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青矢 睦月
徳島大学
2024年11月15日更新
- 職名
- 准教授
- 電話
- 088-656-7265
- 電子メール
- aoya@tokushima-u.ac.jp
- 学歴
- 1995/3: 京都大学理学部卒業
1997/3: 京都大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻(修士課程)修了
2001/3: 京都大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻(博士課程)修了・学位取得 - 学位
- 理学博士 (京都大学大学院理学研究科博士後期課程) (2001年3月)
- 職歴・経歴
- 2000/4: 日本学術振興会特別研究員DC2(京都大学所属)
2001/4: 日本学術振興会特別研究員PD(名古屋大学所属)
2004/10: 産業技術総合研究所 地質情報研究部門 研究員
2012/9: 徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部
2016/4: 徳島大学大学院理工学研究部
2017/4: 徳島大学大学院社会産業理工学研究部
- 専門分野・研究分野
- 地質学 (Geology)
2024年11月15日更新
- 専門分野・研究分野
- 地質学 (Geology)
- 担当経験のある授業科目
- プレートテクトニクス (共通教育)
卒業研究 (学部)
地殻岩石成因論 (学部)
地球科学の基礎 (学部)
地球科学基礎実験 (学部)
地球科学実験1 (学部)
地球科学実験2 (学部)
地球科学実験3 (学部)
岩石と鉱物 (共通教育)
岩石・鉱物学特論 (大学院)
岩石解析学 (学部)
応用理数セミナー (学部)
技術英語基礎2 (学部)
教員養成講座(前期) (学部)
教員養成講座(後期) (学部)
理工学特別実習 (大学院)
自然科学特別研究 (大学院)
自然科学特別輪講 (大学院)
雑誌講読 (学部) - 指導経験
- 21人 (学士), 1人 (修士)
2024年11月15日更新
- 専門分野・研究分野
- 地質学 (Geology)
- 研究テーマ
- 変成岩の形成・上昇に関わるテクトニクス (変成岩, 地質構造 (geological structure), テクトニクス, 岩石学)
- 著書
- 橋爪 正樹, 右手 浩一, 井﨑 ゆみ子, 大野 将樹, 中野 晋, 溝渕 啓, 玉谷 純二, 下村 直行, 上田 隆雄, 上野 勝利, 長尾 文明, 橋本 親典, 武藤 裕則, 渡邉 健, 木戸 崇博, 片山 哲郎, 山下 陽子, 田端 厚之, 佐々木 由香, 島木 美香, 音井 威重, 金丸 芳, 服部 武文, 濵野 龍夫, 宮脇 克行, 安間 了, 西山 賢一, 青矢 睦月 :
安全マニュアル,
2021年4月. 原 英俊, 青矢 睦月, 野田 篤, 田辺 晋, 山崎 徹, 大野 哲二, 駒澤 正夫 :
20万分の1地質図幅「高知」(第2版),
産総研地質調査総合センター, つくば, 2018年7月.- (要約)
- 四国中央部の1/20万地質図,及び地質図の説明書.主に三波川帯の範囲の作図と執筆を担当した
- (キーワード)
- 地域地質 / 地質図 / 高知 / 四国 (Shikoku) / 愛媛 / 徳島 (Tokushima) / 三波川 / 領家 / 秩父 / 四万十 / 和泉 / 久万 / 石鎚 / 瀬戸内 / 活断層 (active fault) / 付加体 / 変成コンプレックス / 火成変成コンプレックス / 火山岩 / 堆積岩 (sedimentary rock) / 鉱物資源 / 重力異常
観音寺地域の地質(5 万分の1 地質図幅),
産総研地質調査総合センター, つくば, 2017年7月.- (要約)
- 四国中央部の1/5万地質図,及び地質図の説明書.主に三波川帯の章の執筆を担当した.
新居浜地域の地質(5 万分の1 地質図幅),
産総研地質調査総合センター, つくば, 2013年4月.- (要約)
- 四国中央部の1/5万地質図,及び地質図の説明書.主著者として地形,三波川帯,領家変成岩類,中新世岩脈,中央構造線,応用地質などの執筆を共著もしくは一部単著で担当した.
日比原地域の地質(5万分の1地質図幅),
産総研地質調査総合センター, つくば, 2009年6月.- (要約)
- 四国中央部の1/5万地質図,及び地質図の説明書.共著者の横山氏が地すべりの章を担当,その他の地質体(三波川帯,中新世岩脈,第四紀堆積物,資源地質など)は全て青矢が担当.
- 論文
- Shunya Kaneki, Yui Kouketsu, Mutsuki Aoya, Yoshihiro Nakamura, Simon Wallis, Yusuke Shimura and Ken Yamaoka :
An automatic peak deconvolution code for Raman spectra of carbonaceous material and a revised geothermometer for intermediate- to moderately high-grade metamorphism,
Progress in Earth and Planetary Science, Vol.11, 35, 2024.- (キーワード)
- 自動ピーク分解 / 炭質物 / 接触変成作用 / 地質温度系 / ラマン分光
- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 119459
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1186/s40645-024-00637-8
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-85196721516
(徳島大学機関リポジトリ: 119459, DOI: 10.1186/s40645-024-00637-8, Elsevier: Scopus) Shunsuke Endo, Yui Kouketsu and Mutsuki Aoya :
Sanbagawa subduction: what went in, how deep, and how hot did it get?,
Elements, Vol.20, No.2, 77-82, 2024.- (キーワード)
- Sanbagawa / oceanic subduction / exhumation / mafic and pelitic schists / Raman spectroscopy
- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 119254
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.2138/gselements.20.2.77
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1050581456522312320
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.2138/gselements.20.2.77
(徳島大学機関リポジトリ: 119254, DOI: 10.2138/gselements.20.2.77, CiNii: 1050581456522312320) Mutsuki Aoya :
Overprint of secondary Du folding in the Sambagawa metamorphic belt, SW Japan: implications for strain ellipsoids and Paleogene tectonics of the east-Eurasian margin,
The Island Arc, Vol.31, DOI:10.1111/-iar.12463, 2022.- (キーワード)
- constriction / deformation phase / Du folding / flattening / overprint / plane strain / Sambagawa metamorphic belt / strain ellipsoid
- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 117542
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1111/iar.12463
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.1111/iar.12463
(徳島大学機関リポジトリ: 117542, DOI: 10.1111/iar.12463) 青矢 睦月, 遠藤 俊祐 :
初期三波川変成作用の認識,及び後期白亜紀三波川沈み込み帯の描像,
地質学雑誌, Vol.123, No.9, 677-698, 2017年.- (要約)
- <p>近年の四国三波川帯に関する研究から,テクトニックブロックと認識されて来た粗粒の含エクロジャイト岩体群に前期白亜紀(約116Ma)の初期三波川変成作用が記録されていることが判明した.一方,後期白亜紀(約89∼85Ma)の主たる三波川変成作用については,海嶺の海溝への接近というテクトニックな状況,蛇紋岩化したマントルウェッジの存在,またスラブとマントル対流の結合深度(約65km)や上盤側大陸地殻の厚さ(30∼35km)が認識され,当時の沈み込み帯模式断面図がかなり具体的に描けるようになった.同時に,散在するブロック状超苦鉄質岩類が上盤側マントルウェッジ起源であることも判明し,三波川帯は「深部沈み込み境界の化石」として再認識された.深部低周波微動やスロースリップなど,現世沈み込み帯で観測される注目すべき地質現象の解釈に当たり,物質科学的な情報を提供し得るフィールドとして新たな期待がかかる.</p>
- (キーワード)
- Sambagawa metamorphic belt / 岩石学 (petrology) / geological mapping / モデリング (modeling) / Late Cretaceous / ridge subduction / thickness of forearc continental crust / coupling of slab with convective mantle / serpentinized mantle wedge
- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 114116
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.5575/geosoc.2017.0008
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390282681218781568
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.5575/geosoc.2017.0008
(徳島大学機関リポジトリ: 114116, DOI: 10.5575/geosoc.2017.0008, CiNii: 1390282681218781568) Owen Weller, Simon Wallis, Mutsuki Aoya and Takayoshi Nagaya :
Phase equilibria modelling of blueschist and eclogite from the Sanbagawa metamorphic belt of southwest Japan reveals along-strike consistency in tectonothermal architecture,
Journal of Metamorphic Geology, Vol.33, No.6, 579-596, 2015.- (キーワード)
- エクロジャイト相 / 相平衡モデル / 海嶺の接近 / 三波川変成帯
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1111/jmg.12134
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-84935072075
(DOI: 10.1111/jmg.12134, Elsevier: Scopus) Yui Kouketsu, Tomoyuki Mizukami, Hiroshi Mori, Shunsuke Endo, Mutsuki Aoya, Hidetoshi Hara, Daisuke Nakamura and Simon Wallis :
A new approach to develop the Raman carbonaceous material geothermometer for low-grade metamorphism using peak width,
The Island Arc, Vol.23, 33-50, 2014.- (要約)
- 日本国内の接触変成帯,広域変成帯から変成温度既知の19試料を集めてラマン分光分析を行い,炭質物のラマンスペクトルにおけるdisorderピークの半値幅が有効な温度の指標となることを示した.これにより165∼400˚Cの低温域でも適用可能なラマン炭質物温度計が新たに構築された.
- (キーワード)
- carbonaceous material / FWHM / geothermometer / low temperature metamorphism / Raman spectroscopy
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1111/iar.12057
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-84893931815
(DOI: 10.1111/iar.12057, Elsevier: Scopus) Mutsuki Aoya, Shunsuke Endo, Tomoyuki Mizukami and Simon R. Wallis :
Paleo-mantle wedge preserved in the Sambagawa high-pressure metamorphic belt and the thickness of forearc continental crust,
Geology, Vol.41, No.4, 451-454, 2013.- (要約)
- 四国中央部における詳細な地質調査に基づき,三波川変成帯の低変成度領域(緑泥石帯)には超塩基性岩が一切存在しないことを明らかにした.これにより,三波川帯高変成度部に散在する超苦鉄質岩類がすべて沈み込み帯上盤側のマントルウェッジ起源であることが明確になった.また,超塩基性岩の出現線の位置から,後期白亜紀のユーラシア東縁における大陸地殻の厚さを30∼35kmと見積もった.
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1130/G33834.1
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-84875511920
(DOI: 10.1130/G33834.1, Elsevier: Scopus) Shunsuke Endo, Simon R. Wallis, Motohiro Tsuboi, Mutsuki Aoya and Shin-ichi Uehara :
Slow subduction and buoyant exhumation of the Sanbagawa eclogite,
Lithos, Vol.146-147, 183-201, 2012.- (要約)
- 四国三波川帯の粗粒エクロジャイト岩体である西五良津岩体にシュードセクション解析を用い,詳細な変成温度・圧力履歴を導いた.また得られた履歴に対して熱モデル計算によるフィッティングを行い,西五良津岩体が沈み込み帯浅部で高速沈み込み,また深部ではスラブからはがれて引きずられることによる低速沈み込みを行っており,これによって粗粒エクロジャイトが生じたことを論じた.
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1016/j.lithos.2012.05.010
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.1016/j.lithos.2012.05.010
(DOI: 10.1016/j.lithos.2012.05.010) Mayumi Mitsuishi, Simon R. Wallis, Mutsuki Aoya, Jeffrey Lee and Yu Wang :
E-W extension at 19 Ma in the Kung Co area, S. Tibet: Evidence for contemporaneous EW and NS extension in the Himalayan orogen,
Earth and Planetary Science Letters, Vol.325-326, 10-20, 2012.- (要約)
- 南チベットKun Co地域におき,主に構造地質学的解析から約19Maに地殻上部で東西伸長が起こっていたことを示した.また同時期に地殻中部で起こっていた南北伸長(学術論文19)と併せて当時のチベット地殻における3次元的な流動構造図を提案した.野外調査を担当.
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1016/j.epsl.2011.11.013
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.1016/j.epsl.2011.11.013
(DOI: 10.1016/j.epsl.2011.11.013) 山崎 徹, 青矢 睦月, 木村 希生, 宮崎 一博 :
長野県飯田市,卯月山苦鉄質複合岩体の岩石学的性質—領家帯における苦鉄質火成作用の成因解明への予察的検討—,
地質調査研究報告, Vol.63, No.1-2, 1-19, 2012年.- (要約)
- 領家帯における苦鉄質マグマ活動の成因解明への予察的検討として,長野県飯田市,卯月山苦鉄質複合岩体の岩石学的性質を明らかにした.岩石の組織,鉱物組合せ及び鉱物化学組成の検討の結果,この岩体を構成する苦鉄質深成岩類は,かんらん石とスピネル,単斜輝石,斜方輝石,斜長石そして角閃石の順に含水苦鉄質・非アルカリ質の親マグマからの結晶作用により形成されたキュムレイトであることが明らかとなった.
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.9795/bullgsj.63.1
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.9795/bullgsj.63.1
(DOI: 10.9795/bullgsj.63.1) Jeffrey Lee, C. Hager, Simon R. Wallis, D. Stockli, M. Whitehouse, Mutsuki Aoya and Yu Wang :
Middle to late Miocene extremely rapid exhumation and thermal reequilibration in the Kung Co rift, southern Tibet,
Tectonics, Vol.30, TC2007, 2011.- (要約)
- 南チベットにおいて約12Maに急速な東西伸長変形が起こり,深部岩石を上昇させたことを,ジルコンを用いたU-Th/He年代測定法によって示した.野外調査を担当.
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1029/2010TC002745
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.1029/2010TC002745
(DOI: 10.1029/2010TC002745) Mutsuki Aoya, Yui Kouketsu, Shunsuke Endo, Hitomi Shimizu, Tomoyuki Mizukami, Daisuke Nakamura and Simon Wallis :
Extending the applicability of the Raman carbonaceous-material geothermometer using data from contact metamorphic rocks,
Journal of Metamorphic Geology, Vol.28, 895-914, 2010.- (要約)
- 既存のラマン炭質物温度計の適用範囲を接触変成帯に拡張した.また測定の際に問題となる試料の不均質,及び測定方位依存について考察し,測定方位を気にせず測定数を稼いだ方が信頼性の高い温度見積もりが得られることを示した.一部試料の採取,測定戦略,及び論文全体の執筆を担当.
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1111/j.1525-1314.2010.00896.x
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.1111/j.1525-1314.2010.00896.x
(DOI: 10.1111/j.1525-1314.2010.00896.x) 青矢 睦月 :
紀伊半島東部,三重県多気郡大台地域における三波川帯-秩父帯境界,
地質調査研究報告, Vol.61, No.5/6, 195-202, 2010年.- (要約)
- 三波川帯と秩父帯を構成する泥質岩の間にみかけ結晶化度の差違があることを,両者が直接する露頭の発見によって示した.またこの観察事実を加味して地質図上での三波川帯と秩父帯の境界を新たに提案した.
- (キーワード)
- field study / Sambagawa belt / Chichibu belt / tectonic boundary / degree of recrystallization / Odai area
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.9795/bullgsj.61.195
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390001205194167296
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.9795/bullgsj.61.195
(DOI: 10.9795/bullgsj.61.195, CiNii: 1390001205194167296) Tetsumaru Itaya, Hironobu Hyodo, Tatsuki Tsujimori, Wallis Simon, Mutsuki Aoya, Tetsuo Kawakami and Chitaro Gouzu :
Regional-Scale Excess Ar wave in a Barrovian type metamorphic belt, eastern Tibetan Plateau,
The Island Arc, Vol.18, 293-305, 2009.- (要約)
- 東チベットの複変成地域(約200Maと約60Ma)におき,系統的なK-Ar及びAr-Ar年代測定から,2回目の変成作用の温度が約650度以下の地域では年代がリセットされないことを示した.同時に遷移帯が異常に古い年代を示すことから,リセット時に放出された過剰アルゴンを捕獲した地域であることを示唆した.野外調査,測定試料の選定,及び論文の概要作成を担当.
- (キーワード)
- ^<40>Ar / ^<39>Ar analyses / Barrovian type metamorphism / closure temperature / Eastern Tibet / excess argon wave / Longmenshan orogenic belt
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1111/j.1440-1738.2009.00668.x
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1572543025886701952
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.1111/j.1440-1738.2009.00668.x
(DOI: 10.1111/j.1440-1738.2009.00668.x, CiNii: 1572543025886701952) Simon R. Wallis, R. Anczkiewicz, Shunsuke Endo, Mutsuki Aoya, J. Platt and M. Thirwall :
Plate movements, ductile deformation and geochronology of the Sanbagawa belt, SW Japan: tectonic significance of 89-88 Ma Lu-Hf eclogite ages,
Journal of Metamorphic Geology, Vol.27, No.2, 93-105, 2009.- (要約)
- Lu-Hf法によって瀬場及び高越エクロジャイトのざくろ石形成年代(約89Ma)を導出した.同時にこのエクロジャイト相変成が海嶺沈み込みを伴うプレートテクトニクスの大改変(約85Ma)の直前期にあたることを示し,学術論文13の予言を裏付けた.野外調査と測定試料の選定を担当.
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1111/j.1525-1314.2008.00806.x
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(DOI: 10.1111/j.1525-1314.2008.00806.x) Mutsuki Aoya, Tomoyuki Mizukami, Shin-ichi Uehara and Simon R. Wallis :
High-P metamorphism, pattern of induced flow in the mantle wedge, and the link with plutonism in paired metamorphic belts,
Terra Nova, Vol.21, No.1, 67-73, 2009.- (要約)
- 三波川エクロジャイトの形成温度・圧力条件をコンパイルし,後期白亜紀のユーラシア東縁沈み込み帯におけるスラブ-マントル結合深度を約65kmと見積もった.同時に,65km以浅のウェッジマントルが蛇紋岩化していたこと,及び海嶺沈み込みによって加熱された蛇紋岩類が脱水したことで下部地殻の部分溶融が起こり,領家花崗岩類の起源マグマが生じたことを論じた.データコンパイルと論文の大部分の執筆を担当.
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- ● Publication site (DOI): 10.1111/j.1365-3121.2008.00860.x
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(DOI: 10.1111/j.1365-3121.2008.00860.x) Tetsuo Kawakami, Mutsuki Aoya, Simon R. Wallis, Jeffrey Lee, Kentaro Terada, Yu Wang and Matt Heizler :
Contact metamorphism in the Malashan dome, North Himalayan gneiss domes, southern Tibet: an example of shallow extensional tectonics in the Tethys Himalaya,
Journal of Metamorphic Geology, Vol.25, No.8, 831-853, 2007.- (要約)
- 南チベット変成岩ドームの核部をなす花崗岩類の貫入深度(変成温度・圧力条件)を制約し,一部の花崗岩の貫入年代を示した.野外調査,及び全岩化学組成分析の一部を担当.
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- ● Publication site (DOI): 10.1111/j.1525-1314.2007.00731.x
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(DOI: 10.1111/j.1525-1314.2007.00731.x) Mutsuki Aoya, Simon R. Wallis, Tetsuo Kawakami, Jeffrey Lee, Yu Wang and Haruyoshi Maeda :
The Malashan gneiss dome in south Tibet: comparative study with the Kangmar dome with special reference to kinematics of deformation and origin of associated granites,
Geological Society Special Publication, Vol.268, 471-495, 2006.- (要約)
- 南チベット変成岩ドームの核部をなす花崗岩類がヒマラヤ造山運動時(約50Ma以降)に貫入したこと,及び周囲の変成岩類における変形が広域的な南北伸長変形と同一視できることを構造地質学的解析,及び全岩化学組成分析に基づいて論じた.野外調査,構造解析,全岩化学組成分析の一部,及び論文全体の執筆を担当.
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1144/GSL.SP.2006.268.01.22
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(DOI: 10.1144/GSL.SP.2006.268.01.22) Mutsuki Aoya, Motohiro Tsuboi and Simon R. Wallis :
Origin of eclogitic metagabbro mass in the Sambagawa belt: geological and geochemical constraints,
Lithos, Vol.89, No.1-2, 107-134, 2006.- (要約)
- 野外での産状と全岩化学組成分析に基づき,エクロジャイトを含む三波川帯の変斑れい岩(瀬場変斑れい岩)が海山に由来すること,すなわち沈み込み帯の下盤側起源であることを示唆した.野外調査,全岩化学組成分析,及び論文全体の執筆を担当.
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1016/j.lithos.2005.10.001
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(DOI: 10.1016/j.lithos.2005.10.001) Mutsuki Aoya, Simon R. Wallis, Kentaro Terada, Jeffrey Lee, Tetsuo Kawakami, Yu Wang and Matt Heizler :
North-south extension in the Tibetan crust triggered by granite emplacement,
Geology, Vol.33, No.11, 853-856, 2005.- (要約)
- 南チベット変成岩ドームの形成が核部花崗岩の貫入による接触変成に起因すること,及び,接触変成の熱的影響が南北伸長変形の引き金となったことを示した.またこの変形がchannel flowモデルで剛体的とされた上部地殻に及んでいたことから,モデルに修正(花崗岩マグマ上昇の考慮)が必要なことが示唆された.野外調査,年代測定や全岩化学組成分析の一部,及び論文全体の執筆を担当.
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1130/G21806.1
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(DOI: 10.1130/G21806.1) Shin-ichi Uehara and Mutsuki Aoya :
Thermal model for approach of a spreading ridge to subduction zones and its implications for high-P/high-T metamorphism: Importance of subduction versus ridge approach ratio,
Tectonics, Vol.24, No.4, TC4007, 2005.- (要約)
- 海嶺の海溝への接近を組み込んだ沈み込み帯熱モデルを構築し,様々な変数を用いた計算結果から,沈み込み速度に対する海嶺の接近速度比が重要な変数であることを示した.同時に,高圧型変成岩の沈み込みP-T pathが変成岩形成時のテクトニックセッティングを指標する重要な情報であることを論じた.モデルの原案と論文の主要部分の執筆を担当.
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1029/2004TC001715
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.1029/2004TC001715
(DOI: 10.1029/2004TC001715) Zaw Win-Ko, Masaki ENAMI and Mutsuki Aoya :
Chloritoid-bearing basic schists from the Sanbagawa metamorphic belt, central Shikoku : their petrologic significance and tectonic implications,
Journal of Mineralogical and Petrological Sciences, Vol.100, No.2, 43-54, 2005.- (要約)
- 三波川帯において,ガーネットがクロリトイドを包有することは必ずしもエクロジャイト相変成の指標とならないこと,及びエクロジャイトユニットとそれ以外のユニットの間に有意な変成圧力のギャップがあることを明確にした.野外調査と全岩化学組成分析を担当.
- (キーワード)
- Sanbagawa belt / Basic schist / P-T conditions / Chloritoid / Barroisite
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.2465/jmps.100.43
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- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390001206546249600
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.2465/jmps.100.43
(DOI: 10.2465/jmps.100.43, CiNii: 1390001206546249600) Zaw Win-Ko, Masaki Enami and Mutsuki Aoya :
Chloritoid and barroisite-bearing pelitic schists from the eclogite unit in the Besshi district, Sanbagawa metamorphic belt,
Lithos, Vol.81, No.1-4, 79-100, 2005.- (要約)
- 三波川帯,瀬場地域では塩基性の岩石のみならず,近接する泥質岩類もエクロジャイト相に達していたことをクロリトイドを含むガーネットの包有物解析から示した.野外調査と全岩化学組成分析を担当.
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- ● Publication site (DOI): 10.1016/j.lithos.2004.09.018
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- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.1016/j.lithos.2004.09.018
(DOI: 10.1016/j.lithos.2004.09.018) 青矢 睦月 :
四国三波川帯・瀬場地域の研究史:高度変成地域の野外調査にまつわる諸事情,
地質調査研究報告, Vol.56, No.3/4, 137-146, 2005年.- (要約)
- 三波川帯,瀬場地域のエクロジャイトに関する近年の学説の変遷を紹介し,変成岩研究における包括的アプローチの重要性を論じた.
- (キーワード)
- field geology / metamorphic geology / eclogite / Seba region / Besshi region / Besshi area / Sambagawa belt
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- ● Publication site (DOI): 10.9795/bullgsj.56.137
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- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390282680172097280
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(DOI: 10.9795/bullgsj.56.137, CiNii: 1390282680172097280) 青矢 睦月 :
三波川エクロジャイトの沈み込みP-T経路の導出とそのテクトニックな意味付け : 包括的岩石学への布石として,
地学雑誌, Vol.113, No.5, 664-677, 2004年.- (要約)
- 主に学術論文(Aoya et al., 2003; Geology)の解説.相平衡岩石学,構造地質学,モデル計算,年代学などを取り入れた包括的岩石学の重要性を論じた.
- (キーワード)
- metamorphic petrology / P-T path / structural geology / thermal modeling / ridge subduction / Sambagawa belt / 変成岩岩石学 / 圧力温度経路 / 構造地質学 / 熱モデリング / 海嶺沈み込み / 三波川帯
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.5026/jgeography.113.5_664
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- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390282679207082496
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.5026/jgeography.113.5_664
(DOI: 10.5026/jgeography.113.5_664, CiNii: 1390282679207082496) Mutsuki Aoya, Shin-ichi Uehara, Masatoshi Matsumoto, Simon R. Wallis and Masaki Enami :
Subduction stage pressuer-temperature path of eclogite from the Sambagawa belt : Prophetic record for oceanic-ridge subduction,
Geology, Vol.31, No.12, 1045-1048, 2003.- (要約)
- 三波川帯,高越エクロジャイトの沈み込みP-T pathが非常に険しいdP/dT勾配を持つことを岩石学的に示し,熱モデル計算によるフィッティングから,エクロジャイト形成時期が海嶺沈み込みの直前期であることを論じた.岩石学的解析とモデル原案を担当.
- (キーワード)
- pressure-temperature path / subduction / oceanic ridge / modeling / eclogite
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- ● Publication site (DOI): 10.1130/G19927.1
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- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1361981468517091328
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(DOI: 10.1130/G19927.1, CiNii: 1361981468517091328) Simon Wallis, Tatsuki Tsujimori, Mutsuki Aoya, Tetsuo Kawakami, Kentaro Terada, Kazuhiro Suzuki and Hironobu Hyodo :
Cenozoic and Mesozoic metamorphism in the Longmenshan orogen: Implications for geodynamic models of eastern Tibet,
Geology, Vol.31, No.9, 745-748, 2003.- (要約)
- 東チベットで約65Maの中圧型変成作用を認識,これらがヒマラヤ造山運動について提案されているchannel flow モデルの部分溶融帯とみなせないことを論じた.SHRIMP年代測定や熱史の構築に関わった.
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1130/G19562.1
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- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1360011143928016256
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.1130/G19562.1
(DOI: 10.1130/G19562.1, CiNii: 1360011143928016256) Mutsuki Aoya and Simon R. Wallis :
Role of nappe boundaries in subduction-related regional deformation: spatial variation of meso- and microstructures in the Seba eclogite unit, the Sambagawa belt, SW Japan,
Journal of Structural Geology, Vol.25, No.7, 1097-1106, 2003.- (要約)
- 海洋沈み込み型の変成帯におき,ナップ境界が変形の伝搬の核となること,及び新規ナップの付加が変形時階の更新を引き起こすことを主にガーネットの微細構造観察に基づいて論じた.野外調査,構造解析,大部分の執筆を担当.
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1016/S0191-8141(02)00147-5
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.1016/S0191-8141(02)00147-5
(DOI: 10.1016/S0191-8141(02)00147-5) Masatoshi Matsumoto, Simon Wallis, Mutsuki Aoya, Masaki Enami, J. Kawano, Y. Seto and N. Shimobayashi :
Petrological constraints on the formation conditions and retrograde P-T path of the Kotsu eclogite unit, central Shikoku,
Journal of Metamorphic Geology, Vol.21, No.4, 363-376, 2003.- (要約)
- 三波川帯の高越エクロジャイトの上昇が瀬場エクロジャイトとは異なり,低温の状態を保ちながら起こったことを岩石学的に示した.微細構造観察,変形史の解析を担当.
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1046/j.1525-1314.2003.00449.x
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-0038659936
(DOI: 10.1046/j.1525-1314.2003.00449.x, Elsevier: Scopus) Mutsuki Aoya :
Structural position of the Seba eclogite unit in the Sambagawa Belt : Supporting evidence for an eclogite nappe,
The Island Arc, Vol.11, 91-110, 2002.- (要約)
- 三波川帯,別子地域における巨視的な褶曲構造を認識し,地質図上でばらばらに見えるエクロジャイト岩体群が同一の構造位置を占めるナップとみなせることを示した.
- (キーワード)
- deformation stages / eclogite / large-scale structure / nappe / Sambagawa Belt
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1046/j.1440-1738.2002.00359.x
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1573105975384804096
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-0036066370
(DOI: 10.1046/j.1440-1738.2002.00359.x, CiNii: 1573105975384804096, Elsevier: Scopus) Mutsuki Aoya, Shin-ichi Uehara and Simon R. Wallis :
Thermal consequences of a subduction boundary jump: a numerical model for generating subduction-related clockwise pressure-temperature paths,
Tectonics, Vol.21, No.1, 4-1-4-17, 2002.- (要約)
- 沈み込み込んだスラブが厚さ数kmのナップとして付加した後にナップ内部で温度上昇が起こることをモデル計算によって示し,三波川変成岩の時計回りP-T pathに解釈を与えた.モデルの原案と適用部分を担当.
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1029/2000TC001276
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-0036113684
(DOI: 10.1029/2000TC001276, Elsevier: Scopus) Mutsuki Aoya :
P-T-D path of eclogite from the Sambagawa Belt deduced from combination of petrological and microstructural analyses,
Journal of Petrology, Vol.42, No.7, 1225-1248, 2001.- (要約)
- 構造地質学と岩石学を融合し,三波川帯,瀬場エクロジャイトの経験した圧力・温度・変形履歴を導出した.
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1572543024924364032
- ● Summary page in Scopus @ Elsevier: 2-s2.0-0034899694
(CiNii: 1572543024924364032, Elsevier: Scopus) Simon R. Wallis and Mutsuki Aoya :
A re-evaluation of eclogite facies metamorphism in SW Japan: proposal for an eclogite nappe,
Journal of Metamorphic Geology, Vol.18, No.6, 653-664, 2000.- (要約)
- 徳島県高越地域で三波川帯初の藍閃石エクロジャイト発見,記載し,三波川エクロジャイトはテクトニックブロック群ではなく,単一ユニット(エクロジャイトナップ)とみなせることを主張した.鉱物化学分析を担当.
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.1046/j.1525-1314.2000.00285.x
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.1046/j.1525-1314.2000.00285.x
(DOI: 10.1046/j.1525-1314.2000.00285.x) Mutsuki Aoya and Simon R. Wallis :
Structural and microstructural constraints on the mechanism of eclogite formation in the Sambagawa belt, SW Japan,
Journal of Structural Geology, Vol.21, 1561-1573, 1999.- (要約)
- 三波川帯の瀬場エクロジャイト質片岩が全て三波川広域変成作用によって生じたものであることを構造解析,微細構造解析によって示した.野外調査,構造解析,本文執筆を担当.
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1573105976551713536
(CiNii: 1573105976551713536) Mutsuki Aoya :
Thermal calculation for high-pressure contact metamorphism : Application to eclogite formation in the Sebadani area, the Sambagawa belt, SW Japan,
Earth and Planetary Science Letters, Vol.160, 681-693, 1998.- (要約)
- 三波川帯,瀬場エクロジャイト質片岩の成因が,変はんれい岩体の貫入に伴う固体接触変成作用によるものではないことを熱モデル計算によって示した.
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1572543026592206080
(CiNii: 1572543026592206080) - MISC
- サイモン ウォリス, 青矢 睦月 :
伸長剪断帯の認識とその造山帯における重要性,
月刊地球, Vol.20, No.2, 86-92, 1998年.- (要約)
- 造山帯において,剪断歪みの変位に垂直な方向の伸長・短縮が組み合わさった変形様式(transpression, transtension)が重要である可能性を指摘した.英文の和訳を担当.
四国中央部三波川帯瀬場谷地域の塩基性片岩中に産する累進的エクロジャイト,
島根大学総合理工学部紀要. シリーズA, Vol.30, 63-73, 1997年.- (要約)
- 愛媛県新居浜市別子山の三波川帯,瀬場地域におき,それまで未発見だったエクロジャイト片岩の複数地点における産出を報告した.野外調査と執筆の大部分を担当.
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1050001338483992704
(CiNii: 1050001338483992704)
- 総説・解説
- 青矢 睦月 :
瀬場谷岩体,
最新 地学事典 地学団体研究会編, 2024年3月.- (キーワード)
- 三波川帯 / 変斑れい岩 / エクロジャイト
眉山の青色片岩と岩盤クリープ,
第18回日本地質学会四国支部総会巡検案内書, 1-15, 2018年12月.- (要約)
- 低温高圧型変成岩の典型であり徳島県の石(岩石)にも指定された眉山の青色 片岩の露頭観察,及び岩盤クリープや山麓で見られる落石・湧水など,眉山 周辺の応用地質学的な見所の観察を行う.
- (キーワード)
- 眉山地域三波川帯 / 青色片岩 / ガーネット仮像 / 岩盤クリープ / 湧水
- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 116473
(徳島大学機関リポジトリ: 116473) ウォリス サイモン, 青矢 睦月 :
1.7 大陸衝突,
地球科学の事典, 14-15, 2018年4月. 青矢 睦月 :
1.10 岩石の埋没と上昇,
地球科学の事典, 20-21, 2018年4月. 青矢 睦月, 水上 知行, 遠藤 俊祐 :
巡検案内書 三波川帯トラバース:最浅部変成岩から最深部超苦鉄質岩まで,
地質学雑誌, Vol.123, No.7, 491-514, 2017年7月.- (キーワード)
- 三波川帯 / 沈み込み帯 / 新居浜地域 / 構造岩石学 / 変形 / 片岩 / エクロジャイト / 超苦鉄質岩 / スラブ-マントル相互作用
- (徳島大学機関リポジトリ)
- ● Metadata: 114115
- (出版サイトへのリンク)
- ● Publication site (DOI): 10.5575/geosoc.2017.0038
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● Search Scopus @ Elsevier (DOI): 10.5575/geosoc.2017.0038
(徳島大学機関リポジトリ: 114115, DOI: 10.5575/geosoc.2017.0038) Mutsuki Aoya and Simon R. Wallis :
Eclogite facies rocks and structure of the Seba region,
Excursion Guide Book for 6th International Eclogite Conference (Niihama, Japan), 1-16, Sep. 2001.- (要約)
- 2001年に愛媛県新居浜市周辺で行われた第6回国際エクロジャイト会議における巡検案内書.コース設定と全文の執筆を担当.
Illustrated Introduction to Eclogite in Japan,
The bulletin of Research Institute of Natural Sciences, No.26, 19-40, Dec. 2000.- (要約)
- 日本産エクロジャイトの写真集.エクロジャイト会議2001の参加者に配布.
- (キーワード)
- Sambagawa belt / Renge belt / high-pressure matamorphism / SW Japan
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1520572357227034112
(CiNii: 1520572357227034112) - 講演・発表
- Mutsuki Aoya, Shunsuke Endo, Tomoyuki Mizukami and Simon Wallis :
The Early-Cretaceous Sambagawa metamorphism and a cross-sectional view of the Late-Cretaceous Sambagawa subduction zone,
JpGU-AGU Joint Meeting 2017, No.SGL33-08, May 2017.- (キーワード)
- Sambagawa metamorphic belt / onset of subduction / ridge subduction / thickness of forearc continental crust / coupling of slab with convective mantle / serpentinized mantle wedge
Cenozoic emplacement age of the Kangmar granite in south Tibet,
Abstract volume for the 25th Himalaya-Karakoram-Tibet Workshop (In San Francisco), Jun. 2010.- (要約)
- 野外での花崗岩派生脈の産状,及びスポット測定によるU-Pb年代測定を併用することで,これまでインド大陸の基盤岩とされ,5億年以上前に形成されたと考えられていた南チベット・カンマードーム核部の花崗岩が,実際にはヒマラヤ造山運動の最中(5000万年前以降)の貫入花崗岩であることを主張した.
19-Ma ductile EW extension associated with normal faulting in the Kung Co area, Southern Tibet,
Abstract volume for the 25th Himalaya-Karakoram-Tibet Workshop (In San Francisco), Jun. 2010.- (要約)
- 南チベットKun Co地域におき,主に構造地質学的解析から約19Maに地殻上部で東西伸長が起こっていたことを示した.また同時期に地殻中部で起こっていた南北伸長(学術論文19)と併せて当時のチベット地殻における3次元的な流動構造図を提案した.
The Malashan metamorphic complex in southern Tibet: Dominantly top-to-the north deformation and intrusive origin of its associated granites,
Himalayan Journal of Science 2 (abstract volume for the 19th Himalaya-Karakoram-Tibet Workshop), Vol.2, No.4, 92-93, Jul. 2004.- (要約)
- 南チベット変成岩ドームの核部をなす花崗岩類がヒマラヤ造山運動時(約50Ma以降)に貫入したこと,及び周囲の変成岩類における変形が広域的な南北伸長変形と同一視できることを構造地質学的解析,及び全岩化学組成分析に基づいて論じた.
Subduction-stage P-T path of eclogite from the Sambagawa belt: Prophetic record for oceanic-ridge subduction,
Abstract volume for AGU fall meeting (In San Francisco), 306, Dec. 2003.- (要約)
- 三波川帯,高越エクロジャイトの沈み込みP-T pathが非常に険しいdP/dT勾配を持つことを岩石学的に示し,熱モデル計算によるフィッティングから,エクロジャイト形成時期が海嶺沈み込みの直前期であることを論じた.
Origin of eclogitic metagabbro mass in the Sambagawa belt: mantle wedge vs. ocean floor,
Abstract volume for Alice Wain memorial eclogite field symposium (In Selje, Norway), 7, Jun. 2003.- (要約)
- 野外での産状と全岩化学組成分析に基づき,エクロジャイトを含む三波川帯の変斑れい岩(瀬場変斑れい岩)が海山に由来すること,すなわち沈み込み帯の下盤側起源であることを示唆した.
Spatial change of microstructure within garnet observed in the Seba eclogite unit, the Sambagawa belt: inferred time-dependent shear-zone widening from nappe boundary,
Abstract volume for 6th International Eclogite Conference (In Niihama, Japan), 4, Sep. 2001.- (要約)
- 海洋沈み込み型の変成帯におき,ナップ境界が変形の伝搬の核となること,及び新規ナップの付加が変形時階の更新を引き起こすことを主にガーネットの微細構造観察に基づいて論じた.
Origin of eclogite in the Sambagawa belt: contact versus regional metamorphism,
Abstract volume for 5th International Eclogite Conference (In Ascona, Switzerland), 2, Sep. 1997.- (要約)
- 三波川帯の瀬場エクロジャイト質片岩が全て三波川広域変成作用によって生じたものであることを構造解析,微細構造解析によって示した.
- (キーワード)
- eclogite / Sambagawa belt / regional metamorphism / microstructure
炭質物ラマンスペクトルから岩石の最高被熱温度を推定するための自動ピーク分離コードの紹介と使用者への実践的な助言,
日本地質学会第131年学術大会講演要旨, T1-O12, 2024年9月.- (キーワード)
- 炭質物 / ラマン分光 / 自動ピーク分離 / 地質温度系
沈み込み帯プレート境界にかかる最大剪断応力の推定と沈み込み帯熱モデルの再検討:後期白亜紀, 三波川沈み込み帯の例,
日本地質学会第131年学術大会講演要旨, T1-O11, 2024年9月.- (キーワード)
- 応力解析 / 石英動的再結晶粒径圧力計 / 三波川帯
東五良津岩体のザクロ石グラニュライトの変成温度圧力条件,
日本地質学会第130年学術大会講演要旨, T2-O8, 2023年9月.- (キーワード)
- 三波川帯 / グラニュライト / エクロジャイト / 五良津岩体 / 起源 (origin)
沈み込み境界の深部スロー地震発生領域における最大尊断応力分布とその時間変化:西南日本三波川沈み込み帯の例,
日本地質学会第130年学術大会講演要旨, T2-O13, 2023年9月.- (キーワード)
- 応力解析 / 石英動的再結晶粒径圧力計 / 三波川帯
炭質物ラマンスペクトルから経験温度を推定する際のピークフィッティングの自動化:Part 2,
日本地質学会第130年学術大会講演要旨, T2-P1, 2023年9月.- (キーワード)
- ラマン / 炭質物 / 地質温度系 / 自動化
Stress distribution in a subduction channel associated with rapid subduction: evidence from quartz piezometry applied to the Sanbagawa subduction-type metamorphic belt,
Abstract for Japan Geoscience Union (JpGU) meeting 2023, Vol.SCG45, 31, May 2023.- (キーワード)
- stress analysis / quartz piezometer / Sanbagawa metamorphic belt
Kouketsu et al. (2014) と Aoya et al. (2010) の炭質物ラマン温度計の自動化,
変成岩などシンポジウム(つくば), 2023年3月.- (キーワード)
- ラマン / 炭質物 / 地質温度系 / 自動化
三波川帯における二次的なDu褶曲のオーバープリント: 歪み解析の解釈,
変成岩などシンポジウム(つくば), 2023年3月.- (キーワード)
- 一軸伸長 / 変形段階 / Du褶曲 / オーバープリント / 平面歪み / 三波川帯 / 一軸短縮 / 歪み楕円体
補正EDSデータによる眉山青色片岩の角閃石組成累帯構造:沈み込みP-T pathの屈曲,
変成岩などシンポジウム2022(オンライン), 2022年3月.- (キーワード)
- 眉山地域三波川帯 / 青色片岩 / 沈み込みP-T経路 / 角閃石 / 組成累帯構造
沈み込み境界プロセスを議論するためにどの蛇紋岩体が適切なのか?: 西南日本,三波川帯の例,
日本地質学会第128年学術大会予稿集, T3-O-13, 2021年9月.- (キーワード)
- スロー地震 / 蛇紋岩 / 沈み込み
高越地域三波川帯における2段階の変形の伸長方向,
変成岩などシンポジウム2021(オンライン), 2021年3月.- (キーワード)
- 三波川帯高越地域 / 伸長方向 / 変形段階 / エクロジャイトユニット / 青色片岩 / 緑色片岩
高越地域三波川帯における2段階の変形の伸長方向,
第20回日本地質学会四国支部講演会要旨集, 12, 2020年12月.- (キーワード)
- 三波川帯高越地域 / 伸長方向 / 変形段階 / エクロジャイトユニット / 青色片岩 / 緑色片岩
眉山地域三波川帯の変塩基性岩におけるガーネット仮像の認識,
第19回社会産業理工学研究交流会パンフレット, 15, 2019年9月.- (キーワード)
- 眉山地域 / 三波川帯 / 変塩基性岩 / ガーネット仮像 / 緑泥石 / エクロジャイトユニット
眉山地域三波川帯における変形構造方位と主変形の剪断センス,
変成岩などシンポジウム蒲郡, O-1, 2019年3月.- (要約)
- 徳島県・眉山地域の三波川帯では褶曲のオーバープリントの観察により,古い方から順にDr,Ds,Du(呼称はWallis, 1990による)という3段階の塑性変形が認識される.このうち主変形Dsの片理は三波川帯全域に一貫して発達するため,Ds変形の運動像は,三波川帯形成時(後期白亜紀)の巨視的な地殻変動やプレート運動を制約する上で重要である.Faure (1983; 1985) は眉山地域も含めた四国三波川帯全域の調査から,主変形の剪断センスは一貫して「上盤東ずれ」であるとした.ところがその後,Wallis (1990;1995) による四国中央部での調査,及び阿部ほか (2001) による関東山地の調査などからは,「上盤西ずれ」という全く逆の剪断センスが結論されている.そこで,本研究ではFaure (1985) によって「上盤東ずれ」とされた眉山地域におけるDsの剪断センスを検証した.この際,のちのDu変形の影響で見かけの剪断センスが逆転している可能性も考慮し,Ds片理の方位変化を連続的に追跡した. 主変形Dsの剪断センスを吟味するためには,まずDr期に生じた古い片理Srを除外し,主片理Ssのみを観察対象とする必要がある.そこでまず,偏光顕微鏡観察によって新旧片理(Ss, Sr)の分類を行った.このように確実にSsと見なせる片理を選び出した上で,東西方向の軸を持つDu褶曲の影響,つまりSsの傾斜の南北変化を連続的に調べ,Ds変形における「真の上盤側」を地点ごとに決定した.また,ここまでに判明した各地点での「上盤側」を踏まえて剪断センスの決定を行った.Dsは東西方向の伸長線構造を伴うため,その流動方向は東西である.よってDsの剪断センスは上盤西ずれ,もしくは上盤東ずれのいずれかに決定される.眉山地域のガーネット帯において,剪断センスの指標としてシアーバンドが6地点,スノーボール構造が1地点,また歪みシャドウの非対称が1地点で認識された.そして,「真の上盤側」を踏まえて剪断センスを吟味した結果,すべての指標が「上盤西ずれ」を示していることがわかった.地域内の複数地点のデータが一貫しており,また少なくとも3種類の異なる指標からの結果が一致しているため,データの信頼性は高いと考えられる.より広範囲でのデータ取得が今後の課題として残るものの,眉山地域三波川帯におけるDsの剪断センスは一貫して上盤西ずれであり,Faure (1985) の結果は誤りであったと示唆される.
- (キーワード)
- 眉山地域三波川帯 / 片理 / 褶曲 (fold) / 変形構造方位 / 剪断センス
泥質片岩を用いた眉山地域三波川帯の変成分帯とユニット区分,
変成岩などシンポジウム2019蒲郡, P-2, 2019年3月.- (要約)
- 三波川帯は一般に,泥質岩中の鉱物組み合わせに基づき,変成度の低い方から緑泥石帯,ガーネット帯,曹長石黒雲母帯,及び灰曹長石黒雲母帯の4帯に区分される.しかし1980年代以降,この変成条件(パンペリー石アクチノ閃石相~緑れん石角閃岩相)よりも有意に高圧であるエクロジャイト相での変成作用を記録した岩石が新居浜(別子)地域(Takasu,1989など)や高越地域(Matsumoto et al., 2003)で産出したことが報告されている.また今回の研究対象である眉山地域でも,Kabir & Takasu (2016) によってエクロジャイト相変成岩(含ひすい輝石ガーネット青色片岩)が報告された.しかし,この論文では三波川帯のエクロジャイトを含む塩基性岩体をテクトニックブロックと捉え,周囲の泥質片岩は有意に低圧のP-T条件しか記録してないと考えている.一方,四国中央部の新居浜地域三波川帯では近年の研究により,含エクロジャイト岩体を取り囲む周囲の泥質片岩からもエクロジャイト相に達していた証拠が数多く認識されたため (Kouketsu et al.,2014など),周囲の泥質片岩,珪質片岩もひとまとめにしたテクトニックシート,エクロジャイトユニットが提案されるに至っている(青矢ほか2013など).ただし,眉山地域では泥質片岩がエクロジャイト相に達したかどうかは未だ判明していないため,本研究ではこの点を,主に緑泥石の光学性を用いて検証した.研究手法としては,眉山で採取した泥質片岩 23試料の薄片について偏光顕微鏡観察を行っ. まずは三波川帯の変成分帯における指標鉱物である緑泥石,ガーネット,及び黒雲母の有無を調べた.結果としては眉山地域南部の6試料からは緑泥石のみが,また北部の17試料からは緑泥石+ガーネットが確認されたが,すべての試料に関して黒雲母は含まれていなかった.つまり,眉山地域には緑泥石帯とガーネット帯のみが分布し,黒雲母帯は存在しない.一方,東野(1990)などによると,三波川帯の泥質岩における緑泥石の光学性は黒雲母出現線を境に,低変成度側では-(マイナス)になり,高変成度側では+(プラス)へと変化する.ところが,眉山地域では黒雲母帯が認識されないため,緑泥石の光学性が+を示した場合は,それをエクロジャイト相に達していた証拠と捉えることができる.そこで,泥質片岩中の緑泥石の光学性を鋭敏色検板を用いて調べた結果,緑泥石帯の7試料については全て光学性が-であり,エクロジャイト相に達していないことが示唆された.一方,ガーネット帯の17試料を精査した結果,緑泥石の光学性+の試料が少なくとも4箇所から見つかり,これらの産出地点がエクロジャイト相に達していたことが示唆された. つまり,眉山地域にも新居浜地域と同じように,泥質片岩等を含めたエクロジャイトユニット(エクロジャイトナップ)が存在するものと結論付けられる. Kabir & Takasu (2016) が示したP-T経路によれば,エクロジャイト相に達した泥質片岩はその後,ガーネット帯相当のP-T条件で後退変成を被っているはずだが,少なくとも2箇所の泥質片岩試料からは緑泥石の光学性が+から-へと変化する累帯構造が見つかっており,このP-T経路を支持している.一方,光学性+が見つかった4試料と同一構造位置に産する泥質岩の多くにおいて光学性+が見つかっていないことは,後退変成の影響が強かったためにエクロジャイト相変成時の情報が消失してしまったことを示唆している.
- (キーワード)
- 眉山地域三波川帯 / エクロジャイトユニット / 泥質片岩 / 緑泥石の光学性 / 変成分帯
眉山地域三波川帯の変塩基性岩におけるガーネット仮像の認識,
変成岩などシンポジウム2019蒲郡, P-3, 2019年3月.- (要約)
- 四国三波川帯では泥質岩の鉱物組み合わせに基づき,変成度の低い方から順に緑泥石帯,ガーネット帯,曹長石黒雲母帯,及び灰曹長石黒雲母帯という4帯への変成分帯が伝統的に行われてきた(東野 1990など).しかし,1980年代以降,Takasu (1984) などによって,それまでの認識よりも有意に高圧の変成条件であるエクロジャイト相での変成作用を記録した岩石が発見され始めた.そして近年,その分布範囲は1つの大きな構造単位であるエクロジャイトユニット(またはエクロジャイトナップ)をなすと考えられるようになった(Aoya et al., 2013など).四国三波川帯において,エクロジャイト相変成岩はこれまでに新居浜,汗見,高越,及び眉山の4か所で見つかっている.そのうち眉山地域では Kabir & Takasu (2016) がエクロジャイト相変成作用を記録した岩石を発見した.この岩石は彼らの呼称による川田山層に産出する.しかし,Kabir & Takasu (2016) が記載した岩石はエクロジャイトではなく,含ひすい輝石ガーネット青色片岩であり,オンファス輝石を含まない.また高越地域ではWeller et al. (2015) が,エクロジャイトのみならず,ガーネットを含む青色片岩もエクロジャイト相でのPT条件を経験していたことを示した.つまり,同じエクロジャイト相で変成作用を被った塩基性片岩でも,全岩化学組成の微妙な違いによって,オンファス輝石が出現する場合としない場合があるということが明らかになった.この研究により,ガーネットを含む塩基性片岩,特にガーネット青色片岩はエクロジャイトユニットに属する可能性が高いことが示唆された.一方,Matsumoto et al. (2003) などによると,エクロジャイトユニットの岩石は,エクロジャイト相での変成作用の後,緑色片岩相など,より低圧の条件での後退変成作用を受けている.この場合,岩石中に存在していたガーネットの一部または全体は,主に緑泥石からなる鉱物集合体に置換される.つまり,もとのガーネットの形に由来する粒状の緑泥石集合体は,ガーネットの分解組織,すなわちガーネット仮像とみなすことができる.そのため,塩基性岩,特に青色片岩中にこのようなガーネット仮像が存在する場合,その岩石は以前にエクロジャイト相での変成作用を受けたエクロジャイトユニットの岩石とみなすことができる.本研究では,眉山地域の塩基性岩でガーネット仮像を認識し,地質図におけるエクロジャイトユニットの分布範囲を制約することを目的とした. まず,Kabir & Takasu (2016) と同一地点から採取した,ガーネットを含むやや珪質な塩基性片岩の薄片を偏光顕微鏡で観察したところ,他形のガーネットを緑泥石が取り囲んだガーネットの部分的な分解組織が見られた.そして,このような緑泥石はガーネットの周囲に端を発し,そこから片理に沿って両側へと伸びていた.このことから,眉山地域のガーネットはある程度の変形を受けながら分解したものと考えられる.これを踏まえ,粒状のものだけでなく,ある程度扁平な形をした緑泥石集合体も含めて仮像の認定を行った.結果としては,観察した塩基性片岩薄片54枚のうち14枚にガーネットないしガーネット仮像が確認できた.地図上で見るとガーネット仮像が確認できた地点は眉山地域の北東部から西部まで幅広く分布する.この分布から,エクロジャイトユニットは川田山層の見かけ上位(主変形によるタイト褶曲を考慮すると下位)をなす高越層にまで拡張されることが示唆される.
- (キーワード)
- 眉山地域三波川帯 / エクロジャイトユニット / ガーネット青色片岩 / ガーネット仮像 / 緑泥石
眉山地域三波川帯の変塩基性岩におけるガーネット仮像の認識,
第18回日本地質学会四国支部講演会要旨集, P-2, 2018年12月.- (要約)
- 四国三波川帯では泥質岩の鉱物組み合わせに基づき,変成度の低い方から順に緑泥石帯,ガーネット帯,曹長石黒雲母帯,及び灰曹長石黒雲母帯という4帯への変成分帯が伝統的に行われてきた(東野 1990など).しかし,1980年代以降,Takasu (1984) などによって,それまでの認識よりも有意に高圧の変成条件であるエクロジャイト相での変成作用を記録した岩石が発見され始めた.そして近年,その分布範囲は1つの大きな構造単位であるエクロジャイトユニット(またはエクロジャイトナップ)をなすと考えられるようになった(Aoya et al., 2013など).四国三波川帯において,エクロジャイト相変成岩はこれまでに新居浜,汗見,高越,及び眉山の4か所で見つかっている.そのうち眉山地域では Kabir & Takasu (2016) がエクロジャイト相変成作用を記録した岩石を発見した.この岩石は彼らの呼称による川田山層に産出する.しかし,Kabir & Takasu (2016) が記載した岩石はエクロジャイトではなく,含ひすい輝石ガーネット青色片岩であり,オンファス輝石を含まない.また高越地域ではWeller et al. (2015) が,エクロジャイトのみならず,ガーネットを含む青色片岩もエクロジャイト相でのPT条件を経験していたことを示した.つまり,同じエクロジャイト相で変成作用を被った塩基性片岩でも,全岩化学組成の微妙な違いによって,オンファス輝石が出現する場合としない場合があるということが明らかになった.この研究により,ガーネットを含む塩基性片岩,特にガーネット青色片岩はエクロジャイトユニットに属する可能性が高いことが示唆された.一方,Matsumoto et al. (2003) などによると,エクロジャイトユニットの岩石は,エクロジャイト相での変成作用の後,緑色片岩相など,より低圧の条件での後退変成作用を受けている.この場合,岩石中に存在していたガーネットの一部または全体は,主に緑泥石からなる鉱物集合体に置換される.つまり,もとのガーネットの形に由来する粒状の緑泥石集合体は,ガーネットの分解組織,すなわちガーネット仮像とみなすことができる.そのため,塩基性岩,特に青色片岩中にこのようなガーネット仮像が存在する場合,その岩石は以前にエクロジャイト相での変成作用を受けたエクロジャイトユニットの岩石とみなすことができる.本研究では,眉山地域の塩基性岩でガーネット仮像を認識し,地質図におけるエクロジャイトユニットの分布範囲を制約することを目的とした. まず,Kabir & Takasu (2016) と同一地点から採取した,ガーネットを含むやや珪質な塩基性片岩の薄片を偏光顕微鏡で観察したところ,他形のガーネットを緑泥石が取り囲んだガーネットの部分的な分解組織が見られた.そして,このような緑泥石はガーネットの周囲に端を発し,そこから片理に沿って両側へと伸びていた.このことから,眉山地域のガーネットはある程度の変形を受けながら分解したものと考えられる.これを踏まえ,粒状のものだけでなく,ある程度扁平な形をした緑泥石集合体も含めて仮像の認定を行った.結果としては,観察した塩基性片岩薄片54枚のうち14枚にガーネットないしガーネット仮像が確認できた.地図上で見るとガーネット仮像が確認できた地点は眉山地域の北東部から西部まで幅広く分布する.この分布から,エクロジャイトユニットは川田山層の見かけ上位(主変形によるタイト褶曲を考慮すると下位)をなす高越層にまで拡張されることが示唆される.
- (キーワード)
- 眉山地域三波川帯 / エクロジャイトユニット / ガーネット青色片岩 / ガーネット仮像 / 緑泥石
泥質片岩を用いた眉山地域三波川帯の変成分帯とユニット区分,
第18回日本地質学会四国支部講演会要旨集, P-1, 2018年12月.- (要約)
- 三波川帯は一般に,泥質岩中の鉱物組み合わせに基づき,変成度の低い方から緑泥石帯,ガーネット帯,曹長石黒雲母帯,及び灰曹長石黒雲母帯の4帯に区分される.しかし1980年代以降,この変成条件(パンペリー石アクチノ閃石相~緑れん石角閃岩相)よりも有意に高圧であるエクロジャイト相での変成作用を記録した岩石が新居浜(別子)地域(Takasu,1989など)や高越地域(Matsumoto et al., 2003)で産出したことが報告されている.また今回の研究対象である眉山地域でも,Kabir & Takasu (2016) によってエクロジャイト相変成岩(含ひすい輝石ガーネット青色片岩)が報告された.しかし,この論文では三波川帯のエクロジャイトを含む塩基性岩体をテクトニックブロックと捉え,周囲の泥質片岩は有意に低圧のP-T条件しか記録してないと考えている.一方,四国中央部の新居浜地域三波川帯では近年の研究により,含エクロジャイト岩体を取り囲む周囲の泥質片岩からもエクロジャイト相に達していた証拠が数多く認識されたため (Kouketsu et al.,2014など),周囲の泥質片岩,珪質片岩もひとまとめにしたテクトニックシート,エクロジャイトユニットが提案されるに至っている(青矢ほか2013など).ただし,眉山地域では泥質片岩がエクロジャイト相に達したかどうかは未だ判明していないため,本研究ではこの点を,主に緑泥石の光学性を用いて検証した.研究手法としては,眉山で採取した泥質片岩 23試料の薄片について偏光顕微鏡観察を行っ. まずは三波川帯の変成分帯における指標鉱物である緑泥石,ガーネット,及び黒雲母の有無を調べた.結果としては眉山地域南部の6試料からは緑泥石のみが,また北部の17試料からは緑泥石+ガーネットが確認されたが,すべての試料に関して黒雲母は含まれていなかった.つまり,眉山地域には緑泥石帯とガーネット帯のみが分布し,黒雲母帯は存在しない.一方,東野(1990)などによると,三波川帯の泥質岩における緑泥石の光学性は黒雲母出現線を境に,低変成度側では-(マイナス)になり,高変成度側では+(プラス)へと変化する.ところが,眉山地域では黒雲母帯が認識されないため,緑泥石の光学性が+を示した場合は,それをエクロジャイト相に達していた証拠と捉えることができる.そこで,泥質片岩中の緑泥石の光学性を鋭敏色検板を用いて調べた結果,緑泥石帯の7試料については全て光学性が-であり,エクロジャイト相に達していないことが示唆された.一方,ガーネット帯の17試料を精査した結果,緑泥石の光学性+の試料が少なくとも4箇所から見つかり,これらの産出地点がエクロジャイト相に達していたことが示唆された. つまり,眉山地域にも新居浜地域と同じように,泥質片岩等を含めたエクロジャイトユニット(エクロジャイトナップ)が存在するものと結論付けられる. Kabir & Takasu (2016) が示したP-T経路によれば,エクロジャイト相に達した泥質片岩はその後,ガーネット帯相当のP-T条件で後退変成を被っているはずだが,少なくとも2箇所の泥質片岩試料からは緑泥石の光学性が+から-へと変化する累帯構造が見つかっており,このP-T経路を支持している.一方,光学性+が見つかった4試料と同一構造位置に産する泥質岩の多くにおいて光学性+が見つかっていないことは,後退変成の影響が強かったためにエクロジャイト相変成時の情報が消失してしまったことを示唆している.
- (キーワード)
- 眉山地域三波川帯 / エクロジャイトユニット / 泥質片岩 / 緑泥石の光学性 / 変成分帯
眉山地域三波川帯における変形構造方位と主変形の剪断センス,
第18回日本地質学会四国支部講演会要旨集, O-2, 2018年12月.- (要約)
- 徳島県・眉山地域の三波川帯では褶曲のオーバープリントの観察により,古い方から順にDr,Ds,Du(呼称はWallis, 1990による)という3段階の塑性変形が認識される.このうち主変形Dsの片理は三波川帯全域に一貫して発達するため,Ds変形の運動像は,三波川帯形成時(後期白亜紀)の巨視的な地殻変動やプレート運動を制約する上で重要である.Faure (1983; 1985) は眉山地域も含めた四国三波川帯全域の調査から,主変形の剪断センスは一貫して「上盤東ずれ」であるとした.ところがその後,Wallis (1990;1995) による四国中央部での調査,及び阿部ほか (2001) による関東山地の調査などからは,「上盤西ずれ」という全く逆の剪断センスが結論されている.そこで,本研究ではFaure (1985) によって「上盤東ずれ」とされた眉山地域におけるDsの剪断センスを検証した.この際,のちのDu変形の影響で見かけの剪断センスが逆転している可能性も考慮し,Ds片理の方位変化を連続的に追跡した. 主変形Dsの剪断センスを吟味するためには,まずDr期に生じた古い片理Srを除外し,主片理Ssのみを観察対象とする必要がある.そこでまず,偏光顕微鏡観察によって新旧片理(Ss, Sr)の分類を行った.このように確実にSsと見なせる片理を選び出した上で,東西方向の軸を持つDu褶曲の影響,つまりSsの傾斜の南北変化を連続的に調べ,Ds変形における「真の上盤側」を地点ごとに決定した.また,ここまでに判明した各地点での「上盤側」を踏まえて剪断センスの決定を行った.Dsは東西方向の伸長線構造を伴うため,その流動方向は東西である.よってDsの剪断センスは上盤西ずれ,もしくは上盤東ずれのいずれかに決定される.眉山地域のガーネット帯において,剪断センスの指標としてシアーバンドが6地点,スノーボール構造が1地点,また歪みシャドウの非対称が1地点で認識された.そして,「真の上盤側」を踏まえて剪断センスを吟味した結果,すべての指標が「上盤西ずれ」を示していることがわかった.地域内の複数地点のデータが一貫しており,また少なくとも3種類の異なる指標からの結果が一致しているため,データの信頼性は高いと考えられる.より広範囲でのデータ取得が今後の課題として残るものの,眉山地域三波川帯におけるDsの剪断センスは一貫して上盤西ずれであり,Faure (1985) の結果は誤りであったと示唆される.
- (キーワード)
- 眉山地域三波川帯 / 片理 / 褶曲 (fold) / 変形構造方位 / 剪断センス
後期白亜紀ユーラシア東縁沈み込み帯の地質を巡る徳島周辺のジオ鉄コース,
第16回日本地質学会四国支部講演要旨集, 2, 2016年12月.- (キーワード)
- ジオ鉄 / 徳島 (Tokushima) / 後期白亜紀 / 沈み込み帯 / 三波川帯
5 万分の1 地質図幅「観音寺」地域の地質,
日本地質学会第123年学術大会講演要旨集, 2016年9月.- (キーワード)
- 徳島 (Tokushima)
後期白亜紀ユーラシア東縁沈み込み帯の地質を巡る徳島周辺のジオ鉄コース,
日本地質学会第123年学術大会講演要旨集, 225, 2016年9月.- (キーワード)
- ジオ鉄 / 徳島 (Tokushima) / 後期白亜紀 / 沈み込み帯 / 三波川帯
三波川帯の形成過程に関する研究の動向,
日本応用地質学会中国四国支部平成27年度研究発表会(於徳島)特別講演, 2015年10月.- (キーワード)
- 三波川帯 / 変成作用 / 構造地質学 / 岩石学 (petrology) / 地質年代学
蛇紋岩化したウェッジマントルにおける固体流動と流体浸透,
日本地質学会第122年学術大会講演要旨集, 114, 2015年9月.- (キーワード)
- マントルウェッジ / 蛇紋岩 / 地震波異方性 / ブルース石 / アンチゴライト
四国三波川帯の大歩危ユニット南部を横切る 八丁山断層の非存在,
変成岩などシンポジウム須磨, 2015年3月.- (要約)
- 四国中央部三波川帯の大歩危ユニットを横切るように長年描かれてきた八丁山断層が,実際には地質図上に表現すべき断層としては存在しないことを野外調査のデータに基づいて論じた.
- (キーワード)
- 八丁山断層 / 大歩危ユニット / 野外調査 / 三波川帯 / 砂質片岩
四国三波川帯の大歩危ユニット南部を横切る 八丁山断層の非存在,
第14回日本地質学会四国支部講演会要旨集, O-7, 2014年12月.- (要約)
- 四国中央部三波川帯の大歩危ユニットを横切るように長年描かれてきた八丁山断層が,実際には地質図上に表現すべき断層としては存在しないことを野外調査のデータに基づいて論じた.
- (キーワード)
- 八丁山断層 / 大歩危ユニット / 野外調査 / 三波川帯 / 砂質片岩
四国三波川帯の大歩危ユニット南部を横切る 八丁山断層の非存在,
日本地質学会第121年学術大会講演要旨集, 67, 2014年9月.- (要約)
- 四国中央部三波川帯の大歩危ユニットを横切るように長年描かれてきた八丁山断層が,実際には地質図上に表現すべき断層としては存在しないことを野外調査のデータに基づいて論じた.
- (キーワード)
- 八丁山断層 / 大歩危ユニット / 野外調査 / 三波川帯 / 砂質片岩
三波川帯西五良津岩体の岩相,変形と地質構造,
日本地質学会第120年学術大会講演要旨, 236, 2013年9月.- (要約)
- 新居浜地域三波川帯の大理石を伴う粗粒エクロジャイト岩体(西五良津岩体)について,詳細な野外調査に基づく変形段階の整理と地質構造の再検討を行った.結果,岩体内にDE1, DE2, DE3という三段階の延性変形段階が認識され,西五良津岩体の大理石の分布はDE2期の大規模な転倒アンチフォームによって説明された.この結論は本岩体がデュープレックス構造の一部をなすとする既存の考えとは相容れない.
半値幅を用いた炭質物ラマン地質温度計の開発と先行研究との性能比較,
日本地質学会第120年学術大会講演要旨, 114, 2013年9月.- (要約)
- 西南日本の四万十帯,秩父帯,黒瀬川帯,三波川帯,美濃‐丹波帯において150 °Cから650 °Cの温度領域で形成された19試料中の炭質物についてラマン分光分析を行った.特に低温領域での炭質物ラマンスペクトルのピーク分離方法を検討し,半値幅を用いた新しい炭質物ラマン温度計を提案するとともに既存の温度計との性能比較を行った.
- (キーワード)
- carbonaceous material / FWHM / geothermometer / low temperature metamorphism / Raman spectroscopy
三波川帯における超苦鉄質岩類の分布パターンとその起源,及び白亜紀三波川沈み込み帯における大陸地殻の厚さ.,
変成岩などシンポジウム(於札幌市), 2013年3月.- (要約)
- 四国中央部における詳細な地質調査に基づき,三波川変成帯の低変成度領域(緑泥石帯)には超塩基性岩が一切存在しないことを明らかにした.これにより,三波川帯高変成度部に散在する超苦鉄質岩類がすべて沈み込み帯上盤側のマントルウェッジ起源であることが明確になった.また,超塩基性岩の出現線の位置から,後期白亜紀のユーラシア東縁における大陸地殻の厚さを30∼35kmと見積もった.
- (キーワード)
- 三波川帯 / 超苦鉄質岩 / 沈み込み帯 / 大陸地殻
三波川帯における超苦鉄質岩類の分布パターンとその起源,及び白亜紀三波川沈み込み帯における大陸地殻の厚さ.,
第12回日本地質学会四国支部総会・講演会講演要旨集, 2012年12月.- (要約)
- 四国中央部における詳細な地質調査に基づき,三波川変成帯の低変成度領域(緑泥石帯)には超塩基性岩が一切存在しないことを明らかにした.これにより,三波川帯高変成度部に散在する超苦鉄質岩類がすべて沈み込み帯上盤側のマントルウェッジ起源であることが明確になった.また,超塩基性岩の出現線の位置から,後期白亜紀のユーラシア東縁における大陸地殻の厚さを30∼35kmと見積もった.
- (キーワード)
- 三波川帯 / 超苦鉄質岩 / 沈み込み帯 / 大陸地殻
三波川帯における超苦鉄質岩類の分布パターンとその起源,及び白亜紀三波川沈み込み帯における大陸地殻の厚さ.,
日本地質学会第119年学術大会講演要旨, 93, 2012年9月.- (要約)
- 四国中央部における詳細な地質調査に基づき,三波川変成帯の低変成度領域(緑泥石帯)には超塩基性岩が一切存在しないことを明らかにした.これにより,三波川帯高変成度部に散在する超苦鉄質岩類がすべて沈み込み帯上盤側のマントルウェッジ起源であることが明確になった.また,超塩基性岩の出現線の位置から,後期白亜紀のユーラシア東縁における大陸地殻の厚さを30∼35kmと見積もった.
- (キーワード)
- 三波川帯 / 超苦鉄質岩 / 沈み込み帯 / 大陸地殻
ラマンスペクトルから推察される炭質物の低温から高温変成作用に伴う構造変化,
日本地球惑星科学連合大会(於幕張メッセ), No.SMP46-P21, 2012年5月.- (キーワード)
- Carbonaceous material / Raman spectroscopy / metamorphic rock / amorphous carbon / graphite
接触変成岩への適用を通じて得られた ラマン炭質物温度計の実用に関するいくつかの知見,
変成岩などシンポジウム(於京都市), 2012年3月.- (要約)
- 既存のラマン炭質物温度計の適用範囲を接触変成帯に拡張した.また測定の際に問題となる試料の不均質,及び測定方位依存について考察し,測定方位を気にせず測定数を稼いだ方が信頼性の高い温度見積もりが得られることを示した.一部試料の採取,測定戦略,及び論文全体の執筆を担当.
- (キーワード)
- ラマン炭質物温度計 / 接触変成岩
接触変成岩への適用を通じて得られた ラマン炭質物温度計の実用に関するいくつかの知見,
日本地質学会第118年学術大会講演要旨セクションB(於茨城大学), 82, 2011年9月.- (要約)
- 既存のラマン炭質物温度計の適用範囲を接触変成帯に拡張した.また測定の際に問題となる試料の不均質,及び測定方位依存について考察し,測定方位を気にせず測定数を稼いだ方が信頼性の高い温度見積もりが得られることを示した.
- (キーワード)
- ラマン炭質物温度計 / 接触変成岩
炭質物の温度上昇に伴う構造変化とラマンピーク半値幅を用いた温度計の開発,
日本地質学会第118年学術大会講演要旨セクションB(於茨城大学), 82, 2011年9月.- (要約)
- 165∼400˚Cの低温域で適用可能なラマン炭質物温度計の構築を目指し,温度の目盛り付けのためにdisorderピークの半値幅が有効な指標となることを示した.
三波川帯エクロジャイトのゆっくり沈み込みと浮力上昇,
日本地質学会第118年学術大会講演要旨セクションB(於茨城大学), 85, 2011年9月.- (要約)
- 別子地域の五良津エクロジャイトが辿った2段階の沈み込み温度・圧力履歴を岩石学的に導き,五良津岩体の広範囲でピーク圧力時にざくろ石角閃岩が安定であったことを示した.また導かれた沈み込み温度圧力履歴から,2回目の沈み込みがスラブとの癒着が弱いゆっくり沈み込みであったことを熱モデルとの比較により示した.
Tibet南部Kangmarドームの新生代における定置年代,
日本地質学会第117年学術大会講演要旨(於富山大学), 2010年9月.- (要約)
- 野外での花崗岩派生脈の産状,及びスポット測定によるU-Pb年代測定を併用することで,これまでインド大陸の基盤岩とされ,5億年以上前に形成されたと考えられていた南チベット・カンマードーム核部の花崗岩が,実際にはヒマラヤ造山運動の最中(5000万年前以降)の貫入花崗岩であることを主張した.
三波川帯構造岩石学とテクトニックモデル:アルバイト斑状変晶の重要性,
日本地質学会第116年学術大会講演要旨(於岡山理科大学), 21, 2009年9月.- (要約)
- 三波川帯における構造地質学的研究を総括し,アルバイト斑状変晶が変形段階の分類において重要な役割を果たしていることを強調した.また伸長線構造の方位分布の地域差を指摘し,これらに対する解釈が三波川変成岩の上昇機構を解く上での鍵となることを示唆した.
白亜紀のユーラシア東縁におけるウェッジマントルの蛇紋岩化と領家花崗岩の成因:三波川変成岩のPT条件から,
日本地質学会第116年学術大会講演要旨(於岡山理科大学), 149, 2009年9月.- (要約)
- 三波川エクロジャイトの形成温度・圧力条件をコンパイルし,後期白亜紀のユーラシア東縁沈み込み帯におけるスラブ-マントル結合深度を約65kmと見積もった.同時に,65km以浅のウェッジマントルが蛇紋岩化していたこと,及び海嶺沈み込みによって加熱された蛇紋岩類が脱水したことで下部地殻の部分溶融が起こり,領家花崗岩類の起源マグマが生じたことを論じた.
変成岩研究とその広がり-といってもほとんど三波川帯の話,
第7回地球システム・地球進化ニューイヤースクールレクチャーノート(於代々木オリンピックセンター), 49-51, 2009年1月.- (要約)
- 青矢自身のこれまでの三波川帯研究を総括し,変成岩研究のおもしろさを伝えると同時に,岩石学,構造地質学,年代学,熱モデル計算など,様々な手法を融合した科学的議論の重要性を論じた.
1/5万地質図幅「日比原」における四国中央部三波川帯の岩相構造と南北断面,
日本地質学会第115年学術大会講演要旨(於秋田大学), 136, 2008年9月.- (要約)
- 四国中央部,日比原地域の1/5万地質図幅作成を通じて,三波川変成岩が下位から上位に向かって大局的には砂質片岩=>泥質片岩=>珪質片岩=>塩基性片岩の順に積み重なることを示し,この大局的な変化が,過去の沈み込み帯において,海洋地殻のより表層を成す物質ほど,より浅い部分で上盤側に付加してゆく様子を記録している可能性を示唆した.
三波川変成作用のピーク年代:Lu-Hf法によるエクロジャイト年代,
日本地質学会第114年学術大会講演要旨(於北海道大学), 175, 2007年9月.- (要約)
- Lu-Hf法によって瀬場及び高越エクロジャイトのざくろ石形成年代(約89Ma)を導出した.同時にこのエクロジャイト相変成が海嶺沈み込みを伴うプレートテクトニクスの大改変(約85Ma)の直前期にあたることを示し,Aoya et al. (2003; Geology)の予言を裏付けた.
四国中央部三波川帯南部,日比原地域におけるDu (D3) 変形の重要性,
日本地質学会第114年学術大会講演要旨(於北海道大学), 175, 2007年9月.- (要約)
- 四国三波川帯日比原地域における野外調査から,三波川帯には後生変形であるDu期の直立褶曲が普遍的に存在する領域とほとんど存在しない領域という両者が存在する事を示した.またDu変形の影響が強かった前者の領域での歪み解析結果が一軸伸長となるのは,このDu変形のオーバープリントによるもので,三波川帯の変形履歴に一軸伸長ステージがあったわけではないことを論じた.
南チベットMalashanドームの接触変成作用-テチスヒマラヤの浅部における伸張テクトニクスの例,
日本地質学会第114年学術大会講演要旨(於北海道大学), 77, 2007年9月.- (要約)
- 南チベット変成岩ドームの核部をなす花崗岩類の貫入深度(変成温度・圧力条件)を岩石学的に制約し,一部の花崗岩の貫入年代を示した.
三波川帯沈み込み時のテクトニックセッティングおよびマントル流との結合深度:圧力-温度履歴と沈み込み帯熱モデルから,
日本地質学会第114年学術大会講演要旨(於北海道大学), 22, 2007年9月.- (要約)
- 高越エクロジャイトの温度・圧力履歴などから,三波川帯の形成・上昇時期が海嶺沈み込みの直前期に当たることを論じた.また三波川エクロジャイトに記録された変成温度・圧力条件をコンパイルし,熱モデルによる解釈から,後期白亜紀のユーラシア東縁沈み込み帯におけるスラブ-マントル結合深度を約65kmと見積もり,領家花崗岩の形成が海嶺沈み込みによる蛇紋岩化ウェッジの脱水に起因することを推測した.
高圧沈み込み型変成作用と海嶺接近:三波川帯の例,
日本地球惑星科学連合大会(於幕張メッセ), 2007年5月.- (要約)
- 三波川帯を例として,高圧型変成帯の上昇が海嶺の接近など,沈み込み帯浅部の加熱を引き金として引き起こされている可能性を示唆した.
四国三波川帯・含エクロジャイト変ハンレイ岩の起源:全岩化学組成を用いた2通りの制約,
日本地質学会第113年学術大会講演要旨(於高知大学), 132, 2006年9月.- (要約)
- 野外での産状と全岩化学組成分析に基づき,エクロジャイトを含む三波川帯の変斑れい岩(瀬場変斑れい岩)が海山に由来すること,すなわち沈み込み帯の下盤側起源であることを示唆した.
海嶺沈み込み開始までの二次元熱モデル:沈み込み速度 vs 海嶺接近速度比の重要性,
日本地質学会第112年学術大会講演要旨(於京都大学), 173, 2005年9月.- (要約)
- 海嶺の海溝への接近を組み込んだ沈み込み帯熱モデルを構築し,様々な変数を用いた計算結果から,沈み込み速度に対する海嶺の接近速度比が重要な変数であることを示した.同時に,高圧型変成岩の沈み込みP-T pathが変成岩形成時のテクトニックセッティングを指標する重要な情報であることを論じた.
花崗岩貫入により誘発されたNorthern Himalayan変成ドーム(南チベット)における伸長テクトニクス,
日本地質学会第112年学術大会講演要旨(於京都大学), 134, 2005年9月.- (要約)
- 南チベット変成岩ドームの形成が核部花崗岩の貫入による接触変成に起因すること,及び,接触変成の熱的影響が南北伸長変形の引き金となったことを示した.またこの変形がchannel flowモデルで剛体的とされた上部地殻に及んでいたことから,モデルに修正(花崗岩マグマ上昇の考慮)が必要なことが示唆された.
三波川帯沈み込み時のテクトニックセッティング,
日本地質学会近畿・四国・西日本支部合同例会講演要旨(於京都大学), 2004年6月.- (要約)
- 三波川帯,高越エクロジャイトの沈み込みP-T pathが非常に険しいdP/dT勾配を持つことを岩石学的に示し,熱モデル計算によるフィッティングから,エクロジャイト形成時期のテクトニックセッティングが海嶺沈み込みの直前期に当たることを論じた.
四国三波川帯,高越藍閃石エクロジャイトの沈み込みP-T path: 海嶺沈み込みの予兆,
日本地質学会第110年学術大会講演要旨 (於静岡大学), 170, 2003年9月.- (要約)
- 三波川帯,高越エクロジャイトの沈み込みP-T pathが非常に険しいdP/dT勾配を持つことを岩石学的に示し,熱モデル計算によるフィッティングから,エクロジャイト形成時期が海嶺沈み込みの直前期であることを論じた.
三波川帯含エクロジャイトハンレイ岩体の起源:マントルウェッジか海洋底か,
日本岩石鉱物鉱床学会講演要旨 (於大阪大学), 2002年10月.- (要約)
- 野外での産状と全岩化学組成分析に基づき,エクロジャイトを含む三波川帯の変斑れい岩(瀬場変斑れい岩)が海山に由来すること,すなわち沈み込み帯の下盤側起源であることを示唆した.
三波川エクロジャイトの再評価:高変成度ナップとしてのエクロジャイトユニット,
日本地質学会第106年学術大会講演要旨 (於名古屋大学), 50, 1999年9月.- (要約)
- 三波川帯,別子地域における巨視的な褶曲構造を認識し,地質図上でばらばらに見えるエクロジャイト岩体群が同一の構造位置を占めるナップとみなせることを示した.
四国三波川帯,瀬場谷エクロジャイトのP-T-D径路とその意義,
日本岩石鉱物鉱床学会講演要旨(於茨城大学), 1999年9月.- (要約)
- 構造地質学と岩石学を融合し,三波川帯,瀬場エクロジャイトの経験した圧力・温度・変形履歴を導出した.
変形段階分類の意義:瀬場谷のエクロジャイトを例にして,
構造地質学研究会講演要旨 (於京都大学), 1998年12月.- (要約)
- 四国三波川帯の瀬場塩基性片岩を例として,変成・変形地域の発達史を論じる上で変形段階の分類作業が重要な役割を果たすことを論じた.
四国三波川帯,瀬場谷地域に産するエクロジャイトの成因:変形構造解析による統一的な説明,
日本地質学会第105年学術大会講演要旨 (於信州大学), 1998年9月.- (要約)
- 三波川帯の瀬場エクロジャイト質片岩が全て三波川広域変成作用によって生じたものであることを構造解析,微細構造解析によって示した.
- 研究会・報告書
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
- 特許
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
- 作品
- 竹内 圭司, 佐藤 大介, 尾崎 正紀, 松浦 浩久, 青矢 睦月, 内野 隆之 :
「石を割ってみよう」(イベント後記),
GSJ地質ニュース(産総研地質調査総合センター), Vol.2, No.2, 43, 2013年2月.- (要約)
- 2012年8月に産総研地質調査総合センターで行われた体験イベント「石を割ってみよう」のイベント後期.イベントの様子,子供たちの反応などを紹介.
地質情報展2008あきた 体験コーナー「石を割ってみよう」(イベント後記),
地質ニュース, No.658, 39-40, 2009年6月.- (要約)
- 産業技術総合研究所が主体として行われた地質情報展2008あきたの出展行事,「石を割ってみよう」のイベント後記.人気の石や当日の様子などを紹介.
地質情報展2006こうち 地下から戻ってきた石たち-四国の骨組み(イベント後記),
地質ニュース, No.637, 19-22, 2007年9月.- (要約)
- 地質情報展で行った四国の基盤岩類に関するポスター展示に関する解説,及びイベント後記.全文を執筆.
地質情報展2005きょうと体験コーナー –石を割ってみよう-(イベント後記),
地質ニュース, No.614, 64-67, 2005年10月.- (要約)
- 例年,産総研と地質学会の共催で行われている普及行事「地質情報展」における石割りコーナーのイベント後記.全文を執筆.
口絵1 : 微細構造観察による三波川変成岩の変形・変成史の解読,
地学雑誌(口絵), Vol.113, No.5, Plate3, 2004年10月.- (要約)
- 三波川帯のエクロジャイト質塩基性片岩における微細構造による変形段階の分類基準をカラーの顕微鏡写真によって図解した.
- (文献検索サイトへのリンク)
- ● CiNii @ 国立情報学研究所 (CRID): 1390282679207058176
(CiNii: 1390282679207058176) 青矢 睦月, 平島 崇男, 高須 晃, 榎並 正樹, Wallis Simon, 榊原 正幸 :
第6回国際エクロジャイト会議の記念碑とその材料となったエクロジャイトの転石,
地質学雑誌(口絵), Vol.107, No.12, XXI-XXII, 2001年12月.- (要約)
- 第6回国際エクロジャイト会議を記念して新居浜市別子山に建立された記念碑を紹介.記念碑の材料となった三波川エクロジャイトの転石を発見し,また紹介記事の執筆を担当.
大陸衝突の現場:南チベットの地質調査,
地質学雑誌(口絵), Vol.106, No.12, XXV-XXVI, 2000年12月.- (要約)
- 南チベットの地質と調査風景を紹介.口絵の構成と文章の和訳を担当.
- 補助金・競争的資金
- 考古学および地質学による弥生時代における青色片岩製石器原産地に関する研究 (研究課題/領域番号: 23K25411 )
沈み込み境界における応力推定及び次世代沈み込みモデル構築 (研究課題/領域番号: 23K20895 )
沈み込み境界の構造岩石学的研究:西南日本(三波川帯)の例 (研究課題/領域番号: 24244079 )
研究者番号(90415638)による検索
- その他
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2024年11月15日更新
- 専門分野・研究分野
- 地質学 (Geology)
- 所属学会・所属協会
- 日本地質学会
第6回国際エクロジャイト会議組織委員
日本地質学会 [2020年5月〜2024年6月]) - 委員歴・役員歴
- 日本地質学会 (岩石部会行事委員 [2008年4月〜2009年3月])
日本地質学会 (岩石部会行事委員 [2011年4月〜2012年3月])
第6回国際エクロジャイト会議(於新居浜2001)組織委員 ( [2000年10月〜2001年9月])
日本地質学会 (四国支部幹事 [2018年4月〜2020年3月])
日本地質学会 (地方支部区代議員(四国支部) [2020年5月〜2024年6月])
日本地質学会 (理事 [2022年6月〜2024年6月]) - 受賞
- 2003年9月, 研究奨励賞 (日本地質学会)
2007年9月, 柵山雅則賞 (日本地質学会)
2015年9月, 日本地質学会論文賞 (日本地質学会)
2016年9月, Island Arc Most Downloaded Award (Wiley-Blackwell)
2017年9月, Island Arc賞 (日本地質学会)
2018年4月, 理事長賞 (国立研究開発法人 産業技術総合研究所)
2021年4月, 教養教育賞(受講者30名を超える授業) (徳島大学教養教育院)
2022年3月, THE TEACHER OF THE YEAR (徳島大学理工学部)
2024年4月, 教養教育賞(自然と技術, 受講者30名を超える授業) (徳島大学教養教育院) - 活動
- 研究者総覧に該当データはありませんでした。
2024年11月10日更新
2024年11月9日更新
Jグローバル
- Jグローバル最終確認日
- 2024/11/9 01:13
- 氏名(漢字)
- 青矢 睦月
- 氏名(フリガナ)
- アオヤ ムツキ
- 氏名(英字)
- Aoya Mutsuki
- 所属機関
- 徳島大学 准教授
リサーチマップ
- researchmap最終確認日
- 2024/11/10 01:13
- 氏名(漢字)
- 青矢 睦月
- 氏名(フリガナ)
- アオヤ ムツキ
- 氏名(英字)
- Aoya Mutsuki
- プロフィール
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- 登録日時
- 2018/9/26 18:07
- 更新日時
- 2024/10/25 13:36
- アバター画像URI
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- 性別
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- 没年月日
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- 所属ID
- 0344000000
- 所属
- 徳島大学
- 部署
- 大学院社会産業理工学研究部
- 職名
- 准教授
- 学位
- 理学博士
- 学位授与機関
- 京都大学理学研究科
- URL
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- 科研費研究者番号
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- ORCID ID
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- その他の所属 部署
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- 最近のエントリー
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- 経歴
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- Misc
- 論文
- 講演・口頭発表等
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- 書籍等出版物
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- 研究キーワード
- 研究分野
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- 学歴
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2024年11月9日更新
- 研究者番号
- 90415638
- 所属(現在)
- 2024/4/1 : 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 准教授
- 所属(過去の研究課題
情報に基づく)*注記 - 2021/4/1 – 2024/4/1 : 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 准教授
2015/4/1 : 徳島大学, 大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部, 准教授
2014/4/1 : 徳島大学, ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部, 准教授
2013/4/1 : 徳島大学, 大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部, 准教授
2012/4/1 : 徳島大学, ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部, 准教授
- 審査区分/研究分野
-
研究代表者以外
理工系 / 数物系科学 / 地球惑星科学 / 地質学
小区分17040:固体地球科学関連
小区分03060:文化財科学関連
小区分03070:博物館学関連
合同審査対象区分:小区分03060:文化財科学関連、小区分03070:博物館学関連
- キーワード
-
研究代表者以外
Sanbagawa / Mantle wedge / Subduction boundary / brucite / EBSD / アンチゴライト / かんらん石 / マントルウェッジ / 三波川変成帯 / ウェッジマントル / 蛇紋岩 / マントル / 結晶選択配向 / 沈み込み帯 / マントルとスラブ結合 / 沈み込み / 応力 / 熱構造 / モデリング / 剪断熱 / 石英 / 微細組織 / 圧力温度経路 / Subduction / Stress / Sanbagawa metamorphism / Temperature / Thermal modeling / 三波川帯 / 三波川変成作用 / 石英粒径 / EBSD測定 / 温度圧力経路 / 熱モデリング / 青色片岩 / 弥生時代 / 柱状片刃石斧 / 扁平片刃石斧 / 眉山高越地域 / 周防・蓮華帯
研究課題
研究成果
共同研究者
注目研究はありません。