カテゴリー | 医学、基礎、創薬 |
---|---|
代表研究者 |
清水 太郎
|
関連する研究者 | 石田 竜弘 異島 優 安藤 英紀 |
内容 |
徳島大学 令和3年度 若手研究者学長表彰 研究成果報告 【研究グループ】 徳島大学大学院医歯薬学研究部(薬学域) 特任助教 清水太郎 【研究概要】 ワクチンは病原体やがんに対する免疫応答を誘導することにより、感染症予防や疾患治療に役立つことが期待されています。ワクチン効果を高め、副反応を抑制するためには、ワクチンに含まれる抗原やアジュバントを免疫細胞へと効率的に送達する必要があります。我々の研究グループでは、抗体分泌細胞であるB細胞へと抗原を送達できるシステムを新たに構築しました。 【今後の展望(研究者からのコメント)】 B細胞を標的としたワクチンは免疫反応を効率的に誘導できるため、投与する抗原やアジュバント量を低減することができ、ワクチン効果を保ちつつ、副反応のリスクを下げることができると考えられます。現在、新型コロナウイルスやがん抗原ペプチドに対する免疫応答を誘導する研究に取り組んでおり、今後臨床応用を目指して研究を進めて参ります。
▼徳島大学研究成果(2022年2月2日発表) |