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上白川 沙織
徳島大学
2024年11月22日更新
- 職名
- 助教
- 電話
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- 電子メール
- nakano.saori@tokushima-u.ac.jp
- 学歴
- 2017/4: 徳島大学大学院 保健科学教育部 保健学専攻 ( - 2020. 3.)
- 学位
- 修士(看護学) (徳島大学) (2020年3月)
- 職歴・経歴
- 2009/4: 徳島大学 看護師, 病院 (-2015.3.)
2017/4: 徳島大学 助教, 大学院医歯薬学研究部 (-2018.3.)
2019/4: 徳島大学 助教, 大学院医歯薬学研究部
- 専門分野・研究分野
- ライフサイエンス (Life sciences) [高齢者看護学、地域看護学 (Gerontological and community health nursing)]
ライフサイエンス (Life sciences) [生涯発達看護学 (Lifelong developmental nursing)]
ライフサイエンス (Life sciences) [基礎看護学 (Basic nursing)]
2024年11月22日更新
- 専門分野・研究分野
- ライフサイエンス (Life sciences) [高齢者看護学、地域看護学 (Gerontological and community health nursing)]
ライフサイエンス (Life sciences) [生涯発達看護学 (Lifelong developmental nursing)]
ライフサイエンス (Life sciences) [基礎看護学 (Basic nursing)] - 担当経験のある授業科目
- SIH道場~アクティブ・ラーニング入門~(医・保健) (共通教育)
ケアマネジメント (学部)
保健医療福祉行政論 (学部)
健康教育方法論 (学部)
健康管理論 (学部)
公衆衛生看護学実習 (学部)
公衆衛生看護学概論 (学部)
公衆衛生看護援助論 (学部)
卒業研究 (学部)
在宅看護学実習 (学部)
在宅看護学概論 (学部)
在宅看護援助論 (学部)
地域看護学概論Ⅰ(地域で暮らす人々の理解) (学部)
基礎看護学実習Ⅱ(看護過程の展開) (学部)
看護導入実習 (学部)
看護研究Ⅱ (学部)
看護統合実習 (学部) - 指導経験
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2024年11月22日更新
- 専門分野・研究分野
- ライフサイエンス (Life sciences) [高齢者看護学、地域看護学 (Gerontological and community health nursing)]
ライフサイエンス (Life sciences) [生涯発達看護学 (Lifelong developmental nursing)]
ライフサイエンス (Life sciences) [基礎看護学 (Basic nursing)]
- 研究テーマ
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- 著書
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- 論文
- 多田 美由貴, 岡久 玲子, 上白川 沙織, 松下 恭子 :
新任期保健師のCOVID-19対応実態と健康関連QOLおよび職務満足度との関連,
四国公衆衛生学会雑誌, Vol.69, No.1, 87-95, 2024年.- (キーワード)
- 新任期保健師 / COVID-19 / 健康関連QOL / 職務満足度
保健師が捉える乳幼児をもつ母親の育児に関するヘルスリテラシーの現状,
JNI : The Journal of Nursing Investigation, Vol.21, No.1, 1-9, 2023年.- (キーワード)
- ヘルスリテラシー / 保健師 / 母親 / 乳幼児 / 育児情報 / health literacy / public health nurse / mothers / infants / childcare information
- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 118733
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.32273/jni.jni_021_003
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390297891918526592
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.32273/jni.jni_021_003
(徳島大学機関リポジトリ: 118733, DOI: 10.32273/jni.jni_021_003, CiNii: 1390297891918526592) 上白川 沙織, 多田 美由貴, 岡久 玲子, 松下 恭子 :
乳幼児をもつ母親の防災意識の実態:防災セミナー受講前後の比較,
JNI : The Journal of Nursing Investigation, 2023年.- (キーワード)
- 複合災害 / 母子 / 防災意識 / 備え
- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 118221
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.32273/jni.JNI_021_001
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390016416941791872
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.32273/jni.JNI_021_001
(徳島大学機関リポジトリ: 118221, DOI: 10.32273/jni.JNI_021_001, CiNii: 1390016416941791872) Saori Kamishirakawa, Yukie Iwasa and Sachi Kishida :
The Structure of Staying Power, The Set of Skills that Empower Nurses Long-Term Continuation in the Profession,
Journal of Japan Society of Nursing Research, Vol.45, No.2, 283-296, 2022.- (要約)
- 目的:ベテラン看護師が獲得した働き続ける上での「心の強さ」の構造を明らかにする.方法:勤続年数20年以上の看護師9名に半構造化面接を行い,データを木下のM-GTAで分析した.結果:「心の強さ」には,周りに追いつくための努力ができる力,失敗を繰り返さないように努力ができる力,ポジティブな思考ができる力,自分の気持ちを調整する力,自分に合った方法で心身の健康管理ができる力,良い人間関係を構築する力,看護師としての責任を果たそうとする力,より良い看護を目指し自分ができる看護を探求する力,自分に合う働き方を選択する力があった.彼らは就業前より周りに追いつくための努力ができる力を獲得しており,その力は他の全ての「心の強さ」の獲得に影響し,職業を継続する中で維持・強化されていた.結論:看護師の職業継続には,周りに追いつくための努力ができる力を維持・強化する支援的な職場環境が重要であると示唆された.
- (キーワード)
- 看護師 / 職業継続 / 修正版グランデッド・セオリー・アプローチ / 熟練看護職 / 職業継続
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.15065/jjsnr.20210913156
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.15065/jjsnr.20210913156
(DOI: 10.15065/jjsnr.20210913156) Miyuki Tada, Reiko Okahisa, Yasuko Matsushita and Saori Kamishirakawa :
Relationship between the Contentment of Mothers of Infants with Parenting Advice and Their Recognition in Judging Credibility,
International Journal of Nursing & Clinical Practices, Vol.7, No.329, 1-5, 2020.- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 116121
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.15344/2394-4978/2020/329
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.15344/2394-4978/2020/329
(徳島大学機関リポジトリ: 116121, DOI: 10.15344/2394-4978/2020/329) 上白川 沙織, 岩佐 幸恵 :
中堅看護師の職業継続に関する文献検討-「離職」と「職業継続」の理由に焦点を当ててー,
JNI : The Journal of Nursing Investigation, Vol.16, No.1,2, 10-22, 2019年.- (要約)
- <p><b>要 旨 </b>目的:本研究は,日本における中堅看護師を対象にした先行文献から,中堅看護師の離職と職業継続に影響を与える要因を明らかにし,職業継続支援への示唆を得ることを目的とする.</p><p>方法:文献は,「医学中央雑誌Web(ver.5)」,「メディカルオンライン」,「CiNii」を使用し,「看護師and離職」,「中堅看護師and離職」,「中堅看護師and職業継続」,「中堅看護師and職務継続」というキーワードで検索をした.検索の範囲は,2005年から2017年までとした.対象文献は,「辞めたいと思った理由」と「働き続ける理由」について記載がある21文献で,「辞めたいと思った理由」と「働き続ける理由」を類似性に基づいて帰納的に分類し,カテゴリー化を行った.</p><p>結果:中堅看護師が「辞めたいと思った理由」として,【キャリアプランとの不一致】【やりがい不足】【人間関係によるストレス】【労働環境が悪い】【看護実践能力についての不安】【自己効力感の形成阻害】【特に働き続ける理由がない】のコアカテゴリーが抽出された.また,中堅看護師が「働き続ける理由」として,【キャリアプランとの一致】【やりがいがある】【良好な人間関係】【労働環境が良い】【看護実践能力についての自信】【自己効力感を高める体験】【特に辞める理由がない】【ストレス・マネージメント】のコアカテゴリーが抽出された.</p><p>考察:看護師が離職を考える要因には,キャリアプランや,仕事のやりがい,職場の人間関係,職場の労働環境,自身の看護実践能力と自己効力感が大きく関わっており,それらは共通して職務継続の要素にもなっていた.しかし,ストレス・マネージメントは,職業継続にだけみられる要因であり,効果的なストレス・マネージメントは,離職を思い留まらせることが示唆された.中堅看護師の職業継続には,ストレス・マネージメントに着目した支援が重要である.</p>
- (キーワード)
- 中堅看護師 / 職業継続 / 職務継続 / 離職 / ストレス・マネージメント
- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 113721
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.32273/jni.16.1-2_10
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390001288132904832
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.32273/jni.16.1-2_10
(徳島大学機関リポジトリ: 113721, DOI: 10.32273/jni.16.1-2_10, CiNii: 1390001288132904832) Kaoru Furukawa, Kenji Mori, Keiko Mori, Saori Kamishirakawa, Kumi Takahashi, Hiroko Hashimoto and Tetsuya Tanioka :
Evaluation of Expression Recognition Function in Autism Spectrum Disorder Using Near-Infrared Spectroscopy,
Open Journal of Psychiatry, Vol.8, No.1, 35-49, 2017.- (キーワード)
- Autism Spectrum Disorder / 近赤外分光法 (near infrared spectroscopy) / Autism-Spectrum Quotient / Facial Expression Recognition / Prefrontal Cortex
- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 111625
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.4236/ojpsych.2018.81003
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.4236/ojpsych.2018.81003
(徳島大学機関リポジトリ: 111625, DOI: 10.4236/ojpsych.2018.81003) 上白川 沙織, 藤沢 有未絵, 多田 敏子, 岡久 玲子 :
大学生のメタボリックシンドロームへの認識と生活習慣に関する実態調査,
四国公衆衛生学会誌, Vol.54, No.1, 129-133, 2009年.- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 115103
(徳島大学機関リポジトリ: 115103) - MISC
- 上白川 沙織, 岡久 玲子, 多田 美由貴, 松下 恭子 :
複合災害セミナーに参加した乳幼児をもつ母親の防災意識と備えに関する実態調査,
小児保健とくしま, Vol.28, No.28, 14-19, 2021年.- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 116319
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1050855201331784448
(徳島大学機関リポジトリ: 116319, CiNii: 1050855201331784448) 橋本 浩子, 髙橋 久美, 上白川 沙織, 増矢 幸子, 谷 洋江, 森 健治, 二宮 恒夫 :
子育ての支援が必要な家族に関するリスク要因の検討,
小児保健とくしま, Vol.25, 36-38, 2017年.
- 総説・解説
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
- 講演・発表
- Miyuki Tada, Reiko Okahisa, Yasuko Matsushita and Saori Kamishirakawa :
Preliminary survey to develop a childcare-related health literacy measurement scale for mothers with infants,
6th International Conference of Global Network of Public Health Nursing, Osaka, Jan. 2022. 松下 恭子, 多田 美由貴, 上白川 沙織, 岡久 玲子 :
新卒訪問看護師の育成に携わった指導者が感じた困難感,
日本在宅看護学会第14回学術集会抄録集, 104, 2024年11月. 細井 玲, 岡久 玲子, 松下 恭子, 多田 美由貴, 上白川 沙織 :
行政保健師における災害発生時に向けた平時からの連携ニーズ,
第 29 回日本災害医学会総会・学術集会 プログラム・抄録集, Vol.28, 503, 2024年2月. 内田 莉子, 石飛 咲良, 大久保 佳音, 上白川 沙織, 松下 恭子 :
在宅で暮らす聴覚障害者の防災対策と課題についての文献検討,
第 29 回日本災害医学会総会・学術集会 プログラム・抄録集, Vol.28, 441, 2024年2月. 岡久 玲子, 多田 美由貴, 上白川 沙織, 松下 恭子 :
ストレングス視点型生活習慣変容プログラムの開発(報告2),
第12回日本公衆衛生看護学会学術集会講演集, 162, 2024年1月. 多田 美由貴, 岡久 玲子, 上白川 沙織, 松下 恭子 :
ストレングス視点型生活習慣変容プログラムの開発(報告1),
第12回日本公衆衛生看護学会学術集会講演集, 162, 2024年1月. 上白川 沙織, 岡久 玲子 :
公立病院で働くベテラン看護師の「働き続ける強さ」の獲得・強化の過程,
日本看護科学学会学術集会講演集, 2023年12月. 上白川 沙織, 多田 美由貴, 岡久 玲子, 松下 恭子, 中野 晋 :
地域の防災に関する実習における看護学生の学びの特徴 - テキストマイニングツールによる実習レポートの分析より -,
第 28 回日本災害医学会総会・学術集会 プログラム・抄録集, Vol.27, No.2, 378, 2023年3月. 松下 恭子, 上白川 沙織, 多田 美由貴, 岡久 玲子 :
COVID-19感染拡大状況下における在宅看護学実習の内容と学生の理解の変化,
日本地域看護学会第25回学術集会講演集, 263, 2022年8月. 松下 恭子, 上白川 沙織, 多田 美由貴, 岡久 玲子 :
COVID-19感染拡大状況下における在宅看護学実習の受け入れに関する訪問看護ステーション管理者の意識,
一般社団法人日本看護研究学会中国・四国地方会第35回学術集会抄録集, 35, 2022年3月. 三好 未祐, 水野 和泉, 本庄 菜々, 上白川 沙織, 岡久 玲子 :
災害支援に携わった保健師自身のメンタルヘルスに関する文献検討,
一般社団法人日本看護研究学会中国・四国地方会第35回学術集会抄録集, 78, 2022年3月. 中村 由香, 上白川 沙織, 松下 恭子 :
認知症高齢者を介護している家族の介護負担感と介護肯定感に関する文献検討,
一般社団法人日本看護研究学会中国・四国地方会第35回学術集会抄録集, 53, 2022年3月. 多田 美由貴, 岡久 玲子, 上白川 沙織, 松下 恭子 :
新型コロナウイルス感染症流行下における新任期保健師の健康関連QOLと職務満足度,
第10回日本公衆衛生看護学会学術集会, 2022年1月. 上白川 沙織, 多田 美由貴, 岡久 玲子, 松下 恭子 :
乳幼児をもつ保護者の複合災害に対する 防災意識と備えに関する調査, --- ―セミナー受講前後での比較― ---,
第10回日本公衆衛生看護学会学術集会プログラム・講演集, 108, 2022年1月.- (要約)
- 【目的】現在世界中でCOVID-19が流行しており,このような状況下で大規模災害が発生した場合には,避難所でのクラスターの発生等,複合災害の発生も危惧される.特に母子や乳幼児は災害弱者に分類され,母子を対象とした複合災害への備え強化は喫緊の課題である.そこで本研究は,乳幼児をもつ保護者を対象に複合災害に関する知識と技術の普及啓発,防災意識の向上および備えを推進していくことを目的に複合災害に関するオンラインセミナーを開催し,その効果を検証した. 【方法】セミナー受講者のうち,A県内で乳幼児をもつ保護者を対象に受講前後にWeb調査を行った.調査内容は,属性,複合災害の知識と情報入手先,防災意識尺度(島崎ら,2017),災害への備え等である.複合災害に対する防災意識と備えの実態を明らかにするため記述統計を用いた.また,講座参加前後で防災意識や備えに変化があったかどうかの分析には,対応のあるt検定を用いた. 【倫理的配慮】徳島大学病院医学系研究倫理審査委員会の承認を得て実施した(承認番号:3865). 【結果】セミナー参加者54名の内,35名から回答を得て,その内,事前・事後調査とも回答した27名を分析対象とした.対象者は全て女性で年齢は 27∼48 歳(平均年齢35.3歳)であった.講座受講後,ほぼ全項目で新たに準備しようと考えている災害への備えが増加した.また,対象者の防災意識については講座受講後に尺度得点が有意に上昇し(p<0.01),因子毎の分析では,第1 因子(被災状況に対する想像力)と第3 因子(他者志向性)が講座受講後に有意に上昇した(p<0.01). 【考察】今回の調査では,受講前と後で災害時の備えに対する意識が向上しており防災意識も受講後に有意に向上していることからセミナーが乳幼児をもつ保護者の防災意識の向上と備え強化に有効であると判断された.今回の調査では,講座受講直後における参加者の防災意識の変化のみを明らかとしており,実際の行動面での変化や長期的な意味での効果の検証はできていない.今後は,継続的なフォローアップによる長期的効果の検証と,周知・対象の範囲を広げていくことで,より多くの母子に対して本セミナーの普及啓発を行っていく必要がある.なお,本調査は徳島大学環境防災研究センター「令和 2 年度防災特別研究プロジェクト」の助成を受けて実施した. 【利益相反】なし
複合災害セミナーに参加した乳幼児をもつ母親の防災意識と備えに関する実態調査,
小児保健とくしま, No.28, 14-19, 2021年9月.- (キーワード)
- 複合災害 / 防災意識 / 災害への備え / 乳幼児をもつ母親
成人における生活習慣病予防の行動変容に関わる影響要因に関する文献検討,
日本看護研究学会中国・四国地方会 第34回学術集会抄録集, 79, 2021年3月.- (要約)
- 【目的】 成人の生活習慣病予防の行動変容に関わる影響要因を明らかにし,人々の行動変容につながる効果的な保健指導方法を検討することを目的とする. 【方法】 医学中央雑誌Web版を用いて文献検討を行った.対象期間は2010年から2020年とした.キーワードを「成人,行動変容,生活習慣」「成人,行動,影響要因」「生活習慣,改善,影響」とし対象を原著論文に限定した.検索の結果,該当した318件のうち対象が大学生や高齢者である文献,介入研究や治療報告,重複文献を除外し,本研究目的に合致する48文献を抽出した.最終的にこれらの文献から成人期の生活習慣変容の影響要因について記載のある14文献を分析対象とした.文献検討の結果から,生活習慣変容に関わる影響要因について,行動変容を促進する因子,阻害する因子を抽出し,それらを類似性に基づいて帰納的に分類し,カテゴリー化を行った. 【倫理的配慮】 先行研究を引用・参照した場合には,引用・参照した文献の存在を明示し,先行研究が示す知見と自らが明らかにした知見を区別した.また,カテゴリー化する際には,先行文献の意味内容を損ねていないかを複数の研究者間で確認した. 【結果】 生活習慣病予防のための行動変容を促進する因子として【個人的要素】【自己効力感が高い】【成功体験】【現状の健康状態が悪い】【現状の健康状態が悪いという認識】【サポートがある】【健康意識が高い】【肥満への嫌悪感がある】が抽出された.生活習慣予防のための行動変容を阻害する因子として【個人的要素】【自己効力感が低い】【失敗体験】【見かけ上健康】【健康行動に対する偏った認識】【誘惑場面に勝てない】【サポートがない】【時間的余裕がない】【疲労が強い】【適切なストレスコーピングができない】が抽出された. 【考察】 生活習慣病予防の行動変容への取り組みは,多忙な生活やストレスによる負担感によって阻害される傾向にあった.一方,正しい知識や現状の健康状態の把握は行動変容への動機付けとなり,周囲からのサポートや成功体験による自己効力感の高まりが,成人の行動変容の促進に影響していた.即ち,生活習慣病予防の行動変容のためには,強い動機付けと共に,行動変容への負担を減らす工夫や,成功体験を通した自己効力感の向上が重要であると考えられた.また,これらの因子は一つひとつ独立して存在しているのではなく複数の因子が互いに影響しあう場合も多く存在しており,複数の因子の関連性を考慮する必要性が示唆された. 【結論】 成人の生活習慣病予防の行動変容を促すためには,一つの因子に着目するだけでなく,促進因子と阻害因子の両方の側面から捉え,複数の因子の関連性を理解し,行動変容への促進因子の強化や阻害因子の低減ができるような指導が必要である. 開示すべき利益相反状態はない.
看護師が働き続ける上での「心の強さ」を獲得しながら職業を継続していくプロセス,
第40回 日本看護科学学会学術集会, 2020年12月. 森 健治, 森 慶子, 高橋 久美, 上白川 沙織, 河合 ちひろ, 橋本 浩子, 森 達夫, 郷司 彩, 伊藤 弘道, 東田 好広, 宮崎 雅仁 :
絵本の読み聞かせ聴取時における脳反応について-NIRS および心拍変動を用いた解析-,
第62回日本小児神経学会学術集会, 2020年8月. 上白川 沙織, 髙橋 亜希, 岩佐 幸恵 :
看護師が働き続ける上での「心の強さ」を獲得していったプロセス, --- ある看護師へのインタビューからー ---,
第39回日本看護科学学会学術集会, 2019年12月.- (要約)
- 【目的】 本研究は,看護師の職業継続に必要なサポートへの示唆を得るために,10年以上看護師として就業経験のある看護師が,働き続けるうえでの「心の強さ」と,その獲得プロセスを明らかにすることを目的とした. 【方法】 研究デザインは,探索的-記述的質的研究である.総合病院で勤務したのち一度退職後,別の施設で看護職として働き続けているA氏に,インタビューガイドを用いた半構造化インタビューを行った.インタビューの内容は,辞めたいと思った経験に対し,どのように対処し乗り越えてきたのか,働き続ける上での「心の強さ」をどのように獲得していったのかといったことを中心に聴取した.録音した逐語録の内容を,働き続ける上での「心の強さ」と,心の強さを獲得していったプロセスに影響した出来事や場面,それによって生じた看護師の行動や思考の変化に着目し解釈を行った.解釈したものは,文脈を損なわないようにコード化し,意味内容を類似性と相違性で検討した上で,類似するコードをまとめ抽象化し,カテゴリー名をつけた. 【倫理的配慮】 倫理的配慮として,徳島大学病院医学系研究倫理審査委員会の承認を得て実施した.研究対象者には,研究主旨を口頭及び文書で説明した後に,研究参加の同意を得た.本研究による利益相反はない. 【結果】 34コード,12サブカテゴリーから【辞めたいと思った体験】【働き続けたいと思った体験】【働き続ける上での「心の強さ」】の3つのカテゴリーを抽出した.以下,〔 〕はサブカテゴリーを表す.A氏は,働く上で経験した【辞めたいと思った体験】に対して〔自分を信じる力〕,〔奮い立たせる力〕,〔踏み込んでいく力〕,〔認めてもらうための努力〕〔張り合う気持ち〕の5つの【働き続ける上での「心の強さ」】を使って対処し乗り越えていくことで働き続けていた.また,【辞めたいと思った体験】に対して〔認めてもらうための努力〕により〔周りから認められた体験〕や,〔自分発信のことで患者が良い方向に変わった体験〕は,【働き続ける上での「心の強さ」】をより強固なものにし,何度も経験する【辞めたいと思った体験】に対して乗り越えられる「心の強さ」を獲得していた.また,〔心が動くような体験〕や〔自分に合った役割の付与〕は,職業継続意思を支える要因として語られた. 【考察】 看護師が働き続ける上での「心の強さ」を獲得するプロセスを進めるためには,看護師としての自立を支える支持的職場環境と,成功体験を繰り返し経験すること,適正な役割の付与が有効であると示唆された.
絵本の読み聞かせ聴取時における脳反応について-NIRSによる検討-,
第27回日本小児心身医学会中国四国地方会, 2019年6月. 上白川 沙織, 岩佐 幸恵 :
中堅看護師の職業継続に関する文献検討‐「離職」と「職業継続」の理由に焦点を当てて‐,
日本看護研究学会雑誌, Vol.41, No.3, 411, 2018年8月. 古川 薫, 森 健治, 橋本 浩子, 髙橋 久美, 上白川 沙織, 郷司 彩, 森 達夫, 東田 好広, 宮崎 雅仁, 香美 祥二 :
自閉症スペクトラムにおけるNIRSを用いた表情処理過程の評価,
第118回日本小児精神神経学会, 10, 2017年11月.- (キーワード)
- 自閉症スペクトラム / NIRS / 表情処理 / 脳機能評価
子育ての支援が必要な家族に関するリスク要因の検討,
徳島県小児保健協会第59回講演会, 2017年9月.
- 研究会・報告書
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
- 特許
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
- 作品
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
- 補助金・競争的資金
- 健康ビッグデータを活用したストレングス視点型保健指導システムの構築 (研究課題/領域番号: 24K14167 )
看護師の職業継続に係る「働き続ける強さ」測定尺度の開発 (研究課題/領域番号: 23K10177 )
セルフモニタリングを取り入れたストレングス視点型生活習慣変容プログラムの開発 (研究課題/領域番号: 21K11141 )
研究者番号(70901049)による検索
- その他
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
2024年11月22日更新
- 専門分野・研究分野
- ライフサイエンス (Life sciences) [高齢者看護学、地域看護学 (Gerontological and community health nursing)]
ライフサイエンス (Life sciences) [生涯発達看護学 (Lifelong developmental nursing)]
ライフサイエンス (Life sciences) [基礎看護学 (Basic nursing)] - 所属学会・所属協会
- 日本看護科学学会
日本看護研究学会
日本看護学教育学会
日本公衆衛生看護学会
日本災害医学会 - 委員歴・役員歴
- 日本看護科学学会 ( [2019年6月〜])
日本看護研究学会 ( [2018年3月〜])
日本看護学教育学会 ( [2021年1月〜])
日本公衆衛生看護学会 ( [2021年6月〜])
日本災害医学会 ( [2023年9月〜]) (日本災害看護学会 [2024年4月〜]) - 受賞
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
- 活動
- 徳島県地域医療総合対策協議会 (委員 [2020年8月〜2022年7月])
徳島県医療審議会 (委員 [2020年8月〜2022年7月])
社団法人 徳島県看護協会 (災害看護支援検討委員 [2024年4月〜])
2024年11月24日更新
2024年11月23日更新
Jグローバル
- Jグローバル最終確認日
- 2024/11/23 01:00
- 氏名(漢字)
- 上白川 沙織
- 氏名(フリガナ)
- カミシラカワ サオリ
- 氏名(英字)
- Kamishirakawa Saori
- 所属機関
- 徳島大学大学院医歯薬学研究部 助教
リサーチマップ
- researchmap最終確認日
- 2024/11/24 01:05
- 氏名(漢字)
- 上白川 沙織
- 氏名(フリガナ)
- カミシラカワ サオリ
- 氏名(英字)
- Kamishirakawa Saori
- プロフィール
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
- 登録日時
- 2022/8/17 17:37
- 更新日時
- 2024/11/19 06:26
- アバター画像URI
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- ハンドル
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- eメール
- nakano.saori@tokushima-u.ac.jp
- eメール(その他)
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- 携帯メール
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- 性別
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- 没年月日
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- 所属ID
- 0344000000
- 所属
- 徳島大学大学院医歯薬学研究部
- 部署
- 地域看護学分野
- 職名
- 助教
- 学位
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- 学位授与機関
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- URL
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- 科研費研究者番号
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- Google Analytics ID
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- ORCID ID
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- その他の所属ID
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- その他の所属名
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- その他の所属 部署
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- その他の所属 職名
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- 最近のエントリー
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- Read会員ID
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- 経歴
- 受賞
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- Misc
- 論文
- 講演・口頭発表等
- 書籍等出版物
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- 研究キーワード
- 研究分野
- 所属学協会
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- 担当経験のある科目
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- その他
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- Works
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- 特許
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- 学歴
- 委員歴
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- 社会貢献活動
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2024年11月23日更新
- 研究者番号
- 70901049
- 所属(現在)
- 2024/4/1 : 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教
- 所属(過去の研究課題
情報に基づく)*注記 - 2021/4/1 – 2024/4/1 : 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教
- 審査区分/研究分野
-
研究代表者
小区分58070:生涯発達看護学関連
研究代表者以外
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
- キーワード
-
研究代表者
看護師 / 職業継続 / 心の強さ / キャリア支援 / 離職防止
研究代表者以外
生活習慣変容 / ストレングス / セルフモニタリング / 生活習慣病変容 / 保健指導システム / ビッグデータ / AI機械学習
研究課題
研究成果
共同研究者
注目研究はありません。