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上田 隆雄
2024年12月20日更新
- 職名
- 教授
- 電話
- 088-656-2153
- 電子メール
- ueda@ce.tokushima-u.ac.jp
- 学歴
- 1993/3: 京都大学工学部土木工学科卒業
1995/3: 京都大学大学院工学研究科土木工学専攻修士課程修了
1996/3: 京都大学大学院工学研究科土木工学専攻博士課程中途退学 - 学位
- 博士(工学) (京都大学) (1999年9月)
- 職歴・経歴
- 1996/4: 徳島大学工学部建設工学科助手
2000/4: 徳島大学工学部建設工学科講師
2002/1: 徳島大学工学部建設工学科助教授
2006/4: 徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部助教授
2007/4: 徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部准教授
2010/4: 徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部教授
2017/4: 徳島大学大学院社会産業理工学研究部教授
2019/5: 徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所 兼任教授
- 専門分野・研究分野
- コンクリート工学 (Concrete Engineering)
2024年12月20日更新
- 専門分野・研究分野
- コンクリート工学 (Concrete Engineering)
- 担当経験のある授業科目
- PC構造・メンテナンス (学部)
STEM演習 (学部)
オリエンテーション1年 (学部)
コンクリート工学 (学部)
プレゼンテーション技法(D) (大学院)
プロジェクト演習 (学部)
プロジェクト総合演習 (学部)
卒業研究 (学部)
建設材料学 (学部)
理工学概論 (共通教育)
理工学特別実習 (大学院)
社会基盤デザイン特別研究 (大学院)
社会基盤デザイン特別輪講 (大学院)
社会基盤実験実習 (学部)
社会基盤材料特論 (大学院)
社会基盤設計演習 (学部)
鉄筋コンクリート工学特論 (大学院) - 指導経験
- 41人 (学士), 27人 (修士)
2024年12月20日更新
- 専門分野・研究分野
- コンクリート工学 (Concrete Engineering)
- 研究テーマ
- コンクリート構造物の耐久性評価, コンクリート構造物の電気化学的補修工法, コンクリート構造物の非破壊検査手法, コンクリート構造物の維持管理 (コンクリート構造物, 耐久性, 塩害, 中性化, 鉄筋腐食, アルカリ骨材反応, 電気化学的補修工法, 維持管理計画, 非破壊検査手法, フライアッシュコンクリート) (塩害
中性化
アルカリ骨材反応など様々な劣化メカニズムによるコンクリート構造物の性能低下を評価するとともに
低下した性能を回復するための補修·補強工法に関する研究を進めている.)
- 著書
- 上田 隆雄 :
5.表面含浸材を塗布したコンクリート中の鋼材の防せい率試験方法(案)(JSCE-K 573-2022)-解説,
社団法人 土木學會, 東京, 2023年9月. 上田 隆雄 :
4.11複合劣化,
社団法人 土木學會, 東京, 2023年3月. 上田 隆雄 :
3.5劣化機構の推定,3.6予測,
社団法人 土木學會, 東京, 2023年3月. C. Andrade, V. Bouteiller, T. Habuchi, X. Hallopeau, K. Kobayashi, K. Miyaguchi, R. Paula and Takao Ueda :
Guide for Protection and Repair of Concrete Structures, Chapter 7: Chloride extraction/desalination,
Mar. 2022.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.35789/fib.BULL.0102.Ch07
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.35789/fib.BULL.0102.Ch07
(DOI: 10.35789/fib.BULL.0102.Ch07) C. Andrade, V. Bouteiller, T. Habuchi, X. Hallopeau, K. Kobayashi, K. Miyaguchi and Takao Ueda :
Guide for Protection and Repair of Concrete Structures, Chapter 6: Realkalisation,
Mar. 2022.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.35789/fib.BULL.0102.Ch06
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.35789/fib.BULL.0102.Ch06
(DOI: 10.35789/fib.BULL.0102.Ch06) 橋爪 正樹, 右手 浩一, 井﨑 ゆみ子, 大野 将樹, 中野 晋, 溝渕 啓, 玉谷 純二, 下村 直行, 上田 隆雄, 上野 勝利, 長尾 文明, 橋本 親典, 武藤 裕則, 渡邉 健, 木戸 崇博, 片山 哲郎, 山下 陽子, 田端 厚之, 佐々木 由香, 島木 美香, 音井 威重, 金丸 芳, 服部 武文, 濵野 龍夫, 宮脇 克行, 安間 了, 西山 賢一, 青矢 睦月 :
安全マニュアル,
2021年4月. 大屋戸 理明, 鎌田 敏郎, 上田 隆雄, 堀口 賢一, 高谷 哲 :
2013年版[維持管理編:劣化現象:機構別]「水掛かり」,「ひび割れ」,「鋼材腐食」の各章に関する議論の経緯,
社団法人 土木學會, 東京, 2018年10月. 上田 隆雄 :
土木学会規準の現状と課題,
社団法人 土木學會, 東京, 2018年10月. 氏家 勲, 橋本 親典, 上田 隆雄, その他の委員16名 :
四国版 フライアッシュを結合材として用いたコンクリートの配合設計・施工指針,
四国支部, 高松, 2016年3月. 上田 隆雄, 他14名 :
第3章構造物のメンテナンス 3.5コンクリート構造物,
社団法人 土木學會, 東京, 2015年12月. 氏家 勲, 上田 隆雄 :
電気化学的脱塩工法,
社団法人 土木學會, 東京, 2014年11月. 上田 隆雄 :
C3クリップボード[コンクリート化学編], --- 電気化学的防食工法 ---,
社団法人 セメント協会, 東京都, 2013年1月. 佐伯 竜彦, 上田 隆雄 :
土木材料学, --- 第12章 コンクリート中の鉄筋腐食 ---,
朝倉書店, 東京都, 2012年4月. 上田 隆雄, 芦田 公伸 :
コンクリート補修・補強ハンドブック, --- 脱塩工法,再アルカリ化工法,電着工法 ---,
朝倉書店, 東京都, 2011年6月. 上田 隆雄, 水田 真紀 :
建設材料実験, --- 第6章 フレッシュコンクリート ---,
日本材料学会, 京都市, 2011年4月. 出村 克宣, 上田 隆雄 :
コンクリート診断技術'07, --- 7章 対策·補修·補強工法 ---,
社団法人 日本コンクリート工学協会, 東京都, 2007年3月.- (要約)
- 本書は,我が国で最初の本格的なコンクリート診断と補修技術に関する出版物として,発刊されたものであり,大きく基礎編と応用編に分かれている.基礎編の章立ては以下に示すとおりである.1章はじめに,2章対象,3章調査方法,4章予測·評価方法·判定基準,5章対策·補修·補強工法.また,補修工法としては,ひび割れ補修工法,断面修復工法,含浸材塗布工法,表面被覆工法,剥落防止工法,電気化学的手法などが取り上げられている.
コンクリート診断技術'06, --- 7章 対策·補修·補強工法 ---,
社団法人 日本コンクリート工学協会, 東京都, 2006年3月.- (要約)
- 本書は,我が国で最初の本格的なコンクリート診断と補修技術に関する出版物として,発刊されたものであり,大きく基礎編と応用編に分かれている.基礎編の章立ては以下に示すとおりである.1章はじめに,2章対象,3章調査方法,4章予測·評価方法·判定基準,5章対策·補修·補強工法.また,補修工法としては,ひび割れ補修工法,断面修復工法,含浸材塗布工法,表面被覆工法,剥落防止工法,電気化学的手法などが取り上げられている.
コンクリート診断技術'05, --- 7章 対策·補修·補強工法 ---,
社団法人 日本コンクリート工学協会, 東京都, 2005年3月.- (要約)
- 本書は,我が国で最初の本格的なコンクリート診断と補修技術に関する出版物として,発刊されたものであり,大きく基礎編と応用編に分かれている.基礎編の章立ては以下に示すとおりである.1章はじめに,2章対象,3章調査方法,4章予測·評価方法·判定基準,5章対策·補修·補強工法.また,補修工法としては,ひび割れ補修工法,断面修復工法,含浸材塗布工法,表面被覆工法,剥落防止工法,電気化学的手法などが取り上げられている.
社会基盤メインテナンス工学, --- 構造物の補修·補強 ---,
東京大学出版会, 東京, 2004年3月.- (要約)
- 社会基盤構造物は様々なメカニズムにより劣化し,構造物としての性能が低下する.さらに,構造物の劣化程度を把握する手法として,点検·モニタリング·診断手法の概要が示されている.これらを受けて,劣化した構造物への対策としての補修·補強について,その考え方を中心に述べられている.なお,本書の大きな特徴としては,これまで体系化されていなかったメインテナンス工学という学問分野の教科書として,体系的にまとめられていることと,鋼構造物,コンクリート構造物,地盤構造物など,非常に幅広い構造物を対象としていることである.
コンクリート診断技術'04, --- 7章 対策·補修·補強工法 ---,
社団法人 日本コンクリート工学協会, 東京都, 2004年3月.- (要約)
- 本書は,我が国で最初の本格的なコンクリート診断と補修技術に関する出版物として,発刊されたものであり,大きく基礎編と応用編に分かれている.基礎編の章立ては以下に示すとおりである.1章はじめに,2章対象,3章調査方法,4章予測·評価方法·判定基準,5章対策·補修·補強工法.また,補修工法としては,ひび割れ補修工法,断面修復工法,含浸材塗布工法,表面被覆工法,剥落防止工法,電気化学的手法などが取り上げられている.
コンクリート補修·補強マニュアル, --- 電気化学的補修工法 ---,
産業調査会事典出版センター, 東京, 2003年5月.- (要約)
- 本書は,コンクリート構造物の様々な劣化·変状に対して,適用可能な補修工法,補強工法,および,補修材料,補強材料を網羅的に紹介したものである.また,実際に各種実構造物に適用した事例についても数多く紹介されている点に大きな特徴がある.電気化学的補修工法としては,脱塩工法と再アルカリ化工法に関して,原理,適用範囲,施工方法,注意点などが具体的に紹介されている.
コンクリート診断技術'03, --- 7章 対策·補修·補強工法 ---,
社団法人 日本コンクリート工学協会, 東京都, 2003年3月. 出村 克宣, 上田 隆雄 :
コンクリート診断技術'02, --- 7章 対策·補修·補強工法 ---,
社団法人 日本コンクリート工学協会, 東京都, 2002年3月. 矢村 潔, 上田 隆雄 :
建設材料実験, --- 第4章 骨材 ---,
日本材料学会, 京都市, 2001年3月.- (要約)
- 本書は,建設系の学部学生の材料実験あるいはコンクリート実験の履修に便利なように,これらの実験で実際に行われている試験が厳選されて詳しく説明されるとともに,重要な試験について概要が要領よく紹介されている.さらに,最近とくに重要性が増している非破壊検査がひとつにまとめて取り上げられている.第4章骨材の項目は以下のとおり.4.1概説,4.2ふるい分け試験,4.3密度および吸水率試験,4.4表面水率試験,4.5単位容積質量および実績率試験,4.6その他の試験
コンクリート診断技術'01, --- 7章 対策·補修·補強工法 ---,
社団法人 日本コンクリート工学協会, 東京都, 2001年3月. Mallet G.P., 望月 秀次, 上田 隆雄, 宮川 豊章 :
コンクリート橋のリハビリテーション,
技報堂出版 株式会社, 東京, 1997年8月.- (要約)
- 本書は,イギリス運輸研究所やその他の研究機関におけるコンクリート橋の劣化メカニズム,欠陥の探査,補修あるいは保護技術などに関する研究の内容を取りまとめたものである.事例の大半はイギリス国内のものではあるが,世界各地の事例も含まれており,様々な問題とその解決方法が示されている.
- 論文
- 愛川 隆人, 上田 隆雄, 七澤 章 :
モルタル供試体を用いたリチウム系電解液による通電効果の評価に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.46, No.1, 1963-1968, 2024年. 前田 有香子, 上田 隆雄, 山本 晃臣, 時実 悠 :
凍結融解作用を受けるPCグラウト中塩分濃度および含水状態の近赤外分光法による推定とPC鋼線の腐食に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.46, No.1, 1741-1746, 2024年. 東 大智, 上田 隆雄 :
ASR劣化がコンクリート中の鋼材腐食と電気防食による防食効果に与える影響,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.23, 193-198, 2023年.- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1520862010963039744
(CiNii: 1520862010963039744) 上田 隆雄, 廣瀬 優輝 :
DEFにより劣化したコンクリート中の鋼材腐食に関する検討,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.23, 7-12, 2023年.- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1520017586032966528
(CiNii: 1520017586032966528) 高名 柚衣, 上田 隆雄, 時実 悠, 山本 晃臣 :
異なる波長の電磁波によるモルタル中の水分と塩分の検出,
コンクリート工学年次論文集, Vol.45, No.1, 1348-1353, 2023年. 中村 遥人, 上田 隆雄 :
消石灰とアミノ酸を反応刺激材とする産業副産物固化体の物性に関する基礎的検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.45, No.1, 1684-1689, 2023年. 塚越 雅幸, 山田 悠二, 櫨原 弘貴, 中山 一秀, 上田 隆雄 :
塩害劣化したRC部材へのSAPを混和した断面修復材による補修効果の検討,
日本建築学会構造系論文集, Vol.87, No.802, 1104-1110, 2022年.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.3130/aijs.87.1104
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-85144595339
(DOI: 10.3130/aijs.87.1104, Elsevier: Scopus) 塚越 雅幸, 松田 寛人, 上田 隆雄, 山田 悠二, 櫨原 弘貴 :
断面修復材へ SAP の混和が防錆効果に及ぼす影響,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.22, 7-12, 2022年.- (キーワード)
- 断面修復材 / SAP / 塩化物イオン / 鉄筋腐食
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1520857612299284352
(CiNii: 1520857612299284352) 上田 隆雄, 丸山 彩夏, 七澤 章 :
各種電解質溶液を用いた通電処理がコンクリートのASR膨張と鋼材防食効果に与える影響,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.22, 407-412, 2022年.- (キーワード)
- 電気化学的補修 / リチウム系電解質溶液 / ASR膨張 / 防食効果
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1520576137323883520
(CiNii: 1520576137323883520) Takao Ueda and 七澤 章 :
Influence of Water Penetration on Steel Corrosion in Carbonated Concrete,
Proceedings of ICRCS22, CD, 2022. 東 大智, 上田 隆雄 :
ASR劣化コンクリート中鋼材の腐食と防食に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.44, No.1, 652-657, 2022年. 三好 棟太, 上田 隆雄, 畑野 剛志, 近藤 崇 :
溶融亜鉛めっき鉄筋を埋設したRC部材の地際部における鉄筋腐食性状に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.44, No.1, 658-663, 2022年. 江田 優大, 上田 隆雄, 茂木 伸一, 七澤 章 :
複合劣化コンクリート中の溶融亜鉛めっき鉄筋の腐食挙動に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.44, No.1, 664-669, 2022年. 上田 隆雄, 根本 駿, 七澤 章 :
乾湿繰返しを受けるコンクリート中の鋼材腐食速度に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.44, No.1, 646-651, 2022年. Kazuo Fujiyoshi, Takao Ueda and Masayuki Tsukagoshi :
Fundamental properties and Durability of Bamboo-Fiber-Mixed Spray Mortar for Slope Protection,
Acta Polytechnica CTU Proceedings, Vol.33, 181-187, 2022.- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 117410
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.14311/APP.2022.33.0181
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.14311/APP.2022.33.0181
(徳島大学機関リポジトリ: 117410, DOI: 10.14311/APP.2022.33.0181) Yu Tokizane, Takayoshi Yamaguchi, Takeo Minamikawa, Eiji Hase, Kenzo Yamaguchi, Akihiro Suzuki, Takao Ueda and Takeshi Yasui :
Ultralow-frequency ultranarrow-bandwidth coherent terahertz imaging for nondestructive testing of mortar material,
Optics Express, Vol.30, No.3, 4392-4401, 2022.- (要約)
- Nondestructive testing of concrete materials is essential in civil engineering to maintain social infrastructure such as buildings or bridges. In this study, we constructed an ultralow-frequency, ultranarrow-bandwidth, coherent terahertz (THz) imaging system based on THz time-domain spectroscopy (THz-TDS). Based on its ultralow-frequency-localized THz wave and coherent detection, the present system achieved a wide dynamic range of THz power over 100 dB at 0.046 THz, which is appropriate to measure the mortar material. The achieved dynamic range of the THz power was 59 dB larger than that of a commercialized THz-TDS system and 49 dB larger than that of an ultralow-frequency noncoherent THz imaging system equipped with a high-power electric THz source. Ultimately, the proposed system could visualize the inner structure of a mortar sample with a thickness of 10 mm, and the present system can investigate a mortar sample with a thickness of over 130 mm. The proposed method is an attractive tool for non-destructive testing of thick concrete structures characterized by non-invasiveness and non-contact remoteness.
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1364/OE.449092
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● PubMed @ National Institutes of Health, US National Library of Medicine (PMID): 35209677
- ● Search Scopus @ Elsevier (PMID): 35209677
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.1364/OE.449092
(DOI: 10.1364/OE.449092, PubMed: 35209677) Kazuo Fujiyoshi, Takao Ueda, Hitoshi Takagi and Masayuki Tsukagoshi :
Mechanical Properties and Durability of Bamboo Fibers/Bamboo-Fiber- Mixed Spray Mortar for Slope Protection,
Construction Technologies and Architecture, Vol.1, 1-11, 2022.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.4028/www.scientific.net/CTA.1.1
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.4028/www.scientific.net/CTA.1.1
(DOI: 10.4028/www.scientific.net/CTA.1.1) 高橋 実花, 中山 一秀, 岩波 光保, 上田 隆雄 :
脱塩適用前のコンクリート中の鉄筋腐食程度が脱塩工法の補修効果に与える影響,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.21, 179-184, 2021年.- (キーワード)
- 脱塩工法 / 鉄筋腐食 / イオン分布 / 電気抵抗 / 電場 / ダツエン コウホウ / テッキン フショク / イオン ブンプ / デンキ テイコウ / デンバ
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1523951031008301568
(CiNii: 1523951031008301568) 辻 悠弥, 上田 隆雄, 中山 一秀, 七澤 章 :
電気化学的脱塩後に適用した各種表面保護材の性能評価と補修効果持続性の検討,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.21, 13-18, 2021年.- (キーワード)
- 電気化学的脱塩 / 表面保護 / 補修効果 / 電気化学的指標 / デンキ カガクテキ ダツエン / ヒョウメン ホゴ / ホシュウ コウカ / デンキ カガクテキ シヒョウ
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1521136281241095552
(CiNii: 1521136281241095552) Kazuo Fujiyoshi, Takao Ueda and Masayuki Tsukagoshi :
Fundamental properties and Durability of Bamboo-Fiber-Mixed Spray Mortar for Slope Protection,
Proc. of the fib International Conference on Concrete Sustainability 20-21, 2021. Takao Ueda, Hiroshi Takahashi, Akira Nanasawa, Kazuhide Nakayama and Masayuki Tsukagoshi :
Influence of Degree of Deterioration and Electrolyte Solution on Repair Effect of Realkalization for Reinforced Concrete,
Journal of Advanced Concrete Technology, Vol.19, No.9, 988-998, 2021.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.3151/jact.19.988
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.3151/jact.19.988
(DOI: 10.3151/jact.19.988) 野嵜 一磨, 塚越 雅幸, 上田 隆雄, 本田 悟 :
室内外2方向への暴露下での外断熱・防水を有するモルタル中の鉄筋腐食性状,
コンクリート工学年次論文集, Vol.43, No.1, 437-442, 2021年.- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1010290617309033473
(CiNii: 1010290617309033473) 藤好 一男, 吉川 敏明, 以西 喜照, 上田 隆雄 :
竹繊維を混入した法面保護用吹付けモルタルの試験施工による実用性評価,
コンクリート工学年次論文集, Vol.43, No.1, 1409-1414, 2021年. 上田 隆雄, 井周 茉優, 七澤 章 :
水分供給が中性化コンクリート中の鋼材腐食に与える影響,
コンクリート工学年次論文集, Vol.43, No.1, 688-693, 2021年. 宮内 滉貴, 上田 隆雄 :
DEFとASRの複合劣化機構に関する基礎的検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.43, No.1, 455-460, 2021年. Kazuo Fujiyoshi, Takao Ueda, Hitoshi Takagi and Masayuki Tsukagoshi :
Mechanical Properties and Durability of Bamboo Fibers/Bamboo-fiber- mixed Spray Mortar for Slope Protection,
Proceedings of 4th International Conference on Bio-Based Building Materials, 56-63, 2021. 塚越 雅幸, 船坂 健介, 上田 隆雄 :
室内外を想定した2方向からの異なる温湿度の作用が外断熱が施工されたモルタルの中性化および内部の鉄筋腐食に及ぼす影響,
日本建築学会構造系論文集, Vol.86, No.783, 686-695, 2021年.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.3130/aijs.86.686
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.3130/aijs.86.686
(DOI: 10.3130/aijs.86.686) 塚越 雅幸, 中森 正基, 上田 隆雄, 田中 享二 :
ポリマーセメント系塗膜防水層の材料分離とそれが耐下地ひび割れ疲労性能に及ぼす影響,
日本建築学会構造系論文集, Vol.86, No.781, 353-360, 2021年.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.3130/aijs.86.353
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.3130/aijs.86.353
(DOI: 10.3130/aijs.86.353) 萩原 大基, 上田 隆雄, 塚越 雅幸 :
各種表面含浸材の塗布がひび割れを有するRC部材中の鉄筋腐食に与える影響,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.20, 435-440, 2020年.- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1521699230963004416
(CiNii: 1521699230963004416) 辻 悠弥, 上田 隆雄, 中山 一秀, 七澤 章 :
電気化学的脱塩後の各種表面保護の適用が補修効果に与える影響,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.20, 319-324, 2020年.- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1523106605846069888
(CiNii: 1523106605846069888) 草間 駿英, 上田 隆雄, 江里口 玲 :
アミノ酸を添加した陽極被覆材が電気防食による防食効果に与える影響,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.20, 45-50, 2020年.- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1520010381102391040
(CiNii: 1520010381102391040) Hiroshi Takahashi, Takao Ueda, Akira Nanasawa, Kazuhide Nakayama and Masayuki Tsukagoshi :
Repair Effect of Realkalization for Reinforced Concrete with Different Degree of Deterioration,
Proceedings of Conmat20, 1065-1075, 2020. Takao Ueda, Kazumasa Otani, Akira Nanasawa, Kazuhide Nakayama and Masayuki Tsukagoshi :
Complex Deterioration of Reinforced Concrete Subjected to Penetration of De-icing Salt and Repair Effect of Applying Silane-based Impregnation,
Proceedings of Conmat20, 1189-1197, 2020. 本田 悟, 塚越 雅幸, 花岡 恭平, 上田 隆雄 :
室内外壁面を想定した2方向同時暴露環境下にある中性化後のコンクリート中の鉄筋腐食,
コンクリート工学年次論文集, Vol.42, No.1, 437-442, 2020年. 塚越 雅幸, 山田 悠二, 江本 幸雄, 上田 隆雄 :
外壁面側より漏水した地下RC 部材を模した透水性能の異なるモルタル中の鉄筋腐食性状,
コンクリート工学年次論文集, Vol.42, No.1, 575-580, 2020年. 冨田 苑未, 上田 隆雄, 江良 和徳, 高木 祐介 :
塩害劣化コンクリートに対するシリカフュームと亜硝酸リチウムを用いた断面修復による補修効果に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.42, No.1, 1396-1401, 2020年. 児玉 昂大, 上田 隆雄, 山本 晃臣 :
各種表面含浸材を適用したモルタルの近赤外分光法による評価に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.42, No.1, 1576-1581, 2020年. 高橋 博司, 上田 隆雄, 中山 一秀, 七澤 章 :
電解液種類が再アルカリ化工法の補修効果に与える影響,
コンクリート工学年次論文集, Vol.42, No.1, 779-784, 2020年. 溝渕 晃大, 上田 隆雄, 山本 晃臣, 野島 昭二 :
近赤外分光法によるPCグラウト中塩化物イオン濃度の推定,
コンクリート工学年次論文集, Vol.42, No.1, 1522-1527, 2020年. 髙橋 博司, 上田 隆雄, 中山 一秀, 七澤 章 :
劣化程度の異なる鉄筋コンクリートに対する再アルカリ化工法の補修効果に関する検討,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.19, 217-222, 2019年.- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1521417755048340864
(CiNii: 1521417755048340864) 大谷 一将, 上田 隆雄, 中山 一秀, 七澤 章, 塚越 雅幸 :
凍結防止剤の供給を受ける鉄筋コンクリートの凍害とASRの複合劣化とシラン系含浸材による補修効果,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.19, 349-354, 2019年.- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1520854803533232768
(CiNii: 1520854803533232768) Hiroshi Takahashi, Takao Ueda, Masayuki Tsukagoshi and Nanasawa Akira :
Evaluation of steel corrosion in concrete after applying electrochemical realkalization,
Proceedings of IMSCE19, CD, 2019. Shingo Fukumoto, Takao Ueda and Masayuki Tsukagoshi :
Evaluation of chloride-induced corrosion of galvanized steel in concrete,
Proceedings of IMSCE19, CD, 2019. 藤好 一男, 上田 隆雄, 高木 均, 塚越 雅幸 :
竹繊維を混入した法面保護用吹付けモルタルの力学特性と耐久性,
材料, Vol.68, No.7, 578-583, 2019年.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.2472/jsms.68.578
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1520290884336492160
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.2472/jsms.68.578
(DOI: 10.2472/jsms.68.578, CiNii: 1520290884336492160) 萩原 大基, 塚越 雅幸, 上田 隆雄, 中山 一秀 :
室内仕上げ材料の透湿性能が地下水の浸透するコンクリート壁面中の鉄筋腐食に及ぼす影響,
コンクリート工学年次論文集, Vol.41, No.1, 661-676, 2019年. 渡辺 真織, 塚越 雅幸, 上田 隆雄, 中山 一秀 :
SAPを添加したモルタル系断面修復材の基礎物性と修復直後の鉄筋の防食効果,
コンクリート工学年次論文集, Vol.41, No.1, 1667-1672, 2019年. 塚越 雅幸, 豊田 啓生, 上田 隆雄, 石川 真志 :
アクティブサーモグラフィを用いた調合の異なるポリマーセメント系塗膜防水層のウェザリングによる伸び性能の低下割合の推定,
コンクリート工学年次論文集, Vol.41, No.1, 1241-1246, 2019年. 船坂 健介, 塚越 雅幸, 上田 隆雄, 中山 一秀 :
外断熱が施工されたコンクリート内・外壁面の中性化速度に及ぼす屋外の温度環境の影響,
コンクリート工学年次論文集, Vol.40, No.1, 569-574, 2019年. 福本 信吾, 上田 隆雄, 塚越 雅幸, 七澤 章 :
打込み直後および中性化コンクリート中の亜鉛めっき鉄筋の腐食特性に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.41, No.1, 923-928, 2019年. 竹内 彩菜, 上田 隆雄, 塚越 雅幸, 七澤 章 :
各種スラグ細骨材を用いたコンクリートの塩害抵抗性に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.41, No.1, 521-526, 2019年. 上田 隆雄, 谷口 沙耶佳, 飯干 富広, 江里口 玲 :
アミノ酸を添加した断面修復材の補修効果と自己治癒性能に関する研究,
セメント·コンクリート論文集, Vol.72, No.1, 336-343, 2019年.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.14250/cement.72.336
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.14250/cement.72.336
(DOI: 10.14250/cement.72.336) Ohtani Kazumasa, Takao Ueda, Nakayama Kazuhide and Masayuki Tsukagoshi :
Application of Silane-based Impregnation for Complex Damaged Reinforced Concrete Subjected to Penetration of Salt Water,
Proceedings of ACF2018, 1129-1135, 2018. Taniguchi Sayaka, Takao Ueda, Iiboshi Tomihiro and Eriguchi Akira :
Repair Effect and Self-healing Performance of Patch Repair Materials Containing Amino Acid,
Proceedings of ACF2018, 579-586, 2018. 宮口 克一, 七澤 章, 近江 渉, 上田 隆雄 :
電気化学的脱塩工法を適用した橋脚の24年間の追跡調査,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.18, 459-464, 2018年.- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1520010380271340288
(CiNii: 1520010380271340288) 上田 隆雄, 横山 直哉, 江良 和徳, 高木 祐介, 塚越 雅幸 :
塩害とASRの複合劣化コンクリートに対するフライアッシュと亜硝酸リチウムを用いた断面修復材料の適用,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.18, 335-340, 2018年.- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1521417753438593280
(CiNii: 1521417753438593280) Yu-chuan Kao, Takao Ueda, Chien-Kuo Chiu and Yu-Jou Juan :
Experimental Investigation on Mechanical Properties of SBR-Modified Mortar with Fly Ash for Patch Repair Material,
Journal of Advanced Concrete Technology, Vol.16, No.8, 382-395, 2018.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.3151/jact.16.382
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-85065611769
(DOI: 10.3151/jact.16.382, Elsevier: Scopus) Gong Wei and Takao Ueda :
Properties of self-compacting concrete containing copper slag aggregate after heating up to 400 ºC,
Structural Concrete, Vol.19, No.6, 1873-1880, 2018.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1002/suco.201700234
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.1002/suco.201700234
(DOI: 10.1002/suco.201700234) Kao Yu-chuan, Takao Ueda and Chiu Chien-Kuo :
Evaluation of chloride penetration at the joint of concrete and patch repair materials containing fly ash and Lithium Nitrite,
Journal of the Society of Materials Science, Japan, Vol.67, No.8, 795-802, 2018.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.2472/jsms.67.795
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-85052557009
(DOI: 10.2472/jsms.67.795, Elsevier: Scopus) Gong Wei and Takao Ueda :
Basic study on chloride-induced steel corrosion in concrete subjected to heating up to 300 ºC,
Journal of the Society of Materials Science, Japan, Vol.67, No.7, 738-745, 2018.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.2472/jsms.67.738
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-85052013458
(DOI: 10.2472/jsms.67.738, Elsevier: Scopus) 豊田 啓生, 塚越 雅幸, 石川 真志, 上田 隆雄 :
アクティブサーモグラフィによるポリマーセメント系防水層の劣化度の推定,
コンクリート工学年次論文集, Vol.40, No.1, 1351-1356, 2018年. 船坂 健介, 塚越 雅幸, 上田 隆雄, 中山 一秀 :
外断熱コンクリートの屋内・外面の中性化速度に及ぼす夏季の外気温の影響,
コンクリート工学年次論文集, Vol.40, No.1, 573-578, 2018年. 髙山 博樹, 塚越 雅幸, 上田 隆雄, 中山 一秀 :
絶縁仕様でウレタンゴム系塗膜防水層が施工されたコンクリート中の鉄筋腐食速度に及ぼす湿度環境の影響,
コンクリート工学年次論文集, Vol.40, No.1, 615-620, 2018年. 塚越 雅幸, 細川 明香里, 上田 隆雄, 石川 真志 :
アクティブサーモグラフィによる塗膜系仕上材料下のコンクリートひび割れ位置の推定法の提案,
コンクリート工学年次論文集, Vol.40, No.1, 1809-1814, 2018年. 冨永 雄悟, 塚越 雅幸, 中山 一秀, 上田 隆雄 :
コンクリートへのシーリング目地の付着力と界面からの物質移動,
コンクリート工学年次論文集, Vol.40, No.1, 549-554, 2018年. 大谷 一将, 上田 隆雄, 中山 一秀, 塚越 雅幸 :
塩害環境下における凍害とASRの複合劣化機構と表面含浸工法に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.40, No.1, 903-908, 2018年. 福本 信吾, 上田 隆雄, 塚越 雅幸 :
コンクリート中における亜鉛めっき鉄筋の腐食と付着特性に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.40, No.1, 939-944, 2018年. 藤好 一男, 丸尾 有紀, 上田 隆雄, 塚越 雅幸 :
竹繊維を混入した法面保護用吹付けモルタルの基礎的性状,
コンクリート工学年次論文集, Vol.40, No.1, 1899-1904, 2018年. 上田 隆雄, 横山 直哉, 江良 和徳, 中村 定明 :
塩害劣化コンクリートに対するフライアッシュと亜硝酸リチウムを用いた断面修復による補修効果に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.40, No.1, 1515-1520, 2018年. 竹内 彩菜, 上田 隆雄, 塚越 雅幸, 七澤 章 :
スラグ細骨材を用いたコンクリート中の塩害による鉄筋腐食に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.40, No.1, 609-614, 2018年. Kazuhide Nakayama, Takao Ueda, Masayuki Tsukagoshi and Akira Nanasawa :
Influence of Surface Treatment after Applying Electrochemical Repair Method on Protection Effect against Steel Corrosion in Concrete,
Journal of Advanced Concrete Technology, Vol.16, 84-96, 2018.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.3151/jact.16.84
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.3151/jact.16.84
(DOI: 10.3151/jact.16.84) Toyoda Hiroki, Masayuki Tsukagoshi, Masashi Ishikawa and Takao Ueda :
Inspection of initial failure of polymer cement waterproofing membranes by using active thermography,
Proceedings of HydrophobeVIII, 202-209, 2017. Takao Ueda, Sonoda Kurumi, Nakayama Kazuhide and Masayuki Tsukagoshi :
Effect of Silane-based Surface Impregnation on Complex Deterioration of Reinforced Concrete Subjected to penetration of Salt Water,
Proceedings of HydrophobeVIII, 94-101, 2017. Nakayama Kazuhide, Takao Ueda, Nanasawa Akira and Masayuki Tsukagoshi :
Performance of Surface Protection for Concrete after applying Electrochemical Repair Methods,
Proceedings of HydrophobeVIII, 37-43, 2017. Ribeiro Buruno, Nakayama Kazuhide, Takao Ueda and Nanasawa Akira :
Influence of Water Cement Ratio of Concrete on Repair Effects and Surface Protection after Electrochemical Treatment,
Proceedings of HydrophobeVIII, 290-298, 2017. 上田 隆雄, 園田 胡桃, 中山 一秀, 塚越 雅幸 :
ASRと凍害の複合劣化コンクリートに対する表面保護工法の適用,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.17, 497-502, 2017年. 豊田 啓生, 塚越 雅幸, 石川 真志, 上田 隆雄 :
アクティブサーモグラフィによるポリマーセメント系塗膜防水層の初期不具合の検出方法の検討,
コンクリート工学年次論文報告集, 2017年. Yu-chuan Kao, Chien-Kuo Chiu and Takao Ueda :
Evaluation of Steel Corrosion in Fly Ash Concrete Containing Chlorides Using Electrochemical Indexes,
Journal of the Society of Materials Science, Japan, Vol.66, No.8, 566-573, 2017.- (要約)
- <p>Considering the durability of fly ash concrete against the chloride attack, a quantitative evaluation of the rebar corrosion rate in concrete is necessary. In this study, reinforced concrete specimens containing premixed chlorides were prepared, using concrete with cement or fine aggregate partly substituted by fly ash. The corrosion rate of rebar in the specimen was evaluated by the polarization resistance which is an electrochemical corrosion index. The specimens were stored in the wet or dry condition at the temperature of 20 or 40 ºC. As a result, the corrosion rate of rebar was greatly suppressed by admixing fly ash with the increase of the concrete resistivity at the temperature of 20 ºC, while such suppression effect decreased with the rise in temperature to 40 ºC. The suppression effect was remarkable in the cases of fly ash addition as the substitution of fine aggregates. Moreover, the influence of a variation of the chloride content in concrete on the steel corrosion rate was significant when the specimens were stored in the dry condition. The influence of the environment temperature and the chloride content in concrete on the steel corrosion rate measured in this study could be generally evaluated by using an existing equation.</p>
- (キーワード)
- Concrete / Fly Ash / Chloride-induced Steel Corrosion / Electrochemical Index
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.2472/jsms.66.566
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390001205445882240
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-85028747207
(DOI: 10.2472/jsms.66.566, CiNii: 1390001205445882240, Elsevier: Scopus) 上田 隆雄, 宇田 昌樹, 塚越 雅幸 :
銅スラグ細骨材を用いたコンクリート中における塩害による鉄筋腐食に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.39, No.1, 565-570, 2017年. 谷口 沙耶佳, 上田 隆雄, 飯干 富広, 江里口 玲 :
アミノ酸を添加した断面修復材による補修効果に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.39, No.1, 1615-1620, 2017年. 横山 直哉, 上田 隆雄, 塚越 雅幸, 江良 和徳 :
フライアッシュと亜硝酸リチウムを用いた断面修復材料のASR劣化コンクリートへの適用に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.39, No.1, 1675-1680, 2017年. 上田 隆雄, 河野 惇平, 飯干 富広, 江里口 玲 :
アミノ酸の添加がコンクリートの自己治癒性能に与える影響,
セメント·コンクリート論文集, Vol.70, No.1, 321-327, 2017年.- (キーワード)
- アミノ酸 / フライアッシュ / 自己治癒 / 透水試験 / 圧縮載荷 / ひび割れ閉塞
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.14250/cement.70.321
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390001204830110464
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.14250/cement.70.321
(DOI: 10.14250/cement.70.321, CiNii: 1390001204830110464) Yu-Jou Juan, Chien-Kuo Chiu, Takao Ueda and Yu-chuan Kao :
Experimental Investigation on Basic Properties of Patch Repair Mortar with Different Kinds of SBR and Fly Ash,
Proceedings of International Forum on Advanced Technologies 2017, 157-159, 2017. Yu-chuan Kao, Chien-Kuo Chiu and Takao Ueda :
Experimental Investigation on the Bonding Strength of Cement Mortar with Fly Ash,
Proceedings of International Forum on Advanced Technologies 2017, 153-156, 2017. 上田 隆雄, 藤本 磨美, 七澤 章, 塚越 雅幸 :
リチウム系電解液を用いた通電と表面保護の併用によるASR膨張抑制効果,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.16, 43-48, 2016年. 塚越 雅幸, 湊 聖徳, 上田 隆雄, 古澤 洋祐 :
絶縁仕様で施工されたウレタン系塗膜防水層下にあるコンクリートの中性化,
コンクリート工学年次論文報告集, Vol.38, No.1, 735-740, 2016年. 横山 直哉, 高 玉荃, 上田 隆雄, 塚越 雅幸 :
フライアッシュと亜硝酸リチウムを用いた断面修復材料の適用性に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.38, No.1, 1905-1910, 2016年. 上田 隆雄, 河野 惇平, 飯干 富広, 江里口 玲 :
アミノ酸の添加がフライアッシュコンクリートの塩害抵抗性に与える影響,
コンクリート工学年次論文集, Vol.38, No.1, 1221-1226, 2016年. リベイロ ブルノ, 中山 一秀, 上田 隆雄, 七澤 章 :
コンクリートの水セメント比が通電による補修効果と通電後表面保護に与える影響,
コンクリート工学年次論文集, Vol.38, No.1, 1167-1172, 2016年. Takao Ueda, Keisuke Aihara and Tomihiro Iiboshi :
Steel corrosion in recycled aggregate concrete containing amino acid,
Proceedings of the 2nd International Conference on Concrete Sustainability, 832-839, 2016. Yu-Jou Juan, Chien-Kuo Chiu, Takao Ueda and Yu-chuan Kao :
Experimental investigation on mechanical properties of mortar for patch repair,
Proceedings of International Forum on Advanced Technologies 2016, 185-188, 2016. Takao Ueda, Naoya Yokoyama, Yu-chuan Kao and Chien-Kuo Chiu :
Study on Patch Repair Materials Containing Fly Ash and Lithium Nitrite,
Proceedings of International Forum on Advanced Technologies 2016, 181-184, 2016. Wei Gong and Takao Ueda :
Experimental study on cracking process of RC columns caused by accelerated rebar corrosion,
Proceedings of International Forum on Advanced Technologies 2016, 107-110, 2016. Yu-chuan Kao, Chien-Kuo Chiu and Takao Ueda :
Experimental Investigation on Mechanical Properties of Polymer Cement Mortar with Fly Ash for Patch Repair,
Proceedings of International Forum on Advanced Technologies 2016, 103-106, 2016. 七澤 章, 櫛田 淳二, 上田 隆雄, 塚越 雅幸 :
塩害とASRの複合劣化コンクリートに対するLiNO3溶液を用いた電気化学的補修の適用,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.15, 129-134, 2015年. Takao Ueda, Akira Nanasawa and Masayuki Tsukagoshi :
Influence of electrochemical lithium penetration from various kinds of lithium solution on ASR expansion of concrete,
Concrete Repair, Rehabilitation and Retrofitting IV, 31, 2015.- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-85012111000
(Elsevier: Scopus) 野並 優二, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
近赤外分光法によるポリマーセメントモルタルの硫酸腐食評価,
コンクリート工学年次論文集, Vol.37, No.1, 1183-1188, 2015年. 杉本 理恵, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
表面仕上材料下のコンクリート中の鉄筋腐食速度,
コンクリート工学年次論文集, Vol.37, No.1, 607-612, 2015年. 萩原 達朗, 相原 慶輔, 上田 隆雄, 飯干 富広 :
アミノ酸の混入が再生コンクリート中の鉄筋腐食に与える影響,
コンクリート工学年次論文集, Vol.37, No.1, 949-954, 2015年. 甲把 浩基, 上田 隆雄, 大西 史哲, 塚越 雅幸 :
HPFRCCによるASR膨張抑制効果に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.37, No.1, 1579-1584, 2015年. 中山 一秀, 上田 隆雄, 七澤 章, 塚越 雅幸 :
電気化学的補修適用後に表面保護を行ったコンクリート中の鉄筋防食効果に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.37, No.1, 943-948, 2015年. Kenta Miura, Takao Ueda and Masayuki Tsukagoshi :
Resistance performance of concrete using both blast furnace slag cement and fly ash against chloride attack and carbonation,
Advanced Materials Research, Vol.1110, 271-276, 2015.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.4028/www.scientific.net/AMR.1110.271
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.4028/www.scientific.net/AMR.1110.271
(DOI: 10.4028/www.scientific.net/AMR.1110.271) Keiji Miyata, Takao Ueda and Masayuki Tsukagoshi :
Corrosion rate of steel in fly ash concrete containing chlorides,
Advanced Materials Research, Vol.1110, 107-112, 2015.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.4028/www.scientific.net/AMR.1110.107
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.4028/www.scientific.net/AMR.1110.107
(DOI: 10.4028/www.scientific.net/AMR.1110.107) 佐藤 和博, 上月 康則, 多良 千鶴, 西村 博一, 中西 敬, 上田 隆雄, 山中 亮一 :
コンクリートに混和したアルギニンの存在形態と溶出機構,
材料, Vol.64, No.5, 417-423, 2015年.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.2472/jsms.64.417
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-84929675561
(DOI: 10.2472/jsms.64.417, Elsevier: Scopus) Chien-Kuo Chiu, Takao Ueda, Ker-Chun Lin and Kai-Ning Chi :
The Surface Geometry and Bond Behavior of Threaded Bars,
Proceedings of International Forum on Advanced Technologies 2015, 71-73, 2015. Hiroki Gappa, Takao Ueda, Akira Nanasawa and Masayuki Tsukagoshi :
Complex deterioration of reinforced concrete due to chloride induced steel corrosion and ASR,
Proceedings of International Forum on Advanced Technologies 2015, 134-136, 2015. Kazuhide Nakayama, Takao Ueda, Akira Nanasawa and Masayuki Tsukagoshi :
Protection effect against steel corrosion in concrete due to surface treatment after applying electrochemical repair methods,
Proceedings of International Forum on Advanced Technologies 2015, 131-133, 2015. 上田 隆雄, 佐藤 和博, 飯干 富広, 宮川 豊章 :
アルギニンを混入したコンクリートの塩害抵抗性能に関する研究,
セメント·コンクリート論文集, No.68, 330-336, 2015年.- (要約)
- アミノ酸の一種であるアルギニンを混入したコンクリートは,海洋環境においてコンクリート表面への藻類の付着が促進され,魚類等の生物生息環境が改善できることが報告されている.本研究では海洋コンクリート構造物への適用を想定し,アルギニン混入コンクリートを用いた鉄筋コンクリートの塩害抵抗性を検討するため,塩水噴霧試験,海洋暴露実験とモルタル細孔溶液の化学分析を実施した.この結果,アルギニンを添加することによってモルタル細孔溶液中のCl<sup>-</sup>/OH<sup>-</sup>モル比が減少し,コンクリート中の鉄筋腐食が抑制される傾向を示した.
- (キーワード)
- アルギニン / 塩害 / 鉄筋腐食 / 電気化学的腐食指標 / 塩水噴霧試験 / 海洋暴露試験
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.14250/cement.68.330
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390282679806018048
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.14250/cement.68.330
(DOI: 10.14250/cement.68.330, CiNii: 1390282679806018048) Akira Nanasawa, Takao Ueda, Yutaro Hamada and Masayuki Tsukagoshi :
Suppression of ASR expansion due to electrochemical penetration of lithium supplied by various kinds of lithium solution,
Proceedings of the Fourth International Symposium on Life-Cycle Civil Engineering 2014 (IALCCE2014), 2209-2215, 2014.- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-84941253565
(Elsevier: Scopus) 中野 聡, 土田 智, 野上 和彦, 藤好 一男, 上田 隆雄 :
無線センサーで測定した固有振動数による道路橋維持管理方法の提案,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.14, 647-654, 2014年. 上田 隆雄, 谷口 隼紀, 郡 政人, 塚越 雅幸 :
近赤外分光法および超音波法によるASR診断,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.14, 75-80, 2014年. 上田 隆雄, 三浦 健太, 岩渕 宏美, 七澤 章, 塚越 雅幸 :
混和材を用いたコンクリートおよびモルタル中の鉄筋発錆限界塩化物イオン濃度に関する研究,
材料, Vol.63, No.10, 716-721, 2014年.- (要約)
- Considering environmental impact of construction materials, especially concrete, mineral admixtures like fly ash or blast furnace slag should be used as much as possible. Such concrete using mineral admixture generally has dense micro pore structure and high durability due to high resistance performance against the ingress of damage factors into concrete can be expected. However, as the chemical reaction of mineral admixtures consumes Ca(OH)<sub>2</sub> in concrete, the pH value decreases with the age of concrete. Such dropping of pH value may decrease the critical chloride content for the initiation of steel corrosion in concrete. This study experimentally investigated the critical chloride content in some cases of concrete or mortar with mineral admixtures including the cases of combination of blast furnace slag cement and fly ash. As a result, although the combination of blast furnace slag cement and fly ash could realized highly dense pore structure, Cl<sup>-</sup>/OH<sup>-</sup> molar ratio in mortar pore solution extracted by high compressive pressure remarkably increased compared with the case of normal mortar because of the synergistic effect of reduction of OH<sup>-</sup> concentration and the rise of Cl<sup>-</sup> concentration. However, correlation between Cl<sup>-</sup>/OH<sup>-</sup> molar ratio and half-cell potential was not so clear, which suggested that Cl<sup>-</sup>/OH<sup>-</sup> molar ratio is not the unique factor to determine the initiation of steel corrosion.
- (キーワード)
- Concrete / Mortar / Blast furnace slag cement / Fly ash / Critical chloride content for initiation of steel corrosion / Pore solution / Cl⁻/OH⁻molarratio
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.2472/jsms.63.716
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390282680422336384
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-84910124723
(DOI: 10.2472/jsms.63.716, CiNii: 1390282680422336384, Elsevier: Scopus) Takao Ueda, Yutaro Hamada, Masato Kohri, Akira Nanasawa and Masayuki Tsukagoshi :
Evaluation of Electrochemical Repair Effects Using Near-infrared Spectroscopic Technique,
Proceedings of the 5th International Conference on Concrete Repair, 245-250, 2014.- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-84907385744
(Elsevier: Scopus) Takao Ueda, Jyunji Kushida, Masayuki Tsukagoshi and Akira Nanasawa :
Influence of temperature on electrochemical remedial measure and complex deterioration due to chloride attack and ASR,
Construction and Building Materials, Vol.67 partA, 81-87, 2014.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1016/j.conbuildmat.2013.10.020
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-85027926772
(DOI: 10.1016/j.conbuildmat.2013.10.020, Elsevier: Scopus) 野並 優二, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
近赤外分光法によるポリマーセメント系仕上材料の組成分布評価手法の提案,
コンクリート工学年次論文集, 2014年. 三浦 健太, 上田 隆雄, 岩渕 宏美, 高野 剛 :
高炉セメントとフライアッシュを併用したコンクリートの塩害および中性化抵抗性に関する基礎的検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.36, No.1, 148-153, 2014年. 七澤 章, 櫛田 淳二, 上田 隆雄, 塚越 雅幸 :
内在塩分による塩害とASRの複合劣化と各種リチウム溶液による電気化学的補修効果,
コンクリート工学年次論文集, Vol.36, No.1, 1954-1959, 2014年. 中山 一秀, 上田 隆雄, 七澤 章, 塚越 雅幸 :
電気化学的補修適用後の表面保護工法に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.36, No.1, 1210-1215, 2014年. Kazuhide Nakayama, Takao Ueda, Masayuki Tsukagoshi and Akira Nanasawa :
Examination of Surface Protection systems applied to Reinforced Concrete after the application of Electrochemical Repair Method,
Proceedings of International Conference on Building Envelope Systems and Technologies (ICBEST) 2014, 2014. Masayuki Tsukagoshi, Takao Ueda and Tomoya Ichikawa :
Evaluation of Protective Effect of Surface Coating Materials against Chloride Attack on Cracked Reinforced Concrete,
Proceedings of International Conference on Building Envelope Systems and Technologies (ICBEST) 2014, 2014. Shinichi Miyazato, Takao Ueda and Shoji Nojima :
Life Cycle Design after Repair of Concrete Structures with Chloride Attack,
Proceedings of RILEM International workshop on performance-based specification and control of concrete durability, 565-572, 2014. 上田 隆雄, 濱田 祐太郎, 郡 政人, 七澤 章, 塚越 雅幸 :
近赤外分光法による電気化学的補修効果の評価に関する検討,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.13, 433-438, 2013年. Takao Ueda, Jyunji Kushida, Masayuki Tsukagoshi and Akira Nanasawa :
Influence of temperature on electrochemical remedial measure and complex deterioration due to chloride attack and ASR,
Proceedings of the 3rd International Conference on Sustainable Construction Materials & Technologies (SCMT3), 2013. 杉 大樹, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
フライアッシュ及び高炉スラグ微粉末を使用したプレキャストコンクリート部材の長期耐久性と微細構造,
コンクリート工学年次論文集, 2013年.- (キーワード)
- コンクリート / 高炉スラグ微粉末 / フライアッシュ / 蒸気養生 / 気中養生 / 耐久性
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1573387452692800896
(CiNii: 1573387452692800896) 源田 早也佳, 塚越 雅幸, 石原 沙織, 上田 隆雄 :
植栽型ポーラスコンクリートの耐根性評価試験,
コンクリート工学年次論文集, Vol.83, No.0, 173-176, 2013年.- (キーワード)
- ポーラスコンクリート / 耐根性 / 模擬根 / 地下茎 / 肥大生長 / 耐根性評価
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1571417127855828864
(CiNii: 1571417127855828864) 山川 和輝, 上田 隆雄, 郡 政人, 七澤 章 :
近赤外分光法によるモルタル表層物性の評価に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.35, No.1, 1801-1806, 2013年. 宮田 啓志, 上田 隆雄, 塚越 雅幸, 高野 剛 :
塩化物イオンを含有するフライアッシュコンクリート中の鉄筋腐食速度に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.35, No.1, 1057-1062, 2013年. Takao Ueda, Yuuta Baba and Akira Nanasawa :
Penetration of Lithium into ASR-affected Concrete due to Electro-osmosis of Lithium Carbonate Solution,
Construction and Building Materials, Vol.39, 113-118, 2013.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1016/j.conbuildmat.2012.05.007
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.1016/j.conbuildmat.2012.05.007
(DOI: 10.1016/j.conbuildmat.2012.05.007) Takao Ueda, Khohei Wakitani and Akira Nanasawa :
Influence of electrolyte temperature on efficiency of electrochemical chloride removal from concrete,
Electrochimica Acta, Vol.86, 23-27, 2012.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1016/j.electacta.2012.05.026
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.1016/j.electacta.2012.05.026
(DOI: 10.1016/j.electacta.2012.05.026) 宮里 心一, 上田 隆雄, 野島 昭二 :
補修費用のみならず点検費用も考慮したLCC の試算,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.12, 165-172, 2012年. 上田 隆雄, 上田 真由美, 郡 政人, 七澤 章, 塚越 雅幸 :
廃ガラス微粉末の混入によるコンクリートの収縮抑制効果に関する検討,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.12, 193-198, 2012年. 七澤 章, 松久保 博敬, 盛岡 実, 上田 隆雄 :
通電時の電解液温度が脱塩効果に与える影響,
コンクリート中の鋼材の腐食性評価と防食技術に関するシンポジウム論文集(その2), 385-392, 2012年. Takao Ueda, Jyunji Kushida and Akira Nanasawa :
Electrochemical penetration of lithium into concrete from various kinds of lithium solution,
Proceedings of The 11th Symposium on Electrokinetic Remediation (EREM 2012), 43-45, 2012. 中森 正基, 塚越 雅幸, 上田 隆雄, 田中 享二 :
ポリマーセメント系仕上材料仕上材料の材料分離が力学的性質に与える影響と材料中の微細構造予測モデルの提案,
コンクリート工学年次論文集, Vol.34, No.1, 1306-1311, 2012年. 上田 隆雄, 松田 彩妙, 塚越 雅幸, 山本 晃臣 :
フライアッシュの混和と中性化が反応性骨材含有コンクリートの近赤外分光スペクトルに与える影響,
コンクリート工学年次論文集, Vol.34, No.1, 1816-1821, 2012年. 櫛田 淳二, 上田 隆雄, 塚越 雅幸, 七澤 章 :
塩害とASR の複合劣化機構と電気化学的補修に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.34, No.1, 988-993, 2012年. 買吐送 熱西旦, 小村 泰一, 上田 隆雄, 七澤 章 :
フライアッシュコンクリートの通電による性能向上に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.34, No.1, 130-135, 2012年. 山本 晃臣, 上田 隆雄, 郡 政人, 七澤 章 :
近赤外分光法による実構造物の塩害劣化診断方法の検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.34, No.1, 1744-1749, 2012年. Yong YUAN, Takao Ueda and Chunlong YU :
SCC Produced with Recycled Concrete Aggregates,
Proceedings of The International Conference on Energy and Environmental Protection (ICEEP 2012), Vol.512 515, 2986-2989, 2012.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.4028/www.scientific.net/AMR.512-515.2986
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-84861591385
(DOI: 10.4028/www.scientific.net/AMR.512-515.2986, Elsevier: Scopus) Takao Ueda and Akira Nanasawa :
EFFECT OF ELECTROCHEMICAL PENETRATION OF LITHIUM IONS ON CONCRETE EXPANSION DUE TO ASR,
Proceedings of the 14th International Conference on Alkali-Aggregate Reaction in Concrete, 2012. Yong YUAN, Takao Ueda and Chunlong YU :
SCC Produced with Recycled Concrete Aggregates,
Advanced Materials Research, Vol.512-515, 2986-2989, 2012.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.4028/www.scientific.net/AMR.512-515.2986
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.4028/www.scientific.net/AMR.512-515.2986
(DOI: 10.4028/www.scientific.net/AMR.512-515.2986) Masayuki Tsukagoshi, Takao Ueda and Kyoji Tanaka :
Decreases to the Carbon Dioxide Impermeability of Polyurethane Waterproof Membranes Caused by Weathering and Concrete Substrate Cracking,
Numerical Modeling Strategies for Sustainable Concrete Structures 2012, 2012. Takao Ueda, Yuuta Baba and Akira Nanasawa :
Penetration of Lithium into ASR-affected Concrete due to Electro-osmosis of Lithium Carbonate Solution,
Proceedings of International Symposium on Cement & Concrete Materials (ISCCM 2011), 148-156, 2011. 上田 隆雄, 松本 義章, 松坂 裕介 :
温度変化が塩害とASRの複合劣化機構に与える影響,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.11, 457-462, 2011年. 三浦 正純, 一色 正広, 武知 隆男, 上田 隆雄 :
フライアッシュの塩素固定能力に関する基礎研究,
コンクリート工学年次論文集, Vol.33, No.1, 851-856, 2011年. 松坂 裕介, 宮崎 健治, 横井 克則, 上田 隆雄 :
低度処理骨材を用いた再生コンクリートの性能向上に関する研究,
コンクリート工学年次論文集, Vol.33, No.1, 1565-1571, 2011年. 上田 隆雄, 脇谷 晃平, 松本 義章, 七澤 章 :
通電時の電解液温度がコンクリートからの脱塩効果に与える影響,
コンクリート工学年次論文集, Vol.33, No.1, 1115-1120, 2011年. 松本 義章, 上田 隆雄, 山本 晃臣 :
近赤外分光法によるASR劣化コンクリートの診断に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.33, No.1, 1787-1792, 2011年. Takao Ueda, Kohei Wakitani and Akira Nanasawa :
Influence of electrolyte temperature on efficiency of electrochemical chloride removal from concrete,
Proceedings of The 10th Symposium on Electrokinetic Remediation (EREM 2011), 2011. Takao Ueda, Takafumi Kameda and Akira Nanasawa :
A New Electrochemical Rehabilitation for Reinforced Concrete Employing DFRCC Anode System,
Separation and Purification Technology, Vol.79, No.2, 204-207, 2011.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1016/j.seppur.2011.02.027
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.1016/j.seppur.2011.02.027
(DOI: 10.1016/j.seppur.2011.02.027) Takao Ueda, Yuuta Baba and Akira Nanasawa :
Effect of electrochemical penetration of lithium ions on concrete expansion due to ASR,
Journal of Advanced Concrete Technology, Vol.9, No.1, 31-39, 2011.- (要約)
- Concrete expansion due to alkali-silica reaction (ASR) is one of the serious deterioration mechanisms of concrete structures. However, no promising repair method for ASR has been established yet. In a bid to remedy this situation, an electrochemical technique to accelerate the penetration of the lithium ions (Li+) in a lithium-based electrolyte solution into concrete has been developed for the purpose of suppressing ASR-induced expansion due to Li+. From the results of past research work, the penetration area of Li+ is limited around the concrete surface and it is difficult to make Li+ penetrate into the deeper part of concrete.In this study, experimental investigation was carried out aiming to grasp the influence of the kinds of lithium salts and the temperature of the electrolyte solution on the migration properties of ions in concrete and ASR-induced expansion of concrete. The electrochemical migration of Li+ was found to accelerate with rises in temperature and the effective diffusion coefficient of Li+ increased three times with changes in temperature from 20°C to 40°C in the case of a Li2CO3 electrolyte solution. Moreover, ASR-induced expansion of concrete after this treatment was suppressed compared with the case of non-treated specimens.
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.3151/jact.9.31
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390282680196905472
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.3151/jact.9.31
(DOI: 10.3151/jact.9.31, CiNii: 1390282680196905472) 上田 隆雄, 児島 多恵, 進藤 義勝, 七澤 章 :
フライアッシュの混和がモルタル中の鉄筋腐食発生に与える影響,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.10, 317-322, 2010年. 進藤 義勝, 宗金 昌典, 上田 隆雄, 渡邉 健 :
フライアッシュコンクリートの自己治癒効果に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.32, No.1, 137-142, 2010年. 山本 晃臣, 上田 隆雄, 郡 政人, 七澤 章 :
塩分浸透形態が近赤外分光法の吸光度スペクトルに与える影響,
コンクリート工学年次論文集, Vol.32, No.1, 1667-1672, 2010年. 上田 隆雄, 田中 慎吾, 進藤 義勝, 七澤 章 :
フライアッシュの混和が塩害によるセメント硬化体中の鉄筋腐食環境に与える影響,
土木学会論文集(-2005), Vol.E 66, No.3, 255-267, 2010年. Takao Ueda, Takafumi Kameda and Akira Nanasawa :
A New Electrochemical Rehabilitation to Reinforced Concrete by Employing DFRCC Anode System,
Proceedings of The 9th Symposium on Electrokinetic Remediation (EREM 2010), 2010. Teruo Yamamoto, Takao Ueda and Masato Kohri :
Evaluation of chloride ion content in concrete structures using near-infrared spectroscopic technique,
Proceedings of the Sixth International Conference on Concrete Under Severe Conditions, Vol.1, 135-144, 2010.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1201/b10552-17
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-84861039034
(DOI: 10.1201/b10552-17, Elsevier: Scopus) Takao Ueda, Takafumi Kameda, Takao Maeda and Akira Nanasawa :
Suppression of ASR expansion due to electrochemical penetration of lithium supplied by DFRCC anode system,
Proceedings of the Sixth International Conference on Concrete Under Severe Conditions, Vol.2, 1229-1236, 2010. Takao Ueda and Toyoaki Miyagawa :
Deterioration of Concrete Structures and Some Relevant Issues,
Corrosion Engineering, Vol.59, No.4, 111-116, 2010.- (キーワード)
- concrete structure / deterioration mechanism / steel corrosion / maintenance system / repair method / scenario design / コンクリート構造物 / 劣化機構 / 鉄筋腐食 / 維持管理システム / 補修防食工法 / シナリオデザイン
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.3323/jcorr.59.111
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1520572359125944704
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-77953832895
(DOI: 10.3323/jcorr.59.111, CiNii: 1520572359125944704, Elsevier: Scopus) Masato Kohri, Takao Ueda and Hiroyuki Mizuguchi :
Application of a near-infrared spectroscopic technique to estimate the chloride ion content in mortar deteriorated by chloride attack and carbonation,
Journal of Advanced Concrete Technology, Vol.8, No.1, 15-25, 2010.- (要約)
- A new inspection technique that uses near-infrared spectroscopy is focused on as a method for detecting the chloride ion content in concrete structures. The authors have been working to confirm the possibility of estimating comparatively easily the chloride content in concrete without chemical analysis and in a short time on site. In this study, mortar specimens deteriorated by the combination of chloride attack and carbonation were prepared for investigating the method of evaluating the chloride ion content in mortar with the near-infrared spectroscopic technique. As a result, it was found that the chloride ion content in a carbonated mortar specimen can be evaluated with a method similar to that used to detect deterioration due solely to chloride attack.
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.3151/jact.8.15
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390001205219840256
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.3151/jact.8.15
(DOI: 10.3151/jact.8.15, CiNii: 1390001205219840256) 上田 隆雄, 亀田 貴文, 前田 崇雄, 七澤 章 :
リチウム含有HPFRCCを陽極システムに用いた電気化学的リハビリテーション手法に関する研究,
セメント·コンクリート論文集, No.63, 523-529, 2010年.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.14250/cement.63.523
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390001204829554560
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.14250/cement.63.523
(DOI: 10.14250/cement.63.523, CiNii: 1390001204829554560) 宮里 心一, 上田 隆雄 :
劣化状態と対策効果を考慮した塩害に対する補修工法の選択,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.9, 323-330, 2009年. 上田 隆雄, 進藤 義勝, 田中 辰弥, 七澤 章 :
塩害によるフライアッシュ混和モルタル中の鉄筋腐食発生に関する検討,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.9, 269-274, 2009年. 郡 政人, 山本 晃臣, 上田 隆雄, 水口 裕之 :
近赤外分光法を用いたコンクリート構造物中の塩化物イオン濃度の現位置推定手法,
コンクリート中の鋼材の腐食性評価と防食技術に関するシンポジウム論文報告集, 445-452, 2009年. 上田 隆雄, 稲岡 和彦, 亀田 貴文, 七澤 章 :
HPFRCC陽極システムを用いた電気化学的防食工法に関する検討,
コンクリート中の鋼材の腐食性評価と防食技術に関するシンポジウム論文報告集, 491-498, 2009年. Takao Ueda, Tanaka Shinya, Tanaka Shingo and Nanasawa Akira :
Influence of fly ash mixing on corrosion of steel in concrete due to chloride attack,
Proceedings of the 4th International Conference on Construction Materials, 731-738, 2009. 横田 優, 上田 隆雄, 川崎 末和, 河野 清 :
フライアッシュ混和コンクリートを用いた実構造物の追跡調査,
コンクリート工学年次論文集, Vol.31, No.1, 949-954, 2009年. 津村 壽樹, 上田 隆雄, 新井 康裕, 宮川 豊章 :
エポキシ樹脂塗装鉄筋の付着改善に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.31, No.1, 1357-1362, 2009年. 郡 政人, 立川 亮, 上田 隆雄, 水口 裕之 :
細骨材種類が近赤外分光法によるモルタル中の塩化物イオン濃度推定に与える影響,
コンクリート工学年次論文集, Vol.31, No.1, 1975-1980, 2009年. 亀田 貴文, 上田 隆雄, 前田 崇雄, 水口 裕之 :
含有するリチウム塩の種類がHPFRCCの諸特性に与える影響,
コンクリート工学年次論文集, Vol.31, No.1, 361-366, 2009年. 上田 隆雄, 稲岡 和彦, 亀田 貴文, 七澤 章 :
HPFRCCを陽極システムに用いた電気化学的リハビリテーション手法に関する研究,
セメント·コンクリート論文集, No.62, 500-506, 2009年.- (要約)
- 近年,コンクリート中の塩化物イオンの検出を目的として,近赤外分光法を用いた新しい検査手法が提案されている.この手法を用いれば,化学分析を行うことなく比較的簡単に短時間でコンクリート中の塩化物イオン量の推定が可能であるが,現時点では基礎的データが不足している.そこで,本研究では,塩化物イオンや中性化により形態が変化するセメント水和物について測定を行い,吸光度特性を調査した.次に,セメントペーストおよびモルタルの練混ぜ時に塩化物を混入させた試料を用いて本手法の適用性を検討するとともに,検出された塩化物イオンの形態と中性化の影響に関して調査を行った.
フライアッシュを混和した反応性骨材含有モルタルの細孔構造と細孔溶液組成,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.8, 173-178, 2008年. 古川 智紀, 上田 隆雄, 郡 政人, 七澤 章 :
近赤外分光法によるコンクリート中のフリーデル氏塩含有量の推定,
コンクリート工学年次論文集, Vol.30, No.1, 843-848, 2008年. 郡 政人, 古川 智紀, 上田 隆雄, 水口 裕之 :
近赤外分光法を用いたコンクリート中の塩化物イオン濃度の推定手法に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.30, No.1, 745-750, 2008年.- (要約)
- 近年,コンクリート中の塩化物イオンの検出を目的として,近赤外分光法を用いた検査手法が研究されてきている.本手法を用いれば,現位置で化学分析を行うことなく比較的簡単に短時間でコンクリート中の塩化物イオンの検出が可能であることが確認されている.本研究では,塩化物を混入したコンクリート供試体に対して,測定範囲内に存在する粗骨材による影響とその補正方法について検討した.さらに,モルタル及びコンクリート供試体をドリルにより穿孔してその先端面を測定し,これらの測定値と電位差滴定法による試験結果との相関関係を整理することで,実用的な適用方法について検討した.
- (キーワード)
- 近赤外分光法 / 塩化物イオン / 現位置試験 / 吸光度 / ドリル穿孔面 / 重回帰分析
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1520291856239576960
(CiNii: 1520291856239576960) 上田 隆雄, 稲岡 和彦, 宮崎 裕之, 水口 裕之 :
リチウム塩を含有するHPFRCCに関する基礎的検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.30, No.1, 285-290, 2008年.- (要約)
- セメントモルタルに高性能有機短繊維を混入することで,金属材料のような引張じん性が実現可能な複数微細ひび割れ型繊維補強セメント複合材料(HPERCC)が開発されているが,その特性を生かした適用方法が検討課題となっている.そこで本研究では,ASRにより劣化した構造物の表面保護材料としてHPFRCCを適用する状況を想定し,ASRによる膨張の抑制効果が期待できるリチウム塩を含有するHPFRCCの可能性について基礎的検討を実施した.この結果,リチウム塩の添加によってHPFRCCの強度低下が認められたが,W/Bが45%の場合にはリチウム塩を添加した場合においても比較的大きな曲げじん性が得られた.
- (キーワード)
- HPFRCC / PVA繊維 / 炭酸リチウム / 曲げ試験 / 両引試験 / ひび割れ分散性
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1524232505918101888
(CiNii: 1524232505918101888) 本田 陵二, 水口 裕之, 上田 隆雄 :
各種材料を用いたポーラスコンクリートの圧縮強度に関する研究,
コンクリート工学年次論文集, Vol.30, No.2, 301-305, 2008年.- (要約)
- ポーラスコンクリートは,連続空隙を多く持ち,透水性および透気性が大きい構造のため圧縮強度が従来のコンクリートに比べて低い.ポーラスコンクリートの圧縮強度を向上させるため,セメントペーストの強化のためにシリカフユームセメントおよびポリマーを,セメントペーストの粘度を向上させセメントペーストの層を厚くするために増粘剤を用いて検討した.締固めは,現場での施工方法で多く用いられているたたきによる締固めとした.圧縮強度向上のため締固め方法も変化させて検討した.シリカフユームセメントおよび増粘剤を用いたことによって圧縮強度は向上した.
- (キーワード)
- ポーラスコンクリート / 圧縮強度 / 空隙率 / 混和材料
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1522825131031429632
(CiNii: 1522825131031429632) Yoshimori Kubo, Yoshio Watanabe, Takao Ueda, Tamotsu Kuroda and Norihiko Nomura :
Influence of ASR expansion on mechanical properties of concrete deteriorated by ASR,
Proceedings of the 13th International Conference on Alkali-Aggregate Reaction in Concrete, Vol.1, 206-214, 2008. Takao Ueda, Hidehiko Naito, Masao Nagura, Kiyofumi Sano and Toyoaki Miyagawa :
Design system for electrochemical corrosion control techniques considering their effect on alkali-silica reaction,
Proceedings of the 13th International Conference on Alkali-Aggregate Reaction in Concrete, Vol.1, 1312-1321, 2008. 郡 政人, 古川 智紀, 上田 隆雄, 水口 裕之 :
近赤外分光法を用いたセメント硬化体中の塩化物イオン量の推定,
セメント·コンクリート論文集, No.61, 189-196, 2008年.- (要約)
- 近年,コンクリート中の塩化物イオンの検出を目的として,近赤外分光法を用いた新しい検査手法が提案されている.この手法を用いれば,化学分析を行うことなく比較的簡単に短時間でコンクリート中の塩化物イオン量の推定が可能であるが,現時点では基礎的データが不足している.そこで,本研究では,塩化物イオンや中性化により形態が変化するセメント水和物について測定を行い,吸光度特性を調査した.次に,セメントペーストおよびモルタルの練混ぜ時に塩化物を混入させた試料を用いて本手法の適用性を検討するとともに,検出された塩化物イオンの形態と中性化の影響に関して調査を行った.
フライアッシュの混和が反応性骨材含有モルタルの細孔溶液組成に与える影響,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.7, 15-20, 2007年. 馬場 勇太, 上田 隆雄, 平岡 毅, 七澤 章 :
炭酸リチウム溶液の電気浸透によるASR膨張抑制に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.29, No.1, 1239-1244, 2007年.- (要約)
- アルカリ骨材反応によるコンクリートの膨張抑制効果が確認されているリチウムイオン(以下Li^+)を電気化学的にコンクリートに浸透させる工法に関して,コンクリート内部へのLi^+の浸透を促進させることが課題となっている.そこで本研究では,電解液としてLi_2CO_3を用いた場合の電気浸透によるLi^+のコンクリート中への浸透状況を電解液温度をパラメータとして測定するとともに,コンクリートのASR膨張との関係を検討した.この結果,電解液温度を40℃とした場合に,通電中のASR膨張は大きくなるものの,通電処理によるLi^+およびCl^-の移動は大幅に促進され,処理後の膨張速度も抑制できることがわかった.
- (キーワード)
- ASR膨張 / 炭酸リチウム / 電気浸透 / 電解液温度 / アルカリ集積
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1521136281171358464
(CiNii: 1521136281171358464) 稲岡 和彦, 上田 隆雄, 亀田 貴文, 七澤 章 :
HPFRCC陽極層を用いた電気化学的防食工法に関する研究,
コンクリート工学年次論文集, Vol.29, No.1, 1341-1346, 2007年.- (要約)
- 鉄筋腐食により劣化したコンクリート構造物の防食・補修工法として,電気化学的防食工法の適用が進んでいる.この工法により,鉄筋防食効果は得られるが,構造物の力学的性能の向上や剥落防止効果は得られない.そこで本研究では,電気化学的防食工法の陽極材をコンクリート表面に接着し,被覆する材料として複数微細ひび割れ型繊維補強セメント複合材料(HPFRCC)を用いることで,防食効果に加えて力学的性能の向上効果が期待できる工法の可能性を明らかにすることを目的として検討を行った.本工法を適用した小型RCはり供試体の曲げ載荷試験の結果,本工法による曲げ補強効果が確認された.
- (キーワード)
- HPFRCC / 電気 化学的 防食 工法 / 脱塩 効果 / 接着 強度 / 曲げ 補強 効果
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1522825131034900352
(CiNii: 1522825131034900352) 田中 慎吾, 上田 隆雄, 加川 哲也, 七澤 章 :
フライアッシュを混和したコンクリート中の鉄筋腐食モニタリングに関する研究,
コンクリート工学年次論文集, Vol.29, No.1, 1371-1376, 2007年.- (要約)
- コンクリート用混和材としてフライアッシュの活用を積極的に進めるにあたっては,フライアッシュを混和したコンクリート構造物の耐久性評価が不可欠である.本研究では,フライアッシュの種類および置換率を変化させたフライアッシュ混和RC供試体を作製し,コンクリート中の鉄筋腐食状況を電気化学的モニタリング手法により評価した.さらに,同時に作製したモルタルから抽出された細孔溶液の化学分析により,Cl^-固定化性状の評価を試みた.この結果,フライアッシュの混和により,Cl^-固定化能力の増進や,鉄筋防食効果が期待できる場合があることがわかった.
- (キーワード)
- 塩害 / フライアッシュ / 自然電位 / 分極抵抗 / 細孔溶液 / Cl[-]の固定化
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1524232505918613504
(CiNii: 1524232505918613504) 郡 政人, 古川 智紀, 上田 隆雄, 水口 裕之 :
近赤外分光法を用いたセメント硬化体中の塩化物イオンの検出,
コンクリート工学年次論文集, Vol.29, No.2, 769-774, 2007年.- (要約)
- 近年,コンクリート中の塩化物イオンの検出を目的として,近赤外分光法を用いた新しい検査手法が提案されている.この手法を用いれば,化学分析を行うことなく比較的簡単に短時間でコンクリート中の塩化物イオン量の推定が可能であるが,現時点では基礎的データが不足している.そこで,本研究ではセメントペーストおよびモルタルの練混ぜ時に塩化物を混入させた試料を用いて,本手法の適用可能性を確認するとともに,検出された塩化物イオンの形態と中性化の影響に関して考察を加えた.
- (キーワード)
- 近赤外分光法 / 塩化物イオン / 中性化 / 吸光度 / 差スペクトル
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1522262181079966976
(CiNii: 1522262181079966976) Takao Ueda, Kazuhiko Inaoka, Akira Nanasawa and Masanobu Ashida :
Electrochemical rehabilitation with the aid of ductile fiber reinforced cementitious composites in anode system,
Proceedings of the Fifth International Conference on Concrete Under Severe Conditions, Vol.1, 491-498, 2007. 上田 隆雄, 山口 圭亮, 渡邉 健, 西畑 清華 :
ASRで劣化したコンクリート中の鉄筋とコンクリートとの付着挙動,
セメント·コンクリート論文集, No.60, 396-402, 2007年.- (要約)
- アルカリシリカ反応により劣化したコンクリート構造物の力学的性能を精度よく評価するためには,劣化が進行したコンクリート中の鉄筋とコンクリートとの付着挙動を定量的に把握する必要があるが,現状では,ASRによる劣化程度と付着挙動の関係に関するデータが不足している.そこで本研究では,ASRの進行したコンクリートからの鉄筋引抜き付着試験を実施することにより,ASRによる劣化程度が鉄筋付着挙動に与える影響を明らかにすることを目的とした.この結果,NaClを初期添加した場合には,ASRによるコンクリートの膨張率が0.1%程度までは付着強度が増加する傾向が認められたが,0.2%程度以上では,鉄筋腐食とASR膨張の複合劣化により,付着強度が低下した.
Application of a New Measuring Method Using Optical Fiber Strain Sensor to an Underground Tunnel,
International Journal of Modern Physics B, Vol.20, No.25n27, 3692-3697, 2006.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1142/S0217979206040210
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-33751280207
(DOI: 10.1142/S0217979206040210, Elsevier: Scopus) 上田 隆雄, 馬場 勇太, 山口 圭亮 :
曲げ加工部がASRで劣化したコンクリート中の鉄筋遅れ破壊特性に与える影響,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.6, 103-108, 2006年. Keisuke Yamaguchi, Takao Ueda and Akira Nanasawa :
Application of desalination with CFRP composite electrode to concrete deteriorated by chloride attack,
International Journal of Modern Physics B, Vol.20, No.25n27, 3704-3709, 2006.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1142/S0217979206040234
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-33751275528
(DOI: 10.1142/S0217979206040234, Elsevier: Scopus) 久保 善司, 上田 隆雄, 黒田 保, 野村 倫一 :
アルカリ骨材反応による膨張がコンクリートの力学的性能に与える影響,
コンクリート工学年次論文集, Vol.28, No.1, 1691-1696, 2006年.- (要約)
- 近年,アルカリ骨材反応(ASR)を生じ,その膨張により著しく劣化した構造物が報告され,それらの構造物に対する補修・補強対策の確立が急務とされている.一方,これらの構造物に対する補強設計を実施するための,ASR劣化コンクリートの基礎的な力学データの不足が問題視されている.そこで,ASRにより生じた膨張量のレベルが異なる供試体の一軸圧縮試験を行い,詳細な検討を行った.その結果,コンクリートの強度レベルにかかわらず.膨張量3000μ程度においては,圧縮強度に大きな低下はないものの.変形特性に大きな影響を与えることが明らかとなった.
- (キーワード)
- アルカリ骨材反応 / 膨張量 / 水セメント比 / 強度特性 / 変形特性
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1521699231122906368
(CiNii: 1521699231122906368) 稲岡 和彦, 上田 隆雄, 水口 裕之 :
配合条件が高じん性セメント複合材料の基礎的物性に与える影響,
コンクリート工学年次論文集, Vol.28, No.1, 287-292, 2006年.- (要約)
- 高じん性セメント複合材料(DFRCC)は,セメントモルタルに高性能有機短繊維を混入することで曲げ応力下において多数の微細ひび割れが分散し,曲げ・引張じん性の大幅な向上が実現できる新しい材料であるが,繊維の種類や配合条件の変化がDFRCCの力学的性能に与える影響など,基礎的データが不足しているのが現状である.そこで本研究は,混入繊維の種類や混入率,モルタルのW/Cなどの配合条件の変化が,DFRCCの力学的特性に与える影響を実験的に検討した.この結果,W/Bが30%のDFRCCはPE繊維を用いた場合に大きな曲げじん性が得られ,45%の場合にはPVA繊維でも大きな曲げじん性が得られた.
- (キーワード)
- DFRCC / PVA繊維 / PE繊維 / 曲げ試験 / 両引試験 / ひび割れ分散性
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1523669555958599552
(CiNii: 1523669555958599552) 田中 慎吾, 上田 隆雄, 七澤 章, 水口 裕之 :
細骨材代替でフライアッシュを混和したモルタル中の細孔溶液組成と鉄筋腐食の関係,
コンクリート工学年次論文集, Vol.28, No.1, 653-658, 2006年.- (要約)
- 天然骨材の枯渇化に伴い,フライアッシュを細骨材代替で用いる検討が進められているものの,このようなコンクリートの耐久性評価に必要な基礎的データは不足している.本研究では,フライアッシュの種類および置換率を変化させたフライアッシュ混和モルタルを作製し,抽出された細孔溶液の化学分析により,Cl^-固定化性状の評価を試みるとともに,モルタル中の鉄筋腐食挙動を検討した.この結果,IV種フライアッシュを混和した場合はII種フライアッシュの場合よりもCl^-固定化割合が小さかった.また,このような傾向はフライアッシュ置換率が大きい場合に顕著に認められた.
- (キーワード)
- 塩害 / フライアッシュ / 細骨材代替 / 細孔溶液 / Cl[-]の固定化
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1522825131031583232
(CiNii: 1522825131031583232) 上田 隆雄, 吉田 幸弘, 山口 圭亮, 七澤 章 :
通電処理条件がリチウムの電気泳動とコンクリートのASR膨張に与える影響,
セメント·コンクリート論文集, No.59, 483-489, 2006年.- (要約)
- アルカリ骨材反応によるコンクリートの膨張抑制効果が確認されているリチウムイオン(以下Li+)を電気化学的にコンクリートに浸透させる手法が検討されている.本研究は,通電処理条件を変化させたときのリチウムイオン電気泳動特性およびコンクリートの膨張挙動の変化を把握することを目的として実験的検討を行った.この結果,通電時の温度を上げれば,Li+の電気泳動は促進され,実効拡散係数も大きくなるが,コンクリート内部へのLi+の浸透を大幅に促進する効果は認められなかった.さらに,通電処理後のコンクリート膨張率は,通電処理条件によらず,Li+の浸透量の大きかった通電面付近を中心に抑制される傾向を示した.
コンクリ-トのASR膨張および鉄筋腐食が鉄筋の遅れ破壊特性に与える影響,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.5, 137-142, 2005年. 石丸 啓輔, 水口 裕之, 橋本 親典, 上田 隆雄, 藤田 和博, 近江 正明 :
銅スラグおよびⅡ種フライアッシュを細骨材の一部に置換して用いたコンクリートの性状,
材料, Vol.54, No.8, 828-833, 2005年.- (要約)
- In the Shikoku area, it is eager to request an alternative fine aggregate in stead of natural sand, in particular sea sand, by the reason of prohibition of borrowing sea sand in Seto Island Sea. In this study, the fundamental properties of concrete using copper slag (JIS A 5011-3) or second class fly ash (JIS A 6201) as a part of fine aggregate to apply for plain concrete structure is investigated. It is concluded that the concrete of 20mm in coarse aggregate maximum size, 50% in water-cement ratio and 40mm in coarse aggregate maximum size, 60% in water-cement ratio and up to 30%, except in the case of 50% in water-cement ratio of fly ash concrete is possible to 20%, at in volume percentage of sand using copper slag or second class fly ash is applicable for concrete structure.
- (キーワード)
- Crushed sand / Copper slag / Fly ash / Fresh concrete / Hardened concrete
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.2472/jsms.54.828
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390001205418282752
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-27144467476
(DOI: 10.2472/jsms.54.828, CiNii: 1390001205418282752, Elsevier: Scopus) Takao Ueda, Yukihiro Yoshida, Keisuke Yamaguchi and Masanobu Ashida :
Effect of electrochemical penetration of lithium ions on ASR expansion of concrete,
Proceedings of the Third International Conference on Engineering Materials (CD-ROM), 2005. 上田 隆雄, 橘 健太, 七澤 章 :
フライアッシュの混和がモルタルのCl-固定化に与える影響,
コンクリート工学年次論文集, Vol.27, No.1, 889-894, 2005年.- (要約)
- フライアッシュを混和したコンクリートの塩害に対する耐久性を評価する場合には,Cl^-の固定化性状を定量的に把握する必要がある.本研究では,フライアッシュの種類および置換混和方法を変化させたフライアッシュ混和モルタルを作製し,抽出された細孔溶液の化学分析により,Cl^-固定化性状の評価を試みるとともに,モルタル中の鉄筋腐食挙動を検討した.この結果,IV種フライアッシュを混和した場合はII種フライアッシュの場合よりもCl^-固定化割合が小さかった.また,このような傾向はフライアッシュを外割りで混和した場合よりも,内割りで混和した場合に顕著に認められた.
- (キーワード)
- フライアッシュ / 塩害 / Cl〔-〕の固定化 / Cl〔-〕/OH〔-〕モル比
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1524232505912402176
(CiNii: 1524232505912402176) 山口 圭亮, 上田 隆雄, 黒川 通, 七澤 章 :
塩害劣化コンクリートに対するCFRP複合電極を用いたデサリネーションの適用,
コンクリート工学年次論文集, Vol.27, No.1, 1525-1530, 2005年.- (要約)
- 塩害により劣化したコンクリート構造物の耐久性と耐荷性の回復を目的としたリハビリテーション手法として,接着型CFRP複合電極を用いたデサリネーションに関する検討が行われてきた.本研究では,小型RC供試体を用いた基礎的検討を行うとともに,暴露実験により塩害劣化した大型RCはり供試体への適用を試みた.通電処理後に曲げ載荷試験を行った結果,小型供試体の場合は接着樹脂の吸水率が小さい場合に,通電処理により補強効果が低下する傾向を示したが,吸水率20%の樹脂でCFRP複合電極を接着した大型供試体の場合には,CFRP板の破断に伴う曲げ破壊を示し,十分な補強効果が確認できた.
- (キーワード)
- 塩害 / CFRP複合電極 / デサリネーション / 補強効果 / 接着強度
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1523669555962049024
(CiNii: 1523669555962049024) 吉田 幸弘, 上田 隆雄, 七澤 章, 芦田 公伸 :
通電時の温度がリチウムイオンの電気化学的浸透に与える影響,
コンクリート工学年次論文集, Vol.27, No.1, 1513-1518, 2005年.- (要約)
- アルカリ骨材反応によるコンクリートの膨張抑制効果が確認されているリチウムイオン(以下Li^+)を電気化学的にコンクリートに浸透させる手法が検討されている.これまでの検討では,Li^+の浸透がコンクリート表面付近に限定されることから,よりコンクリート内部までLi^+を浸透させることが課題となっている.そこで本研究では,通電処理時の温度を変化させたときのリチウムイオン電気泳動特性の変化を把握することを目的として実験的検討を行った.この結果,通電時の温度を上げれば,Li^+の電気泳動は促進され,実効拡散係数も大きくなるが,コンクリート中へのLi^+の浸透を大幅に促進する効果は認められなかった.
- (キーワード)
- ASR膨張 / リチウムイオン / 電気化学的手法 / 通電温度 / Li / Naモル比
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1523388080983594368
(CiNii: 1523388080983594368) 藤戸 幹大, 橋本 親典, 渡邉 健, 上田 隆雄 :
水平棒材の配列が落下型連続ミキサの練混ぜ性能に与える影響,
コンクリート工学年次論文集, Vol.27, No.1, 1177-1182, 2005年.- (要約)
- 最近,種々の形状の材料落下型連続ミキサが開発されている.本研究では,複数の水平棒材のみで構成した円筒形鋼管の落下型連続ミキサの練混ぜ性能に着目し,水平棒材の配列パターンが練混ぜに与える影響ついて,可視化実験手法を適用して実験的に検討した.その結果,らせん状の配列よりも十字型に配列した水平棒材を有する落下型連続ミキサの方が,粗骨材濃度が大きい配合になるに従い,練混ぜ性能が良好になる.水平棒材を十字型に配列した落下型連続ミキサは,粗骨材粒子群が鉛直下向きの落下より水平奥行き方向の移動が多くなり滞留時間が長くなり,練混ぜ性能が向上することが明らかになった.
- (キーワード)
- 材料落下型連続ミキサ / 練混ぜ性能 / 洗い分析試験 / 可視化実験 / 粗骨材濃度
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1523388080982452864
(CiNii: 1523388080982452864) 橋本 紳一郎, 橋本 親典, 渡邉 健, 上田 隆雄 :
液体窒素を用いたコンクリートの簡易的凍結融解試験の提案,
コンクリート工学年次論文集, Vol.27, No.1, 757-762, 2005年.- (要約)
- 一般にJIS規格の「コンクリートの凍結融解試験」は,その試験に多大な労力と時間がかかる.本研究では,液体窒素を用いた簡易的凍結融解試験を新しく提案し,その可能性について検討した.その結果,液体窒素を用いることにより,JIS規格試験と劣化のメカニズムは異なるが,表層部の劣化を短いサイクル数で確認できた.また,現場での測定可能な持ち運びのできる液体窒素を用いた簡易試験装置を試作し,超音波伝播時間による定量的評価により,その試験方法の有効性を検討した.その結果,簡易試験装置により,コンクリートの種類による相対動弾性係数の変化を確認でき,その有効性を十分示すことができた.
- (キーワード)
- 液体窒素 / 超音波伝播速度 / 相対動弾性係数 / 簡易的凍結融解試験装置
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1523951030940752896
(CiNii: 1523951030940752896) NHAR HENG, 橋本 親典, 渡邉 健, 上田 隆雄 :
振動付与練混ぜ工法が低度処理再生骨材コンクリートの品質に与える影響,
セメント·コンクリート論文集, Vol.58, 525-532, 2005年.- (要約)
- コンクリート塊を粉砕·分級したのみの低度処理再生細·粗骨材を用いたコンクリートの品質向上を目的とし,振動付与練混ぜ工法による圧縮強度増進の可能性を実験的に検討した.その結果,60秒間の振動付与によって,骨材界面の品質が改善され,材齢91日までの圧縮強度が20%以上増加した.一方,加熱すりもみ法(高度処理)再生細·粗骨材や川砂·砕石を用いた場合は,振動付与の効果は認められなかった.また,液化窒素ガスによる簡易急速凍結融解試験では,低度処理再生骨材を用いたコンクリートに対する振動付与の効果は認められず,高度処理再生骨材や普通骨材の場合と比較して,約半分の繰返し回数で相対動弾性係数が60%以下に低下した.
混和材がデサリネーションによる補修効果に与える影響,
土木学会論文集(第V部門), Vol.781, No.66, 181-191, 2005年.- (要約)
- 本研究は,内在塩分を含むフライアッシュまたは高炉スラグ微粉末を混和した鉄筋コンクリートに対して,デサリネーションを適用した場合の脱塩効果および補修効果を評価した.さらに,同様に作製したモルタル供試体から高圧抽出した細孔溶液のイオン組成から,混和材がCl-の固定化,Cl-の電気泳動挙動,および鉄筋腐食環境に与える影響についても検討を加えた.本研究で得られた結果をまとめて以下に示す. (1)中性化の影響を受けない場合には,内在塩分を含むコンクリートからのデサリネーションによる脱塩率は,混和材を用いた供試体で無混和の供試体よりも小さくなった.また,混和材を用いたモルタル細孔溶液中で測定された,通電処理後の残存Cl-濃度も無混和の場合に比べて大きくなった. (2)内在塩分による塩害と中性化の複合劣化を受ける場合には,固定されていたCl-が中性化の影響で遊離するため,モルタル細孔溶液中のCl-濃度は,塩害単独の場合よりも大きくなったが,通電処理によるCl-抽出量も量も塩害単独の場合より大きくなった.コンクリートからの脱塩率も中性化部分を中心に塩害単独の場合よりも向上した. (3)高炉スラグ微粉末を混和した場合には,無混和の場合よりも,Cl-の固定化割合が大きく,無通電の状態でもコンクリート中の鉄筋防食性能は高かった.ただし,特に中性化の影響を受けていない場合には,通電処理による脱塩率は無混和の場合よりも小さく,デサリネーションによる鉄筋腐食環境改善効果は小さかった. (4)フライアッシュを混和した場合には,モルタル細孔溶液中のOH-濃度が無混和の場合よりも小さくなり,Cl-の固定化割合も無混和の場合と同程度のため,Cl-/OH-モル比は無混和の場合よりも大きくなって,無通電の状態ではコンクリート中の鉄筋腐食環境は厳しかった.また,デサリネーションによる脱塩効果は無混和の場合よりは若干低下したが,高炉スラグ微粉末を混和した場合よりは大きかった.
ASRにより劣化したコンクリート中鉄筋の遅れ破壊特性,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.4, 89-94, 2004年.- (要約)
- 近年,ASRにより劣化したコンクリート中において,鉄筋が破断する現象が報告されている.このような破断現象は,コンクリートのASR膨張により鉄筋に導入される引張ひずみが主原因と考えられているが,その詳細なメカニズムは明らかにされていない.そこで本研究では,鉄筋が脆性的な破断性状を示していることに着目し,ASRにより膨張したコンクリート中の鉄筋に関して,低ひずみ速度引張試験を実施し,鉄筋の遅れ破壊感受性を評価した.以下に本研究から得られた結果を要約する. (1) 本実験条件では,初期添加アルカリとしてNaOHを用いた場合の方がNaClを用いた場合よりコンクリートのASR膨張率は大きくなった.また,初期ひずみを導入した鉄筋を用いた供試体は,導入していない鉄筋を用いた場合より,若干コンクリートの膨張率が大きくなった. (2) コンクリートからはつり出した鉄筋の低ひずみ速度引張試験の結果,初期ひずみを与えた鉄筋は,降伏域における応力が基準鉄筋より増加した.これに対して,コンクリートにNaClを混入した場合には,降伏域における応力が減少したケースが見られた. (3) コンクリートの最終膨張率や鉄筋腐食減量が大きいほど,低ひずみ速度引張試験で得られる鉄筋破断時の絞りや伸びの値は小さくなり,遅れ破壊の感受性が増大する傾向が認められた.
電場の影響を受けたコンクリートおよびモルタルのASR膨張,
材料, Vol.53, No.10, 1059-1064, 2004年.- (要約)
- 塩害や中性化により劣化した鉄筋コンクリート構造物の補修工法として,脱塩工法や再アルカリ化工法といった電気化学的手法が提案されており,実構造物への適用が進んでいる.一方で,対象構造物が反応性骨材を含んでいる場合には,電気化学的補修工法の適用により,コンクリートのASR膨張が促進される危険性が指摘されてきた.そこで本研究では,電気化学的補修工法の適用によるコンクリートおよびモルタルのASR膨張促進程度を実験的に確認するとともに,リチウムイオンを含有する電解液を用いて通電処理を行うことによるASR膨張抑制効果についても併せて検討を行った.以下に本研究から得られた結果を要約する. (1) Li3BO3を電解液として通電処理を行った場合に,暴露面付近を中心にLi+の浸透に伴ってLi/Naモル比を1.0以上とすることができ,特に処理前に促進中性化を行った場合には浸透量が大きかった.ただし,陰極である鉄筋近傍までのLi+の浸透は確認されなかった. (2) Li3BO3を電解液として通電処理を行った場合に,Na2CO3を電解液とした場合,あるいは,無通電の場合と比較して,Li+の浸透が顕著であった暴露面付近を中心にコンクリートの膨張率が抑制された. (3) 処理前に促進中性化を行った供試体では,中性化の影響を受けていない供試体よりもコンクリートの膨張率が抑制されており,ASR膨張によるひび割れの発生も見られなかった. (4) Li3BO3を電解液として通電処理を行ったモルタル中において,Na2CO3を電解液とした場合には見られない反応性骨材内部の流動化や変質が観察された.
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.2472/jsms.53.1059
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-10844282836
(DOI: 10.2472/jsms.53.1059, Elsevier: Scopus) 渡邉 健, 橋本 親典, 水口 裕之, 上田 隆雄 :
フライアッシュⅣ種混入コンクリートを用いたRCスラブの沈下ひび割れ特性に関する検討,
土木学会論文集(-2005), Vol.767, No.64, 131-141, 2004年.- (要約)
- フレッシュコンクリートの初期欠陥の1つとして,鉄筋コンクリートの沈下ひび割れがある.沈下ひび割れはタンピングによって修復可能であるが,打込み部位によっては,必ずしもタンピングが実施できない.特に,打込み時期が夏期や冬期では作業条件が厳しい.本研究では,夏期および冬期の打込み時期,かぶり,セメントの種類が,RCスラブ上面に発生する沈下ひび割れの幅や深さについて検討した.その結果,フライアッシュⅣ種混入コンクリートは,普通コンクリートよりも打込み直後の伸び能力が改善されることによって,沈下ひび割れの発生確率が小さくなることが明らかになった.
CFRP複合電極を用いたデサリネーションによる補強効果に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.26, No.1, 1731-1736, 2004年.- (要約)
- チタンメッシュと炭素繊維にアクリル樹脂を含浸させたCFRP板を組合わせて作製したCFRP複合電極を用いて,電気化学的脱塩工法であるデサリネーションを適用した時の補強効果に関して実験的検討を行った.鉄筋コンクリート供試体にCFRP複合電極を接着してデサリネーションを適用した後にCFRP複合電極とコンクリートとの接着強度試験および静的曲げ載荷試験を行った.この結果,通電処理により接着強度は低下したが,接着に用いたアクリル樹脂の吸水率が大きいほど通電処理後の接着強度は大きくなった.また,通電処理後の曲げ補強効果も接着樹脂の吸水率が大きいほど大きくなった.
- (キーワード)
- アクリル樹脂 / 接着強度
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1524232505911398656
(CiNii: 1524232505911398656) 上田 隆雄, 小笠原 誠一, 芦田 公伸, 七澤 章 :
リチウムイオンの電気化学的浸透によるASR膨張抑制に関する検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.26, No.1, 1725-1730, 2004年.- (要約)
- アルカリ骨材反応によるコンクリートの膨張を抑制する効果のあるリチウムイオンを電気化学的にコンクリート中に浸透させることによる,ASR膨張抑制を目的としたリハビリテーション手法の開発を試みた.反応性骨材を含有する鉄筋コンクリート供試体にリチウムイオンを含む電解溶液を用いて通電処理を行ったところ,コンクリート中のLi/Naモル比が1.0以上となった部分は通電面付近に限定された.ただし,通電処理を行ったモルタル供試体から抽出した細孔溶液からは高濃度のリチウムイオンが検出され,コンクリートの膨張率は電解溶液中のリチウムイオン濃度が大きいほど小さくなる傾向を示した.
- (キーワード)
- 電気化学的手法 / 細孔溶液 / Li / Naモル比
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1521980706104221056
(CiNii: 1521980706104221056) Takao Ueda, Kenji Nagao and Masanobu Ashida :
Electrochemical Chloride Removal from Concrete Containing Admixture Minerals,
Proceedings of the Fourth International Conference on Concrete Under Severe Conditions, Vol.2, 1481-1488, 2004.- (要約)
- 塩害により劣化したコンクリート構造物に対する根本的な補修工法として,実構造物への適用も進んでいるデサリネーションに関して,混和材を含むコンクリートへの適用効果について検討を行った.本研究では,フライアッシュまたは高炉スラグ微粉末を混和したコンクリートからの脱塩効果を明らかにするために,コンクリート供試体中のCl-濃度分布,および,モルタル供試体から高圧抽出された細孔溶液の化学分析を行った.この結果は以下の通りである.(1)中性化していないコンクリートからの脱塩率は,混和材を含まない場合が55%であったのに対して,混和材を含む場合には35-40%に低下した.(2)中性化したモルタルの細孔溶液中には未中性化モルタルの場合よりも高濃度の自由Cl-が存在し,通電処理を行うことでこれらの自由Cl-が抽出された.これにより,混和材を含むコンクリートからの脱塩率は50-55%に達した.
混和材を用いたセメント硬化体からのデサリネーションによる脱塩効果,
セメント·コンクリート論文集, No.57, 501-507, 2004年.- (要約)
- 本研究は,混和材を用いたセメント硬化体からの脱塩効果を評価するために,フライアッシュや高炉スラグ微粉末を混和した内在塩分を含むコンクリート,および,モルタル供試体を作製し,コンクリート中の全塩分量分布やモルタルから高圧抽出した細孔溶液中の自由Cl-濃度から,混和材の添加がCl-の固定化や電気泳動挙動に与える影響について検討を行った.この結果,混和材を用いた場合には,細孔溶液中の自由Cl-濃度が低下し,デサリネーションによる補修効果も小さくなる傾向が示された.ただし,塩害と中性化の複合劣化環境下では,中性化の影響で遊離したCl-が除去されることにより塩害単独の場合よりも脱塩効果は大きくなった.
熱処理およびするもみ法による再生微粉末の物理的性質と微視形態,
セメント·コンクリート論文集, No.57, 548-555, 2004年.- (要約)
- 本研究は,熱処理およびすりもみ法により廃棄コンクリートから得られた再生微粉末の物理的性質と微視形態を調べ,原コンクリートの強度,原粉骨材の種類,熱処理温度の再生微粉末の物理的性質に及ぼす影響を検討したものである.その結果,再生微粉末の密度は,熱処理温度が高いほど大きくなっているが,普通セメントよりは小さい.再生微粉末の比表面積は,熱処理した場合が無熱処理よりかなり大きく,しかも普通セメントよりかなり大きい. SEMの写真によると,無熱処理の場合より熱処理して得られた再生微粉末にはペーストからの粒子が多く,骨材起源のものが少ないことがわかった.
再アルカリ化処理を施したコンクリートのASR膨張に関する検討,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレード論文報告集, Vol.3, 31-36, 2003年.- (要約)
- 本研究は,反応性骨材を含む鉄筋コンクリート供試体に対して,ASR膨張抑制効果の期待できるLi3BO3溶液を電解液として再アルカリ化工法を適用した時のコンクリートのASR膨張挙動を,コンクリートの中性化程度,および,再アルカリ化工法適用時期を要因として検討した.この結果,中性化したコンクリートでは全体的に膨張率が小さく,電解液の影響は比較的小さかったが,中性化していないコンクリートの場合には,従来から一般的に電解液として用いられてきたNa2CO3溶液を用いた場合よりもLi3BO3溶液を用いた場合の方が通電処理後のコンクリート膨張率は抑制された.
電気化学的手法によるフライアッシュ混和コンクリート中の鉄筋腐食評価,
材料, Vol.52, No.9, 1055-1060, 2003年.- (要約)
- コンクリートに混和材としてフライアッシュを用いた場合,一般には耐久性も含めた様々なコンクリートの性状が改善されるものと考えられている.しかし,フライアッシュによるポゾラン反応はコンクリート中のCa(OH)2を消費することから,コンクリートの中性化に対する抵抗性を低下させることも指摘されている.このことから,フライアッシュを混和したコンクリート中における鉄筋腐食挙動を評価することは重要な課題であるといえる.本研究では,セメント代替である内割り置換あるいは細骨材代替である外割り置換で混和したフライアッシュが塩害や中性化の作用を受けるコンクリート中の鉄筋腐食に与える影響を電気化学的手法を用いて評価することとした. 本研究結果をまとめると次のようになる. (1) フライアッシュを内割りで混和したコンクリートの中性化速度は,無混和の場合よりも大きくなったが,外割りの場合には中性化速度の増大は見られなかった. (2) フライアッシュを混和することにより,外来塩分のコンクリートへの浸透は抑制され,その効果は外割りで混和した場合に特に大きかった. (3) フライアッシュを混和することにより,腐食速度指標の値は概ね抑制される傾向を示したが,フライアッシュを内割りで混和した場合の鉄筋腐食減量はフライアッシュ無混和の場合と同程度かそれ以上の値を示した.フライアッシュを外割りで混和した場合には鉄筋腐食減量も抑制され,良好な鉄筋防食効果が確認された. (4) 腐食量が比較的大きい場合にはフライアッシュの有無によらず統一的なk値で概ね腐食減量の評価が可能であったが,腐食量が比較的小さい場合には本研究で用いた手法による精度の良い腐食減量評価は困難であった.
- (キーワード)
- Fly ash admixed concrete / Chloride induced corrosion / Carbonation / Half-cell potential / Polarization resistance
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.2472/jsms.52.1055
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390001205418343680
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-0344063466
(DOI: 10.2472/jsms.52.1055, CiNii: 1390001205418343680, Elsevier: Scopus) 長尾 賢二, 上田 隆雄, 芦田 公伸, 宮川 豊章 :
混和材がデサリネーションによる脱塩効果に与える影響,
コンクリート工学年次論文集, Vol.25, No.1, 809-814, 2003年.- (要約)
- 本研究は,塩害単独,または,塩害と中性化の複合劣化を想定した混和材を含む鉄筋コンクリート供試体を用いて,デサリネーションを適用した場合の脱塩効果を評価することを目的とした.この結果,混和材を用いた供試体では,コンクリートの中性化に伴う内在塩分の濃縮現象から,塩害と中性化の複合劣化状況下において,厳しい鉄筋腐食環境が形成される可能性が示されたが,デサリネーションを適用した場合には,遊離塩分の除去効果から脱塩効果が大きくなった.
- (キーワード)
- 電気化学的補修工法 / 複合劣化 / 腐食減量
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1521136281170463232
(CiNii: 1521136281170463232) 上田 隆雄, 庄野 秀, 芦田 公伸, 宮川 豊章 :
CFRP複合電極を用いたデサリネーションに関する研究,
コンクリート工学年次論文集, Vol.25, No.1, 1493-1498, 2003年.- (要約)
- 電気化学的脱塩工法であるデサリネーションの陽極材として,従来から用いられてきたチタンメッシュに炭素繊維にアクリル樹脂を含浸させたCFRP板を組み込んで作製したCFRP複合電極を用いることで,補修効果と補強効果を兼ね備えたリハビリテーション手法の開発を試みた.CFRP複合電極を用いてあらかじめ塩分を混入した鉄筋コンクリート供試体にデサリネーションを適用したところ,炭素繊維の消耗を防ぎつつ,所定の通電処理を完了させることができた.また,その脱塩効果は従来のチタンメッシュを単体で用いた場合と同等であり,十分な補修効果を有していることが確認された.
- (キーワード)
- 炭素繊維 / アクリル樹脂 / 脱塩効果
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1523951030941143552
(CiNii: 1523951030941143552) Kenichi Matsumoto, Takao Ueda, Masanobu Ashida and Toyoaki Miyagawa :
Study on Realkalization with Electrolyte Containing Lithium Ion,
International Journal of Modern Physics B, Vol.17, No.8&9, 1446-1451, 2003.- (要約)
- 本研究は,再アルカリ化工法の電解液として,従来から用いられているNa2CO3の代わりにLi3BO3を用いた場合について検討を行った.この結果,以下の知見が得られた.(1)再アルカリ化工法適用後のコンクリートのASR膨張率は,Na2CO3を用いた場合よりもLi3BO3を用いた場合の方が小さかった.(2)通電処理直後の再アルカリ化効果は,Li3BO3を用いた場合でもNa2CO3を用いた場合と同様に得られた.(3)Li3BO3を用いて通電処理を行った後1年が経過した時のかぶりコンクリートのpHは,Na2CO3を用いた場合と同程度であった.
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1142/S0217979203019137
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-0038101461
(DOI: 10.1142/S0217979203019137, Elsevier: Scopus) Kenji Nagao, Takao Ueda, Masanobu Ashida and Toyoaki Miyagawa :
Application of Desalination to Concrete Admixing Fly Ash or Blast-Farnace Slag,
International Journal of Modern Physics B, Vol.17, No.8&9, 1452-1457, 2003.- (要約)
- 本研究は,フライアッシュまたは高炉スラグ微粉末を混和したコンクリート供試体が塩害,中性化,あるいはこれらの複合劣化環境下にある場合の鉄筋腐食状況を検討するとともに,これらの供試体にデサリネーションを適用した時の脱塩効果について検討を実施している.この結果は以下の通りである.(1)フライアッシュや高炉スラグ微粉末を混和した場合の中性化速度は普通コンクリートの場合よりも大きく,さらに混和材置換率が大きいほど中性化深さは大きかった.(2)コンクリートが中性化した場合には,コンクリート表面付近において可溶性塩分の割合が大きくなった.(3)コンクリートが中性化していない場合には,脱塩率は15-30%であったが,中性化した部分の脱塩率は50-80%に達した.
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1142/S0217979203019149
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-0038778414
(DOI: 10.1142/S0217979203019149, Elsevier: Scopus) 上田 隆雄, 長尾 賢二, 芦田 公伸, 宮川 豊章 :
混和材を用いたコンクリートに対するデサリネーションの適用,
セメント·コンクリート論文集, No.56, 690-696, 2003年.- (要約)
- 塩害により劣化したコンクリート構造物の補修工法として,デサリネーションが注目されているが,混和材を用いたコンクリートからの脱塩効果は明確にされていない.また,塩害と中性化が複合的に作用した場合には劣化速度の増大が懸念されるが,このような劣化に対する補修工法は確立していない.そこで本研究では,フライアッシュまたは高炉スラグ微粉末を混和したコンクリートにあらかじめ塩化物を混入し,促進中性化を行った後でデサリネーションを適用した場合の脱塩効果を評価した.この結果,中性化の影響により遊離したCl-量に応じた脱塩効果が得られ,本研究の範囲では,混和材の使用による脱塩効果の顕著な低下は認められなかった.
熱処理およびすりもみ法による高品質再生骨材の製造に関する基礎的研究,
セメント·コンクリート論文集, No.56, 733-740, 2003年.- (要約)
- 粗骨材の種類および圧縮強度を変えたコンクリート廃材(以下原コンクリートという)を作製し,熱処理温度を3種に変え,熱処理およびすりもみ法を用いて再生粗骨材と再生細骨材を製造し,再生骨材の品質に及ぼす要因の影響を検討した.その結果,熱処理によるコンクリートの圧縮強度損失率は非常に大きく,平均値としては,250℃で17.9%になり,500℃では50.1%に達している. 再生粗骨材の粗粒率,絶乾密度,吸水率には,熱処理温度および原粗骨材の種類の違いの影響が大きい.また,500℃で得られた再生粗骨材は,品質が高く,回収率も大きい.
非破壊検査によるフライアッシュⅣ種混入コンクリートの沈下ひび割れの定量的評価,
セメント·コンクリート論文集, Vol.56, 339-345, 2003年.- (要約)
- 本研究では,海砂代替としてフライアッシュⅣ種を混入したコンクリートの打設直後の伸び能力の評価のため,フライアッシュⅣ種を混入したコンクリートと普通コンクリートの沈下ひび割れとの発生状況の差異を非破壊検査により定量的に検討した結果を以下に示す.(1)フライアッシュⅣ種混入コンクリートの沈下ひび割れの数は,普通コンクリートに比べて減少した.(2)フライアッシュⅣ種混入コンクリートの平均ひび割れ幅は,同一かぶりにおいて,普通コンクリートの約半分に低減できることが明らかとなった.(3)沈下ひび割れの深さは,同一ひび割れ幅において,フライアッシュⅣ種混入コンクリートと普通コンクリートの差異は見られず,両コンクリートともかぶりが浅くなるほど相対的にひび割れが鉄筋近傍まで進展していることが確認された.
炭素繊維電極を用いた脱塩処理に関する検討,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレードシンポジウム論文報告集, Vol.2, 219-224, 2002年.- (要約)
- 本研究では,陽極材による補強効果やコンクリート剥落防止効果を期待して炭素繊維を陽極材としたデサリネーション(電気化学的脱塩工法)の適用可能性を検討した.この結果,炭素繊維とコンクリート供試体を一体化しない場合には,電解液中で通電処理を完了させることができたが,ポリマーセメントモルタルで炭素繊維と供試体を一体化させた場合には,電圧上昇によって所定の通電処理を完了させることができなかった.また,所定の通電処理を完了させることができた場合の脱塩効果は従来のチタンメッシュを用いた場合と同程度の結果を得ることができた.
Maintenance System of Concrete Structures Deteriorated by Complex Mechanism,
Concrete Structures in the 21st Century, Vol.1, 79-86, 2002.- (要約)
- 日本コンクリート工学協会では,1998年に複合劣化コンクリート構造物の維持管理計画研究委員会を発足させ,2000年までの3年間活動を行った.この委員会では,供用期間中に複合的な劣化メカニズムにより劣化が進行する既存構造物の適切な維持管理手法をテーマとして,検討を進めた.委員会は以下の4つのWGから構成された.「WG1:複合劣化メカニズム評価WG」,「適切なメインテナンス手法検討WG」,「撤去桁を用いた補修工法評価WG」,「複合劣化構造物の補修·補強に関するガイドライン作成WG」 これらの活動により,複合劣化構造物を対象とした基本的な維持管理戦略が提案された.本稿は委員会活動の成果の一部を紹介するものである.
材料落下型連続ミキサの形状がモデルコンクリートの練混ぜ性能に及ぼす影響,
コンクリート工学年次論文集, Vol.24, No.1, 1023-1028, 2002年.- (要約)
- 材料落下型連続ミキサでは,複数個で構成する箱形容器内を重力によって材料を落 下させることにより,材料の練混ぜが行われる.本研究では,可視化モデルコンクリー トを用いて,傾斜角が60 度と45 度の箱形容器の形状が練混ぜ性能に及ぼす影響につい て検討した.その結果,傾斜角45 度の方が練混ぜ性能が良好であること,60 度の場合 斜面部と落下部での骨材粒子群の落下速度の速度差による練混ぜ機構に対し,45 度の 場合斜面部,落下部での骨材粒子群の速度と相対角度の集中と分散とによる練混ぜ機構 であり,2 種類の容器形状は異なる練混ぜ機構であることが明らかになった.
- (キーワード)
- 可視化モデル / 速度分布 / 相対角度分布
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1520854806193798912
(CiNii: 1520854806193798912) 李 保群, 水口 裕之, 上田 隆雄 :
熱処理およびするもみ法による再生骨材の品質及ぼす粗骨材岩種に違いおよび熱処理の影響,
コンクリート工学年次論文集, Vol.24, No.1, 1221-1226, 2002年.- (要約)
- 本研究は廃棄コンクリートから高品質の再生骨材を製造するため,熱処理およびす りもみ法を採用し,廃棄コンクリートの強度を変え,再生骨材の強度と安定性への原粗骨 材の岩種および熱処理温度の影響について検討したものである.また,原骨材の熱処理に よる影響も調べた.その結果,再生粗骨材の強度と安定性には熱処理温度および原粗骨材 の岩種が大きく影響するが,再生細骨材の強度と安定性にはこれらの要因の影響はあまり 大きくなかった.しかも,500℃以下で熱処理すれば原骨材の強度や安定性を損なうことな く,高品質再生粗骨材を製造できる.
- (キーワード)
- 廃棄コンクリート / 原骨材
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1520854806194676864
(CiNii: 1520854806194676864) 松本 健一, 上田 隆雄, 芦田 公伸, 宮川 豊章 :
リチウム系溶液を用いた再アルカリ化工法に関する研究,
コンクリート工学年次論文集, Vol.24, No.1, 759-764, 2002年.- (要約)
- 中性化により劣化したコンクリート構造物に対して電気化学的補修工法である再アル カリ化工法を適用する場合に,電解液として炭酸ナトリウム溶液が主に用いられてきた.こ れに対して,デサリネーションで用いられることが多いリチウム系溶液は,pH の保持性が高 く,アルカリ骨材反応によるコンクリートの膨張抑制効果が期待できるという利点を有して いる.そこで本研究は,ホウ酸リチウム溶液を電解液とした再アルカリ化工法の適用を試み た.この結果,炭酸ナトリウム溶液を用いた場合と比較して,ASR によるコンクリート膨張 量が若干抑制されると共に,炭酸ナトリウム溶液と同程度の再アルカリ化効果が得られた.
- (キーワード)
- ホウ酸リチウム / 再アルカリ化工法 / 反応性骨材 / 中性化 / アルカリ骨材反応
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1523106606008578304
(CiNii: 1523106606008578304) 上田 隆雄, 小林 孝一, 山本 尚, 宮川 豊章 :
発錆した溶接金網用鉄線のコンクリート中での腐食進展と付着挙動,
コンクリート工学年次論文集, Vol.24, No.1, 753-758, 2002年.- (要約)
- 本研究では,施工現場において雨水等の影響で発錆した溶接金網をコンクリート中に埋め込んだ場合を想定し,打設後のコンクリート中における鉄線の腐食進行,および,発錆した鉄線とコンクリートとの付着に関して実験的検討を行った.この結果,コンクリートの含有塩分量が土木学会コンクリート標準示方書に示された許容値以下であれば,施工後の鉄線腐食進展は見られず,セメントの水和反応進行に伴って鉄線防食環境が形成された.付着に関しても,本研究で想定した程度の腐食レベルにおいては,鉄線腐食による付着強度の低下や曲げ部材のひび割れ分散性への悪影響は見られなかった.
- (キーワード)
- 鉄線腐食 / 自然電位 / 付着強度 / ひび割れ分散性
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1523669555957878528
(CiNii: 1523669555957878528) 上田 隆雄, 横田 優, 七澤 章, 宮川 豊章 :
フライアッシュを混和したコンクリートの耐久性評価と電気化学的補修工法の適用,
セメント·コンクリート論文集, No.55, 170-175, 2001年.- (要約)
- フライアッシュをコンクリート用混和材として用いることが積極的に検討されているが,その耐久性には不明な点が多い.本研究では,セメントに対して代替置換した内割りの配合と,細骨材に対して代替置換した外割りの配合を設定し,硬化コンクリートの塩分移動性状や中性化性状,さらに,電気化学的補修工法を適用したときの塩分抽出状況を,粗骨材界面の遷移帯形成と関連づけて検討した.この結果,フライアッシュを混和することによる細孔組織の緻密化と,物質移動抵抗性の向上が確認され,特に外割りでフライアッシュを混和した場合に,この効果が大きいことがわかった.
反応性骨材を含むコンクリートへのデサリネーションの適用に関する研究,
コンクリート構造物の補修·補強·アップグレードシンポジウム論文報告集, Vol.1, 127-132, 2001年.- (要約)
- 塩害により劣化したコンクリート構造物の補修工法として,電気化学的補修工法であるデサリネーションが開発され,注目を集めている.これに対して,デサリネーションを適用したコンクリート中では,ナトリウムやカリウムイオンが鉄筋近傍に多量に集積するため,アルカリ骨材反応によるコンクリート膨張が懸念されてきた.本研究では,反応性骨材を含む鉄筋コンクリート供試体にデサリネーションを適用したときの処理後の膨張挙動を,コンクリート中のイオンの移動挙動と併せて検討した.この結果,本研究の範囲では,デサリネーションがコンクリート膨張を著しく促進する現象は認められなかった.
Stress Corrosion Behavior of PC Steel Bars due to Spraying Salt Water,
Proceedings of the Second International Conference on Engineering Materials, Vol.2, 587-596, 2001.- (要約)
- 塩害によるPC鋼材の腐食で劣化したPC構造物の耐久性を評価する場合に,PC鋼材の応力腐食挙動と,それに伴う遅れ破壊感受性の変化を評価する必要がある.本研究では,孔食を伴う腐食を進行させるために,6ヶ月間の塩水噴霧試験を行ったPC鋼材およびRC鋼材をもちいて,低ひずみ速度引張試験を行い,遅れ破壊感受性を評価することとした.また,各鋼材の吸蔵水素量も測定した.この結果,PC鋼材に緊張力を負荷することによって鋼材の孔食深さは増大した.これに伴って,緊張力を負荷したPC鋼材は負荷しない場合よりも遅れ破壊感受性が高くなった.また,RC鋼材の腐食程度はPC鋼材よりも大きくなった.
フライアッシュによる置換方法がコンクリート中の鉄筋腐食挙動に与える影響,
コンクリート工学年次論文集, Vol.23, No.1, 235-240, 2001年.- (要約)
- コンクリートにフライアッシュを混和した場合に,コンクリート中の鉄筋腐食挙動がどのように変化するかを検討する必要がある.本研究では,フライアッシュの混和方法としてセメント代替として用いる内割置換,および,細骨材代替として用いる外割置換の2種類の置換方法で作製した鉄筋コンクリート供試体に対して,塩害および中性化が作用した状況を想定した促進試験を行い,コンクリート中の鉄筋腐食挙動を検討した.この結果,フライアッシュを外割りで混和した場合には,内割りで混和した場合と比較して中性化の進行速度や塩分浸透速度も小さく,コンクリート中の鉄筋防食の観点から良好な結果が得られた.
熱処理およびすりもみ法による高品質再生粗骨材の製造に関する研究,
コンクリート工学年次論文集, Vol.23, No.1, 235-240, 2001年.- (要約)
- 本研究は廃棄コンクリートから高品質の再生粗骨材を製造する方法について検討したものである.再生方法としては,熱処理およびすりもみ法を採用し,廃棄コンクリートの粗骨材種類,強度を変え,熱処理温度の影響について調べた.その結果,再生粗骨材の主な品質および回収率に熱処理温度および原粗骨材の品質が大きく影響し,廃棄コンクリートの圧縮強度の影響はあまり大きくなかった.500℃で処理した再生粗骨材の品質は原粗骨材の品質に近くなり,そのほとんどがJIS基準値を満足するものとなった.
Influence of Intermittent Desalination on Hydrogen Embrittlement of Prestressing Steel Bars,
Proceedings of the Third International Conference on Concrete Under Severe Conditions, Vol.2, 104-111, 2001.- (要約)
- 本研究では,デサリネーションをPC構造物へ適用する場合,PC鋼材が孔食を有していたり,過大な緊張力が作用している場合,および,断続的な通電処理方法を適用した場合において,水素脆化の原因である拡散性水素のPC鋼材への吸蔵量について検討を行うとともに,安全に補修効果を得るための通電処理方法について検討を行った.この結果,8週間以内であれば連続通電を行っても水素脆化によるPC鋼材の破断の危険性は小さいことと,断続的通電処理を行えば,水素脆化の影響はほとんど無視できる程度であることが明らかになった.
Basic Study on Hydrogen Stored in Prestressing Steel Bars During Desalination,
Concrete Library International, No.37, 71-81, 2001.- (要約)
- デサリネーションがコンクリートの塩害に対する有望な補修工法として注目されている.デサリネーションでは,コンクリート中の鋼材がカソードとして作用し,しかも,その電位が水素発生電位より卑となるため,鋼材表面で水素が発生するものと考えられる.そのため,PC鋼材の水素脆化への危惧から,PC構造体への適用が見送られてきた.本研究では,デサリネーションをPC構造物へ適用する場合,PC鋼材が孔食を有していたり,過大な緊張力が作用している場合,および,断続的な通電処理方法を適用した場合において,水素脆化の原因である拡散性水素のPC鋼材への吸蔵量について検討を行った.
中性化とアルカリ骨材反応の複合劣化に対する再アルカリ化工法の適用,
複合劣化コンクリート構造物の評価と維持管理計画に関するシンポジウム論文集, 55-60, 2001年.- (要約)
- 本研究では,反応性骨材を含む鉄筋コンクリート供試体を作製し,促進中性化を行ったうえで再アルカリ化工法を適用した時の補修効果と処理後のコンクリート膨張挙動を検討した.本研究の範囲で得られた結果をまとめると以下の通りである. (1)促進中性化を行った鉄筋コンクリート供試体に対して1週間,または,3週間の再アルカリ化工法を施した場合,電解液としてLi3BO3溶液を用いても,Na2CO3溶液を用いた場合と同様の再アルカリ化効果が得られた. (2)Na2CO3溶液を電解液として通電処理を行った場合,コンクリートの中性化程度が大きい供試体ほど,電解液からコンクリート中へのNa+浸透量が大きくなった. (3)Li3BO3溶液を電解液として用いた場合に,Na2CO3溶液を用いた場合よりも通電処理によるコンクリート中のR2O集積量を小さく抑えることができた. (4)特に中性化程度が大きい供試体では,電解液としてLi3BO3溶液を用いた場合の処理後のコンクリート膨張量は,Na2CO3溶液を用いた場合よりも抑制された.
塩害と中性化による複合劣化フライアッシュコンクリート中の鉄筋腐食挙動,
材料, Vol.49, No.10, 1115-1120, 2000年.- (要約)
- 本研究ではフライアッシュを混和した鉄筋コンクリート構造物に,塩害,中性化,および,これらが複合的に作用した状況を想定し,コンクリート中の鉄筋腐食挙動を電気化学的非破壊検査手法により評価することを試みた.本研究結果をまとめると次のようになる. (1) あらかじめ8.0 kg/m3のCl-を混入したRC供試体を乾湿繰り返し環境に静置した場合,W/Bが50%の供試体のミクロセル腐食速度がフライアッシュの混和により抑制される傾向を示した.これに対して,Cl-無混入部分をカソードとするマクロセル腐食電流は,フライアッシュを混和した場合の方が無混和の場合よりも大きくなっており,この場合には圧縮強度に代表されるコンクリートのマクロな物性の影響が大きいものと考えられる. (2) Cl-無混入のRC供試体の促進中性化を行った結果,フライアッシュを混和した供試体の方が無混和の供試体よりも中性化速度が大きいために,比較的早期に鉄筋自然電位が卑変したが,腐食速度はCl-を混入した場合よりも小さい値を示した. (3) あらかじめ8.0 kg/m3のCl-を混入したRC供試体の促進中性化を行った結果,フライアッシュを混和した供試体の方が無混和の供試体よりも中性化速度が大きいために,Cl-との複合作用による腐食速度も増大する傾向を示した.
- (キーワード)
- Fly ash concrete / Chloride induced corrosion / Carbonation / Half-cell potential / Polarization resistance
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.2472/jsms.49.1115
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390001205393263104
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-0034291466
(DOI: 10.2472/jsms.49.1115, CiNii: 1390001205393263104, Elsevier: Scopus) 楠田 匡彦, 水口 裕之, 上月 康則, 上田 隆雄 :
下水汚泥焼却灰の建設材料への利用に関する一検討,
コンクリート工学年次論文集, Vol.22, No.2, 1183-1188, 2000年.- (要約)
- 下水汚泥の焼却灰を建設材料に利用するために基礎的な検討を行った.焼却灰をセメントを用いて固め,その圧縮および曲げ強度に及ぼす配合の影響およびこの固化体からの重金属の溶出量について調べた.(1)配合によって異なるが材齢28日で圧縮強度は30MPa,曲げ強度は4MPa程度の固化体を作成することができた.(2)カドミウム,シアン,鉛,ヒ素,水銀,全クロム,六価クロム,亜鉛,セレンの6種類の重金属の溶出量は環境庁の定める基準値以内であった.
塩水を噴霧したPC鋼材の応力腐食挙動,
コンクリート工学年次論文報告集, Vol.22, No.1, 109-114, 2000年.- (要約)
- 塩害により劣化したPC構造物の耐久性を評価するためには,PC鋼材の応力腐食挙動とそれに起因する遅れ破壊感受性の変化を検討する必要がある.本研究では,PC鋼材とRC用鉄筋の塩水噴霧試験を3ヶ月間行い,孔食を伴う腐食促進を行った上で,これらの鋼材を用いて低ひずみ速度引張試験および吸蔵水素量測定を行うことにより,鋼材腐食に起因する遅れ破壊感受性の変化を評価した.この結果,PC鋼材の孔食深さや吸蔵水素量は緊張力を与えることにより増大する傾向を示し,これに伴い,緊張力を与えたPC鋼材の遅れ破壊感受性も無緊張の場合よりも若干高いと判断することができた.
フライアッシュの混和がコンクリート中の鉄筋腐食性状に与える影響,
コンクリート工学年次論文報告集, Vol.22, No.1, 151-156, 2000年.- (要約)
- 塩害と中性化が複合的に作用する条件において,フライアッシュをセメントに対して30%置換したコンクリート中の鉄筋の腐食挙動を自然電位,分極抵抗などの経時変化をモニタリングすることによって検討した.また,試験開始後392日ではつり出した鉄筋の腐食減量を測定し,分極抵抗との関係からK値を算定した.この結果,フライアッシュを混和したコンクリート中の鉄筋腐食について以下の結果が得られた. (1)塩害と中性化が複合的に作用する場合,厳しい鉄筋腐食環境を形成する危険がある. (2)フライアッシュを混和した場合のK値は,フライアッシュ無混和の場合より大きい値となった.
Influence of Desalination on Mechanical Behavior of Prestressed Concrete Members,
Concrete Library International, No.35, 53-66, 2000.- (要約)
- 本研究は,デサリネーションをPC部材に適用したときの力学的挙動への影響について,PC鋼材レベルおよびPCはり部材レベルから検討を加えたものである.以下に本研究の範囲内で得られた結果を要約する. (1) 電流密度5.0 A/m2で8週間の通電処理を行ったPCはり供試体中のPC鋼材自然電位は,処理終了直後において水素発生電位よりも卑な値を示しており,通電期間中のカソード反応による水素発生は確実な状況であった.ただし,処理後5日程度の気中静置により,PC鋼材自然電位は水素発生電位よりも貴な値に移行した. (2) 通電処理を行ったPC角柱供試体からはつりだしたPC鋼材に対して,低ひずみ速度引張試験を行った結果,無処理の場合と比較して,弾性挙動や強度特性に変化は見られなかったが,荷重降下域の減少や絞りの低下など,水素に起因すると考えられる破断挙動を示した. (3) PC鋼材の緊張力として,鋼材引張強度の50%および60%の2レベルを設定し,緊張力の影響を検討した結果,緊張力の違いが水素脆化挙動に与える影響は小さかった. (4) 熱処理材であるPC鋼棒と冷間加工材であるPC鋼線の水素脆化挙動を比較した結果,本実験で用いた鋼材に関しては,冷間加工材の方が厳しい水素脆化挙動を示した.この様な傾向は鋼材の引張強度により,統一的に解釈することができた. (5) 塩化物を混入した供試体中のPC鋼材は無混入の場合と比較して,脆性的な破断挙動を示した.これより,通電処理による水素脆化を受けなくても,腐食環境にあるPC鋼材は遅れ破壊の危険性があることが確認された. (6) 通電処理時の電流密度として,5.0, 10.0および15.0 A/m2の3レベルを設定し,電流密度の影響を検討した結果,5.0 A/m2の場合が最も厳しい水素脆化挙動を示した. (7) 通電処理終了後に供試体の気中静置を行うことにより,供試体中のPC鋼材の水素脆化程度が経時的に緩和される傾向を示した.これにより,通電処理による水素脆化に起因する遅れ破壊の危険性は速やかに減少するが,処理前に発生していた腐食孔を起点とする遅れ破壊の危険性は解消されていないことが確認された.
PC鋼材の水素吸蔵特性に着目したデサリネーション処理方法の検討,
土木学会論文集(第V部門), Vol.641, No.46, 231-240, 2000年.- (要約)
- デサリネーションがコンクリートの塩害に対する有望な補修工法として注目されている.デサリネーションでは,コンクリート中の鋼材がカソードとして作用し,しかも,その電位が水素発生電位より卑となるため,鋼材表面で水素が発生するものと考えられる.そのため,PC鋼材の水素脆化への危惧から,PC構造体への適用が見送られてきた.本研究では,デサリネーションをPC構造物へ適用する場合,PC鋼材が孔食を有していたり,過大な緊張力が作用している場合,および,断続的な通電処理方法を適用した場合において,水素脆化の原因である拡散性水素のPC鋼材への吸蔵量について検討を行った.本研究において得られた結果を以下にまとめる. (1)PC鋼材に孔食等の切欠きがある場合,電流密度 5A/m2の通電処理により,切欠きの無いPC鋼材 の場合と同様に,拡散性水素がPC鋼材中に吸蔵 される. (2)切欠きを有するPC鋼材に吸蔵された拡散性水 素の放出開始温度は,切欠きの無い場合より低温 側に移行するが,拡散性水素の積算吸蔵量は,切 欠きの有無に関わり無く,ほほ同じである. (3)通電処理期聞が2週間程度であれば,切欠きを有 するPC鋼材でも,吸蔵される拡蹴鍬素は僅か であり,水素脆化の危険性が少ない.また,4週 問以上の通電処理でも,通電処理完了後に拡散性 水素は速やかにPC鋼材から消滅する. (4)PC鋼材に吸蔵される拡散性水素量は,通竃期間 だけでなく,PC鋼材に作用している応力度にも 影響される.従って,腐食等により部分的に断面 欠損している場合,同じ通電期問であっても,拡 散性水素の吸蔵量が増加する場合がある. (5)PC鋼材が破断するのに必要な拡散性水素量の 下限値でおる限界拡散性水素量は,緊張力88%の C種鋼材の場合,0.72(wt ppm)であった.また, 緊張力が88%未満の場合,限界拡散性水素量はこ の値より大きくなり,逆に,緊張力が88%を越え る場合,限界拡散性水素量が小さくなる可能性が ある. (6)「2週間通電処理した後,1週間通電休止」する 断続的な通電処理を行なった場合,通算通電期問 が8週問以内では,PC鋼材に吸蔵される拡散性 水素量は0.02∼0.06(wt ppm)であり,連続的に8 週問通電した場合の0.13(wt ppm)より,PC鋼材 に吸蔵された拡散性水素量は大幅に低減した. (7)断続的な通電処理方法は,PC鋼材に吸蔵される 拡散性水素量を制御しながら,デサリネーション 処理を行なうことが可能であり,PC鋼材に吸蔵 される水素量をより低減することができる.従っ て,デサリネーション処理を塩害劣化が懸念され るPC構造物に対して適用する場合,断続的な通 電処理は,通常の処理より安全性の高い補修方法 であると判断される.
Hydrogen Embrittlement of Notched PC Steel Bars due to Applying Electric Current,
Proc. of the 6th International Conference on Inspection, Appraisal, Repairs & Maintenance of Buildings & Structures, 361-368, 1999.- (要約)
- 電気化学的脱塩手法であるデサリネーションのPC構造物への適用性を評価するために,腐食により断面欠損を生じたPC鋼材を想定して,切欠きを有するPC 鋼材の通電処理による水素脆化挙動を検討した.実験としては,あらかじめ塩化物を混入したプレテンションPC供試体にデサリネーションを適用した後に,供試体よりPC鋼材をはつりだし,吸蔵水素量測定および低ひずみ速度引張試験を行った.この結果,切欠きの有無により拡散性水素の吸蔵量に大きな変化はなく,低ひずみ速度引張試験におけるPC鋼材破断状況は切欠きの有無および切欠き深さによる影響が通電処理による影響よりも大きかった.
Corrosion Behavior of Steel Bars Embedded in Fly Ash Mixed Concrete,
Proceedings of the Second International Conference on Advanced Materials Development and Performance, Vol.2, 507-512, 1999.- (要約)
- コンクリートにフライアッシュを混和した場合,水分,塩化物イオン,酸素などの劣化因子のコンクリートへの浸透は抑制される.しかし,フライアッシュを混和したコンクリートは無混和の場合よりもpHが低下するため,コンクリート中の鉄筋腐食環境は厳しくなる可能性がある.本研究では,コンクリートへのフライアッシュの混和が,塩害や中性化による鉄筋腐食に与える影響を,電気化学的手法により評価検討することを目的とした.本研究の結果を以下に要約する.1.中性化が単独で作用する場合には,フライアッシュ混和の有無に関わらず,鉄筋腐食速度は比較的小さかった.2.塩害と中性化が複合的に作用する場合には,フライアッシュの混和により,コンクリート中の鉄筋腐食環境が著しく厳しくなる可能性が確認された.
リチウム系水溶液を用いたデサリネーションがアルカリ骨材反応の膨張に与える影響,
材料, Vol.48, No.8, 901-906, 1999年.- (要約)
- 本研究では,反応性骨材を含有するRC供試体にデサリネーションを適用したときのコンクリートの膨張挙動を検討した.実験要因はアルカリ量,電流密度,通電期間,電解質溶液の種類とし,特にリチウム系溶液を電解質溶液として用いた場合の膨張挙動に注目した.本研究結果を以下に要約する.1. Li-Na-Si系アルカリシリカゲルの膨潤後の質量が乾燥前の質量を超えない範囲を膨張反応を抑制できる領域と考えると,Li/Naモル比=1が閾値となる.2.通電処理中の膨張量について,電解質溶液にCa(OH)2を用いた場合,電流密度1.0A/m2,R2O量8.0kg/m3の場合のみ,通電処理期間4週間以上で無通電の場合よりも大きい膨張を示した.一方,Li3BO3溶液を用いた場合には,通電中の膨張は無通電の場合と同じであった.3.通電処理終了後の膨張量に関して,無通電コンクリート供試体に対して通電処理を行った供試体は膨張量が抑制された.
デサリネーション適用後の鉄筋防食効果に関する研究,
材料, Vol.48, No.8, 907-912, 1999年.- (要約)
- デサリネーションはコンクリート中の塩化物イオン(Cl-)の除去を目的とする電気化学的手法であるが,コンクリート中に残存するCl-の処理後の挙動によっては,鉄筋腐食が再発する可能性が考えられることから,デサリネーションによる脱塩効果の的確な把握と,処理後の長期耐久性の評価が求められている. そこで本研究では,あらかじめCl-を混入した供試体に通電処理を行ったときの,脱塩効果を検討するとともに,処理後の鉄筋防食効果を電気化学的特性値により評価することを目的とした.なお,従来からの連続的な通電処理に加えて,断続的な通電処理を行うことによる脱塩効果の変化についても併せて検討を行った.本研究結果をまとめると次のようになる. (1) 鉄筋表面積に対して5.0 A/m2で8週間の通電処理を行ったところ,無通電供試体に対して約6割のCl-が抽出できた.特に鉄筋近傍で脱塩効果は大きかったが,コンクリート表面付近に未抽出塩分が残った. (2) 4週間通電後10週湿空静置を行った供試体は,Cl-の遊離は見られず,断続的通電処理の影響は見られなかった.これに対して,4週通電後20週促進中性化を行った供試体では,Cl-の移動·濃縮現象が見られ,断続的通電処理により,コンクリート表面付近および鉄筋近傍の脱塩効果が若干向上した. (3) 8週間の連続通電後に塩水浸漬を行ったところ,自然電位および分極抵抗の経時変化より,デサリネーションによる鉄筋防食効果が確認された.また,その効果は混入Cl-量が小さい方が大きかった. (4) 8週間の通電処理後に室内静置を行ったところ,自然電位および分極抵抗の経時変化より,処理後900日程度経過した段階で鉄筋防食効果が維持されていることが確認された.これより,通電処理後の適切な環境設定により,デサリネーションの効果を長期間持続させることが可能であることが明らかになった.
多量にフライアッシュを用いた高流動コンクリート用モルタルの硬化促進に関する一検討,
コンクリート工学年次論文報告集, Vol.21, No.2, 433-438, 1999年.- (要約)
- 近年,高流動コンクリートの結合材あるいは粉体材料として石炭灰,特にフライアッシュを用いた研究が数多く進められている.フライアッシュをセメントの一部として置換する場合,その置換率の最大値は,セメント質量の30%となっている.これは,これ以上の量を用いるとコンクリートの初期強度の発現が遅くなるなど不適切な面が表われるためである.そこで,多量のフライアッシュをセメントと置換した高流動コンクリートを開発するために,その初期硬化特性を改善する方法として,高流動コンクリート用モルタルを対象とし,硬化促進剤や膨張材の硬化促進効果について調べた.
切欠きを有するPC鋼材の通電処理による水素脆化挙動,
コンクリート工学年次論文報告集, Vol.21, No.2, 241-246, 1999年.- (要約)
- 電気化学的脱塩手法のPC構造物への適用性を評価するために,腐食により断面欠損を生じたPC鋼材を想定して,切欠きを有するPC鋼材の通電処理による水素脆化挙動を検討した.実験としては,あらかじめ塩化物を混入したプレテンションPC供試体にデサリネーションを適用した後に,供試体よりPC鋼材をはつりだし,吸蔵水素量測定および低ひずみ速度引張試験を行った.本研究結果をまとめると次のようになる. ①鋼材表面積に対して5.0 A/m2の電流密度で通電処理を行った結果,2週間までの通電処理の場合には拡散性水素がほとんど検出されなかった.これより,連続通電処理期間を2週間とする断続的な通電処理により,水素脆化による遅れ破壊の危険性を回避できる可能性がある. ②腐食孔を模した切欠きを入れたPC鋼材を用いて,通電処理による影響を検討した結果,通電処理により吸蔵された拡散性水素に起因する水素脆化の影響よりも,切欠きに起因する割れの影響が大きく,応力腐食による遅れ破壊の危険性が確認された.
デサリネーションによるPC鋼材の水素吸蔵特性,
土木学会論文集(第V部門), Vol.620, No.43, 119-127, 1999年.- (要約)
- コンクリートの塩害劣化が問題視される中,電気化学的に脱塩を行う工法,すなわち,デサリネーションが有望な補修工法として注目されている.デサリネーションでは,コンクリート中の鋼材がカソードとして作用し,しかも,その電位が水素発生電位より卑となるため,鋼材表面での水素の発生が考えられる.そのため,PC鋼材の水素脆化への危倶から,PC構造物への適用が見送られてきた.本研究では,デサリネーションをPC構造物へ適用したときのPC鋼材への影響について,PC鋼材中に吸蔵される水素量と鋼材の破断面について検討を行った.
デサリネーションがPC部材の力学的挙動に与える影響,
土木学会論文集(第V部門), Vol.613, No.42, 189-199, 1999年.- (要約)
- 塩害によるコンクリート構造物の早期劣化問題が深刻化する中,電気化学的に脱塩を行う工法すなわちデサリネーションが新しい補修工法として期待されている.デサリネーションはこれまでRC構造物への適用が検討され,その効果が確認されつつあるが,PC鋼材の水素脆化問題のためにPC構造物への適用例は非常に少ない.本研究は,デサリネーションをPC部材に適用したときの力学的挙動への影響について,PC鋼材レベルおよびPCはり部材レベルから検討を加えたものである.以下に本研究の範囲内で得られた結果を要約する. (1) 電流密度5.0 A/m2で8週間の通電処理を行ったPCはり供試体中のPC鋼材自然電位は,処理終了直後において水素発生電位よりも卑な値を示しており,通電期間中のカソード反応による水素発生は確実な状況であった.ただし,処理後5日程度の気中静置により,PC鋼材自然電位は水素発生電位よりも貴な値に移行した. (2) 通電処理を行ったPC角柱供試体からはつりだしたPC鋼材に対して,低ひずみ速度引張試験を行った結果,無処理の場合と比較して,弾性挙動や強度特性に変化は見られなかったが,荷重降下域の減少や絞りの低下など,水素に起因すると考えられる破断挙動を示した. (3) PC鋼材の緊張力として,鋼材引張強度の50%および60%の2レベルを設定し,緊張力の影響を検討した結果,緊張力の違いが水素脆化挙動に与える影響は小さかった. (4) 熱処理材であるPC鋼棒と冷間加工材であるPC鋼線の水素脆化挙動を比較した結果,本実験で用いた鋼材に関しては,冷間加工材の方が厳しい水素脆化挙動を示した.この様な傾向は鋼材の引張強度により,統一的に解釈することができた. (5) 塩化物を混入した供試体中のPC鋼材は無混入の場合と比較して,脆性的な破断挙動を示した.これより,通電処理による水素脆化を受けなくても,腐食環境にあるPC鋼材は遅れ破壊の危険性があることが確認された. (6) 通電処理時の電流密度として,5.0, 10.0および15.0 A/m2の3レベルを設定し,電流密度の影響を検討した結果,5.0 A/m2の場合が最も厳しい水素脆化挙動を示した. (7) 通電処理終了後に供試体の気中静置を行うことにより,供試体中のPC鋼材の水素脆化程度が経時的に緩和される傾向を示した.これにより,通電処理による水素脆化に起因する遅れ破壊の危険性は速やかに減少するが,処理前に発生していた腐食孔を起点とする遅れ破壊の危険性は解消されていないことが確認された. (8) 通電処理後のPCはり供試体に対する静的曲げ載荷試験の結果,水素脆化に起因するPC鋼材の破断などの脆性的な破壊状況は見られず,無処理の供試体と比較して,耐荷力や変形性能が低下する現象も見られなかった. (9) 通電処理を行ったPCはり供試体の平均ひび割れ幅は,同一荷重における無処理の供試体の平均ひび割れ幅よりも若干小さい傾向を示した.これにより,はり全体としてのたわみも通電処理により若干抑制される傾向を示した.
管内を流動する高流動コンクリートの材料分離抵抗性モデル,
セメント·コンクリート論文集, No.52, 552-557, 1998年.- (要約)
- 本研究では, 円管内で高流動コンクリートを水平に流動させる場合の材料分離抵抗性を定量的に評価できる比較的簡単な材料分離抵抗性モデルを提案し, 圧送による実験でそのモデルの妥当性の検証を行った. j実験的検討の結果,以下のことが明らかになった.1)管内の圧力は直管内ではほぼ一定の割合で降下し, 圧力降下の割合は水セメント比が低いほど, フライアッシュ混合率が低いほど高くなる傾向にある. 2)提案した材料分離抵抗性モデルを用いて求めた計算値である材料分離抵抗性係数の計算値と実験値との間には相関関係があり, 粗骨材分離抵抗性を表すモデルとして妥当性がある.
Migration of Ions Contained in Concrete due to Applying Desalination,
The Arabian Journal for Science and Engineering, Vol.23, No.2C, 91-104, 1998.- (要約)
- 近年,中性化や塩害に対する補修工法として,電気化学的手法が開発·検討されている.デサリネーションはコンクリートからの塩化物イオンの抽出を目的とした電気化学的補修工法であるが,コンクリート中のすべてのCl-を抽出することは不可能である.このため,処理後の残存Cl-の挙動を検討する必要がある.また,通電処理によりコンクリートの細孔構造が影響を受け,劣化因子の浸透性が変化することも考えられる.本研究では,通電処理後のCl-,Na+,K+の再分布状況を検討するとともに,自然電位の経時変化を測定した.また,通電処理後のCl-とCO2透過性についても検討を行った.この結果,処理後16週間の時点で,Cl-の再分布は見られず,Cl-とCO2透過性についても通電処理による悪影響は認められなかった.
Proper Application of Rehabilitation Method for Concrete Structures Deteriorated by Chloride-induced Corrosion,
Proceedings of the Second International RILEM/CISRO/ACRA Conference on Rehabilitation of Structures, 20-24, 1998.- (要約)
- 鉄筋腐食により劣化したコンクリート構造物のリハビリテーション手法として,表面被覆工法,断面修復工法,電気防食工法,デサリネーションなど多くの工法が検討されてきた.各工法は,それぞれ長所と短所を持ち合わせていることから,補修効果を得るためには工法の長所を生かせるような適用を考慮する必要がある.しかしながら,実情においては,各工法の特性や補修効果を無視してコストのみで工法決定がなされているケースが多く見られる.これは,補修効果の定量的評価や実構造物に適用した時の補修効果持続性の評価が困難であることに起因している.日本コンクリート工学協会のリハビリテーション研究委員会では電気防食やデサリネーションといった電気化学的手法も含めて各補修工法の補修効果の大きさやその持続性を同一基準で比較検討した.この結果,各リハビリテーション手法の定量的評価手法および劣化した実コンクリート構造物に対する適切な工法選定手法について提案することができた.
デサリネーションがコンクリートのアルカリ骨材反応に与える影響,
コンクリート工学年次論文報告集, Vol.20, No.1, 389-394, 1998年.- (要約)
- デサリネーションを適用する構造物が反応性骨材を含む場合にはアルカリ骨材反応が促進されることが懸念される.そこで本研究では,反応性骨材を含む供試体に通電処理を施したときのコンクリートの膨張特性を検討することとした.その結果,コンクリート中にアルカリが一定以上存在する場合には,通電処理によりアルカリ骨材反応が促進されることが明らかとなった.また,電解液から浸透するリチウムイオンにはそれを抑制する効果が認められた.さらに,通電期間を長くした場合には膨張率が小さくなる傾向が見られた.
デサリネーションがPCはり部材の力学的挙動に与える影響,
コンクリート工学年次論文報告集, Vol.20, No.1, 395-400, 1998年.- (要約)
- 電気化学的脱塩手法であるデサリネーションは,従来,塩害により劣化したRC構造物の補修工法として検討が進められてきた.PC構造物への適用を考える際に問題となるのが,カソード反応で生成する水素によるPC鋼材の水素脆化である.本研究では,あらかじめ塩化物を混入したプレテンションPCはり部材にデサリネーションを適用した後に,静的曲げ載荷試験を行うとともに,供試体よりPC鋼材をはつりだし,吸蔵水素量測定を行うことにより,通電処理による水素脆化の影響を検討した.この結果,通電処理によるPCはり部材の力学的挙動の変化は小さく,PC構造物へのデサリネーション適用可能性が示された.
Influence of Desalination on Hydrogen Content of Prestressing Steel Bars,
Proceedings of the Second International Conference on Concrete under Severe Conditions, Vol.2, 1279-1287, 1998.- (要約)
- 本研究では,デサリネーションを適用したPC鋼材を対象として,昇温式の吸蔵水素量測定,および破面解析を行った.この結果,以下の知見が得られた.1.PC鋼材の水素放出曲線は,470 K付近と570K付近の2箇所に放出ピ-クが見られ,470Kをピークとする水素が拡散性水素と考えられる.2.拡散性水素量はデサリネーションの適用により増加し,通電処理停止後は減少した.これにより,通電処理後7日間経過した段階で拡散性水素は消失した.3.介在物周辺の破面モードは,通電処理に伴ってディンプル状から擬へき開破面に変化し,拡散性水素の放出に伴って,またディンプル状に回復した.4. 水素脆化程度は拡散性水素量に依存する傾向を示した.
Influence of Desalination on Tension Behavior of Prestressing Steel Bars,
Proceedings of the Second International Conference on Concrete under Severe Conditions, Vol.2, 1311-1320, 1998.- (要約)
- デサリネーションはコンクリート構造物からの塩化物イオンの抽出を目的とした電気化学的補修工法である.これまで,デサリネーションはRC構造物を対象に適用が進められてきており,PC構造物への適用は見送られてきた.本研究では,プレテンションPC鋼材を用いた塩分含有コンクリートにデサリネーションを適用した.通電処理後にPC鋼材の低ひずみ速度引張試験を行った結果,弾性領域には通電処理の影響は見られなかったが,破断強度,鋼材断面の絞りに水素脆化の影響が見られた.さらに,通電処理後1ヶ月間経過した場合には,拡散性水素の逸散により水素脆化の影響が消失した.
Performance Evaluation of FRP Reinforced Concrete Slabs Under Soft Impact Load,
Proceedings of the Second International Conference on Concrete under Severe Conditions, Vol.2, 805-816, 1998.- (要約)
- 衝撃荷重が加えられた場合のFRPで補強されたコンクリート床版の挙動を非線形FEM解析により検討した.さらに,解析結果の妥当性を検証するために供試体による実験も実施した.FRPロッドは2種類の炭素繊維補強ロッドを用い,床版のコンクリートは普通強度と高強度の2種類を検討した.この結果,終局状態の応答と衝撃破壊モードを解析により予測可能であることがわかった.さらに,さまざまなケースについて解析的に検討を加えた結果,衝撃荷重に対して最適なコンクリートと補強材料の組合わせを提案することができた.
Influence of Desalination on Behavior of Prestressing Steel,
Proceedings of Fourth CANMET/ACI/JCI International Conference, 283-300, 1998.- (要約)
- PC構造物に電気化学的補修工法を適用した場合には,PC鋼材の水素脆化が懸念されるため,これまで,デサリネーションはRC構造物を対象に適用が進められてきた.本研究では,PC構造物へのデサリネーションの適用可能性を検討することとした.通電処理後の低ひずみ速度引張試験を行った結果,PC鋼材の破断挙動に水素脆化の影響が見られた.さらに,通電処理後の吸蔵水素量測定を行った結果,拡散性水素が検出されたが,1ヶ月間の気中静置により,拡散性水素は消失し,PC鋼材の遅れ破壊感受性も低下する傾向を示した.
Influence of Desalination on Bond Behavior between Concrete and Reinforcing Steel,
Concrete Library International, No.30, 81-94, 1997.- (要約)
- デサリネーションはコンクリート中のCl-除去を目的とする電気化学的手法であり,その効果が期待されてはいるものの,いくつかの問題点についての十分な検討はなされていないのが現状である.本研究は,デサリネーションの問題点の一つである鉄筋とコンクリートとの付着挙動への影響について,練混ぜ時の混入塩化物量および通電量を主要因として検討を加えたものである.本研究の結果以下のような知見が得られた. (1) 通電処理を行うことにより,供試体中のCl-を抽出することができた.通過電荷量が大きくなるほど,初期の脱塩率は大きくなったが,50%を越えることはなかった.通電初期においてCl-の輸率は混入塩化物量が大きいほど大きくなったが,通過電荷量が大きくなるほど減少した. (2) Na+やK+のアルカリ金属イオンは鉄筋近傍に集積する傾向を示した.混入塩化物量が大きいほど,また,通過電荷量が大きいほど鉄筋近傍に集積するアルカリ量は大きくなったが,一定値に達するとアルカリ量の増加は停止した. (3) Cl-量が8.0kg/m3の片引試験用供試体に8週通電後16週放置した時,Cl-の再分布は見られなかったが,鉄筋近傍のアルカリ量は通電停止直後の 74%まで減少した. (4) 通電処理終了直後の供試体中の鉄筋の自然電位は電気防食領域内の値を示したが,放置期間の経過とともに鉄筋の自然電位は貴な方向に移行し,5週間の放置で不確定領域内の値を示した. (5) Cl-量が8.0kg/m3の片引試験用供試体の鉄筋近傍のセメントペースト部分の微小硬度分布を測定した結果,通電処理を行った供試体は鉄筋近傍に軟弱な層を形成していた.また,この層の厚さは積算電流密度が大きいほど大きくなっていた. (6) 片引試験において,通電処理を行った供試体は無通電供試体に比べて最大付着応力が減少した.この減少の程度は混入塩化物量が大きいほど,また,積算電流密度が大きいほど大きくなった. (7) Cl-量が8.0kg/m3の供試体を用いたはり試験において,重ね継手を持たない供試体は8週間の通電処理により,耐荷力にほとんど変化がなく,破壊時の変形が増大した.重ね継手を施した供試体は8週間の通電処理により耐荷力が低下した.
デサリネーションによるPC鋼材の水素脆化に関する研究,
コンクリート工学年次論文報告集, Vol.19, No.1, 1177-1182, 1997年.- (要約)
- あらかじめ塩化物を混入したプレテンションPC供試体にデサリネーションを適用した後に,供試体よりPC鋼材をはつりだし,低ひずみ速度引張試験および吸蔵水素量測定を行うことにより,通電処理がPC鋼材の水素脆化に与える影響を検討した.この結果,通電処理によるPC鋼材の弾性挙動および引張強度の変化は小さかったが,破断時の挙動および絞りに影響が現れた.ただし,通電処理終了後の時間経過に伴い,拡散性水素は消失し,水素脆化による挙動の変化が緩和される傾向を示した.
デサリネーションが鉄筋の付着挙動に与える影響,
土木学会論文集(第V部門), Vol.550, No.33, 53-62, 1996年.- (要約)
- 中性化や塩害により腐食劣化した鉄筋コンクリート構造物の補修工法として,電気化学的手法を用いた補修方法が近年注目を集めている.デサリネーションはコンクリート中のCl-除去を目的とする電気化学的手法であり,その効果が期待されてはいるものの,いくつかの問題点についての十分な検討はなされていないのが現状である.本研究は,デサリネーションの問題点の一つである鉄筋とコンクリートとの付着挙動への影響について,練混ぜ時の混入塩化物量および通電量を主要因として検討を加えたものである.本研究の結果以下のような知見が得られた. (1) 通電処理を行うことにより,供試体中のCl-を抽出することができた.通過電荷量が大きくなるほど,初期の脱塩率は大きくなったが,50%を越えることはなかった.通電初期においてCl-の輸率は混入塩化物量が大きいほど大きくなったが,通過電荷量が大きくなるほど減少した. (2) Na+やK+のアルカリ金属イオンは鉄筋近傍に 集積する傾向を示した.混入塩化物量が大きいほど,また,通過電荷量が大きいほど鉄筋近傍に集積するアルカリ量は大きくなったが,一定値に達するとアルカリ量の増加は停止した. (3) Cl-量が8.0kg/m3の片引試験用供試体に8週通電後16週放置した時,Cl-の再分布は見られなかったが,鉄筋近傍のアルカリ量は通電停止直後の74%まで減少した. (4) 通電処理終了直後の供試体中の鉄筋の自然電位は電気防食領域内の値を示したが,放置期間の経過とともに鉄筋の自然電位は貴な方向に移行し,5週間の放置で不確定領域内の値を示した. (5) Cl-量が8.0kg/m3の片引試験用供試体の鉄筋近傍のセメントペースト部分の微小硬度分布を測定した結果,通電処理を行った供試体は鉄筋近傍に軟弱な層を形成していた.また,この層の厚さは積算電流密度が大きいほど大きくなっていた. (6) 片引試験において,通電処理を行った供試体は無通電供試体に比べて最大付着応力が減少した.この減少の程度は混入塩化物量が大きいほど,また,積算電流密度が大きいほど大きくなった. (7) Cl-量が8.0kg/m3の供試体を用いたはり試験において,重ね継手を持たない供試体は8週間の通電処理により,耐荷力にほとんど変化がなく,破壊時の変形が増大した.重ね継手を施した供試体は8週間の通電処理により耐荷力が低下した. (8) 許容ひび割れ幅に対応して算定された鋼材の応力状態において,無通電の供試体については,鉄筋位置での最大ひび割れ幅が許容ひび割れ幅以下であったが,8週通電の場合には鉄筋位置での最大ひび割れ幅が許容ひび割れ幅を上回るものがあった.また,通電処理によりひび割れの本数が減少し,ひび割れ分散性は低下した.
デサリネーション適用後の鉄筋コンクリートの耐久性について,
セメント·コンクリート研究討論会論文報告集(論文), 54-59, 1996年.- (要約)
- 本研究では,あらかじめCl-を混入した供試体に通電処理を行った後の,コンクリート中のCl-の挙動を検討することとした.さらに,通電処理がコンクリートの細孔構造に与える影響を細孔径分布の測定により検討するとともに,種々の環境下で経時的に可溶性塩分量と全塩分量,中性化深さの測定を行うことにより,処理後の耐久性状を評価することとした.本研究結果をまとめると次のようになる. 1)8週間の通電処理後,飽水シールした後に16週間静置した結果,Cl-(全塩分,可溶性塩分)の再分布は認められなかった. 2)Cl-量が8.0kg/m3の場合に,4週間以上の通電処理により鉄筋近傍の細孔径分布に若干の変化が認められた.ただしコンクリート表面における変化は確認されなかった. 3)8週間の通電処理後に16週間の塩水浸漬と促進中性化を行った結果,Cl-浸透性に通電処理の顕著な影響は認められず,中性化深さは通電処理を行った場合の方が小さくなった.
デサリネーション適用後のRCの耐久性に関する検討,
コンクリート構造物の補修工法に関するシンポジウム論文報告集, 43-50, 1996年.- (要約)
- 本研究では,あらかじめCl-を混入した供試体に通電処理を行った後のコンクリート中におけるCl-の挙動を検討した.さらに,通電処理がコンクリートの細孔構造に与える影響を細孔径分布測定により検討するとともに,種々の環境下で経時的に塩分濃度と中性化深さの測定を行うことにより,耐久性状を評価した.この結果,Cl-の再分布は認められず.通電処理による塩分浸透速度や中性化速度への悪影響は見られなかった.
Influence of Desalination on the Behavior of Reinforced Concrete Beams,
Construction Repair, No.7/8, 20-24, 1996.- (要約)
- 本研究は,鉄筋コンクリートはり部材に,電気化学的脱塩手法であるデサリネーションを適用した時の,力学的挙動の変化について検討を加えたものである.あらかじめ,8.0 kg/m3のCl-を含有するコンクリートで作製したRCはり部材に対して通電処理を行い,処理後に静的曲げ載荷試験を実施した.この結果,得られた知見は以下の通りである.1.終局曲げ荷重の通電処理による変化は小さかったが,はりの変形性能は8週間の通電処理に伴い増大した.2.曲げ破壊型のはりの場合には,4週間の通電処理では無通電の場合よりも最大ひび割れ幅が小さくなったが,8週間の通電処理を行った場合には,最大ひび割れ幅が許容ひび割れ幅を超えるケースが見られた.また,通電処理によりひび割れ本数が減少し,ひび割れ分散性は低下した.
デサリネーション適用後の鉄筋腐食挙動について,
コンクリート工学年次論文報告集, Vol.18, No.1, 1101-1106, 1996年.- (要約)
- あらかじめ塩化物を混入した供試体にデサリネーションを適用した後に,種々の環境下に放置した時のCl-濃度分布の変化を検討するとともに,通電処理が細孔構造とCl-およびCO2浸透性に与える影響を検討した.この結果,処理後飽水シールをした場合には4週放置まではCl-の再分布は認められなかった.また,Cl-量が8.0kg/m3の場合には4週以上の通電処理により鉄筋近傍の細孔構造に変化が認められたが,4週放置の段階では,Cl-の浸透性に通電処理の顕著な影響は認められず,中性化深さは通電処理を行った場合の方が小さかった.
デサリネーションが鉄筋の付着挙動に与える影響,
コンクリート工学年次論文報告集, Vol.16, No.1, 1007-1012, 1994年.- (要約)
- 本研究では,デサリネーションの問題点の一つである鉄筋とコンクリートとの付着挙動へのデサリネーションの影響に注目し,塩分を含んだコンクリートにデサリネーションを施した後,鉄筋近傍のセメントペーストの軟化状況を微小硬度計を用いて測定するとともに,片引試験を行い,通電による影響を検討することとした.また,Cl-,Na+,K+の分布についても若干の検討を併せて行うこととした.本実験結果をまとめると次のようになる. ①デサリネーションは塩害補修工法として有効である可能性が高い. ②付着強度の低下は積算電流密度によってほぼ評価が可能であり,この値によってその抑制が可能である.しかし,過大な通電となった場合(例えば,10000A·h/m2を越える通電)の影響を検討する必要がある. 通電停止後,コンクリート表面に移動していたCl-や,鉄筋近傍に集積していたアルカリ金属イオンは時間とともに拡散し,新たな平衡状態を形成するものと推定される.鉄筋近傍のNa+が通電停止後4ヶ月で半減している例も知られている[5].ある一定の最大付着強度比に抑える事のできる積算電流量の境界値に達する前に通電を停止し,アルカリの拡散を待って再度通電を開始すれば,付着は健全なままで塩化物を抽出でき,Cl-の再分布による腐食の再発も防げる可能性が高いものと考えられる.
- MISC
- 阿部 悠香, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
通気緩衝工法でのウレタン系塗膜防水層の施工が電気化学的補修後の鉄筋の腐食速度に及ぼす影響,
2016年度(第87回)関東支部優秀研究報告集, 249-252, 2017年.- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1570854178098759936
(CiNii: 1570854178098759936) 豊田 啓生, 塚越 雅幸, 石川 真志, 上田 隆雄 :
アクティブサーモグラフィ法によるポリマーセメント系塗膜防水層の初期不具合の検出方法の検討,
2016年度(第87回)関東支部優秀研究報告集, 109-112, 2017年.- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1571135653075467776
(CiNii: 1571135653075467776) 上田 隆雄, 七澤 章, 馬場 勇太 :
通電によるリチウムの浸透とASR膨張抑制に関する検討,
セメント·コンクリート研究討論会論文報告集(論文), Vol.38, 65-68, 2011年. 郡 政人, 山本 晃臣, 飯島 亨, 上田 隆雄 :
構造物表面付近の塩化物イオン濃度測定における近赤外分光法の適用性の検討,
第20回プレストレストコンクリートの発展に関するシンポジウム論文集, Vol.20, 291-294, 2011年. 橋本 親典, 渡邉 健, 水口 裕之, 上田 隆雄 :
打込み時期がFAⅣ種混入コンクリートの沈下ひび割れ特性(幅と深さ)に及ぼす影響について,
セメント・コンクリート研究討論会論文報告集, Vol.30, 19-24, 2003年. 渡邉 健, 橋本 親典, 橋本 紳一郎, 山地 功二, 水口 裕之, 上田 隆雄 :
ポンプ圧送の脈動時の変形性を評価できる定量的指標に関する実験的検討, --- 一般投稿論文 ---,
コンクリート技術シリーズ, No.54, 23-34, 2003年. 水口 裕之, 橋本 親典, 井澤 典嗣, 上田 隆雄 :
水平管内における高流動コンクリートの材料分離抵抗性モデルに関する一検討,
フレッシュコンクリートのコンシステンシー評価に関する技術の現状と課題, 53-59, 2000年.
- 総説・解説
- 安井 武史, 南川 丈夫, 時実 悠, 久世 直也, 駒 貴明, 上田 隆雄, 野間口 雅子 :
目に見えない光が切り拓く『光の世紀』,
精密工学会誌, Vol.89, No.8, 587-591, 2023年8月.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.2493/jjspe.89.587
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.2493/jjspe.89.587
(DOI: 10.2493/jjspe.89.587) 上田 隆雄, 山崎 由紀 :
第Ⅲ編 照査方法に関する検討8.中性化,塩害,水分浸透の複合作用が鋼材腐食に与える影響,
コンクリート中への水分浸透評価とその活用に関する研究小委員会(362 委員会)成果報告書,コンクリート技術シリーズ, No.131, 168-174, 2022年11月. 上田 隆雄 :
第Ⅱ編 水分浸透メカニズムおよび鋼材腐食に関する検討7.示方書における不動態被膜の扱いに関する一考察,
コンクリート中への水分浸透評価とその活用に関する研究小委員会(362 委員会)成果報告書,コンクリート技術シリーズ, No.131, 77-80, 2022年11月. 上田 隆雄 :
第Ⅱ編 水分浸透メカニズムおよび鋼材腐食に関する検討6.コンクリート中の鋼材腐食を律速する酸素と水分状態6.3.1 拡散層の状態(鋼材表面の薄い拡散層,かぶり内の厚い拡散層),
コンクリート中への水分浸透評価とその活用に関する研究小委員会(362 委員会)成果報告書,コンクリート技術シリーズ, No.131, 65-67, 2022年11月. 上田 隆雄 :
コンクリート構造物への電気化学的防食工法の適用,
電力土木, Vol.418, 3-8, 2022年3月. 山口 明伸, 皆川 浩, 上田 隆雄 :
電気化学的防食工法の設計・施工・維持管理のあり方─土木学会「電気化学的防食工法指針」工法別標準編の概要─,
コンクリート工学, Vol.59, No.5, 468-473, 2021年5月.- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1520009409964220800
(CiNii: 1520009409964220800) 上田 隆雄 :
ポストコロナを生き抜くコンクリート技術,
コンクリート工学, Vol.58, No.10, 785, 2020年10月.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.3151/coj.58.10_785
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390289564741376512
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.3151/coj.58.10_785
(DOI: 10.3151/coj.58.10_785, CiNii: 1390289564741376512) 上田 隆雄 :
脱塩工法標準・再アルカリ化工法標準・電着工法標準,
コンクリートライブラリー, Vol.157, 127-223, 2020年9月. 山口 明伸, 皆川 浩, 上田 隆雄 :
電気化学的防食工法の設計・施工・維持管理のあり方─土木学会「電気化学的防食工法指針」工法別標準編の概要─,
コンクリート工学, Vol.59, No.5, 468-473, 2020年5月.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.3151/coj.59.5_468
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390854882621928064
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.3151/coj.59.5_468
(DOI: 10.3151/coj.59.5_468, CiNii: 1390854882621928064) 上田 隆雄 :
各人各説「大学におけるメンテナンスエキスパートの養成」,
Ace 建設業界, Vol.69, No.794, 26, 2017年1月. 武若 耕司, 黒田 泰弘, 上田 隆雄 :
提言・これからの維持管理「どう考え,どう行動すべきか」第3回 維持・補修補強,
セメント・コンクリート, No.832, 27-34, 2016年6月. 乾 徹, 上田 隆雄 :
第2編セメント改良土の長期安定性評価3.5環境作用がセメント改良土に及ぼす影響3.5.1炭酸化,
セメント系構築物と周辺地盤の化学的相互作用研究小委員会(345委員会)成果報告書,土木学会コンクリート技術シリーズ, No.103, 157-165, 2014年6月. 上田 隆雄 :
通電処理がフライアッシュコンクリートの物性に与える影響,
セメント・コンクリート, No.794, 54-58, 2013年4月.- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1520290882653955456
(CiNii: 1520290882653955456) 上田 隆雄 :
コンクリート構造物の防食,補修工法の定量的評価と選定(3.5コンクリート標準示方書[維持管理編]への提案),
コンクリート中の鋼材の腐食性評価と防食技術研究小委員会(338委員会)成果報告書(その2),土木学会コンクリート技術シリーズ, No.99, 311-316, 2012年10月. 宮里 心一, 上田 隆雄, 野島 昭二 :
コンクリート構造物の防食,補修工法の定量的評価と選定(3.4工法選定システムの考え方),
コンクリート中の鋼材の腐食性評価と防食技術研究小委員会(338委員会)成果報告書(その2),土木学会コンクリート技術シリーズ, No.99, 291-310, 2012年10月. 上田 隆雄 :
コンクリート構造物の防食,補修工法の定量的評価と選定(3.1概要),
コンクリート中の鋼材の腐食性評価と防食技術研究小委員会(338委員会)成果報告書(その2),土木学会コンクリート技術シリーズ, No.99, 225-227, 2012年10月. 上田 隆雄 :
コンクリート構造物の劣化問題と維持管理への取り組み,
配管技術, Vol.53, No.2, 36-41, 2011年2月. 上田 隆雄 :
電気防食工法,
コンクリート工学, Vol.48, No.5, 110-114, 2010年5月.- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.3151/coj.48.5_110
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390001204541603456
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.3151/coj.48.5_110
(DOI: 10.3151/coj.48.5_110, CiNii: 1390001204541603456) 上田 隆雄, 宮川 豊章 :
コンクリート構造物の劣化と問題点,
材料と環境, Vol.59, No.4, 111-116, 2010年4月. 上田 隆雄 :
5.3 塩化物イオンによる鉄筋腐食,
循環型社会に適合したフライアッシュコンクリートの最新利用技術,コンクリートライブラリー, No.132, 141-157, 2009年12月. 上田 隆雄 :
コンクリート構造物の防食,補強・補修技術(3.8解決すべき課題と今後の展望),
コンクリート中の鋼材の腐食性評価と防食技術研究小委員会(338委員会)委員会報告書,土木学会コンクリート技術シリーズ, No.86, 399-401, 2009年10月. 上田 隆雄 :
コンクリート構造物の防食,補強・補修技術(3.1概要),
コンクリート中の鋼材の腐食性評価と防食技術研究小委員会(338委員会)委員会報告書,土木学会コンクリート技術シリーズ, No.86, 275-277, 2009年10月. 上田 隆雄 :
電気化学的防食工法,
セメント・コンクリート, No.748, 65-67, 2009年8月. 上田 隆雄 :
フライアッシュの有効利用と混和コンクリート構造物の耐久性に関する研究委員会の活動について,
コンクリートテクノ, Vol.27, No.10, 35-41, 2008年10月. 上田 隆雄 :
今後のフライアッシュの利用拡大に向けて,
フライアッシュの有効利用と混和コンクリート構造物の耐久性に関する研究委員会報告書, 128-129, 2008年3月. 上田 隆雄 :
ASRによる膨張抑制メカニズムに関する検討,
フライアッシュの有効利用と混和コンクリート構造物の耐久性に関する研究委員会報告書, 113-119, 2008年3月. 上田 隆雄 :
塩害による鉄筋腐食に関する検討,
フライアッシュの有効利用と混和コンクリート構造物の耐久性に関する研究委員会報告書, 99-112, 2008年3月. 上田 隆雄 :
フライアッシュを混和したコンクリート中の鉄筋腐食モニタリングに関する検討,
平成19年度フライアッシュを利用するコンクリートの耐久性に関する調査研究報告書, 72-85, 2008年3月. 上田 隆雄 :
リチウム系電解液を用いた通電がコンクリートのASR膨張に与える影響,
電気化学的防食工法の適用性に関する検討委員会報告書, 147-168, 2007年11月. 上田 隆雄 :
ASRに配慮した電気化学的防食工法の適用に関するガイドライン(案),
電気化学的防食工法の適用性に関する検討委員会報告書, 1-41, 2007年11月. 上田 隆雄 :
フライアッシュを混和したコンクリート中の鉄筋腐食モニタリングに関する検討,
平成18年度フライアッシュを利用するコンクリートの耐久性に関する調査研究報告書, 52-59, 2007年3月. 上田 隆雄 :
フライアッシュの混和がコンクリート中の鉄筋腐食に与える影響に関する研究,
コンクリート工学, Vol.44, No.3, 55-61, 2006年3月. 上田 隆雄 :
徳島大学で行われたASRが生じたコンクリートに対する鉄筋の引抜き試験,
コンクリートライブラリー124 アルカリ骨材反応対策小委員会報告書-鉄筋破断と新たなる対応, No.124, 84-87, 2005年8月. 上田 隆雄 :
「共通編」について,
示方書連絡調整小委員会報告書-コンクリート標準示方書の役割と将来像,土木学会コンクリート技術シリーズ, No.65, 17-19, 2005年8月. 上田 隆雄 :
リチウムによるアルカリ骨材反応の膨張抑制に関する研究,
コンクリート工学, Vol.43, No.6, 51-56, 2005年6月. 上田 隆雄 :
電気化学的補修の現状と課題,
コンクリート工学, Vol.42, No.5, 73-79, 2004年5月.- (要約)
- 本稿では,まず,電気化学的補修の現状として,従来型とは異なる特徴を持つケースとして,新設構造物やPC構造物などへの適用や,補強工法や剥落防止工との併用など新しい形態での適用事例を紹介した.このように適用形態のバリエーションが広がることで,電気化学的補修がより幅広いニーズに対応可能な補修工法として認識されていくものと思われる.
拡散セル法,
コンクリートの塩化物イオン拡散係数試験方法の制定と規準化が望まれる試験方法の動向,土木学会コンクリート技術シリーズ, No.55, 66-71, 2003年9月.- (要約)
- 電気泳動試験と同様のセルを用いて,電場を負荷することなく,濃度勾配のみを駆動力として拡散係数を得る試験方法を拡散セル法と言う.拡散セル法により求められる拡散係数は,濃度拡散のみによるものであり,また,固定化が終了した後の定常状態における拡散係数(実効拡散係数)であるため,見かけの拡散係数とは異なるものである.本試験は,モルタル等の拡散係数を求める場合や,電気泳動試験結果との比較を行う場合などに数多く実施されている.ここでは,拡散セル法の試験方法および拡散係数算出方法の概要について述べるとともに,既往の検討状況および今後の基準化に向けての展望をまとめることとする.
構造物の補修·補強,
メインテナンス連合小委員会報告書, 187-259, 2003年6月.- (要約)
- 社会基盤構造物は様々なメカニズムにより劣化し,構造物としての性能が低下することは第3章に示したとおりである.さらに,構造物の劣化程度を把握する手法として,点検·モニタリング·診断手法の概要が第4章に示された.これらを受けて,第5章では劣化した構造物への対策としての補修·補強について,その考え方を中心に述べることとする.
再アルカリ化工法設計施工マニュアル,
コンクリートライブラリー107 電気化学的防食工法設計施工指針(案), 149-176, 2001年11月.- (要約)
- 本マニュアルは,再アルカリ化工法を設計·施工する上で必要となる事項を体系的にまとめたものである.内容は以下の通りである.第1章 再アルカリ化工法の概要,第2章 再アルカリ化工法の適用範囲,第3章 再アルカリ化工法の施工設計,第4章 再アルカリ化工法の施工,第5章 補修後の維持管理,第6章 施工例
脱塩工法設計施工マニュアル,
コンクリートライブラリー107 電気化学的防食工法設計施工指針(案), 117-148, 2001年11月.- (要約)
- 本マニュアルは,脱塩工法を設計·施工する上で必要となる事項を体系的にまとめたものである.内容は以下の通りである.第1章 脱塩工法の概要,第2章 脱塩工法の適用範囲,第3章 脱塩工法の施工設計,第4章 脱塩工法の施工,第5章 補修後の維持管理,第6章 施工例
複合劣化構造物の補修·補強ガイドライン(案),
複合劣化コンクリート構造物の評価と維持管理計画研究委員会報告書, 226-247, 2001年5月.- (要約)
- 本ガイドライン(案)はリハビリテーション委員会の報告書の第4章に示されている「過酷環境下のコンクリート構造物の補修·補強ガイドラインの考え方」をベースとして,複合劣化現象の特異性を取り入れると同時に,近年の研究成果も加えて内容の充実を図ったものである.複合劣化を対象とする場合の,単独劣化との大きな相違点は,(1)単独劣化の場合よりも劣化の進展速度が大きくなる場合もあることから,維持管理においてもそのことを十分に考慮する必要があること,(2)単独劣化のみを考慮して補修·補強を行った場合,その効果が十分に得られない場合もあり得ること,である.したがって,複合劣化に対する維持管理の考え方は,単独劣化の場合よりも複雑になる.
複合劣化を受ける構造物のメンテナンス対策の検討,
複合劣化コンクリート構造物の評価と維持管理計画研究委員会報告書, 103-181, 2001年5月.- (要約)
- 本稿は,複合劣化により劣化が進行している構造物に適用する補修·補強の考え方の基本を確立すると同時に,補修·補強工法の選定の考え方,補修·補強材料の選定の考え方に関する検討を実施した. 昨今,補修工法,補修材料,補強工法,補強材料については多くの種類が開発·実用化されている.しかし,どのような劣化現象·劣化程度に対して,どのような材料を用いればよいのか,そしてその結果得られる補修·補強効果はどの程度あるのか,といった基本的かつ重要な課題は残されたままである.本部会の議論は,このような課題に対して論理的に妥当と思われる考え方を導き出すことを目的としている.なお,ここで検討対象とした補修工法は,(1)ひび割れ補修工法,(2)表面処理工法,(3)断面修復工法,(4)電気防食工法,(5)脱塩·再アルカリ化工法,(6)鋼板·FRP接着·膨張拘束工法,(7)打換え·増厚,である.
コンクリート構造物の電気化学的リハビリテーション,
STEPねっとわーく, Vol.7, No.1, 6-7, 2001年1月. 上田 隆雄, 松村 卓郎 :
第2章 コンクリートへの塩分浸透評価手法,2.2(5) 今後の展望と課題,
鉄筋腐食·防食および補修に関する研究の現状と今後の動向(その2)-コンクリート委員会腐食防食小委員会(2期目)報告-,土木学会コンクリート技術シリーズ, No.40, 129-131, 2000年12月.- (要約)
- 塩化物イオンを実際にコンクリートに浸透させることにより塩化物イオン透過抵抗性を評価する方法として,拡散セル法や塩水浸漬法が利用されてきたが,これらの手法では塩化物イオンがコンクリート中に濃度拡散するのに最低でも数ヶ月にもおよぶ長期間が必要とされることから,設計段階で材料の性能を評価するための試験としては実用的とは言い難い.これに対して考案されたのが,電気的手法を用いた塩化物イオン透過性試験方法であり,この方法を利用すれば,短時間で塩化物イオン透過性の評価が可能となり,性能照査型の材料設計を行う上で極めて実用性の高い手法となり得るものである.アメリカでは既に''ASTM C 1202''や,''AASHTO T 277''として規格化されており,性能評価試験方法として広く認知されるに到っている.国内においては,電気的手法を用いた塩化物イオン透過性試験の利用方法に関して様々なアプローチで研究が行われているが,その利用の方向性についても未だ議論が収束しているとは言い難いのが現状である.本稿ではいくつかの課題と今後の展望について簡単に述べる.
第1章 鉄筋腐食·防食および補修研究の現状と今後の課題,1.4 コンクリート中の鉄筋の防食および補修·補強,
鉄筋腐食·防食および補修に関する研究の現状と今後の動向(その2)-コンクリート委員会腐食防食小委員会(2期目)報告-,土木学会コンクリート技術シリーズ, No.40, 42-61, 2000年12月.- (要約)
- 前報である「鉄筋腐食·防食および補修に関する研究の現状と動向(コンクリート技術シリーズ26)」では,1993年から1996年に発表された国内の論文·報告を中心としてコンクリート中の鉄筋腐食·防食に関する研究の動向をまとめており,1.4ではコンクリート中の鉄筋の防食および補修と題して特に表面被覆工法,断面修復工法,電気防食工法,デサリネーションおよび再アルカリ化工法に関する研究成果を紹介した.この際に,個々の工法についての課題点を示すとともに,今後の防食·補修全体に関する課題として,劣化した構造物の性能低下を定量的に評価した上での合理的な補修工法選定システムの確立を挙げた.この様な課題に対する一つの回答として,現在,土木学会ではコンクリート標準示方書の「維持管理編」を新しく作成中であり,これにより,コンクリート構造物の合理的な維持管理手法の方向性が示されるものと予想される. ここでは,前報の流れを受けて,1997年から1999年に発表された論文·報告を中心として種々の防食·補修工法に関する研究の動向を紹介するとともに,日本コンクリート工学協会に設置された「コンクリート構造物のリハビリテーション研究委員会」の活動報告を簡単に紹介する.また,鉄筋腐食により劣化したコンクリート部材の補強工法に関する研究の動向についても簡単にまとめることとする.
コンクリート構造物へのデサリネーションおよび再アルカリ化工法の適用,
コンクリート工学, Vol.38, No.3, 9-16, 2000年3月.- (要約)
- 塩害や中性化により劣化したコンクリート構造物の補修工法として,デサリネーションや再アルカリ化工法などの電気化学的手法が開発され,実用化が進んでいる.本稿では,デサリネーションおよび再アルカリ化工法に関する研究·開発の現状を整理するとともに,他の補修工法との比較を行うことにより,電気化学的補修工法の維持管理対策としての位置づけを示す.
コンクリート構造物の電気化学的補修工法-デサリネーション,
材料, Vol.49, No.3, 262-263, 2000年3月.- (要約)
- 従来工法の欠点を補う形でより確実な補修効果を挙げることを期待されて開発されてきたのが,電気化学的補修工法である.すなわち,従来工法では補修時期や補修箇所の選定を誤ると,十分な補修効果が得られなかったのに対して,電気化学的補修工法の場合は,基本的に大規模な断面修復は不要であり,設定された通電処理を行うことができれば,補修効果はほぼ確実に得られるという利点がある.本稿では,電気化学的補修工法の一つであるデサリネーションに関して概説する.
次世代に継承できる長寿命コンクリート,
コンクリート工業新聞, 13, 1999年11月.- (要約)
- コンクリート構造物の早期劣化問題が顕在化して久しい.また,特に最近 ではマスコミでも盛んにコンクリートの材料劣化が報じられ,一般の人々は コンクリート構造物の将来に不安を感じているのではないだろうか.この様 な厳しい状況の中で,適切に設計·施工·維持管理されたコンクリートがい かに素晴らしい建設材料であるかということを示していくことが,私たちコ ンクリート研究者,技術者の使命であろう.
コンクリート構造物の補修·補強·維持管理,
土木学会四国支部第一回基礎技術講習会「コンクリート構造物の施工技術および補修·補強·維持管理」テキスト, 1-110, 1999年9月. 小野 紘一, 上田 隆雄 :
震災記録とその利用,
土木コンクリート構造物の震災対策に関する研究委員会最終報告書, 2-26, 1999年5月.- (要約)
- 阪神淡路大震災は,特に阪神地区の土木構造物に甚大な被害を与えた.本稿では,特にコンクリートの高速道路橋に着目し,特に被害の大きかった地域を中心として,被害状況を調査したものである.また,調査結果をもとに,構造物の損傷メカニズムを推定し,今後の地震による被害を軽減させるための提言を行っている.
過酷環境下において劣化損傷を受けたコンクリート構造物の補修工法評価,
コンクリート構造物のリハビリテーション研究委員会報告書, 165-259, 1998年10月.- (要約)
- 本稿では,劣化したコンクリート構造物に対するさまざまな補修工法を共通の評価基準によって評価することを試みた.この時,最適な補修工法の評価は個々の構造物の条件によって異なるが,少なくとも「失敗しない補修工法」の選択であれば,共通の評価基準を基に工法評価が可能と考えられる.このために,各補修工法の利点を生かせる適用範囲を整理するとともに,それぞれの補修工法が構造物の劣化過程のどの段階で適用するのが効果的か,あるいはどの劣化過程では補修効果が期待できないか整理した.すなわち,構造物の劣化の進行程度から「失敗しない補修工法」を選定するシステムを考えた.
被害の実態,
大震災に学ぶ-土木学会関西支部 阪神·淡路大震災調査研究委員会報告書, Vol.2, 3-40, 1998年6月.- (要約)
- 本稿は,阪神淡路大震災で被災したコンクリート構造物の内,特に道路橋に関して,被害状況のデータベースを作成し,被害状況の実態を分析したものである.本報告書には,調査結果であるデータベースを収めたCD-ROMも添付されている.
第1章 鉄筋腐食·防食研究の現状と今後の課題,1.4 コンクリート中の鉄筋の防食および補修,
鉄筋腐食·防食および補修に関する研究の現状と今後の動向-コンクリート委員会腐食防食小委員会報告-,土木学会コンクリート技術シリーズ, No.26, 36-59, 1997年12月.- (要約)
- 近年,RCおよびPC構造物の早期劣化が問題視されているが,中でも塩害や中性化によるコンクリート中の鉄筋腐食は,構造物の性能にも影響しうる非常に深刻な問題といえる.コンクリート構造物の耐久性を考えるとき,劣化を未然に防ぐ防食や,既に劣化が顕在化している場合の補修の概念は避けては通れないものであり,実際に最近の研究成果を見てもこれらの分野の注目度が著しく上がっていることがわかる. 本項で紹介するのは,コンクリート構造物の防食および補修に関する最近の研究成果から,特に表面被覆工法,断面修復工法,電気防食工法,デサリネーションおよび再アルカリ化に関連するものである.以下に各手法に関する研究の現状と今後の課題について述べる.
デサリネーションおよび再アルカリ化,
コンクリート構造物のメンテナンスAtoZ, 39-52, 1996年3月.- (要約)
- 本稿は,塩害や中性化で劣化したコンクリート構造物の電気化学的補修工法であるデサリネーションと再アルカリ化工法に関して,それぞれの手法の特徴や,補修効果などを,最新の研究動向も踏まえて解説したものである.また,実構造物への適用事例についても紹介するとともに,今後の課題についても言及している.
損傷メカニズムの工学的評価,
土木コンクリート構造物の震災対策に関する研究委員会中間報告書, 86-123, 1995年12月. - 講演・発表
- Masayuki Tsukagoshi, Yasuji Shinohara, Hiroki Sugi and Takao Ueda :
The Influence of Fly Ash on Bond Strength Property Between Corroded Reinforcement Steel Bars and Concrete,
Civil Engineering Conference in the ASIAN Region CECAR7, Aug. 2016. Kao Yu-chuan, Chiu Chien-Kuo and Takao Ueda :
Experimental investigation on mechanical properties of mortar for patch repair,
Proceedings of International Symposium on Reliability of Engineering System 2015, Oct. 2015. Masayuki Tsukagoshi, Rie SUGIMOTO and Takao Ueda :
Corrosion Monitoring of Steel Bars in Concrete under Finishing Materials,
Proceedings of The 11th KOREA /JAPAN Joint Symposium on Building Materials & Construction, Jul. 2015. Yuji Nonami, Masayuki Tsukagoshi and Takao Ueda :
Evaluation for assessment of deterioration in sulfuric acid corrosion of polymer modified mortar by the near-infrared spectroscopy,
Proceedings of The 12th KOREA /JAPAN Joint Symposium on Building Materials & Construction, Jul. 2015. Masayuki Tsukagoshi, Yuji Nonami and Takao Ueda :
Assessment of sulfuric acid corrosion of polymer modified mortar using near-infrared spectroscopy,
International Forum on Advanced Functional Materials and Polymer Materials, Jun. 2015. Masayuki Tsukagoshi, Yuji Nonami and Takao Ueda :
Development of the near-infrared spectroscopy for assessment of deterioration in sulfuric acid corrosion of polymer modified mortar,
TMAC Symposium 2015, Mar. 2015. Kenta Miura, Takao Ueda and Masayuki Tsukagoshi :
Resistance performance of concrete using both blast furnace slag cement and fly ash against chloride attack and carbonation,
Proceedings of the seventh International Conference on Advanced Materials Development and Performance 2014, Jul. 2014. Keiji Miyata, Takao Ueda and Masayuki Tsukagoshi :
Corrosion rate of steel in fly ash concrete containing chlorides,
Proceedings of the seventh International Conference on Advanced Materials Development and Performance 2014, Jul. 2014. Hiroki Sugi, Masayuki Tsukagoshi and Takao Ueda :
Durability of Concrete Composites Containing Fly Ash and Blast Furnace Slag for use in for Precast Concrete Products,
SCMT 2013 - 3rd International Conference on Sustainable Construction Materials and Technology, Aug. 2013. Masayuki Tsukagoshi, Takao Ueda, Masaki Nakamori and Kyoji Tanaka :
A Cross-sectional Array of the Heterogeneous Distribution of the Constituent Elements in a Polymer-Cement Waterproofing Membrane,
Proceedings of 7th Asian Syposium on Polymers in Concrete, 343-351, Oct. 2012. Tomoya Ichikawa, Masayuki Tsukagoshi, Takao Ueda and Yasuji Shinohara :
Evaluation of the Durability of Cracked Concrete with a Waterproofing Membrane Under Exposure to a Corrosive Environment,
Proceedings of The 11th KOREA /JAPAN Joint Symposium on Building Materials & Construction, Aug. 2012. Masaki Nakamori, Masayuki Tsukagoshi, Takao Ueda and Kyoji Tanaka :
Simulation Model of Polymer Cement Waterproofing Membrane's Film Formation with Material Segregation,
Proceedings of The 11th KOREA /JAPAN Joint Symposium on Building Materials & Construction, Aug. 2012. Sayaka Genda, Masayuki Tsukagoshi and Takao Ueda :
Correlation between the Microstructure of Concrete and the Surface Color Change during Drying Process,
Proceedings of The 11th KOREA /JAPAN Joint Symposium on Building Materials & Construction, Aug. 2012. Takafumi Kameda, Takao Ueda, Kazuhiko Inaoka and Akira Nanasawa :
Electrochemical corrosion control method with HPFRCC composite electrode,
Proceedings of the Fifth International Conference on Advanced Materials Development and Performance (CD-ROM), Beijing, Oct. 2008. Tomoki Furukawa, Takao Ueda, Masato Kohri and Akira Nanasawa :
Evaluation of Fliedel's salt content in mortar using near-infrared spectroscopic technique,
Proceedings of the Fifth International Conference on Advanced Materials Development and Performance (CD-ROM), Beijing, Oct. 2008. Masato Kohri, Takao Ueda and Hiroyuki Mizuguchi :
Estimation of Chloride in Cement Paste or Mortar Using Near-Infrared Spectroscopic Technique,
Proceedings of the 1st International Conference on Modern Design, Construction and Maintenance of Structures, 374-379, Hanoi, Dec. 2007.- (キーワード)
- Near-infrared spectroscopic method / Chloride ion / Friedel's sait / Absorbance / Difference spectrum
Estimation of Chloride Ion Content in Cement Paste or Mortar Using Near-Infrared Spectroscopic Technique,
Proc. of Vietnam Fiest International Conference on Modern Design, Construction and Maintenance of Structures, Vol.2, 374-379, Hanoi, Dec. 2007. Takao Ueda, Yukihiro Yoshida, Keisuke Yamaguchi and Masanobu Ashida :
Electrochemical migration of lithium ions into hardened concrete and ASR expansion after treatment,
Structural Faults & Repair 2006, Edinburgh, Jun. 2006. Atsushi Fukuro, Toshihiko Torigoe, Hiroyuki Mizuguchi and Takao Ueda :
Application of a New Measuring Method using an Optical Fober Strain Sensor to an Underground Tunnel,
International Conference on Advanced Materials Development & Preformance, Auckland, Jul. 2005. Atsushi Fukuro, Toshihiko Torigoe, Hiroyuki Mizuguchi and Takao Ueda :
Application of a New Measuring Method Using an Optical Fiber Strain Sensor to an Underground Tunnel,
International Conference on Advanced Materials Development & Performance 2005, Auckland, Jul. 2005. Keisuke Yamaguchi, Takao Ueda, Tohru Kurokawa and Akira Nanasawa :
Application of desalination using CFRP composite electrode to concrete deteriorated by chloride attack,
Proceedings of the Fourth International Conference on Advanced Materials Development and Performance (CD-ROM), Auckland, Jul. 2005. Yukihiro Yoshida, Takao Ueda, Akira Nanasawa and Masanobu Ashida :
Influence of temperature during treatment on electrochemical penetration of lithium ions,
Proceedings of the Fourth International Conference on Advanced Materials Development and Performance (CD-ROM), Auckland, Jul. 2005. Md. Rahman Mahboobur, Hiroyuki Mizuguchi, Takao Ueda and Chikanori Hashimoto :
Mix Proportion and Basic Properties of Fiber Reinforced Self-Compacting Concrete for Bridge Deck Overlay,
Proc. of the International Symposium on Latest Achievement of Technology and Research on Retroffiting Concrete Structures, 77-82, Tokyo, Jul. 2003. Kenji Nagao, Takao Ueda, Masanobu Ashida and Toyoaki Miyagawa :
Application of Desalination to Concrete Admixing Fly Ash or Blast-Furnace Slag,
Proceedings of the Third International Conference on Advanced Materials Development and Performance (CD-ROM), Daegu, Oct. 2002. Kenichi Matsumoto, Takao Ueda, Masanobu Ashida and Toyoaki Miyagawa :
Study on Realkalization with Electrolyte Containing Lithium Ion,
Proceedings of the Third International Conference on Advanced Materials Development and Performance (CD-ROM), Daegu, Oct. 2002. Takao Ueda, Ryo Oka and Hiroyuki Mizuguchi :
Corrosion Behavior of Stell Bars Embedded in Fly Ash Mixed Concrete,
Proc. of the Second International Conference on Advanced Materials Development and Performance, Vol.2, 507-512, Tokushima, Oct. 1999.- (要約)
- Fly ash mixing into concrete is expected to restrict the penetration of the corrosion factors into concrete, such as water, chloride ions, oxygen and so on. But because of the low pH of fly ash mixed concrete, admixing of fly ash may increase the corrosion risk of reinforcing steel bars embedded in concrete. In this paper, the influence of fly ash mixing into concrete on corrosion behavior of reinforcing steel bars due to both chloride attack and carbonation, is estimated by means of electrochemical techniques. Results obtained from this study can be summarized as follows; (1) When only carbonation acts as the cause of deterioration, the corrosion rate is low, whether fly ash is mixed into concrete or not. (2) When both carbonation and chlorides acts as the cause of deterioration, mixing of fly ash may result in formation of severe corrosion condition for the reinforcement in concrete.
Influence of Desalination on Tension Behavior of Prestressing Steel Bars,
Proc. of the Second Internatiomal Conference on Concrete under Severe Conditions, Vol.2, 1311-1320, Tromso, Jun. 1998.- (要約)
- Desalination is the electrochemical repair method aiming to remove chlorides from reinforced concrete structures. Until now, it has been applied only to reinforced concrete structures and not to prestressed concrete structures yet. In this study, desalination was conducted to chloride contaminated concrete specimens with pretensioned prestressing steel bars. As a result of the slow strain rate tensile test of prestressing bars after applying desalination, significant influence of treatment on the elastic behavior and plastic behavior until tensile strength point was not shown but the influence of hydrogen embrittlement due to treatment appeared on the fracture strength and the contraction rate of fractured steel section. Furthermore, as a result of keeping treated specimens for 1 month, the change of the fracture behavior due to hydrogen embrittlement disappeared. Keywords: Hydrogen embrittlement, diffusible hydrogen, electrochemical repair, prestressing steel, desalination, slow strain rate tensile test, recovery with elapsed time.
Influence of Desalination on Durability of Reinforced Concrete,
Proceedings of International Conference on Engineering Materials, Vol.1, 717-730, Ottawa, Jun. 1997.- (要約)
- デサリネーションはコンクリートからの塩化物イオンの抽出を目的とした電気化学的補修工法であるが,コンクリート中のすべてのCl-を抽出することは不可能である.このため,処理後の残存Cl-の挙動を検討する必要がある.また,通電処理によりコンクリートの細孔構造が影響を受け,劣化因子の浸透性が変化することも考えられる.本研究では,通電処理後のCl-,Na+,K+の再分布状況を検討するとともに,自然電位の経時変化を測定した.また,通電処理後のCl-とCO2透過性についても検討を行った.この結果,処理後16週間の時点で,Cl-の再分布は見られず,Cl-とCO2透過性についても通電処理による悪影響は認められなかった.細孔径分布測定の結果,鉄筋近傍で径の大きな空隙が増大する傾向が認められたが,コンクリート表面付近では通電処理による顕著な影響は認められなかった.
Influence of Desalination on Bond Behavior between Concrete and Reinforcing Steel,
Proceedings of International Conference on Concrete under Severe Conditions, Vol.1, 625-634, Aug. 1995.- (要約)
- 本研究は電気化学的脱塩手法であるデサリネーションに関して,鉄筋とコンクリートとの付着への影響を評価したものである.特に本研究では塩分を含有する鉄筋コンクリート供試体を作製し,通電処理を行った後に鉄筋の引抜試験を行った.さらに,微小硬度測定装置を用いて鉄筋周辺のセメントペーストの軟化程度を測定するとともに,コンクリート中のCl,Na,Kイオン濃度分布も併せて測定した.この結果,デサリネーションは塩害に対する補修工法として十分な実用性が確認できるとともに,付着強度の低下程度は積算電流密度により抑制可能であることが分かった.
超低周波・超狭帯域THz時間領域分光装置を用いたインフラ材料の評価,
第70回応用物理学会春季学術講演会, 17p-A202-2, 2023年3月. 萩原 大基, 上田 隆雄, 塚越 雅幸 :
各種表面含浸材の塗布がひび割れを有するRC 部材中の鉄筋腐食に与える影響,
土木学会四国支部第26回技術研究発表会, 2020年5月. 上田 隆雄, 島村 悠梨乃, 高木 祐介, 江良 和徳 :
フライアッシュと亜硝酸リチウムを用いた断面修復材によるASR劣化コンクリートの補修効果,
土木学会第74回年次学術講演会講演概要集, 2019年9月. 谷口 沙耶佳, 上田 隆雄, 飯干 富広, 江里口 玲 :
アミノ酸を添加したコンクリートの塩害抵抗性に関する検討,
土木学会第73回年次学術講演会講演概要集, 2018年9月. 塚越 雅幸, 豊田 啓生, 上田 隆雄, 渡邉 健 :
超音波法によるかぶせ工法で改修された建築屋根防水用ウレタン系塗膜の塗布厚推定,
第21回アコースティック・エミッション総合コンファレンス, 2017年11月. 豊田 啓生, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
アクティブサーモグラフィ法によるポリマーセメント系塗膜防水層の初期不具合の検出,
日本建築学会大会学術講演梗概集. A-1, 材料施工, 2017年8月. 塚越 雅幸, 豊田 啓生, 上田 隆雄, 古澤 洋祐 :
超音波法によるかぶせ工法で施工されたウレタン系塗膜防水層の塗布厚さの推定,
日本建築学会大会学術講演梗概集. A-1, 材料施工, 2017年8月. 塚越 雅幸, 豊田 啓生, 渡邉 健, 上田 隆雄 :
超音波法を用いたポリマーセメント系表面仕上材料の物性評価,
土木学会四国支部平成29年度技術研究発表会, 2017年5月. 阿部 悠香, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
絶縁仕様の脱気筒からの距離が鉄筋腐食に与える影響,
土木学会四国支部平成29年度技術研究発表会, 2017年5月. 豊田 啓生, 塚越 雅幸, 石川 真志, 上田 隆雄 :
アクティブサーモグラフィによるポリマーセメント系防水層の塗膜厚さの推定,
2017年度日本建築学会 四国支部研究発表会, 2017年5月. 塚越 雅幸, 豊田 啓生, 上田 隆雄, 石川 真志 :
アクティブサーモグラフィ法によるシーリング目地の漏水箇所の推定,
2017年度日本建築学会 四国支部研究発表会, 2017年5月. 塚越 雅幸, 豊田 啓生, 上田 隆雄 :
アクティブサーモグラフィ法を用いたシーリング材の剥離箇所の判定法の検討,
2016年度(第87回)関東支部研究発表会, 2017年2月. 阿部 悠香, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
通気緩衝工法でのウレタン系塗膜防水層の施工が電気化学的補修後の鉄筋の腐食速度に及ぼす影響,
2016年度(第87回)関東支部研究発表会, 2017年2月. 豊田 啓生, 塚越 雅幸, 石川 真志, 上田 隆雄 :
アクティブサーモグラフィ法によるポリマーセメント系塗膜防水層の初期不具合の検出方法の検討,
2016年度(第87回)関東支部研究発表会, 2017年2月. 塚越 雅幸, 豊田 啓生, 上田 隆雄 :
超音波法によるポリマーセメント系塗膜防水層の力学的性質の推定,
2016年度(第87回)関東支部研究発表会, 2017年2月. 塚越 雅幸, 上田 隆雄, 古澤 洋祐 :
絶縁仕様でウレタン系塗膜防水層が施工された下地コンクリートの中性化,
日本建築学会大会学術講演梗概集. A-1, 材料施工, 2016年8月. 阿部 悠香, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
コンクリート中の塩化物イオン濃度と表面仕上材が鉄筋腐食速度に与える影響,
日本建築学会四国支部研究発表会, 2016年5月. 塚越 雅幸, 湊 聖徳, 上田 隆雄 :
絶縁仕様でウレタン系塗膜防水層が施工された下地コンクリートの中性化,
日本建築学会四国支部研究発表会, 2016年5月. 野並 優二, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
近赤外分光法によるポリマーセメントもるあるの硫酸劣化評価,
日本建築学会大会学術講演梗概集. A-1, 材料施工, 2015年9月. 塚越 雅幸, 野並 優二, 上田 隆雄 :
表面仕上材料によるコンクリート中の鉄筋腐食抑制効果,
日本建築学会大会学術講演梗概集. A-1, 材料施工, 2015年9月. 七澤 章, 梶山 璃奈, 上田 隆雄, 塚越 雅幸 :
複数のリチウム塩を組み合わせた電解液の電気浸透性と電気化学的補修に関する検討,
土木学会第70回年次学術講演会講演概要集, 2015年9月. 上田 隆雄, 萩原 達朗, 山本 晃臣, 塚越 雅幸 :
近赤外分光法によるコンクリートのASR評価に関する検討,
土木学会第70回年次学術講演会講演概要集, 2015年9月. 塚越 雅幸, 野並 優二, 上田 隆雄 :
近赤外分光法を用いた微破壊でのポリマーセメント系断面補修材の劣化度調査手法の提案,
四国地方整備局技術・業務研究発表会, 2015年7月. 野並 優二, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
ポリマーセメント系塗膜材料へのフライアッシュ添加が引張り性能に及ぼす影響,
日本建築学会四国支部研究報告集, 2015年7月. 塚越 雅幸, 杉 大樹, 上田 隆雄 :
RC部材への引張荷重発生時のひび割れ発生挙動に及ぼすフライアッシュ添加の影響,
日本建築学会四国支部研究報告集, 2015年7月. 久保田 皐, 塚越 雅幸, 野並 優二, 上田 隆雄 :
フライアッシュ添加によるポリマーセメント系材料の改質効果の検討,
土木学会四国支部技術研究発表会講演概要集, 2015年7月. 杉本 理恵, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
表面仕上材料下のコンクリート中の含水率と鉄筋腐食,
土木学会四国支部技術研究発表会講演概要集, 2015年7月. 塚越 雅幸, 杉 大樹, 上田 隆雄, 篠原 保二 :
フライアッシュコンクリート中の鉄筋腐食と付着性状,
土木学会四国支部技術研究発表会講演概要集, 2015年7月. 甲把 浩基, 上田 隆雄, 塚越 雅幸, 七澤 章 :
外来塩による塩害とASRの複合劣化に関する検討,
土木学会四国支部第21回技術研究発表会, 2015年5月. 上田 隆雄 :
高炉セメントとフライアッシュを併用したコンクリートの塩害および中性化抵抗性に関する基礎的検討,
セメント・コンクリート関西発表会2014, 2014年10月. 中山 一秀, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
塗膜系防水層の塩害環境下にある下地ひび割れを有するコンクリート中の鉄筋腐食抑制効果,
日本建築学会大会学術講演梗概集. A-1, 材料施工, 2014年9月. 源田 早也佳, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
環境湿度変化によるフライアッシュコンクリートの明度変化からの微細構造の推定,
日本建築学会大会学術講演梗概集. A-1, 材料施工, 2014年9月. 野並 優二, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
近赤外分光法によるポリマーセメント系塗膜防水層の組成分布評価手法の提案 その2 近赤外分光法による成分分布評価,
日本建築学会大会学術講演梗概集. A-1, 材料施工, 2014年9月. 塚越 雅幸, 野並 優二, 上田 隆雄 :
近赤外分光法によるポリマーセメント系塗膜防水層の組成分布評価手法の提案 その1 近赤外分光法による成分量評価,
日本建築学会大会学術講演梗概集. A-1, 材料施工, 2014年9月. 塚越 雅幸, 市川 智也, 上田 隆雄 :
表面保護用ポリマーセメント材料の耐候劣化が耐疲労性能に及ぼす影響,
土木学会四国支部第20回技術研究発表会, 2014年5月. 市川 智也, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
表面仕上材によるひび割れの生じたコンクリートの塩害抑制効果,
土木学会四国支部第20回技術研究発表会, 2014年5月. 野並 優二, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
近赤外分光法によるポリマーセメント系塗膜防水層の成分分布評価手法の提案,
第68回セメント技術大会, 2014年5月. 中山 一秀, 上田 隆雄, 七澤 章, 塚越 雅幸 :
電気化学的補修適用後の表面保護効果に関する検討,
平成26年度土木学会四国支部技術研究発表会, 2014年5月. 市川 智也, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
塗膜系防水層の塩害抑制効果に与える下地ひび割れの影響,
2013年度第84回日本建築学会関東支部研究発表会, 2014年2月. 中森 正基, 塚越 雅幸, 上田 隆雄, 野並 優二 :
ポリマーセメント系塗膜防水層の耐候劣化が耐疲労性能に与える影響,
2013年度第84回日本建築学会関東支部研究発表会, 2014年2月. 野並 優二, 塚越 雅幸, 中森 正基, 上田 隆雄 :
近赤外分光法によるポリマーセメント系仕上材料の均質性評価,
2013年度第84回日本建築学会関東支部研究発表会, 2014年2月. 宮田 啓志, 上田 隆雄, 塚越 雅幸, 高野 剛 :
温度と塩化物イオン濃度の変化がフライアッシュコンクリート中の鉄筋分極抵抗に与える影響,
土木学会第68回年次学術講演会講演概要集, 2013年9月. 櫛田 淳二, 上田 隆雄, 塚越 雅幸, 澁野 麻友 :
塩害とASRの複合劣化に対する電気化学的補修工法の検討,
土木学会第68回年次学術講演会講演概要集, 2013年9月. 七澤 章, 櫛田 淳二, 上田 隆雄, 塚越 雅幸 :
塩害とASRの複合劣化に対する電気化学的補修工法の検討,
土木学会第68回年次学術講演会講演概要集, 2013年9月. 源田 早也佳, 塚越 雅幸, 上田 隆雄, 石原 沙織, 篠原 保二 :
模擬根を用いたポーラスコンクリートの耐根性評価 その2 シミュレーションによる耐根性評価,
2013年度 日本建築学会大会, 2013年8月. 源田 早也佳, 塚越 雅幸, 上田 隆雄, 石原 沙織, 篠原 保二 :
模擬根を用いたポーラスコンクリートの耐根性評価 その1 模擬根の開発と耐根性評価手法,
2013年度 日本建築学会大会, 2013年8月. 中森 正基, 塚越 雅幸, 上田 隆雄, 田中 享二 :
ポリマーセメント系塗膜防水層の微細構造と耐疲労性能の関係,
2013年度 日本建築学会大会, 2013年8月. 市川 智也, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
塗膜系防水層下のフライアッシュおよび高炉スラグ微粉末を使用したコンクリートの塩害と中性化,
2013年度 日本建築学会大会, 2013年8月. 杉 大樹, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
フライアッシュ及び高炉スラグ微粉末を使用したプレキャストコンクリート部材の耐久性,
2013年度 日本建築学会大会, 2013年8月. 源田 早也佳, 塚越 雅幸, 上田 隆雄, 石原 沙織, 篠原 保二 :
護岸整備用ポーラスコンクリートの耐根性試験,
土木学会四国支部第19回技術研究発表会, 2013年5月. 市川 智也, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
塗膜系仕上材料下のフライアッシュおよび高炉スラグ微粉末を使用したコンクリートの中性化と塩害,
2013年度日本建築学会四国支部研究報告集, 2013年5月. 源田 早也佳, 塚越 雅幸, 上田 隆雄, 石原 沙織, 篠原 保二 :
模擬根を用いたポーラスコンクリートの耐根性評価手法の検討 その2 シミュレーションによる耐根性評価,
2013年度日本建築学会四国支部研究報告集, 2013年5月. 塚越 雅幸, 源田 早也佳, 上田 隆雄, 石原 沙織, 篠原 保二 :
模擬根を用いたポーラスコンクリートの耐根性評価手法の検討 その1 模擬根の開発と耐根性評価試験,
2013年度日本建築学会四国支部研究報告集, 2013年5月. 中森 正基, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
ポリマーセメント系塗膜防水層の断面方向における微細構造と耐疲労性能の関係,
2013年度日本建築学会四国支部研究報告集, 2013年5月. 杉 大樹, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
フライアッシュ及び高炉スラグ微粉末を使用したプレキャストコンクリート部材の耐中性化・塩害抑制効果,
,2013年度日本建築学会四国支部研究報告集, 2013年5月. 中森 正基, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
ポリマーセメント系塗膜防水層の微細構造と耐疲労性能との関係,
2012年度第83回日本建築学会関東支部研究発表会, 2013年3月. 市川 智也, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
塗膜系仕上材料がフライアッシュおよび高炉スラグ微粉末を使用したコンクリートの塩害抑制効果に与える影響に関する検討,
2012年度第83回日本建築学会関東支部研究発表会, 2013年3月. 杉 大樹, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
フライアッシュ及び高炉スラグ微粉末を使用したプレキャストコンクリート部材の長期耐久性と微細構造,
2012年度第83回日本建築学会関東支部研究発表会, 2013年3月. 源田 早也佳, 塚越 雅幸, 石原 沙織, 上田 隆雄 :
模擬根を用いたポーラスコンクリートの耐根性評価手法の検討 その3 シミュレーションによる耐根性評価,
2012年度第83回日本建築学会関東支部研究発表会, 2013年3月. 源田 早也佳, 石原 沙織, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
模擬根を用いたポーラスコンクリートの耐根性評価手法の検討 その2 シミュレーションによる耐根性評価,
2012年度第83回日本建築学会関東支部研究発表会, 2013年3月. 塚越 雅幸, 石原 沙織, 源田 早也佳, 上田 隆雄 :
模擬根を用いたポーラスコンクリートの耐根性評価手法の検討 その1 模擬根の開発と耐根性評価試験,
2012年度第83回日本建築学会関東支部研究発表会, 2013年3月. 郡 政人, 山本 晃臣, 上田 隆雄 :
近赤外分光法によるコンクリート表層部の物性評価に関する検討,
土木学会第67回年次学術講演会講演概要集, 2012年9月. 塚越 雅幸, 篠原 保二, 市川 智也, 上田 隆雄 :
塗膜系防水層による塩害環境下に暴露されたひび割れを有するRC構造物の耐久性向上効果,
2012年度大会学術講演概要集, 2012年9月. 市川 智也, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
塩害環境下における塗膜系防水層下のコンクリートひび割れ部の塩化物イオン浸透分布予測,
2012年度大会学術講演概要集, 2012年9月. 谷川 伸, 塚越 雅幸, 市川 智也, 上田 隆雄 :
電気泳動によるコンクリートひび割れが塗膜系防水層の塩化物イオン浸透抑制効果に与える影響の検討,
2012年度大会学術講演概要集, 2012年9月. 中森 正基, 塚越 雅幸, 上田 隆雄, 田中 享二 :
ポリマーセメント系塗膜防水層の断面方向での材料分離を考慮した造膜シミュレーションモデルの提案,
2012年度大会学術講演概要集, 2012年9月. 糸平 敏也, 塚越 雅幸, 中森 正基, 上田 隆雄, 田中 享二 :
ポリマーセメント系塗膜防水層の断面方向での微細構造分布と耐下地ひび割れ性能の関係,
2012年度大会学術講演概要集, 2012年9月. 市川 智也, 塚越 雅幸, 上田 隆雄, 篠原 保二 :
仕上塗材料下のひび割れを有するコンクリート躯体の寿命予測,
日本材料学会四国支部学術講演会, 2012年6月. 塚越 雅幸, 中森 正基, 上田 隆雄, 田中 享二 :
画像解析シミュレーションを用いた建築用ポリマーセメント系塗膜防水材料の設計,
日本材料学会四国支部学術講演会, 2012年6月. 宮田 啓志, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
コンクリート表面の乾燥過程における色彩変化と微細構造,
日本材料学会四国支部学術講演会, 2012年6月. 塚越 雅幸, 中森 正基, 上田 隆雄, 田中 享二 :
造膜過程で材料分離の生じたポリマーセメント系塗膜防水層の微細構造と耐ひび割れ性の関係,
社団法人セメント協会 第66回セメント技術大会, 2012年5月. 中森 正基, 塚越 雅幸, 上田 隆雄, 田中 享二 :
ポリマーセメント系塗膜防水材の材料分離を考慮した造膜シミュレーションによる物性予測,
土木学会四国支部技術研究発表会, 2012年5月. 市川 智也, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
仕上材料下のひび割れを有するコンクリート中の塩化物イオン濃度予測,
土木学会四国支部技術研究発表会, 2012年5月. 塚越 雅幸, 市川 智也, 上田 隆雄 :
仕上材料を塗布したひび割れを有するRC部材の耐久性評価方法の提案,
土木学会四国支部技術研究発表会, 2012年5月. 源田 早也圭, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
コンクリート表面の濡れ色の変化と力学的性質の関係,
日本建築学会四国支部研究発表会, 2012年5月. 中森 正基, 塚越 雅幸, 上田 隆雄, 田中 享二 :
ポリマーセメント系塗膜防水層の微細構造解析手法を用いた耐下地ひび割れ性能評価,,
日本建築学会四国支部研究発表会, 2012年5月. 市川 智也, 塚越 雅幸, 上田 隆雄 :
塩害環境下にあるひび割れコンクリート中の鉄筋腐食抑制に必要な仕上材料の性能,
日本建築学会四国支部研究発表会, 2012年5月. 上田 隆雄, 新田 建也, 松本 義章, 七澤 章 :
各種リチウム塩によるASR抑制効果に関する検討,
土木学会第66回年次学術講演会講演概要集, 2011年9月. 上田 隆雄, 亀田 貴文, 七澤 章 :
リチウム含有HPFRCC陽極層を用いた電気化学的手法によるASR膨張抑制効果,
土木学会第65回年次学術講演会講演概要集, 2010年9月. 松本 義章, 上田 隆雄, 山本 晃臣, 郡 政人 :
近赤外分光法によるASRの検出に関する検討,
第64回セメント技術大会講演概要集, 2010年5月. 前田 崇雄, 亀田 貴文, 上田 隆雄, 水口 裕之 :
ASR膨張抑制効果を有するリチウム塩を含有するHPFRCCに関する基礎的検討,
土木学会四国支部第15回技術研究発表会講演概要集, 299-300, 2009年5月. 田中 辰弥, 上田 隆雄, 七澤 章, 水口 裕之 :
フライアッシュを混和したモルタル中の細孔溶液組成と鉄筋発錆限界に関する検討,
土木学会四国支部第15回技術研究発表会講演概要集, 297-298, 2009年5月. 西山 善幸, 石丸 啓輔, 上田 隆雄, 水口 裕之 :
フライアッシュによるひび割れ低減効果に関する検討,
土木学会四国支部第15回技術研究発表会講演概要集, 309-310, 2009年5月. 宮崎 裕之, 上田 隆雄, 水口 裕之 :
リチウムを含有するHPFRCCの諸特性に関する基礎的検討,
土木学会四国支部第14回技術研究発表会講演概要集, 302-303, 2008年5月. 藤崎 崇, 水口 裕之, 上田 隆雄, 賀満田 耕一 :
植物繊維を混入した土鋪装材の基礎的性能,
土木学会四国支部第14回技術研究発表会講演概要集, 284-285, 2008年5月. 藤分 志保, 水口 裕之, 上田 隆雄 :
木質系未利用資源のバイオマスエネルギーへの有効利用に関する一考察,
土木学会四国支部第14回技術研究発表会講演概要集, 364-365, 2008年5月. 郡 政人, 古川 智紀, 上田 隆雄, 水口 裕之 :
近赤外分光法を用いたコンクリート中の塩化物イオン濃度の推定方法に関する検討,
日本材料学会四国支部第7回学術講演会講演論文集, 3-4, 2008年4月.- (キーワード)
- 近赤外分光法 / 塩化物イオン濃度 / コンクリート
廃棄コンクリートからの再生材料を全量用いた高流動コンクリートの収縮特性,
日本材料学会四国支部第7回学術講演会講演論文集, 41-42, 2008年4月.- (キーワード)
- 再生コンクリート / 高流動コンクリート / 収縮特性
現地発生土砂を全量用いた砂防ダム用コンクリートの配合決定方法,
日本材料学会四国支部第7回学術講演会講演論文集, 29-30, 2008年4月.- (キーワード)
- 砂防ダム / 現地発生土砂 / 配合設計方法
平成19年度建設工学科新入生合宿研修の達成度評価, --- 研修後に実施した2回のアンケート調査から ---,
徳島大学教育カンファレンス発表抄録集, 12-13, 2008年1月.- (要約)
- 平成19年4月14日∼15日に実施した新入生合宿研修の目的は,(1)学生相互・専門科目教員との親睦を深めること,(2)防災に関する意識や知識の向上を図ること,の2点である. 本報告では研修直後の4月下旬と,半年後の10月上旬の2回に渡り実施したアンケート結果に基づいて,研修の評価(満足度)やカリキュラムでの役割について考察した. その結果,70%の学生が良い評価(5段階評価で4以上)をし,半年を経過しても維持されていることから,参加型授業科目の実施がスムーズであったこと等が推察されることや,防災に関するニュースなどを以前より関心を持つようになったことなどが分かり,合宿研修がカリキュラムや学習意欲の向上などに寄与していることを確認することができた.
- (キーワード)
- 合宿研修 / アンケート / キャンプ / 防災教育 / 新入生
ポーラスコンクリートの各種材料を用いた圧縮強度向上に関する一検討,
日本材料学会四国支部第6回学術講演会講演論文集, 7-8, 2007年5月.- (キーワード)
- ポーラスコンクリート / 圧縮強度
ヒートアイランド抑制土鋪装材の開発,
土木学会四国支部第13回技術研究発表会講演概要集, 404-405, 2007年5月.- (キーワード)
- 土鋪装材 / ヒートアイランド
ポーラスコンクリートの空隙率制御方法に関する一検討,
土木学会四国支部第13回技術研究発表会講演概要集, 396-397, 2007年5月.- (キーワード)
- ポーラスコンクリート / 空隙率
CVMを用いた斜面安定工法の景観質評価に関する一検討,
土木学会四国支部第13回技術研究発表会講演概要集, 406-407, 2007年4月.- (キーワード)
- 景観質評価 / CVM / 斜面安定工法
再生骨材全量用いた高流動コンクリートの基礎的性質,
セメント・コンクリート研究討論会論文報告集, No.33, 23-26, 2006年10月. 田中 慎吾, 上田 隆雄, 水口 裕之, 七澤 章 :
細骨材代替でフライアッシュを混和したモルタル中の鉄筋腐食性状,
土木学会四国支部技術研究発表会講演概要集, Vol.12, 380-381, 2006年5月. 馬場 勇太, 上田 隆雄, 山口 圭亮, 水口 裕之 :
ASRで劣化したコンクリート中の鉄筋曲げ加工部が鉄筋遅れ破壊特性に与える影響,
土木学会四国支部第12回技術研究発表会講演概要集, 378-379, 2006年5月. 西川 浩史, 本田 陵二, 水口 裕之, 上田 隆雄 :
各種材料を用いたポーラスコンクリートの力学的性質,
土木学会四国支部技術研究発表会講演概要集, Vol.12, 368-369, 2006年5月. 筒井 博之, 水口 裕之, 上田 隆雄, 渡邉 健 :
廃棄コンクリートを全量用いた高流動再生コンクリートの力学特性,
土木学会四国支部技術研究発表会講演概要集, Vol.12, 360-361, 2006年5月. 河野 高司, 笹岡 信孝, 水口 裕之, 上田 隆雄 :
高性能AE減水剤の使用量がコンクリートのひび割れ抑制に及ぼす影響,
土木学会四国支部技術研究発表会講演概要集, Vol.12, 358-359, 2006年5月. 稲岡 和彦, 上田 隆雄, 水口 裕之 :
配合条件が高じん性セメント複合材料の基礎物性に与える影響,
土木学会四国支部技術研究発表会講演概要集, Vol.12, 324-325, 2006年5月. 西 祥志, 上田 隆雄, 山口 圭亮, 水口 裕之 :
ASR膨張と鉄筋腐食が鉄筋の遅れ破壊特性に与える影響,
土木学会四国支部技術研究発表会講演概要集, Vol.11, 322-323, 2005年5月. 福呂 篤史, 鳥越 寿彦, 水口 裕之, 上田 隆雄 :
光ファイバーセンサ(B-OTDR)を用いた地下トンネルの挙動計測,
土木学会四国支部技術研究発表会講演概要集, Vol.11, 318-319, 2005年5月. 平田 法一, 本田 陵二, 水口 裕之, 上田 隆雄 :
各種材料を用いたポーラスコンクリートの強度と耐凍害性,
土木学会四国支部技術研究発表会講演概要集, Vol.11, 294-295, 2005年5月.
- 研究会・報告書
- 石丸 啓輔, 水口 裕之, 橋本 親典, 上田 隆雄 :
細骨材補充混和材としてⅡ種フライアッシュを使用したコンクリートの性質,
セメント·コンクリート研究討論会論文報告集(論文), Vol.31, 35-38, 2004年11月. 上田 隆雄, 横田 優 :
複合劣化コンクリート構造物に対する電気化学的補修工法の適用,
第4回建設事業の技術開発に関する助成事業報告書, 11-42, 2001年6月. 横田 優, 上田 隆雄 :
分極抵抗法に基づく鉄筋腐食非破壊検査方法の実構造物への適用試験,
第2回建設事業の技術開発に関する助成事業報告書, 49-64, 1999年8月. 橋本 親典, 水口 裕之, 上田 隆雄, 渡邉 健 :
可視化実験手法を用いた高性能コンクリートの製造・施工システムの実用化に関する研究,
科学研究費補助金(基盤研究B)研究成果報告書(課題番号17360205), 2008年12月.- (要約)
- 本研究課題は,高性能コンクリートの普及を目的して,コンクリートミキサ,コンクリートアジテータならびにコンクリートポンプ等の製造・施工システムの高性能化を図ることである.調査の結果,コンクリートミキサの高性能化がもっとも現実的であり,経済的効果が高いこと,大都市での建設では,設計基準強度100N/mm2を超える超高強度コンクリート対応の高性能なミキサが必要不可欠であることなどの理由から,コンクリートミキサの開発に絞ることにした.その結果,2軸強制練りミキサに振動付与装置を取り付けた新しい構造のミキサの実用化を行った.初年度は,1相系の可視化モデルコンクリートを用いて,2軸のブレードの回転によって形成されるらせん流動が,相互に衝突しあう領域に形成される局部交錯流動の定量化を試みた.その結果,ミキサの容器形状(深さ,2軸間距離,軸長さ)が異なることによって,局部交錯流動の大きさ,特にせん断流によって形成される圧力の乱れが大きく変化することが明らかになった.2年目は,これらの知見を基に,試験練り用60 の2軸強制練りミキサを製作し,局部交錯流動の乱れを大きくするために,練り混ぜ途中に振動付与を与える機構を組合せた振動付与2軸強制練りミキサを開発した.吸水率が10%を超えるL級再生細・粗骨材を100%用いた再生骨材コンクリートと100N/mm2以上の高強度コンクリートを対象にして,その性能を評価した.最終年では,さらなるミキサの高性能化を図ることを目的とし,固液2相系の可視化モデルコンクリートを用いて,ブレード先端の圧力変動を計測した.主な着目点は,アーム遅れ角度がせん断流に及ぼす影響である.実験の結果,ミクロ的な練混ぜ性能が良好なミキサの条件としては,局部交錯部の領域が大きくかつ連続性を持つパドル配列を有するものであることが明らかになった.
自己充てん性ランク1のの高流動コンクリートのポンプ圧送性能の評価·改善方法の研究,
科学研究費補助金基盤研究(C(2))研究成果報告書(課題番号15560395), 2005年12月.- (要約)
- 本研究課題では,自己充てん性ランク1の高流動コンクリートのポンプ圧送性能を確保するための改善方法を明確にすることである. 平成15年度は,脈動に耐えうる分離抵抗性を含む管内閉塞に対する安全性を総合的に事前評価できる試験方法を確立することを目的として,スランプを18cm程度の普通コンクリートおよびフライアッシュを30%細骨材代替したランク1の高流動コンクリートを用いて,順調圧送から閉塞までの圧送状況を再現できる水平換算距離59.5m程度の小規模な循環圧送試験を行った.平成16年度は,脈動による分離抵抗性を含んだ試験方法の確立を目的として,変形性試験に用いる小型ポンプ圧送試験装置に脈動発生装置を付加し,脈動を発生させたコンクリートの室内流動実験を行った.実験に供したコンクリートは,平成15年度で実施した現場圧送実験で製造したコンクリートと同材料,同配合の普通コンクリートおよびランク1の高流動コンクリートである.脈動を発生させた変形性試験のテーパ管吐出位置の管内圧力損失と著者らが行った実機ポンプによる現場圧送実験結果3)の水平管の管内圧力損失の比に関する相似性を検討した. その結果,1)高粘性コンクリートの水平管1mあたりの圧力損失は,普通コンクリートの約2倍である.2)管壁を流動するコンクリートの骨材粒子と管壁が衝突する際に発生する振動にはコンクリートのコンシステンシーに起因する卓越周波数が存在し,卓越周波数が普通コンクリートと高粘性コンクリートで異なる.3)小型ポンプ圧送装置のピストンの可動と停止を制御することで,実際のポンプ圧送のような脈動波を再現させることができる.4)実際のポンプ圧送と本変形性試験の管内圧力損失に関する相似性は,普通コンクリートに対しては問題がないが,粘性の高いコンクリートに対しては変形性試験の結果が危険側の評価を与える可能性がある. 以上の実験的検討から,変形性評価試験装置に脈動発生装置を組み合わせて,高流動コンクリートのポンプ圧送性能として特に重要な脈動に対する材料分離抵抗性を評価する試験方法として「フレッシュコンクリートの脈動を発生させた変形性評価試験方法(案)」を提案することができた.
ポンプ圧送の脈動に起因する材料分離や変形性低下を評価できる定量的指標に関する研究,
科学研究費補助金基盤研究(C(2))研究成果報告書(課題番号13650508), 2003年11月.- (要約)
- 本研究は,フレッシュコンクリートのポンプ圧送性のうち,圧力の時間的·位置的変動に耐える分離抵抗性に関して,加圧ブリーディング試験方法や変形性評価試験方法と同様に,圧送性の事前評価ができる試験方法の構築を試みた.平成13年度では,室内実験による変形性評価試験を行い,脈動に対する分離抵抗性が大きいフライアッシュⅣ種を細骨材容積の10∼20%置換した粘性が大きいコンクリートを対象とし,普通コンクリートの順調圧送に関する平均ポンプ油圧と変動係数の判定基準のフライアッシュⅣ種混入コンクリートへの有効性について実験的検討を行った.平成14年度では,現場圧送実験による脈動流の定量化と,昨年に実施した室内実験で用いる小型ポンプ圧送試験装置に脈動発生装置を付加し,室内のコンクリートの管内流動実験において脈動状態を再現し,脈動に起因する材料分離や変形性低下を評価できる定量的指標の検討を行った.さらに,音響的指標による新しい変形性指標の可能性について検討した. 以上の結果,変形性評価試験方法で得られる圧力の変動係数と現場での脈動の乱れには相関性があり,変形性試験の油圧ユニットに脈動発生装置を追加し,脈動を再現させることにより,ポンプ油圧の変動係数を用いて脈動の乱れを評価できる可能性が示された.
従来の練混ぜ方法と全く異なる重力による材料落下型連続ミキサの練混ぜ機構の解明,
科学研究費補助金基盤研究(C(2))研究成果報告書(課題番号11650467), 2001年7月.- (要約)
- 本研究では,従来の練混ぜ方法と全く異なり,先練りモルタルと粗骨材を複数の箱形容器内に自由落下させることによって連続的にコンクリートを練混ぜる材料落下型連続ミキサ内のコンクリートの練混ぜ機構を解明し,この新しい連続ミキサの高性能化を実験的に検討することを目的とし,以下に示す1)練混ぜ性能実験と2)可視化モデルコンクリートを用いた可視化実験を行った. 1)本実験で製作した実機落下型ミキサの1/2モデルの練混ぜ性能に関する実験として,落下型ミキサとバッチ式ミキサの練混ぜ性能の差を,モデルコンクリートを用いて練混ぜ後の洗い分析試験によって定量的に評価した.その結果,練混ぜ性能を良好にする粗骨材濃度の最適値が存在すること,モルタルの粘性が高い方が練混ぜが良好であること,骨材形状が丸い川砂利モデルの方が,角張った砕石モデルよりも練混ぜ性能が良好であることが,箱形容器の斜面角度が45度の方が,斜面角度60度よりも練混ぜ性能が良好であること等が,明らかになった. 2)落下型ミキサ内の投入材料の流動挙動を定量的に評価し,練混ぜに影響を及ぼす要因を解明することを目的とし,ミキサ内におけるコンクリートの挙動の異なる部分での速度ベクトルの発生状況を画像処理により求めた.その結果,斜面角度が60度の容器形状の材料落下型連続ミキサでは,落下部と斜面部での粗骨材粒子群の平均速度差による繰返しによって,コンクリートの練混ぜが行われる.一方,斜面角度が45度の容器形状の材料落下型連続ミキサでは,落下部では落下速度が非常に小さくなり停滞し,斜面部では自由落下と同様な落下速度で分散する.この停滞と分散の繰返しによってコンクリートの練混ぜが行われることが,明らかになった. 以上の知見から,材料落下型連続ミキサの練混ぜの高性能化を図るためには,箱形容器内を通過する材料の停滞や閉塞を発生させない範囲内で,材料の滞留時間をできるかぎり長くさせ,かつ落下方向や落下速度を変化させることが重要であると言える.
フレッシュコンクリートのコンシステンシーの統一的評価システムの開発,
科学研究費補助金試験研究(B(2))研究成果報告書(課題番号10555149 ), 2000年4月.
- 特許
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
- 作品
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
- 補助金・競争的資金
- ASR劣化コンクリート中の鋼材腐食および電気化学的防食工法適用の影響の評価 (研究課題/領域番号: 22K04263 )
海洋環境生態系との調和が可能な高耐久電気防食工法の開発 (研究課題/領域番号: 19K04553 )
室内外から異なる環境作用を受けるRC部材の再現実験と劣化進行モデルの構築 (研究課題/領域番号: 18K04432 )
アミノ酸を添加した高耐久エココンクリートの開発 (研究課題/領域番号: 16K14293 )
塩害とASRの複合劣化機構の解明とリチウム塩を用いた対策工法に関する研究 (研究課題/領域番号: 23360197 )
アルカリシリカ反応による劣化を受けるコンクリート構造物の 維持管理シナリオの構築 (研究課題/領域番号: 22246059 )
塩害とASRの複合劣化構造物に対する電気化学的リハビリテーション手法に関する研究 (研究課題/領域番号: 20360204 )
フレッシュコンクリートの施工性能に関する現場対応型照査・検査システムの構築 (研究課題/領域番号: 20360193 )
高じん性セメント複合材料による剥落防止効果を付与した電気化学的補修に関する研究 (研究課題/領域番号: 18760352 )
加熱破砕した廃棄コンクリートを骨材資源として用いた完全循環高級コンクリートの開発 (研究課題/領域番号: 17560408 )
可視化実験手法を用いた高性能コンクリートの製造・施工システムの実用化に関する研究 (研究課題/領域番号: 17360205 )
リチウムイオンの電気化学的浸透によるコンクリートのASR膨張抑制効果に関する研究 (研究課題/領域番号: 16760374 )
自己充てん性ランク1の高流動コンクリートのポンプ圧送性能の評価・改善方法の研究 (研究課題/領域番号: 15560395 )
混和材を用いたコンクリートに対する電気化学的補修工法の適用に関する研究 (研究課題/領域番号: 14750391 )
フレッシュコンクリートの施工性能の設定,照査および検査技術の構築に関する企画調査 (研究課題/領域番号: 14605013 )
ポンプ圧送の脈動に起因する材料分離や変形性低下を評価できる定量的指標に関する研究 (研究課題/領域番号: 13650508 )
電気化学的補修工法の適用による複合劣化コンクリート構造物の性能回復に関する研究 (研究課題/領域番号: 12750422 )
多孔質コンクリートを用いて維持管理を少なくした水質浄化システムの開発 (研究課題/領域番号: 12450179 )
デサリネーションを施したコンクリート構造物の供用性に関する研究 (研究課題/領域番号: 12450178 )
従来の練混ぜ方法と全く異なる重力による材料落下型連続ミキサの練混ぜ機構の解明 (研究課題/領域番号: 11650467 )
フレッシュコンクリートのコンシステンシーの統一的評価システムの開発 (研究課題/領域番号: 10555149 )
電気化学的脱塩手法がPC部材の力学的挙動に与える影響 (研究課題/領域番号: 09750544 )
研究者番号(20284309)による検索
- その他
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
2024年12月20日更新
- 専門分野・研究分野
- コンクリート工学 (Concrete Engineering)
- 所属学会・所属協会
- 公益社団法人 土木學會 [1999年5月〜2000年5月], 四国支部幹事 [2006年4月〜2010年3月], コンクリート委員会腐食防食小委員会幹事 [1998年11月〜2000年12月], コンクリート委員会コンクリート中の鋼材の腐食性評価と防食技術研究小委員会幹事 [2007年5月〜2010年4月], コンクリート委員会コンクリート中の鋼材の腐食性評価と防食技術研究小委員会幹事長 [2010年3月〜2012年4月], コンクリート委員会電気化学的補修工法研究小委員会委員 [2000年7月〜2001年10月], コンクリート委員会フライアッシュ有効活用研究小委員会委員 [2006年5月〜2010年3月], 四国支部ホームページ委員会委員 [1999年4月〜2000年3月], H15年度全国大会準備委員会委員 [2001年9月〜2002年5月], メインテナンス連合小委員会幹事 [2001年3月〜2003年4月], コンクリート委員会規準関連小委員会コンクリートの塩化物イオン拡散係数試験方法作成部会委員 [2002年6月], コンクリート委員会規準関連小委員会補修材料WG委員 [2006年4月〜2010年3月], H15年度全国大会実行委員会委員 [2002年5月], 表面保護工法研究小委員会委員 [2003年2月〜2月], H15年度全国大会委員会プログラム編成会議支部委員 [2003年4月〜4月], コンクリート委員会示方書連絡調整委員会委員 [2003年6月〜2010年3月], コンクリート委員会コンクリート標準示方書英訳委員会委員 [2003年8月〜2004年3月], 土木学会論文集編集委員会E部門調整幹事 [2008年5月〜2010年4月], コンクリート委員会英文版コンクリート標準示方書小委員会委員 [2008年5月〜2011年12月], コンクリート委員会歴代構造物品質評価/品質検査制度研究小委員会委員 [2008年4月〜2009年5月], 土木学会論文賞選考委員会幹事 [2008年4月〜2010年5月], CO2削減を考慮したコンクリート構造物の解体,再利用,補修技術に関する調査研究小委員会委員 [2010年4月〜2011年5月], コンクリート委員会示方書改訂小委員会維持管理編部会委員 [2010年8月〜2013年12月])
公益社団法人 日本コンクリート工学会 実行委員会委員 [2004年1月〜7月], 文献調査委員会委員 [2004年3月〜2006年3月], 四国支部フライアッシュの有効利用と混和コンクリート構造物の耐久性に関する研究委員会委員長 [2006年5月〜2010年5月], 四国支部常任委員 [2006年4月〜2010年5月], 中国四国支部コンクリート護岸の維持管理技術に関する研究委員会幹事 [2004年4月〜2006年5月], コンクリート工学編集委員会委員 [2008年4月〜2010年5月], 技術講習会委員会委員 [2011年3月〜2013年6月], 四国支部フライアッシュコンクリートの耐久性評価研究委員会委員長 [2011年4月〜2013年5月])
日本材料学会
セメント·コンクリート研究会
fib
Society for Infrastructure Maintenance Engineering
RILEM - 委員歴・役員歴
- 公益社団法人 土木學會 (四国支部幹事(事務局) [1999年5月〜2000年5月], 四国支部幹事 [2006年4月〜2010年3月], コンクリート委員会腐食防食小委員会幹事 [1998年11月〜2000年12月], コンクリート委員会コンクリート中の鋼材の腐食性評価と防食技術研究小委員会幹事 [2007年5月〜2010年4月], コンクリート委員会コンクリート中の鋼材の腐食性評価と防食技術研究小委員会(2期目)幹事長 [2010年3月〜2012年4月], コンクリート委員会電気化学的補修工法研究小委員会委員 [2000年7月〜2001年10月], コンクリート委員会フライアッシュ有効活用研究小委員会委員 [2006年5月〜2010年3月], 四国支部ホームページ委員会委員 [1999年4月〜2000年3月], H15年度全国大会準備委員会委員 [2001年9月〜2002年5月], メインテナンス連合小委員会幹事 [2001年3月〜2003年4月], コンクリート委員会規準関連小委員会コンクリートの塩化物イオン拡散係数試験方法作成部会委員 [2002年6月], コンクリート委員会規準関連小委員会補修材料WG委員 [2006年4月〜2010年3月], H15年度全国大会実行委員会委員 [2002年5月], 表面保護工法研究小委員会委員 [2003年2月〜2月], H15年度全国大会委員会プログラム編成会議支部委員 [2003年4月〜4月], コンクリート委員会示方書連絡調整委員会委員 [2003年6月〜2010年3月], コンクリート委員会コンクリート標準示方書英訳委員会委員 [2003年8月〜2004年3月], 土木学会論文集編集委員会E部門調整幹事 [2008年5月〜2010年4月], コンクリート委員会英文版コンクリート標準示方書小委員会委員 [2008年5月〜2011年12月], コンクリート委員会歴代構造物品質評価/品質検査制度研究小委員会委員 [2008年4月〜2009年5月], 土木学会論文賞選考委員会幹事 [2008年4月〜2010年5月], CO2削減を考慮したコンクリート構造物の解体,再利用,補修技術に関する調査研究小委員会委員 [2010年4月〜2011年5月], コンクリート委員会示方書改訂小委員会維持管理編部会委員 [2010年8月〜2013年12月])
公益社団法人 日本コンクリート工学会 (近畿支部土木コンクリート構造物の震災対策に関する研究委員会委員 [1995年4月〜2000年3月], コンクリート構造物のリハビリテーション研究委員会委員 [1996年4月〜2000年3月], 複合劣化コンクリート構造物の評価と維持管理計画研究委員会幹事 [1998年4月〜2001年3月], コンクリート診断士試験小委員会委員 [2001年10月〜2013年3月], コンクリート工学年次論文査読委員会委員 [2001年12月〜2003年10月], コンクリート工学年次大会2004(高知)実行委員会委員 [2004年1月〜7月], 文献調査委員会委員 [2004年3月〜2006年3月], 四国支部フライアッシュの有効利用と混和コンクリート構造物の耐久性に関する研究委員会委員長 [2006年5月〜2010年5月], 四国支部常任委員 [2006年4月〜2010年5月], 中国四国支部コンクリート護岸の維持管理技術に関する研究委員会幹事 [2004年4月〜2006年5月], コンクリート工学編集委員会委員 [2008年4月〜2010年5月], 技術講習会委員会委員 [2011年3月〜2013年6月], 四国支部フライアッシュコンクリートの耐久性評価研究委員会委員長 [2011年4月〜2013年5月])
日本材料学会 (コンクリート工事用樹脂部門委員会補修用樹脂小委員会委員 [1996年7月〜2014年7月], コンクリート混和材料部門委員会委員 [1997年4月〜2015年4月], コンクリート構造物の補修·補強·アップグレードシンポジウム実行委員会幹事 [2001年3月〜2009年3月], 論文査読委員会委員 [2002年6月〜2005年6月], 編集委員会副幹事 [2003年2月〜2005年6月], 電気化学的防食工法の適用性検討委員会委員 [2003年10月〜2007年3月], 編集委員会幹事 [2005年4月〜2011年6月], 四国支部幹事 [2007年5月〜2008年5月], 長期暴露供試体による塩害対策評価検討委員会委員 [2010年7月〜2013年3月], 環境活性コンクリート材料特性委員会委員 [2010年8月〜2013年3月])
fib (fib congress 2002 実行委員会委員 [2001年3月〜2002年11月])
Society for Infrastructure Maintenance Engineering (The International Forum on InflustructureMaintenance, organizing committee [2003年8月〜11月])
RILEM (Technical Committee on Electrokinetic processes in Civil and Environmental Engineering, active member [2008年9月〜2012年11月]) - 受賞
- 1993年5月, 平成5年度土木学会関西支部年次学術講演会優秀講演賞 (社団法人 土木學會)
1994年7月, 第16回コンクリート工学講演会優秀講演賞 (社団法人 日本コンクリート工学協会)
1995年9月, 土木学会第50回年次学術講演会優秀講演賞 (社団法人 土木學會)
1997年9月, 土木学会第52回年次学術講演会優秀講演賞 (社団法人 土木學會)
1998年5月, 吉田研究奨励賞 (社団法人 土木學會)
1998年7月, 第20回コンクリート工学講演会優秀講演賞 (社団法人 日本コンクリート工学協会)
1999年5月, 日本コンクリート工学協会賞(奨励賞) (社団法人 日本コンクリート工学協会)
1999年9月, 土木学会第54回年次学術講演会優秀講演賞 (社団法人 土木學會)
2000年5月, 学術奨励賞 (日本材料学会)
2001年5月, 論文奨励賞 (社団法人 土木學會)
2001年10月, 土木学会第56回年次学術講演会優秀講演賞 (社団法人 土木學會)
2003年5月, 第57回セメント技術大会優秀講演賞 (社団法人 セメント協会)
2005年5月, 論文賞 (日本材料学会)
2006年10月, 第6回コンクリート構造物の補修,補強,アップグレードシンポジウム優秀論文賞 (日本材料学会)
2010年5月, 土木学会四国支部賞(技術開発賞) (四国支部)
2011年1月, 平成22年度 THE TEACHER OF THE YEAR (建設工学科) (工学部)
2012年1月, 三木康楽賞 (工学部)
2012年8月, Best Paper Award (KOREA /JAPAN Joint Symposium on Building Materials & Construction)
2013年3月, 日本建築学会 2012年度関東支部若手優秀研究報告賞 (社団法人 日本建築学会)
2013年5月, 平成25年度土木学会四国支部技術研究発表会優秀発表者賞 (社団法人 土木學會)
2013年8月, Paper Award2 (3rd International Conference on Sustainable Construction Materials & Technologies (SCMT3))
2017年1月, 平成28年度 THE TEACHER OF THE YEAR (建設工学科) (工学部)
2019年1月, 工学部国際化貢献賞 (工学部)
2020年9月, Best Paper Award (Conmat20)
2020年11月, 第20回コンクリート構造物の補修,補強,アップグレードシンポジウム最優秀論文賞 (日本材料学会) - 活動
- 四国地方整備局 (四国地域橋梁管理委員会委員 [2004年3月〜2015年3月], 総合評価地域小委員会委員 [2006年10月〜2015年3月])
徳島県 (総合評価入札検討委員会委員 [2011年3月〜2020年3月])
徳島市 (公共施設維持管理計画作成委員会委員長 [2012年7月〜2013年4月])
つるぎ町 (つるぎ町橋梁長寿命化検討委員会委員長 [2012年7月〜2013年4月])
2024年12月15日更新
2024年12月21日更新
Jグローバル
- Jグローバル最終確認日
- 2024/12/21 01:17
- 氏名(漢字)
- 上田 隆雄
- 氏名(フリガナ)
- ウエダ タカオ
- 氏名(英字)
- Ueda Takao
- 所属機関
- 徳島大学 教授
リサーチマップ
- researchmap最終確認日
- 2024/12/15 01:22
- 氏名(漢字)
- 上田 隆雄
- 氏名(フリガナ)
- ウエダ タカオ
- 氏名(英字)
- Ueda Takao
- プロフィール
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- 登録日時
- 2010/10/20 00:00
- 更新日時
- 2024/12/14 06:19
- アバター画像URI
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- ハンドル
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- eメール
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- eメール(その他)
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- 携帯メール
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- 性別
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- 没年月日
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- 所属ID
- 0344000000
- 所属
- 徳島大学
- 部署
- 社会産業理工学研究部
- 職名
- 教授
- 学位
- 工学修士
- 学位授与機関
- 京都大学
- URL
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- 科研費研究者番号
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- Google Analytics ID
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- ORCID ID
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- その他の所属ID
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- その他の所属名
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- その他の所属 部署
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- その他の所属 職名
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- 最近のエントリー
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- Read会員ID
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- 経歴
- 受賞
- Misc
- 論文
- 講演・口頭発表等
- 書籍等出版物
- 研究キーワード
- 研究分野
- 所属学協会
- 担当経験のある科目
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- その他
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- Works
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- 特許
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- 学歴
- 委員歴
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- 社会貢献活動
- リサーチマップAPIで取得できませんでした。
2024年12月21日更新
- 研究者番号
- 20284309
- 所属(現在)
- 2024/4/1 : 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 教授
- 所属(過去の研究課題
情報に基づく)*注記 - 2017/4/1 – 2022/4/1 : 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 教授
2016/4/1 : 徳島大学, 大学院理工学研究部, 教授
2010/4/1 – 2013/4/1 : 徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 教授
2010/4/1 – 2012/4/1 : 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 教授
2007/4/1 – 2009/4/1 : 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授
2007/4/1 : 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 教授
2007/4/1 : 徳島大学, 大学院・ノテクノサイエンス研究部, 准教授
2006/4/1 : 徳島大学, 大学院ソシオテクノサイエンス研究部, 助教授
2006/4/1 : 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 助教授
2001/4/1 – 2005/4/1 : 徳島大学, 工学部, 助教授
2000/4/1 : 徳島大学, 工学部, 講師
1997/4/1 – 1999/4/1 : 徳島大学, 工学部, 助手
- 審査区分/研究分野
-
研究代表者
工学 / 土木工学 / 土木材料・力学一般
理工系 / 工学 / 土木工学 / 構造工学・地震工学・維持管理工学
理工系 / 工学 / 土木工学 / 土木材料・施工・建設マネジメント
小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連研究代表者以外
工学 / 土木工学 / 土木材料・力学一般
理工系 / 工学 / 土木工学 / 土木材料・施工・建設マネジメント
小区分23010:建築構造および材料関連
- キーワード
-
研究代表者
デサリネーション / PC部材 / 水素脆化 / 拡散性水素 / 低ひずみ速度引張試験 / 吸蔵水素量 / 処理後の回復 / 塩害 / 中性化 / アルカリ骨材反応 / コンクリート構造物 / 再アルカリ化工法 / リチウム系溶液 / コンクリート膨張 / 脱塩工法 / コンクリート / 混和在 / フライアッシュ / 高炉スラグ微粉末 / 塩化物イオン / 固定化 / 混和材 / リチウムイオン / 電気化学的浸透 / 膨脹抑制効果 / 温度変化 / 電流密度変化 / Li / Naモル比 / 膨張抑制効果 / 電気化学的補修 / DFRCC / 防食・補修効果 / 補強効果 / 微細ひび割れ / 陽極層接着強度 / ASR / HPFRCC / 陽極システム / 電気化学的手法 / 防食効果 / 複合劣化 / リチウム塩 / アミノ酸 / 塩害劣化 / 断面修復効果 / 自己治癒 / ひび割れ閉塞 / アルギニン / 断面修復 / PCM / 鉄筋腐食 / 土木材料 / 電気防食 / 陽極被覆材 / 電気防食工法 / 高耐久 / 港湾コンクリート構造物 / 鋼材腐食速度 / 鋼材腐食 / 電気化学的防食工法
研究代表者以外
フレッシュコンクリート / コンシステンシー / 施行性能 / 性能照査型設計法 / 締固め性能 / 充てん性能 / 加振BARフロー試験方法 / 施工性能 / 照査システム / 検査システム / ボックス充てん試験 / タンピング試験 / 流動解析 / 土木材料 / BOX形充てん試験 / フライアッシュ / 高炉スラグ微粉末 / アルカリシリカ反応 / 維持管理シナリオ / 鉄筋破断 / 耐荷性能 / 補修・補強 / 電気化学的補修工法 / 磁気法 / 有限要素解析 / ASR膨張 / ASR膨張ひび割れ / 付着特性 / 性能照査型施工設計 / 加速度 / 施工速度 / スランプ / スランプフロー / 可視化実験 / 性能照査型施行設計 / 締固め / テーブルバイブレータ / 揺動式締固め方法 / 洗い分析試験 / 材料分離 / Performance-base construction design / Consistency / Fresh concrete / Acceleration / Flow Rate / Table vibrator / Slump / Flow Visualization Technique / 練混ぜ性能 / 連続ミキサ / 粗骨材 / モルタル / 洗い分析 / 速度ベクトル / 高吸水性高分子樹脂 / 骨材形状 / 容器形状 / 速度頻度分布 / 練混ぜ機構 / 重力落下 / モデルコンクリート / Flow rate / デサリネーション / 脱塩効果 / 微小硬度 / 付着強度 / 鉄筋コンクリート / PC鋼材 / プレストレストコンクリート / 水素脆性 / 水素脆化 / アルカリ骨材反応 / 供用性判定 / 片引試験 / 曲げ試験 / ひび割れ分散性 / Desalination / Effect of Repair / Micro Vickers Hardness / Bond Strength / Reinforced Concrete / Prestressing Steel / Prestressed Concrete / Hydrogen Embrittlement / 水質浄化 / 多孔質コンクリート / ポーラスコンクリート / 空隙構造 / 食性生物 / 二枚貝類 / ナマコ類 / 維持管理 / ムラサキイガイ / マナマコ / 高炉スラグ / 人工ゼオライト / Water Purification / High Volume Porosity Concrete / Porous Concrete / Characteristic of Porosity / Feeding Organisms / Bivalvia / Sea-cucumbers / Maintenance / ポンプ圧送性能 / 現場圧送実験 / 脈動 / 変形性試験方法 / 乱れ / ベント管 / 材料分離抵抗性 / 変形性評価試験 / 平均ポンプ油圧 / 変動係数 / フライアッシュIV種 / 粗骨材濃度 / Pumpability / Field test / Pulsatile flow / Test method for deformability of fresh concrete using a pumping tester / Fly ash / Segregation / Fluctuation / Bent pipe / 自己充てん性コンクリート / 管内圧力損失 / 変形管 / 脈動流 / 相似則 / 圧力センサー / FFT解析 / Self-compacting concrete / Pressure loss / Deformed pipe / Test method for deformability of fresh concrete / Scale rule / コンクリート用ミキサ / 可視化モデルコンクリート / せん断流 / 再生骨材コンクリート / 高強度コンクリート / 高性能コンクリート / 圧力変動 / パドル配列角度 / 2軸強制練りミキサ / 再生コンクリート / ブレード / 圧力センサ / Concrete mixer / Visualization technique / Shear flow / Recycled aggregate concrete / High strength concrete / High performance concrete / Pressure fluctuation / Angle of the blade installed to axis / コンクリート / リサイクル / 循環資源 / 高級コンクリート / Construction Materials / Concrete / Recycling / Recyclic resources / High grade concrete / 中性化 / 鉄筋腐食 / 断熱材 / 防水材 / 促進劣化試験 / 屋外暴露試験 / 非破壊検査 / 促進暴露試験 / 含水率 / 促進劣化 / 外断熱 / 防水層 / 仕上材料 / 腐食電流密度 / モルタル・コンクリート / 耐久性 / 劣化予測