研究シーズの概要
本研究シーズは、センサデータ等のICTやIoT(Internet of Things)を活用して地域課題解決ができるデータ利活用人材を育成するための学習支援プログラムです。図は本シーズの全体像を表します。データ利活用プロセスを(1)ICT・IoTによるデータ収集と,(2)蓄積データを利活用したサービス開発とに分け、各プロセスにおいて開発支援ツールを提供することでデザイン主導のサービスプロトタイプ開発を支援しています。このことにより技術的知識を持たない地域コミュニティのメンバーやクリエイター/デザイナーであっても、地域課題解決を目指したサービス開発に取組みながら実践的にICT、IoTのスキルを向上させることが可能となっています。
本プログラムは、NECの提供する、欧州標準のスマートシティ向けIoTプラットフォームFIWAREを用いたデータ利活用基盤サービスを基に開発され、情報通信交流館e-とぴあ・かがわと連携した市民講座「まちのデータ研究室」において実践されました。今後も継続して開講する予定であり、本実践を通じて本シーズはさらに洗練されたものになる予定です。
データ利活用人材を育成するためにめの学習支援プログラムの図