNikolaos Papazarkadas 教授(University of California, Berkeley)を招聘し、古代ギリシア碑文と奉納物に関する研究会を開催した。
科学研究費助成事業 基盤研究(B) 民主政アテナイの演説文化:法廷における実践的修辞戦略に関する総合的研究 基盤研究(B) 2017/04-2021/03 平成30年度は、昨年度までの研究蓄積を元に、さらに研究を進展させ、古典期アテナイの法廷における演説の性質、説得技術の特性をいっそう明らかにした。代表者佐藤は、演説者と観衆の関わり合いについて、野次の利用、鎮静化、対処といった観点から分析を進め、法廷弁論、民会演説、それぞれの特性について明らかにした。分担者葛西は、私的訴訟で用いられる用語の専門性が、民衆説得にいかに寄与したかについて検討を進めた。同齊藤は、宗教儀礼に関する観念、言説と遺産相続裁判との関連性について、具体的な特性を明らかにした。同上野は、イソクラテスの論証のあり方と法廷弁論の説得のあり方の異同について、独自の理解を明らかにした。さらに研究協力者桜井万里子がジェンダーに関する言説、レトリックに関する研究を進めたほか、同宮崎亮は、蓋然性に基づく議論の修辞的意義について、社会的慣行との関係から分析を進め、同橋本資久が古典期アテーナイの顕彰決議と修辞の関係を分析した。 8月に佐藤は渡英し、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、ロンドン大学で資料調査と現地研究者との意見交換を行った。9月には関連する研究プロジェクトと合同で古代地中海世界の知的文化に関する国際シンポジウムを開催した。この際、海外の研究協力者Vlassopoulos(Creta)などを招聘し、佐藤や桜井も上記の研究に関する口頭報告を行った。10月には、齊藤を除くメンバー全員が東京大学に集まり、研究報告及び意見交換会を開いた。11月には、古代ギリシア文化研究所研究集会において、齊藤、橋本が研究報告を行い、意見交換を行った。3月には、Canevaro博士(Edinburgh)を招聘し、研究会、講演会を開いて、意見交換を行った。このほか、それぞれが中小の研究会などで口頭報告を行ったほか、それぞれが著書や論文などにより個々に各自の分析をまとめて、刊行した。
科学研究費助成事業 特別研究員奨励費 古典期アテナイにおける宗教と国家・民衆―その展開と変質― 特別研究員奨励費 2000-2002 本年度は、前年度に設定した具体的な問題テーマ「ニコマコス供犠暦」について史料の検討と学説史の整理を進めた。中でも碑文史料と双壁をなして重要な史料となるリュシアスの第30番弁論において告発の対象とされているニコマコスなる人物の経歴・身分問題に焦点をあてた。何故なら、法再編纂業・供犠暦の検討にあたり、責任者の一人であったニコマコスがどのような立場にあり、どの程度の権限を持っていたのかを検討することは、テーマ全体の足がかりとして重要な問題と認識したためである。 従来、父親が公文書管理にあたっていた国有奴隷であり、ニコマコスは現在は市民権を得ていると先行研究は見做す向きが多い。しかし、そのような前提に立って、彼の経歴を再構築しようとしてみれば、幾つもの疑問・不明点に突き当たる。先行研究は、依然、弁論作家のレトリック十分な検討を加えているとは言い難い。このレトリックを可能な限り見極め、ニコマコスの実像に迫ることは、一見遠回りではあるが、供犠暦再編纂事業と当時のアテナイ民衆の宗教的態度の包括的な検討に欠かせぬものと考える。 先行研究調査の過程で上記の問題点を導き出した上で、以下の各点からニコマコスの身分問題について考察を進めた。 ・法再編纂事業の目的と経緯(先行研究からの比較・検討) ・公文書館と書記職の成立と時代変遷、法編纂事業との関連 ・アテナイにおける(国有)奴隷の(公的)活動 ・法廷弁論におけるレトリックの問題 各点それぞれが独立したテーマとも見なせるもので、これらの概略を把握することにも時間を要し、本年度は、この問題の検討の途中までしか果たせなかった。引き続き検討し、来年度以降に具体的な成果としてまとめる予定である。
- その他
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
2024年11月14日更新
- 専門分野・研究分野
- 人文・社会 / ヨーロッパ史、アメリカ史
- 所属学会・所属協会
- 日本石仏協会
史学会
日本西洋古典学会
上智史学会
古代世界研究会
地中海学会
古代ギリシア文化研究所 - 委員歴・役員歴
- 2008/09-現在 古代世界研究会 委員
- 受賞
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
- 活動
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
2024年11月10日更新
2024年11月9日更新
Jグローバル
- Jグローバル最終確認日
- 2024/11/9 01:42
- 氏名(漢字)
- 齊藤 貴弘
- 氏名(フリガナ)
- サイトウ タカヒロ
- 氏名(英字)
- Saito Takahiro
- 所属機関
- JグローバルAPIで取得できませんでした。
リサーチマップ
- researchmap最終確認日
- 2024/11/10 01:11
- 氏名(漢字)
- 齊藤 貴弘
- 氏名(フリガナ)
- サイトウ タカヒロ
- 氏名(英字)
- Saito Takahiro
- プロフィール
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- 登録日時
- 2014/9/8 12:58
- 更新日時
- 2024/10/26 08:23
- アバター画像URI
- https://researchmap.jp/9333/avatar.JPG
- ハンドル
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- eメール
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- eメール(その他)
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- 携帯メール
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- 性別
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- 没年月日
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- 所属ID
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- 所属
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- 部署
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- 職名
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- 学位
- 修士(史学)
- 学位授与機関
- 東京都立大学
- URL
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- 科研費研究者番号
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- Google Analytics ID
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- ORCID ID
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- その他の所属ID
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- その他の所属名
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- その他の所属 部署
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- その他の所属 職名
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- 最近のエントリー
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- Read会員ID
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- 経歴
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- 受賞
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- Misc
- 論文
- 講演・口頭発表等
- 書籍等出版物
- 研究キーワード
- 研究分野
- 所属学協会
- 担当経験のある科目
- その他
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- Works
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- 特許
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- 学歴
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- 委員歴
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- 社会貢献活動
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
2024年11月9日更新
- 研究者番号
- 80735291
- 所属(現在)
- 2024/4/1 : 愛媛大学, 法文学部, 教授
- 所属(過去の研究課題
情報に基づく)*注記 - 2021/4/1 – 2024/4/1 : 愛媛大学, 法文学部, 教授
2022/4/1 : 愛媛大学, 法文学部, 准教授
2017/4/1 – 2020/4/1 : 愛媛大学, 法文学部, 准教授
- 審査区分/研究分野
-
研究代表者以外
人文社会系 / 人文学 / 史学 / ヨーロッパ史・アメリカ史
中区分1:思想、芸術およびその関連分野
- キーワード
-
研究代表者以外
レトリック / 古代ギリシア / 西洋古代史 / 民主政 / アテナイ / 法 / 修辞 / 演説 / 西洋古典 / 古典期 / 歴史 / アテナイ民主政 / 司法 / 文学 / 修辞学 / 古代史 / 弁論 / 社会 / ギリシア史 / 法廷 / パルテノン / ギリシア美術 / ギリシア宗教 / ギリシア神話 / ギリシア彫刻 / ペルシア戦争
研究課題
研究成果
共同研究者
注目研究はありません。